ちやほやされたい6つの心理とは?

ちやほやとは、相手に対して甘やかしたり、怒らずに過剰に褒めることをいいます。

人は誰でも怒られるより、こうやってちやほやされたいと思うものですよね。

しかし、その根底には人それぞれの心理や原因が隠されています。

そこで今回はちやほやされたい心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。


ちやほやされたい心理

 

【目次】

 

求められている自分を感じたい

 

ちやほやされることで感じられる思いは、「自分は必要とされている」という思いです。

ちやほやされる度に、自分を求められていると感じられることで、寂しさがなくなったり、居なくてはならない存在だと認識出来たりと、ちやほやされることで満足できます。

承認欲求が強い人、孤立が嫌いな人は、特に人から求められること、必要とされることに喜びを感じ、また逆に求められない状態が続くと、不安になったり不機嫌になることも多いでしょう。

ちやほやされないと自分の必要性や大切さが確認できない、少し寂しい人であることが考えられます。

こうした人は、元々自分に自信がないことで価値がないと思っていることも少なくありません。

ただ人から求められることで、「存在していいんだ」という気持ちになれ、また同時に人を喜ばせているかもしれないという幸福感すら持ちます。

ちやほやされないと、自分の存在価値が分からなくなり、あえて問題行動を起こしたり、注目を浴びるような行動をして、周りに関心を持ってもらおうとすることもあります。

求められているうちは良いものの、ある程度落ち着いてくると寂しさが募り自分からのアピールが増え、周囲から「鬱陶しい」「子供っぽい」と思われてしまうこともあるでしょう。


一人ぼっちになりたくない

 

一人で行動出来ない人、周りが大勢でグループを組んでいると圧倒されて萎縮してしまう人。

このようなタイプの人は、ちやほやされたい心理を持ちます。

ちやほやされることで人気が出たり、皆から話かけてもらえる状況を作り出せ、一人ぼっちになる機会がなくなります。

ただ待っているだけの受身の状態で、周りがちやほやしてくれれば、自分から積極的に話しかけることもなく、またグループの中心にいることもできる。

現代社会では、一人になることを恐れている人が多く、誰かと一緒じゃないと行動出来ないという人が増えています。

そこには一人ぼっちになることで浮いて見えたり、仲間はずれにされていると思われたりと、自分への評価を気にしているケースが目立ちます。

例えばいち早く流行のものを身につけたり、なかなか手に入らないものを持っていたりする人は、ちやほやされたくて必死になっていることもあります。

「それどこで買ったの?」「どうやって手に入れたの?」と、目立つものや憧れられるようなものを持っていることで、周りから勝手に話しかけてくれるのを知っているからです。

一人ぼっちになりたくないから、ちやほやされたいと感じる。

こう感じている人は、陰ながらちやほやされるために計算したり努力していることも多いでしょう。


目立ちたい、見られたい

 

ちやほやされたい心理で一番多いものはやはり「目立ちたい」「見られたい」が多いでしょう。

人から見られることが好き、人から尊敬されたり指示されることが好きという人は、ちやほやされること=見られているという意識にあります。

例えば大勢の中である一人が「すごい、こんなことできるの」と驚き大声を出せば、「なになに?」と周囲も見てきたり関心を持ってくれる。

人が増えれば増えるほど、気持ちが高まり嬉しくなり、「自分は人気がある」という思いを持つことができます。

あえて人と違うことをして見せたり、非常識なことをして注目を浴びようとするのは、人から見られたい一心での行動。

その声が例え批判的な言葉だとしても、それだけ自分が注目されているということに嬉しさを感じ、目立つことができている楽しさを満喫しているのでしょう。

目立ちたがり屋で問題行動を起こすような人には、批判的な言葉であってもかけない方が無難です。

「こうすれば見てくれる」「こうすれば目立てる」という学習をしてしまうことで、周囲への迷惑も考えない行動へとエスカレートしていきます。

ちやほやされることで喜んでいたり、さらなる問題を起こすようであれば、あえて無視をするという方法をとると良いでしょう。


寂しい心を満たしたい

 

人からの愛情に飢えを感じていていつもどこか満たされない気持ちを抱えている人ほど、自分が誰かに大切にされているということを実感したくてちやほやされたい願望を強めています。

本当は心から自分を愛してくれるたった一人が現れてくれればそれで満足するのですが、現実にはそんな相手がそう簡単に見つかるものでもありません。

好きな人ができても同じだけ相手から愛情が返ってくるかはわかりませんし、お付き合いしている人が自分が求めている分だけ愛を示してくれるとも限りません。

だから、上辺だけでもいいので不特定多数から自分を大切にしてくれているような言葉をかけられたり、好意的な態度を取られることで、数で満足しようと考えてしまいます。

たとえ口先だけであっても嬉しく思い、自分は愛されているのだと勘違いしたいのです。

自分は好かれていると思うことができれば「ここにいてもいいのだ」と自信を持つことができますし、人の輪に中にいても居心地の悪さを感じることはありません。

寂しくなりたくないので、心から愛されているわけではなくてもちやほやされて満たされない心を誤魔化したいのです。

 

自分を肯定して欲しい

 

自己否定感情が強いタイプは、自分は駄目だと思いながらいつも誰かにそれを「違うよ」と言って欲しくてたまりません。

どうせ自分なんか駄目な人間だと思っているからこそ、誰かに褒められたりお世辞を言われたりすることにとても弱く、同時にホッとしてしまいます。

当然もっとそんな言葉を自分にかけて欲しいという気持ちが高まっていきますし、それがやがてちやほやされたい願望に繋がっていくのです。

基本的に努力家で真面目な人に多いのですが、そうやって頑張っていることは当然のことで、結果を出せてもできて当たり前のことだと考えて自分を褒めるようなことはしません。

だからこそ他の人に「凄いね」「よく頑張っているね」と言われることで、初めて自分のやっていることはいいことだったのだと認めることができます。

いつしかそう言われることを強く求めるようになり、ちやほやと褒め称えられることで強い安心感を抱くようになるのです。

何をやっても満たされず、駄目だった自分が、やっと他の人に評価されるほどの人間になれたのだと嬉しく思い、居場所ができたような気持ちになります。


日常とはちょっと違うことを体験したい

 

平々凡々な日常にどこかつまらなさを感じており、いつもとは違った「何か」を求めている人は少なくありません。

といっても、そう簡単に日常が変わるような事件が起こるわけはありませんし、価値観がひっくり返るようなドラマティックな出来事にも見舞われることはないでしょう。

ちょっとしたトラブルがあったとしても、生活が変わるほども大きなものにもそれほど遭遇しません。

だからこそ、日常の中でほんの少し変わったことを体験したり、普段とは違う特別な立場を味わいたいときに、誰かから通常とは違う評価を得るというのはいいちょうどいい刺激になります。

自分を大切に扱われたり普段は指摘されることがない外見を褒め讃えられたり「凄い」「さすが」と持ち上げられることに気持ちよさを覚えない人はいません。

キャバクラやホストが人気なのは、もてなす側がそうしてお客さんを持ち上げて快感を覚えさせてくれるからで、もてなされたほうは一時的にでも気分がよくなるからです。

退屈な日々の中でちょっと特別で他の人とは違う自分を実感できるからこそ、たまにはちやほやされたいと思ってしまいます。

 

ちやほやされたい心理は誰にでもある

 

いかがでしょうか。

ちやほやされたい心理は誰もが持っているものです。

しかし大きく分かれるのは実際にちやほやされた経験があるかどうかです。

昔からちやほやされてきた人はそれが当たり前の状態になっているので、ちやほやされなくなったらなんだか物足りなくなってしまうでしょう。

反対にそうでない人は、ちやほやされるのに慣れていない人はなんだかこっ恥ずかしく感じてしまいます。

こうした差はあれど、やはりちやほやされることでメンタル的な満足感もあるので、時には相手にちやほやしてみるのもいいかもしれませんね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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