転職したいときにやるべきこと9つ
あなたは「転職したい・・・」と思っていないでしょうか。
転職したいけれども、うまくいかなかったときに不安があったり、転職が成功したとしても今の不満から解放されないケースも多々あります。
できることならそういったことは未然に防ぎたいものですよね。
では、どうすればいいのか。
そこで今回は転職したい人がやるべきことについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職したいとき
客観的な自己分析と自己評価
「今の仕事を辞めたい、転職したい」と思った時、最初にするべきことは自己分析とそれに基づく客観的な自己評価です。
この「最初にすべきこと」を怠ったために転職で失敗する人が少なくありません。
「自分に本当に合っている仕事は何か」「これまでの経験から、自分はどのようなスキルを身に着けているのか」「自分の強みと弱みは何か」など、実際に転職活動を始める際に役立つ、いわば「自分に関する情報」を収集しましょう。
自分をいかにプレゼンできるかが、転職の成否を左右するのです。
客観的に自己分析し、正確な自己評価ができれば、転職は半分成功したと言って過言ではありません。
それほど、転職では「自分を知ること」が大切なのです。
自分を正確に知っていれば、高望みしすぎることもありませんし、もっとも自分に合った転職先を選択することも容易になります。
さらに、転職後、またすぐに「仕事を替えたい」と思うようなことにもならないのです。
希望業種、職種の徹底的な情報収集
前項では「自分に関する情報収集」を紹介しました。
転職を成功させるために必要な情報はもちろんそれだけではありません。
当然、転職先の業界や職種、具体的な企業の情報収集も必要になってきます。
「転職したいな」と感じたら、すぐに情報収集を始めるといいでしょう。
今の仕事と同じ業種でもいいですし、まったく違う業種、職種でもかまいません。
少しでも興味がある業種にまで範囲を広げ、できるだけ幅広い仕事に関する情報を集めることをおすすめします。
「ストライクゾーン」を広くしておいたほうが、転職の成功率は高まるのです。
転職したいときは「経済的な余裕」を作る
「今の仕事はもううんざり」と感じたとき、先に仕事を辞めてから転職活動を始めるのは、けっして賢明なやり方とは言えません。
経済的な余裕が、転職活動をスムーズに進めるために必要になるからです。
ベストなのは、今の仕事を続けながら転職活動をすること。
しかし、実際には仕事をしながらの転職活動には制約が生じ、「思うように動けない」ということになりがちです。
自由に動けるようにするためには、今の仕事を辞めても、ある程度の時間、経済的な心配をしないですむ「蓄え」は必要になります。
できれば、「半年間、転職活動に専念できるだけの蓄え」をもつようにしましょう。
経済的な余裕がないと精神的にも余裕がなくなり、結果として転職失敗ということになりかねません。
本当に転職したいのかを考える
転職したい、と思ったとしても本当に仕事を変えたいとは限りません。
単に今の仕事が嫌になったり人間関係につかれてしまったという理由で転職したいと思っている可能性は十分考えられます。
そのような理由なら、転職せず巴現状の悩みや不満を解消することは可能です。
転職を考えるより先に人事に掛け合って配置転換を願い出たり新しい企画やプロジェクトを提出してみたり等、自分が今の職場でできる最大限の努力をしてみることが重要です。
転職は人生を変える重大な決断です。
本当に転職したいのかを自分に問い、転職以外の方法で問題を解決できる努力をしてみてからでも遅くはありません。
まずは自分が転職を考えるきっかけになった事態を思い出し、現状でとれる解決策を考えることから始めてみましょう。
もしいくら考えても転職以外に選択肢がないのであれば迷いを断ち切って堂々と転職できるようになりますから、多少時間がかかったとしても本当に転職したいのかをもう一度考えてみることは決して無駄ではありません。
転職したいときはメリットとデメリットを書き出してみる
転職にはメリットもあればデメリットもあります。
もし自分が現状で転職した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのかを考えて紙に書き出してみましょう。
メリットとデメリットをリストアップし見える化することで、転職の意義を具体的な形で判断することができます。
思ったよりもメリットが少なければ転職の意義は薄れますし、デメリットが少なければ今の会社にとどまり続ける理由は少なくなります。
一度転職を客観視することで初めて見えてくるものもあります。
心の中だけで自問自答せず紙に書き出し、感情を排除した形で転職のメリットとデメリットを整理してみることが大切です。
ハローワークで情報収集する
転職を真剣に考えているなら、まずはハローワークでどんな仕事があるのか情報収集が必要です。
仕事の休みや休憩時間、仕事が終わってから足蹴なく通うことが必要です。
そうすることでタイミングよく自分の探していた求人を見つけることができたり、次の再就職が有利になる講習会などが定期的に実地されているので見逃すことがないようにしなければいけません。
まずは情報収集をして、はっきりとした自分の次の仕事への方向性を決めることが大切です。
適当に決めていては人生が滅茶苦茶になってしまいます。
転職したいときは前もって家族に相談する
家族がいる場合、再就職は家族にとっても大事なことです。
勝手に自分一人で決めて進めると大変家族に迷惑をかけます。
そうなる前に、まずは家族にきちんと相談することです。
再就職を考えている意思と、今の仕事をどのタイミングで辞めて次の仕事を探すのかなど事細かな事を話しないと家族は納得しません。
家計を支える大黒柱であれば尚更です。
順番を守らず、再就職先を決めてから家族に話すと、家族からの信頼を失うことになり兼ねません。
そこは、まず話をして了承を得てから行動に移すようにしてください。
履歴書を用意しておく
いつでも自分が行きたいと思った会社の求人が出たら、すぐに対応出来るように履歴書は完成して手元に持っておくと良いでしょう。
早い段階で面接を行うことになったとしても、履歴書さえあれば安心です。
面接に受かるかどうかの重要なポイントが履歴書です。
履歴書は自分のこれまでの実績が詰まった大切なものです。
美しい字で書くこと、記載することは嘘偽りがなく面接官の目に留まるような内容のものであることを心掛けて書くには時間を要します。
早い段階で履歴書制作しておきましょう。
早すぎると無効になることもあるので、学歴や資格の欄は埋めることができるので、そこだけでも早くから記載しておくと安心です。
求人情報に目を通す
転職するには新しい仕事を探すための求人情報が不可欠です。
まずは自分が転職するとしてどの程度の条件で転職可能なのかを知るために求人情報に目を通してください。
転職専門の求人情報をチェックすると、自分自身の人材としての客観的な価値を知ることができます。
思ったよりも待遇が悪ければ今の職場で厚遇されているということになりますし、明らかに転職したほうが条件が良いのであれば今の会社の扱いが低いということになります。
求人情報に目を通すだけでも多くの情報を収集することができます。
転職したいという気持ちが本物なのか、仮に転職したとしてその後の生活はどうなるのかを判断するためにも求人情報に詳しく目を通してみてください。
転職したいときは情報が命
いかがでしょうか。
転職したいと思ったら、何を改善したいのかを明確にしないと同じ失敗を繰り返してしまうことでしょう。
もちろん人間関係などは運に任せてしまう部分もありますが、仕事内容や業界はしっかりと吟味して考慮する必要があります。
そうした情報を得ていれば、転職したいと思ったときにすんなり成功するものですよ。
そして転職の精度を高めたいのであれば、エージェントを活用しましょう。
エージェントとは「代理人」という意味で使われる言葉で、スポーツ選手の代わりにエージェントが交渉したりするのもそうですし、私たちが普段使っている希望通りの旅行を手配するのもエージェントです。
つまりこの場合のエージェントはあなたの知識や実績を、希望する企業や適した企業に売り込んでくれるということ。
あなたは大したことないスキルだと思っていても、仕事や会社が変わればものすごく重宝されるものだったりするものです。
それを見つけるのは一人ではとても難しいですし非効率です。
DeNAの創業者である南場智子さんや勝間勝代さんもエージェントを利用して転職しており、エージェントの活用をおすすめしています。
エージェントの力を利用して満足のいく転職をする方法が一般的になっているのは、効率的な部分やあなたの気持ちの部分から考えても納得できるはずです。
ただし今はエージェントスタイルよりも、スカウトスタイルのほうが一般的なので、可能であればそちらを利用するようにしましょう。
スカウトスタイルとは、予め必要事項を記入しておけば、企業からのスカウトを受けられるサービスです。
エージェントスタイルだと、面談をして希望職種などを聞き出す手間がありますが、スカウトスタイルはそれがないため、効率的でかつ的はずれな企業の紹介を未然に防ぐことができます。
また、興味がない求人を断るのもただ連絡を無視するだけで問題ありません。
そのため、今すぐに転職を検討していない人でも、予めスカウト登録をしておいているのが主流のやり方となりつつあります。
今の会社や役職、仕事が未来永劫あり続けるのは今の時代ありえないので、こうやっていざというときに備えているという考え方が浸透してきているのです。
あなたが何もやっていないのであれば、他の人と同じようにせめてスカウトサービスを利用しておくようにしないと、いざというときにあなただけが取り残されてしまうことになりますよ。