人間関係に疲れたときの対処法7つ
人間関係に疲れた・・・とあなたは感じていないでしょうか。
人間社会はすべからく、人間関係で形成されています。
とくにSNSが発達した現在では、その人間関係が過去にないほど複雑になりました。
そのため、複雑な人間関係に疲れ、「逃げ出したい」と感じてしまう人も少なくありません。
多くの人は人間関係の問題について悩みつづけています。
そこで今回は、人間関係に疲れたときにすべきこと、おすすめの対処法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
人間関係に疲れた時の対処法
人間関係に疲れた時は人との距離をあける
人間関係は近しくなるほど、わがままになりやすく、遠慮をなくしがちです。
そのため、安易に傷つける言葉を言ってしまったり、軽い気持ちで約束を破ったり、プライバシーに踏み入るようなことがよく起こります。
しかし、こうしたことの積み重ねが、信頼関係を壊す元になります。
また、少人数の相手と濃い付き合いばかりを続けていると、その関係の中で葛藤や嫉妬が起こりやすくなります。
したがって、一定の人と深く付き合うことにこだわらず、いろいろな人と広く浅く、ほどよい距離感と緊張感を保ちながら付き合っていくことが大切です。
距離が近すぎることで、あらたな問題が発生してくるのが人間関係です。
もちろんメリットもありますが、
同様にデメリットもあることを忘れてはいけません。
この場合の解決策は、
単純に一定の距離を保つことです。
距離感がわかれば、
その人たちに対してストレスを感じたりすることはかなり少なくなるでしょう。
人間関係に疲れたら、良い人ぶるのをやめる
人間関係で疲れてしまうときに多いのは、「ダメな人だと思われたくない」「仕事ができる人だと思われたい」「優しい人だと思われたい」と、いい人ぶって背伸びをしてしまっているからかも。
でも著者の伊庭さんは「いいヤツは、どうでもいいヤツ。『都合の良いヤツ』と思われてしまう可能性が高いからやめたほうがいい」と提案しています。
それよりは、「やりたいこと」「思うこと」「譲れないポリシーに関すること」をやって本来の自分を出していった方が良いのだと言います。
確かにそうかもね。守りに入らず、やりたいことに本気で向かったほうがいいのかもしれません。
出典 人間関係に疲れたときに効く、考え方の5つのコツ
人間関係を良好に保とうとすればするほど、
その関係が悪化していってしまうことは少なくありません。
なぜなら、あなたがその人に対して合わせすぎていってしまい、本来の自分を出すことができないからです。
本当の自分を出せない場所は、苦痛でしかありません。
良い人ぶるというのは、
その苦痛な環境を自らの手で作り出してしまっていると言っていいでしょう。
周りからどう思われてもいい!と思える人は人間関係について悩むことはありません。
いきなりその考えになるのは難しいかもしれませんが、少しずつ相手に合わせること、良い人をやめることを意識してみましょう。
疲れたら人間関係を整理してみる
「人間関係に疲れた」と感じたとしても、すべての関係に対してそう感じているわけではないでしょう。
たとえば、職場の人間関係にはうんざりしていても、パートナーや両親との関係は良好というケースも少なくないはず。
逆に家族との関係に疲れても、親しい友人といっしょにいるのは楽しいという人も多いでしょう。
漠然と「疲れた」と感じているままでは、問題解決は不可能です。
まずは、人間関係を整理し、「分別」してみることをおすすめします。
具体的には、「断ち切りたい関係」「距離を置きたい関係」「今まで通りで良い関係」の三種類に分けるのです。
人間関係は多岐にわたりますし、その数もけっして少なくないはず。
ですから、ただ頭の中で考えるよりも、メモ帳などに書いて、可視化するといいでしょう。
そうすれば、きれいに整理できます。
紙に書いて整理するだけでも、頭がすっきりし、心も落ち着いてくるに違いありません。
「断ち切りたい人間関係」は、実際に切ってみる
さて、そのように整理したとき、もっとも問題になるのが「断ち切りたい関係」に分別された人です。
もし、「職場の同僚すべて」がそこに含まれるとしたら、思い切って転職を考えるという手があります。
あるいは、上司に異動を申し出てみるのもいいでしょう。
その関係の中から、自分が外で出てしまえば、もう悩まされることはなくなります。
また、友人の中にそういう人がいるなら、思い切って関係を断ち切ってしまいましょう。
すべての友人や知人とうまくつきあうということは、実際には不可能に近いものです。
「疲れる」と感じさせるような友人は、有益なつきあいとは言えないのですから、関係を絶っても問題はありません。
「距離を置きたい関係」の人とは、精神的に離れてみる
次の「距離を置きたい関係」のタイプの人とは、できれば実際に距離を置きましょう。
こちらからは連絡をしないようにするとか、向こうからの連絡をあえて無視するとかするのです。
ただ、職場の同僚など、実際に距離をおくのがむずかしい場合は、気持ちの中の距離を置くだけでもいいでしょう。
仕事上、最低限のコミュニケーションだけを取り、私語は一切交わさないようこころがけるだけでも、精神状態はかなり改善されるはずです。
「今まで通りで良い関係」の人との関係を、あらためて見つめなおしてみる
「今まで通りで良い関係」の人が、あなたにとってもっとも大切にすべき人ということになります。
そこに含まれる人に対して、ふだんは特別な意識なしでつきあっているケースがほとんどでしょう。
つまり「そばにいるのが当たり前な人」としか見ていないことが大変多いのです。
しかし、分別してみてわかった通り、それは自分にとって大切な人、かけがえのない関係なのです。
ですから、この機会に、その人のこと、その人と自分との関係をあらためて見つめなおし、再評価することをおすすめします。
たとえば、「親との関係は今まで通りで良い」と分別し、「自分にとって親がいかに大切な存在であるか」を再認識できたとしましょう。
親と同居している人なら、休日に親といっしょに外食に行くとか、何かプレゼントして親を喜ばすことをおすすめします。
親と離れて暮らしている人は、休日に実家に帰って、親といっしょの時間を持つだけでもいいでしょう。
そのように、大切な人との関係を深めることができれば、人間関係に起因する精神的な疲れは、たちまち癒されるにちがいありません。
もちろん、それは親に限ったことではありません。
パートナーがいる人は、パートナーとちょっとした旅行をするのもいいでしょう。
また、「大切な友だちがいる」という人は、その友人との時間を作ればいいわけです。
人間関係に疲れたらあえて新しい関係を作ってみる
もう一つ、少し逆説的な対処法をお話しします。
それは、あえて新しい人間関係を作ってみる方法。
というのは「人間関係に疲れた」と感じる人のほとんどは、ある限られた関係の中で閉塞感を抱いているからです。
たとえば、職場の人間関係に起因する悩みの場合、そこにいることの息苦しさを、多くの人が感じるわけです。
先ほど紹介したように、転職や異動によって自らその関係から逃げ出すという手はあります。
しかし、実際にはそうかんたんなことではないでしょう。
断ち切りたくても断ち切れないというケースのほうが多いにちがいありません。
その場合は、目を外に向けるという方法が有効です。
そこでおすすめしたいのが、趣味のサークルに参加するとか、何かの教室に通うとかして、新しい人間関係を作るという方法なのです。
新しい人間関係ができて、親しい友人などが生まれれば、気持ちはそちらの関係に向きます。
その結果、限定された人間関係に起因する息苦しさが緩和されるというわけです。
人間関係に疲れやすい人の特徴
人間関係に疲れやすい人には、あるパターンがあるように思います。たとえば、次のようなことに心当たりはありませんか?
● 気を遣いすぎて、発言や行動を我慢してしまうことが多い
● 人から「こう思われているんじゃないか」と考えすぎてしまう
● 他人の「言葉の裏」を探ることが多く、よく確認せずに「思い込み」で判断することが多い
● 率直に思いを告げずに、陰口、悪口でストレスを解消している
上のように、自分の言いたいこと、やりたいことを我慢して他人に気を遣いすぎる人は、往々にして人間関係にストレスを感じやすいものです。
人間関係に疲れたときに聞く曲
上司からパワハラ・・・上からの圧力で「キ~(>_< )」ってなった時に・・・ちょっとPVも入っていますけど。 ☆Vita Imana - Un Nuevo Sol https://www.youtube.com/watch?v=1lX1kRNcb98
☆Deathstars – Metal
https://www.youtube.com/watch?v=R5-8JpdRQdk
☆Tracer – El Pistolero
https://www.youtube.com/watch?v=csr-Sp-KHYM心身共に疲れ切った時に聴いて救われた曲です。
☆Porcupine Tree – Lazarus
https://www.youtube.com/watch?v=mENmbZ5Ikto☆Enuff Z’Nuff-How Are You?
https://www.youtube.com/watch?v=esCZRu7gnHM☆Sweet Pain – By Myself
http://youtu.be/Il-88uScylE
曲は癒しの効果がありますし、その曲の言葉やメロディーがあなたの心を代弁してくれると感じることができれば、自然とネガティブな感情は薄れていきます。
人間関係に疲れたときに読む本
『妬まずにはいられない症候群』 加藤諦三 PHP文庫
あまりにもスとレートな題名に驚きますが、非常に実践的に人間関係でトラブルを起こしがちな理由の根本にある「妬み」の対処法が書かれています。
なぜ人はこうしてしまうのか、ということがいろいろな例を挙げて書かれており、浮気をする心理なども載っていて興味深い一冊。
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』 岸見 一郎/古賀 史健 ダイヤモンド社
衝撃的なタイトルとシンプルな青い表紙は書店で平積みにされていて見たことがある女子も多いのではないでしょうか。
最近話題のアドラー心理学の本。人の悩みは人間関係から起こっているという考え方に基づいています。
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 筆者:アービンジャー インスティチュート 訳:金森 重樹・冨永 星 大和書房
どうしてあの人はああなんだろう……と悩んだことがある全ての人に勧めたい一冊。人間関係の悩みは、実は自分の内側にあると気付く事ができる一冊。
人間関係がうまく行かないとき、人のせいにして状況を歪んで捉えてしまっているかもしれません。それはあなたが悪いのではなく、感情の処理の仕方の問題。他人の立場、他人の目線を持てるようになるとぐっと人間関係が楽になることを気付かせてくれます。
人間関係に疲れたら本を読むこともおススメです。
新しい知識、もしくは気づかなかった点に気付けるというメリットが本にはあります。
人間関係に疲れたときほどチャンスと思い込もう
いかがでしょうか。
「人間関係に疲れた」と感じたなら、「これは人間関係を見つめなおす、良いチャンスだ」と考えましょう。
そして、上記の対処法をとれば、より好ましい人間関係を構築することができるはずです。
マイナスの状況をバネにして、自分にとってプラスの結果を導き出すことをおすすめします。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。