転職するタイミング11選
転職するタイミングには色々と考えなければいけないことがあるものです。
誰しも仕事をやっていたら、「この仕事は自分には向いていないんじゃないか」「こんな仕事辞めてやる!」「別の仕事で自分の力をためしてみたい」などなど転職を考えることも決して少なくありません。
では、いざ転職をと決めた場合、いつごろが良いのでしょうか。
そこで今回は転職するタイミングについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職するタイミングとは
引き継ぎの期間と就業規則を確認する
民法では給与形態にもよりますが、「解約の申し入れから2週間を経過することによって終了する。」と定めらていますので、労働者の権利として、2週間前に言えば問題はないのでしょう。
ただ短くても長くてもお世話になった会社ですので引き継ぎの期間は考慮しましょう。
期間を無視して一方的に労働契約を解除し会社に何らかの損害を与えては後々のトラブルにもなりかねないですし、また会社の就業規則には1か月以上前に~などなど期間が定められたいる場合があります。
なので確認後、自分の仕事量を考慮したうえで期間を決定しましょう。
今後の生活費がたまったら転職するタイミング
在職中に次の転職先が決まっていて、すぐに働けるという方であれば問題ありませんが、退職してから求職するという方であれば生活費を考えなくてはなりません。
退職後は収入がなくなるにも関わらず、税金や生活費が同じようにかかってくるわけですので、ここ半年の出費を考えたうえ、余裕をもった貯金額ができてから転職活動をすべきです。
また住民税などは去年の収入を基に算出されますので、転職先ではやりたい仕事だけれども、今までの職場より給与が低いという場合は将来的に負担になってきます。
新しい職場での生活がわからない場合ほど金銭的な余裕は将来の自分を助けることにります。
年度明け
4月ごろになれば、人事移動が盛んにおこなわれる時期です。
入れ替わりが激しい時期に引き継ぎを行いながらやめるつもりで、3月中旬にいきなりやめますと言われても会社としては困ってしまいます。
人事異動の時期を考えるのであれば、その3か月前ほどから上司に話しをしておく方がベターです。
ボーナス・賞与をもらってから
もらえるものであれば、もらってから転職しましょう。
すぐに転職先で働くからといっても、過去の実績で賞与が発生するので、新しい転職先でもすぐ同額がもらえるわけではありません。
退職してから有給を使用して辞める場合は、ボーナス受給の在籍日規定を確認してから転職するべきです。
年齢を考慮する
求人票でも「年齢制限なし」と記載されていることもよく目につきますが、実際の社内採用基準では年齢によって判断しているところも少なくありません。
「30歳を超えるとグッと求人が減る」などなど聞くこともあるように、自分が転職したい業種の年齢層などから明確な将来ビジョンを設定し逆算してから行動に移りましょう。
頻忙期を避けて、仕事がひと段落したら転職するタイミング
忙しい時期でも、暇な時期でも、特にどちらを選ぶことになっても問題はありませんが、転職先で全く関わることのない人たちというわけでもなければ、比較的手の空いている方が多い時期を選びましょう。
送別会を行っていただける場合も準備に思った以上に幹事は苦労するでしょうし、お世話になった人への挨拶を考えたときにも頻忙期はさけたほうがよいでしょう。
仕事がひと段落したらなんて言うけどもひと段落することがないという方も多いと思います。
その場合は、転職することを身近なひとに相談し、将来的に自分が抱えそうな仕事量を減らしていくしかありません。
転職する際はどうしても迷惑がかけてしますことは致したがないことですが、できるだけ引き継ぎを減らしてから行うべきです。
もう一度現在の仕事と転職先を比べてみる
残業が今の会社は多いから…。嫌な上司がいるから…。
転職する理由がプラスの要件であれば問題ないですが、上記のようなマイナスであればもう一度考えてみるべきです、
今の会社の内部事情は知っていても、転職先も同じような不満点が出てきたり、また違う不満点で悩む結果にもなりえます。
現在の会社で部署移転を申し出てみることや、休職届をだしてしばらく休んでいる間に考えることなど方法はあるかもしれません。
それでもどうしても転職と決意が固まれば、実行に移しましょう。
退職者が多く出る年度末を避ける
企業が転職による中途採用する目的はいろいろありますが、不足した人員を補うための採用は広く行われています。
退職者が多く出て一時的に人員が不足する年度末は転職するのにいいタイミングであるといわれていますが、このタイミングで転職するのは軽率な判断です。
新卒採用と同時に転職による採用も増える3~4月、下半期が始まる9~10月であれば転職採用の枠は他の時期より広くなります。
しかし退職する人員の穴埋めとして採用されるためには似たようなスキルを保有していなければならず、条件に合わなければ有利とはいえません
採用枠が広がって転職者に有利な面はありますが、ライバルとなる他の転職希望者も同じことを考えるため競争はむしろ厳しくなってしまい、ベストタイミングどころかかえって転職は難しくなります。
技能やスキルに自身があり競争が激化しても採用される地震があれば問題ありませんが、特殊な技能を身につけておらず厳しい競争を勝ち抜く自信がないのであれば、年度末や期末を外したほうが転職採用の可能性は高くなるでしょう。
転職に有利な資格を取得したとき
働きながら仕事と平行して資格取得の努力を重ね見事資格取得に成功したら、そのときが転職のベストタイミングです。
資格は転職活動で非常に役立つものであり、資格を生かせる仕事に転職するのは正しい選択です。
会社をやめてから資格取得を目指す人もいますが、経済的な問題を考えるとあまりいい選択とはいえません。
仕事と並行しながらの勉強は簡単ではありませんができることなら仕事を続けながら資格取得を目指し、無事資格取得に成功してから転職したほうが経済的にもキャリア的にも安心です。
ただし、資格があっても実務経験がないと採用しない企業は少なくありません。
今の会社で資格を活かした仕事につけるのなら待遇面は多少我慢してでもある程度の期間仕事を続け、十分な実務経験を積んでから転職したほうが可能性は広がります。
資格取得に対して補助金を出してくれる会社もありますが、会社のお金で資格を取得してすぐ会社を辞めるとしこりが残ってしまいます。
同業他社に悪い評判が出まわると転職は難しくなってしまうので、円満退社できるよう努力しましょう。
実績が認められて出世したとき
企業側は転職採用では即戦力となるような優秀な人材を求めています。
よりよい条件での転職を目指すならある程度会社で実績を積み、上の立場に出世したタイミングで転職したほうが好条件で転職できるでしょう。
転職活動で有利なのは代えがたい能力を盛った人材であり、だれでもできるような仕事しかしてこなかった実績のない人材では良い職場に移ることはできません。
アピール材料になるような確かな実績を武器にすればよりよい職場を見つけられる可能性も高まります。
ただし、出世してからすぐに会社を辞めて転職すると管理職としてなにか問題があって辞めたのではないのかと余計な疑いを持たれる可能性があります。
将来的な高待遇を目指すなら出世後少なくとも1~2年程度は仕事を続け、管理職としてある程度の実績と経験を積んでから転職したほうが有利です。
仕事が評価されず給料が上がらなかったとき
転職にはいろいろな理由がありますが、現在働いている会社の待遇の悪さに耐えかねて転職する人は少なくありません。
努力してきちんと結果をだしたのに仕事ぶりが評価されず給料も上がらなかったとなれば、その会社にしがみつく理由はありません。
正当な評価をしてくれない会社にこのままいても明るい未来はやって来ません。
自分の力で将来を切り開く意味でも、正当な評価が受けられなかったら転職を決断するタイミングです。
もちろん転職によって逆に給料が下がってしまう可能性もあるので決断は慎重に行うべきですが、いつかきちんと評価されるという望みにすがって働き続けるよりは転職して新たな環境で再スタートしたほうがストレスは減少します。
特にいわゆるブラック企業に努めている方の場合は、努力したところで待遇が改善する見込みはありません。
仕事量に見合った給料や待遇が無いと感じたら早めに転職に向けて動き出してください。
転職するタイミングは男性と女性では異なる
いかがでしょうか。
親が体調を崩して、急に家業を継ぐことになった、または元々志望していた業者から誘われたなどなど、急な転職でも、しっかりとした計画をたてた引き継ぎを行ってからの転職でも大きさは違えども、他人に迷惑をかけ、協力をしていただくことに変わりはありません。
最終的にはご自身のキャリアプランや人生ですので、多少のワガママや自己本位な行動でも仕方がない場合もあると思います。
ただ、どのような転職にしても人生でそう何度もあることではないので、大きな決断が必要になってきます。
新しい職場でもあなた自身が気持ちよく仕事に打ち込めるよう、円満な転職となるようにあなた自身のことと、今までお世話になった方々ことをバランスよく考えることが大切です。
また、このようなときはやはり女性の方が結婚や妊娠、子育てなどでタイミングをつかみやすいかもしれません。
しかし、どちらにせよ転職したいと感じたら、それがタイミングだと言ってもいいでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。