強がり女子の特徴や心理と強がりな性格を治す方法とは?
あなたの身近な人にちょっと強がりな女性はいるでしょうか。
明らかに「この子は強がっているな」と分かった場合には、とても可愛らしく思えたりもしますが、強がりではないように見せて実は強がっている・・・なんてケースも少なくありません。
やはりその人と親しいのであれば、それを理解して何とか力になってあげたいと強く思うものですよね。
そこで今回は強がり女子の特徴や心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認してみましょう。
また、あなた自身が強がりな性格ならば、それを改善したいと思っているはずです。
そんなあなたが参考になる強がりな性格を治す方法についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
強がり女子の特徴や心理
プライドが高く弱みを見せたくない
強がりな人にはプライドが高いタイプが多く、いつも他人から自分がどう見られているのか、どう評価されているのかを気にしてしまい、弱みを見せたり弱点を握られてしまうことを恐れています。
何かあった時にそこを突かれて不利になってしまってはいけない、弱いところを知られて立場を危うくしてしまってはいけない、そう考えて、辛いことがあったり困ったことがあってもそれを表に出すことができないのです。
少しでも自分をよく見せたく思い、完璧な自分でいたいと思うからこそ虚勢を張ってしまいます。
普段から人よりも優れた能力を発揮している仕事ができるタイプで、見た目もよく人に褒められたり頼られることが多かった女性にこうしたことがよく見られますが、その実コンプレックスを抱えており、弱い自分を知っているからこそそれを必死に隠したがる傾向にあるのです。
本当の自分を知られてしまったらがっかりされてしまうというのも怖いと思っていますし、自分自身そんな己れをあまり好いていません。
だからこそ理想の自分を演じようと普段から努力をしていますし、弱いところを認めたくないのです。
人に迷惑をかけたくない
自分のことを二の次に考えて、他人のことばかり優先してしまう優しい女性は、自分のために人の手を煩わせたくないとどんな時でも強がってしまいがちです。
大変そうにしているからと声をかけても大丈夫だから、平気だからと救いの手を突っぱねてしまいます。
本当は他人を頼りにしたいと考えていますし、忙しい時などもできれば誰かに手伝ってもらって負担を軽くしてもらいたいと思っていますが、自分のせいで大切な人の時間を奪ったり苦労をかけてしまうことを申し訳なく思ってしまうのです。
気にかけてもらえたことに対してはもちろん感謝の気持ちを持ちますが、それよりも負担をかけさせてしまうかもしれないことに後ろめたい気持ちのほうを強く感じてしまいます。
だからこそいつも強がっていて、どんな時にも笑顔で無理をしていることを感じさせにように見せていることが多いのです。
傍から見るといつも元気で悩みがなさそう、明るくて苦労をしていなさそうだというイメージを持たれますが、他人に迷惑をかけないためにあえてポジティブに振る舞っています。
笑顔の裏で涙や汗を流していることも少なくありません。
他人を信用しきれていない
周囲にいる人を信用しきれていないタイプも、弱みを見せて必要以上に自分に干渉されないように強がっているということがあります。
一人で何でもできるように振る舞っておかなければ、いつ自分の行動に手や口を出されてしまうかわかりませんし、あまり踏み込まれたくないのです。
この人は放置しておいても自分で何でもできるから大丈夫だと思わせておけば、注目されることなく自由に振る舞うことができますし、あれやこれやと世話を焼かれて借りを作ることもなくなります。
こうしたタイプは、大変なことがあっても時間をかけて自分だけの力で問題を解決してしまえる能力を持っている人に多く見られます。
他人にあれやこれやと心配されたり、手を出されることのほうがストレスになってしまうのです。
必然的に他人に対しては余裕を崩さない態度でいることが多くなりますが、代わりに他人が大変そうにしている時でも自分から手助けするために動こうとも考えません。
可能な限り自分のことは自分で解決するというのが当たり前で、ヘルプを求められない限り他人にとっても自分の手は必要ないと思っています。
勝ち気で人に負けたくない
強がり女子には、勝ち気で人に負けたくないという心理的特徴があります。
その背景にあるのが、「常に自分と人との力関係を気にする」という心理と考えていいでしょう。
たとえば、自分ひとりの手には余るような仕事を任されたとします。
必死にその仕事に取り組んでいるのを見た同僚が、「手伝おうか」と申し出ても、強がり女子はそれを受け入れません。
そこには、「同僚のサポートを受けてしまうと、同僚に助けられたことになる。そうなると、助けた同僚の方が助けられた自分より上ということになってしまう」という計算が働いています。
つまり、強がり女子には、「助けたほうが勝ち、助けられた方が負け」という意識があると考えていいでしょう。
実際には同僚は純粋な親切心からサポートを申し出てくれたにも関わらず、それを受ければ自分が負けることになってしまうという理由から、その親切を受けることができないのです。
人生、そんなふうにすべてを勝ち負けで考えるべきではありません。
しかし、人一倍勝ち気で、負けん気が強いために、つい勝ち負けで人生を見てしまうのが、強がり女子の心理的特徴ということになるでしょう。
ちなみに、逆に、人を手助けすることは、「自分の方が勝ち」と考えますから、積極的にサポートします。
精神的に無理をするためストレスを溜めやすい
強がり女子の心理的特徴としては、「ストレスを溜めやすい」ということもあげられるでしょう。
仕事のサポートを同僚から申し出られた時、実は内心では「助けてほしい」と思っています。
「同僚の申し出を受ければ、自分は少し楽になれる」とも考えています。
にもかかわらず、その気持ちを隠して、同僚の申し出を断るのが、強がり女子ということになるでしょう。
つまり、それだけ精神的に無理をしているということになります。
「だいじょうぶ?」と聞かれた時に、「だいじょうぶ」と答えるのも強がり女子の特徴ですが、そこにも精神的な無理があるわけです。
たとえば、心配した恋人に「だいじょうぶ?」と聞かれた時、恋人に甘えることができません。
心の中では「だいじょうぶじゃないよ。甘えたいよ」と思っていても、それをひた隠しにするのですから、ストレスを感じないわけにはいかないでしょう。
また、強いストレスを感じていたとしても、それを人には見せないようにしますから、なかなかストレス解消ができません。
その結果、ストレスが溜まってしまうのが、強がり女子の心理的特徴なのです。
親に厳しく育てられたため自立心が強い
強がり女子には自立心がきわめて強いという心理的特徴がありますが、そのもとになっているのが「親に厳しく育てられた」という、家庭環境に関する特徴です。
子どもは親や周囲の人に頼ろうとし、甘えようとするのがふつうでしょう。
そして、多くの親はそういう子どもの要求にできるだけ応えてあげようとします。
しかし、厳しい親は子どもの甘えを許しません。
「ちょっとぐらいの痛みで泣いてはダメ。がまんしなさい」とか、「やらなければいけないことは、人に頼らず、自分の力でやりなさい」というようなしつけ方をします。
たとえば、夏休みの宿題がこなしきれなくて、子どもが泣きべそをかいても、ぜったいに手を貸そうとはせず、すべて自己責任でやらせようとするのが、厳しい親と言っていいでしょう。
そのように、人に甘えたり、人の力を借りてなんとかしようとすることが許されないような環境で、強がり女子は育ったわけです。
子どものころにそういう育ち方をすれば、自立心が強くなるのは当然でしょう。
何でも自分の力で何とかしようとし、少々のことでは弱音を吐かないようになるわけです。
親に厳しく育てられたために、自分に厳しい生き方をするようになったのが、強がり女子の特徴と言っていいでしょう。
強がりな性格を治したい人がやるべきこと
自分の本心を確認することから
強がりな性格だと、自分の言っていることと思っていることに違いが生じているはずです。
本当は違うことを思ったり願ったりしているのに、真逆のことを言って強がってしまう性格は、時に損してしまうこともあるでしょう。
そんな強がりな性格を直したいのであれば、まず自分の本心を確認することから初めてみましょう。
自分の思いに自分で気付く前に、「変に誤解されたくない」と見栄を張ってしまうことで、異なる意見や思いを伝えてしまっています。
自分がどうしたいと思っているのか、これからどうすべきなのかを、ワンクッション置いて考えるようにしてみましょう。
強がりな性格の人は、頭の中で整理したり後先のことを考えずに、強がりが先行してしまってつい言葉にしてしまいます。
後から「あんなこと言ってしまった」「本音とは違うことを言ってしまった」となってしまう原因は、自分の本心、本音を自覚していないからです。
何か聞かれたり、自分の意見を求められた時に、「自分はどうしたいのか」という点を自分自身で確認する必要があります。
自分の思いに気付けた後は、本心を考慮した上での強がりとなるため、これまでよりも軽度な強がりで収まるようになるかもしれません。
それほど周りは気にしていないことを知る
強がりな性格の人の多くは、「こう思われたい」という意識が強い傾向にあります。
「強い人だと思われたい」「何事にも動じない人だと思われたい」と思っている人が泣いてしまった姿を見せた時に、「弱いと思われてしまった」「意外ともろいと思われてしまった」と、相手からのイメージを気にしてしまうのです。
「こう思われたい」「こうは思われたくない」という自分の中の理想があることで、自身を演じてしまうことが考えられ、思っていることと発言していることに違いが出てきてしまうようになります。
強がりな性格を直すためには、周りはそれほど、あなたのことを見ていない、気にしていないということを知ることが大切です。
自分にどのようなイメージを持たれているのかは誰もが気になる点でしょうが、気にしすぎてしまうことで、自分をも変えてしまうことがあります。
あなたが他人にあまり関心を抱かなかったり、それほど注意深く観察していないのと同じで、周りもあなたのことをそれほど気にしていないということを、頭の中だけでも理解しておくべきです。
「こう思われたかも」と気にして強がったり意見を曲げるのではなく、素直に生きていく方が数倍も生きやすくなり、また周りもあなたを理解しやすくなります。
あなたが思っているほど、周りはあなたのことを見ていない、気にしていないということを、常に頭の片隅に入れておくようにしてみましょう。
相手を認め心を許す努力をする
相手に警戒心があったり、あまり深い関係ではないと、自分の素直な感情や表情を見せることにためらいが出てしまうこともあります。
「こんなことを言ったら引かれるかも」「こう言ったら離れていくかも」という思いがそこにあれば、どうしても強がりな性格が出てしまうことでしょう。
もしかしたらあなたは、相手のことを心から許している状態ではないかもしれません。
「いつか裏切られる」「きっとこう思ってるはず」と決めつけている面があり、それを回避するために強がりな自分を演じているのではないでしょうか。
ただ、あなたが相手との間に壁を作っている状態では、一向にその仲は深まることがなく、また心を通わすこともできません。
「裏切られてもいいか」「受け入れてもらえるかもしれない」と、考えを変えて接してみることで、心を許せるようになるかもしれません。
相手の存在、意見や価値観を認め、自身も相手に心を許す努力をすることで、強がりでいる意味がなくなっていきます。
まだ裏切られてもいない、相手のすべてを知っていないという状態で、警戒心を強く持つことは無意味な場合もあるのです。
強がって警戒するよりも、相手をよく知り、自分のこともよく知ってもらい、信頼関係を築く方が先に必要となるでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。