八つ当たりする人の心理や特徴4つ
何か嫌なことが起こったとき、これは自分のせいで起こったのではない、すべて他人が悪いと他人のせいにしてしまえればどんなに楽でしょうか。
しかしそんな利己心を抑える正義心が働き、そうは言えど自分にも非があるのではと考える人が多いのではと思います。
そんな中、あなたの周囲に何かあるとすぐに人のせいにしたり、関係のない人に八つ当たりをしたりといった人もいますよね。
自分に非がなくても「もしかして。」と自分を責めてしまう人は特になぜ八つ当たりされるのか、理解しがたいのではないでしょうか。
そこで今回は八つ当たりする人の心理や特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたはあなたの周りの人に当てはめて見ながら最後までご覧ください。
八つ当たりする人
パニックになりやすい
八つ当たりをする人の中に多いのは、
何か起こった時に冷静に対処できずにすぐにパニックになりやすい人です。
例えば思いがけない事、大事なものを置き忘れてしまったり約束を忘れていた事を思い出したりした時の対処法でその傾向が見えます。
ほとんどの人がもちろん慌てふためきどうしたらいいのかと考えますが、
「すぐに電話して謝罪をして」や「まずは警察に落し物として届いていないか確認しよう」と慌てながらも今何が自分にできるかを考えます。
しかし、そういった時にパニックになって今何ができるのかと考えるのではなく、
なぜこうなったのかという理由を考えてしまううちに時間が過ぎる人。
又はどうしたらいいのか分からず行動が起こせず、
結果「あの時君が電話をかけてきたから、忘れたのだ」等と口走ってしまう人なのです。
慌てふためくのは思いがけないことが起こった時には誰もが同じですが、
慌て過ぎて頭が真っ白になりパニックになりやすい人は、本心であろうがなかろうがとりあえず頭に浮かんだ事を言ってしまうという事があります。
こういう人に出会った場合は、本人が本気で言っている場合ではない事も多いので、
とりあえず本気と捉えず聞き流す事をおすすめします。
自分に自信がない・プライドが高い
上記の例で考えてみますが、もし大事なものをなくした場合、多くの人の頭に浮かぶのは「今何ができるか」と考える事、もしダメなら上司なり責任者に報告して謝罪し、指示を仰ぐ事を考えるのではないでしょうか。
しかし八つ当たりする人の特徴として、こうした際に「自分がどれほど叱られるのか」ということが頭に浮かぶ人なのです。
普段は慎重で失敗や忘れ物をあまりしない人や、きっちりと対応出来る人にとってはどんな一大事でもこの場をカバーするにはどうしたらいいのかという対応を考えるでしょう。
逆に自分に自信がない人はすぐに自分の評価が下がること、叱られる事にかなりネガティブなイメージを持っており、すぐに自分を守る方法を考えてしまいます。
又はプライドが高い人は、失敗してしまう自分が理解、受け入れられず、自分が失敗するはずがないのだと失敗を相手のせいにして自分を守ろうとするのです。
どちらもその時受けるだろうダメージを想像して他人に八つ当たりしたり、自分を守るという共通点があります。
こういった人に出会った場合にはできるだけ距離を置くことをお勧めします。
もし職場が同じである等離れられる関係ではない場合、ネガティブになっている相手に対して「~してみましょう」、「~に電話してみましょう」等と冷静に提案をして手を差し伸べてあげるのがいいでしょう。
ストレスを発散したい
何か思いがけない事が起こった時、パニックになったり慌てたりしながらも対処すると、体が緊張して普段よりどっと疲れる事があります。
頭をフル回転させて対処すると大変ストレスが溜まってしまいますよね。
そんな時に甘えられる人、両親等の家族や恋人、親友等についそういったやり場のないストレスをぶつけてしまう事があります。
それが八つ当たりをする事でのストレス発散です。
上手く怒りがコントロールできない人、怒りやすい短気な人、接客業等で理不尽な事で叱られながらも本心を言えない人等は相手にぶつけられない思いをうちに秘めているため、全く関係のない人に自分の怒りやストレスを吐き出し発散しようとしてしまいます。
例えばものに当たる人、大声で怒鳴る人、泣きじゃくる人等もこの分類だと言えます。
そんな人に出会った時には、あなたが大人になり聞いてあげることができれば大人ですが、もちろんこちらも腹が立って喧嘩になれば元も子もないので、距離をおいて相手の怒りを覚ます様にして下さい。
固定観念がある
年配者に多いのがこの傾向です。
年齢を重ねる事で様々な経験値を積みますが、自分の考えがはっきりと出来上がり、それに沿って行動する事で自分への自信を持っていくのです。
それは子供が成長する過程と同じで、経験を積み学ぶ事なのですが、その自分の考えに固執しすぎる人は、何か予想外のことが起こった際に、「自分の考えが誤っているはずがない」=「自分が悪いはずがない」=「相手が悪いに決まっている」という考えにいたり相手に八つ当たりをしてしまうのです。
年配の人に限らず、自分のプライドや経験、考え方に自信を持っている人は、自分の考えやプライドが邪魔をしてしまい、素直に謝ったり、素直に自分にも非があったのかも知れないという考えに至ったりする事が難しくなります。
そういった人に出会った場合は、これも又距離を置くか冷静に諭すことが大事です。
こういった人は相手の考えに聞く耳を持たない場合が多く本人が気づく事を待つことが一番だからです。
こちらが大人になり、子供をあやす気持ちで見守りましょう。
八つ当たりされやすい人にも原因がある
いかがでしたでしょうか。
八つ当たりと言っても色んなタイプの人がいますので一概になぜか、とは言えません。
ただ、多くの場合の理由が自分を守るためなのです。
その為、思ってもいないのに相手のせいにしたり、ストレスを相手にぶつけて自分を守ろうとします。
そんな人に出会った場合はこちらが同じく怒りをぶつけても解決にはなりませんので、できるだけ冷静に、聞き流す事をお勧めします。
こちらが気持ちを大きく持ち冷静な態度でいる事こそが、対処法なのです。
また、どうして自分だけが八つ当たりされるのだろうと考えることも非常に重要です。
いつもオドオドしていたり、イエスマンになっている人は八つ当たりされやすい人になりやすい傾向があるので、できるだけ自信をもって相手に接してみましょう。
八つ当たりしてくる人の反応も大きく変わるかもしれません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。