人間関係の好き嫌いが多い人の6つの心理とは?
あなたに人間関係において好き嫌いが多いタイプでしょうか。
好き嫌いが多いとどうしてもイライラする事が増え、何事も集中力が続くかないばかりか、周りからの印象も悪くなりがちです。
あなたがそういうタイプでなくても、相手がそうだったらどうやってコミュニケーションを取っていけばいいのか、どうやって付き合っていけば良いのかとても悩むことでしょう。
単純にその人のことが嫌いという理由もありますが、実はそれ以外にも隠された心理があるのです。
そこで今回は好き嫌いが多い人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
人間関係の好き嫌いが多い人の心理
他人に合わせてまで関係を持ちたくない
誰でも一人や二人、自分に関わる人の中で「苦手」と感じる人はいるでしょう。
ただ、大人として、社会人として仕方なく付き合わなければならない、あるいは関係を維持しなければならないという場合は、相手に合わせる必要が出てきます。
自分の思いとは違う行動をしなければならなかったり、思ってもいないことに同意したりと、関係を維持するために多少の無理も必要になってきます。
人間関係の好き嫌いが多い人の多くは、この「合わせる」という感覚に苦手意識があり、本来の自分でいることができない、自分を抑え込むしかないなど、無理して関係を持つことに意味を感じなかったり、維持する必要はないと思っている人です。
自分が築いていく人間関係において、自分を変えないと付き合っていけない相手、自分の意見を飲み込まないといけない相手を、好んで一緒に居たいとは思いません。
自分を出すことができない、自分に嘘をつかなければならない人間関係を嫌うため、少しでも「合わない」と感じた場合、その人を嫌いと見なし距離を置くでしょう。
好き嫌いが多い人には、「本当の自分でいたい」という思いが少なからず隠されており、無理した人間関係は自分に必要ではないと感じているのです。
不快な思いをしたくない
例え同じ価値観を持っていても、同じ環境に居ても、些細な違いは必ずあるものです。
自分が良いと思って「こうだ」と決めても、人からは「違う」と否定されることがあるでしょう。
人から否定されることが嫌い、違う意見を言われるのが嫌だと強く思う人は、人間関係において好き嫌いが多くなります。
それまで好きだった相手であっても、「違うよ」「あなたが間違ってる」と否定されれば、その瞬間から相手のことを嫌いになるでしょう。
人間関係には必ずと言って良いほどトラブルがあります。
意見の食い違い、価値観の違いなど、相手との違いによって生じるトラブルもあれば、相手の主張による批判的な意見によって、不快な思いを抱くトラブルもあります。
相手から「そうじゃないよ」と言われただけで、自分が否定された気分になったり、「あなたとは違う」と感じたりと、人間関係には常に相手との違いや相手の主張が見え隠れしています。
人間関係で好き嫌いが多い人は、こうしたトラブルが嫌いで不快な思いをしたくないと思っています。
こうした人の場合は、褒めてくれる人や認めてくれる人を好きだと感じ、否定してくる人や主張してくる人を嫌いだと感じるでしょう。
自分が主導権を握りたい
人間関係の好き嫌いが多い人には、「こうしてほしい」と相手に伝えた時、「うん」と聞いてくれる相手を好きと感じ、逆にそうでない人を嫌いと感じる人が多いです。
自分の思い通りに動いてくれる人を好きと感じるため、「自分が主導権を握りたい」「相手をコントロールしたい」という気持ちがあるのでしょう。
基本的にわがままな一面があったり、相手の意見を聞き入れないという特徴もあり、自分が主導権を握り操れる人間関係を好みます。
リーダーのように振る舞うため、仕切りたがり屋と感じる人も多いでしょう。
幼い頃から思い通りになってきた人や、人にちやほやされて育った人は、主導権が常に自分にある状態だったため、その環境が当たり前だと感じています。
言った通りにしてくれない相手や思うように操れない相手を嫌いだと感じるため、どうしても好き嫌いが多くなってしまうのです。
「あの人は何を言っても聞いてくれない」とか「あの人はいつも自分の思い通りにならないと気が済まない」と思う人が身近にいたら、その人は好き嫌いが多いタイプの可能性があります。
ただ単なるわがままによる主導権だとしたら、無理して合わせる必要はないでしょう。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、自信のある人と比較して周りの目を気にしがちです。
例えば、大胆にイメチェンした美容室の帰りに「どこか変じゃないだろうか。似合っているのだろうか。」と感じると、自然とショーウィンドウに映る自分を確認してしまったり、人の視線が自分に向くとドキッとしてしまいます。
このように、自信がないと周りにおける自分の見え方を気にするようになります。
その結果周りによく見られようとしたり、周りより優位に立ちたいと考え行動します。
自信がないので見栄を張ったりするととても疲れます。
自信がある人は必要以上に自分をよく見せたりする必要はありません。
自信のない人ほど自分を大きく見せ、自分を否定されたりした時に傷ついたり怒りを感じたりします。
自信のない部分を触られるのはとても苦しいからです。
また自信がないと、自分より優位の人を見ると劣等感を感じてしまいます。
劣等感などマイナスな感情になってしまうと、どうしてもネガティヴなフィルターがかかった状態で人をみてしまいます。
「今、私のことを笑ったのではないだろうか。」「どうせ私ことを見下しているんだろう。」「成績がいいからいい気になっているのではないか。」などなど、少し素直に人を見ることができなくなり、結果「嫌いだ。」と感じてしまうこともあるようです。
コンプレックスやトラウマがある
人間関係において過去にとても辛い経験をしたり、人と関わる際に支障の出るほどのコンプレックスがあると、人との関わりが難しくなる人もいます。
例えば、過去に人に裏切られた経験があれば、新しく出会う人をどうしても疑って見るようになります。
親切な言葉や行動も「何か裏があるのではないだろうか。」という視点で考え過ぎてしまい、なかなか信用ができません。
懐疑的に人を見るようになりその人にいい感情が芽生えにくくなります。
また、コンプレックスを抱えている人は、人を条件で見てしまう傾向にあります。
例えば貧乏であることがコンプレックスの人の場合、「あの人は自分より貧乏だ。」「あの人は自分よりお金持ちで羨ましい。」などお金を持っているかいないかの物差しで人をみてしまいます。
背の小さいことがコンプレックスである人は、自然と関わる人の身長を比べてしまい、劣等感を感じてしまったりします。
そうなると自分の物差しから外れた人がいると、自分のコンプレックスが露呈してしまい気分が悪くなってしまい、その人とうまく関わることができなくなってしまうことがあります。
心が満たされていない
心が満たされていれば、他人がどうあろうと気になりません。
自分がお腹いっぱいの時に、横で人が美味しそうなものを食べていても気にならないですよね。
お腹が空いている時に、横で人がこれ見よがしに美味しそうなものを食べていたらどうでしょうか?「なんでわざわざ私の横に来て食べるんだ」「食べる時の音がうるさくて気になる。」と、いい気持ちにはなりません。
「自分に恋人がいない時に、友人の恋の成就話を聞いても喜ぶことができない。」という話もよく耳にします。こちらも、共感はできずとも、言っていることは理解ができますよね。
自分が「愛されている」という感覚や、自信があれば、人に優しく接したり愛情を注いだりすることができます。
何か物足りなさを感じていれば、人や立場に極端に依存したり、また、自分の感情を守るために自分の気分が落ち着かない人をカテゴライズし、攻撃したり貶めたりすることもしばしばあるようです。
人間関係の好き嫌いの多い人は、慢性的に愛情に飢えていたり、生きて行く上で大きな物足りなさを感じている人も多いのではないでしょうか。
好き嫌いが多い原因を見つける
いかがでしょうか。
人はどんなに頑張っても好き嫌いは出てきてしまうものです。
食べ物などであればそれを食べなければいいだけの話ですが、人間関係になるとそうも言ってられません。
無理やり気持ちを押し殺してコミュニケーションを取るのもいいですが、それよりも「どうして好き嫌いが多いのだろう?」と考えて、自分自身を見つめ直すほうが先決です。
好き嫌いを抱えたままだとやはり生きづらいものですし、とてもストレスフルです。
それから解放されるだけでもかなり毎日が充実することでしょう。
主な好き嫌いが多くなる原因は思い込みによる先入観と、マイナス思考です。
多くの場合、今よりももう少しだけ付き合いを深くすれば、相手の知らなかったことが見えてきたりして案外嫌いじゃないかもと思うようになります。
そしてあなたがネガティブでマイナス思考だと相手がどんなに良くしてくれていてもそれが嫌な行動に映ってしまいます。
マイナス思考からいきなりプラス思考になるのは難しいとしても、マインドはニュートラルを保ち、その人の言動を卑屈無しで受け止めるようしましょう。
この2つを意識するだけでもあなたの気持ちが変わり、周りの反応が変わるはずですので参考にしてみましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。