仕事上のチームワークで大切な6つのこと
仕事をしている以上、必ず多くの人と関わることになります。
そんな時に、必要となってくるのがチームワークです。
チームワークが悪ければ当然作業ははかどりませんし、それどころか関係の悪化によって常に重苦しい空気の中に身を置かねばならないことにもなりかねます。
どんな人でも理想として思い浮かぶのは、最高のチームワークの中で仕事ができること。
しかし、具体的に「チームワークが良い」というのはどういうことなのでしょうか?
そこで今回は最高のチームワークの仕事とはどのような状態を指すのかをご紹介してきますので、ぜひあなたの仕事や職場と比較しながら最後までご覧ください。
チームワークの仕事
リーダーが各メンバーの力を最大限まで引き出すことができている
チームとしてかかせないのがリーダーの存在です。
リーダーの良し悪しによって、そのチームの統制がとれているかが変わってきます。
大切なのは、リーダーがメンバーの力をきちんと理解していること。
適材適所というものが人にはあります。
非力な分、事務処理が得意なメンバーに重労働を任せても作業が進むとは思えませんよね。
リーダーとは、そのチーム全体を引っ張る重要な役割です。
リーダーが各メンバーの得意な面を理解し、そこを伸ばすように育てることが、最高のチームワークを作り出すことに必要不可欠だといえるでしょう。
互いに信頼・尊敬し合っている
最高のチームワークを構築する上で、お互いの信頼関係はもっとも重要なものです。
ここで少しでも猜疑心や蔑みの感情が生まれれば、当然チームワークは崩壊してしまいます。
仕事をする時に大切なのは、何かあった時にサポートしあうこと。
互いが互いの存在を気にかけ、敬意を払い、信頼できる関係をもつことで強い団結力が生まれます。
また、何かあった時に他のメンバーに自分の身をゆだねることができるという覚悟をもつことも、信頼といえるでしょう。
自分の力だけではどうしても解決できない時、他のメンバーに頼ることができる。
このような関係を築くことで、最高のチームワークを発揮することが可能になります。
互いを対等な立場に置き、気軽に意見を言い合える関係である
リーダーの指示することをただこなすだけでは、仕事として進歩することはできません。
時には自分から気づいたことや、「こうしたらどうだろう」と意見を言うのも大切なことです。
最高のチームワークを発揮する上で、上下関係にこだわりすぎてはいけません。
リーダーは他のメンバーの意見をきちんと聞き、また他のメンバーは上下に関係なく、よい意味で気軽に声をかけることができるのが理想です。
お互いを対等な位置に置き、意見を言い合える関係であること。これが最高のチームワークである条件です。
失敗をした時に落ち込ませない
何か仕事をするにあたって、失敗することは必ずあります。
この時にその失敗を次に生かせるように、他のメンバーでサポートすることが最高のチームワークを築く上で大切なことといえるでしょう。
失敗をすれば誰だって反省し、時にはひどく落ち込むこともあるかもしれません。
ここで他のメンバーが責めるようなことがあれば気持ちの切り替えがうまくいかず、今後の仕事にも影響を及ぼすことになってしまいます。
大切なのは責めることではなく、いかに気持ちを奮い立たせるか。
メンバーが何か失敗してしまったとしても「大丈夫、次は頑張ろう」と他の人が声をかけてあげることで、随分気持ちが楽になり、その後の仕事に落ち込んだ気分を引きずることはなくなるでしょう。
最高のチームワークとは、お互いの失敗を許すことができるという気持ちで成り立っています。
ひとりひとりが自分の役割をしっかりと理解している
大人数で仕事をする上では、ひとりひとりが自分のやるべきことを頭に入れていることが重要です。
自分の役割が分からず、ただ右往左往しているだけでは仕事が進むはずはありませんよね。
最初から自分が何をしなければならないのかを理解していれば、目的に向かってまっすぐに作業を進めることができます。
一体誰が、どの仕事を、どのくらいの時間でこなすべきなのか。
これを互いに理解することができていれば、チームワークを発揮し、仕事を効率的に進めることができるでしょう。
情報の共有がきちんとできている
仕事の連携を取る上で、メンバー全員が同じ情報を共有できていなければ行き違いや無駄が生まれてしまいます。
それを防ぐためには、新しい情報を素早く伝えることができる環境であること。
誰かひとりが情報を得たらそれをすぐにメンバー全員に伝えることで、今自分たちが一番何をしなければならないのか、目的がはっきりと見えてきます。
また、この情報共有が完璧にできていれば連帯感が生まれ、最高のチームワークを発揮することができるでしょう。
チームワークの重要性
仕事の効率も上がってくる
チームワークがうまくいっていれば、仕事の効率も上がってきます。
チームで仕事を行うことにより、一人一人の役割分担が明確になります。
いろいろな仕事を一人で行った場合、一つのことにじっくりと取り組むだけの余裕がありません。
また、人によって得意不得意が存在していますが、苦手な仕事をこなさなければいけないと、その分だけ時間がかかるようになってしまうのです。
チームワークを発揮しながら仕事を行えば、一人ずつ役割分担することができ、一つの仕事に向き合えるようになってきます。
また、得意な分野にじっくりと取り組めるようになってくるため、仕事の成果も上がってくるようになるのです。
このように、無理に一人で仕事を行っていくよりも、分担作業を採用することにより、効率的に仕事を行えるようになるのです。
仲間と信頼関係を築ける
仲間との信頼関係を築いていくことができる点も、チームワークの重要性としてあげることができます。
チームを組んで仕事を行っていくことで、決まった仲間と一緒に仕事をこなしていくことになります。
最初はあまり話をしなかったり、相性が良くないと思っていても、仕事の中で話すことが多くなってくると仲間に対する親近感や信頼感を得られるようになるのです。
真剣に仕事に向き合っている仲間同士で心を共有することが可能になり、仕事仲間に対しての思いを変えていくきっかけになるでしょう。
また、仲間ができることで一人で仕事についての悩みを抱えることがなくなってきます。
難しい仕事の壁に当たってしまうと、どうしていいのかわからなくなることも出てくるでしょう。
そんな時に、仲間に相談を行うことにより、仕事をサポートしてもらえるのです。
仕事に対する責任感が出てくる
チームワークの重要性として、仕事に対する責任感を持つことが可能になってきます。
チームで仕事を行うということは、一人の作業が全体に影響を及ぼすことを表しています。
一人一人が仕事に真摯に向き合っていかないと、全体的な仕上がりにも大きな影響を与えることになってしまうのです。
そのため、いい加減な気持ちで仕事を行うことはできなくなってきます。
今までは、仕事に対して妥協しながらこなしていた人も、自分の仕事に責任を持ちながら行っていく必要が出てくるのです。
このようにチームとして仕事を行っていくことで、責任感を感じにくかった社員に対して働きかけていくことができるでしょう。
また、一人の意識が変わることにより、全体にも影響を及ぼすことになり、社員全員の責任感を強くすることが可能になってくるのです。
失敗したときに精神的なフォローを得られる
チームワークを重視しながら仕事を行っていく中で、仕事がうまくいかないことも出てきてしまうでしょう。
このとき、信頼できる仲間の言葉に救われることもメリットになってくるのです。
仕事を行っていく中で、どうしてうまくいかなくなってしまうと自分に自信を持つことができなくなったり、上司から怒られてしまいます。
精神的にあまり強くない人だと、この状態に置かれるだけで精神的に参ってしまうでしょう。
特に、責任感を強く感じてしまうタイプだと、仕事の失敗が後々まで長引き、精神的に不安定な状態になってしまうこともあり得ます。
チームワークを重視しながら仕事を行っていれば、失敗してしまった時に仲間に話を聞いてもらえたりフォローしてもらえるようになるのです。
しっかりと周りがフォローできるので、精神的に参ってしまうこともなくなるでしょう。
チームワークで大切なことは1つの目標に向かっていること
いかがでしょうか。
チームワークと言ってもチームにはたくさんの人間がいるのですから、最初はうまく連携がとれずに失敗することもあると思います。
しかしそれを乗り越えて信頼関係を結んでいくことで、最高のチームワークを作り出すことができるのです。
リーダーの力や信頼関係など、その条件は最初から簡単にこなせるものではありません。
それでも長い時間をかけて団結力を強めていくことで、必ず最高のチームワークを発揮できるでしょう。
ひとりひとりが全力で動き、お互いの力を最大まで高めることができれば理想ですね。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。