人望がない理由と人望がない人の特徴
人望がないという人がいますが、どうして人望がないのでしょうか。仕事をする上で人望がないという事は、なにか理由があるのでしょう。
特に人望がない上司というのは残念で仕方ありませんよね。
そこで今回は人望がない理由をご紹介しますので、ぜひあなたやあなたの周りに当てはまる理由があるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
人望がない理由
人望がない理由はあらゆる面でルーズだから
ルーズな人は、どこへ行っても他の人から煙たがられます。
時間・約束事・整理整頓など、自分の管理をきちんとできないような人を、他の人は信用しません。
これが仕事においてだったら尚更のことです。
きちんと仕事をこなしてくれるかどうかすらわからない人は、周りの人間を不安がらせてしまいます。
そのため、どんどん自分の周りから人が離れていき、気がつかないうちに人望をなくしていってしまうのです。
愚痴や人の悪口が多過ぎるから
愚痴や人の悪口は、聞いていて気分が悪いものです。
それでもおかまいなしにそれらを言い続けている人は、必ずと言っていいほど人望がありません。ネガティブな話はできれば聞きたくない、というのが人間の本音なのです。
そのことをわからず、延々とそのような話をしていると、「また、その話か。いい加減にしてくれ」と皆がうんざりします。そして、話だけでなくその人自身のことも嫌いになり、どんどん人が離れていきます。
又、愚痴や人の悪口を軽々しくこぼす人は、「この人は感情に任せて、公開してはいけないことまで、何でもべらべらしゃべってしまうかもしれない」と疑われるようになり、信用されなくなります。
このようなことからも、更に人望をなくすことになります。正に「口は災いの元」なのです。
人望がない上司は責任を人になすりつける
恐らく、「人望がない」という最も大きな原因の1つの考えられるのが「無責任」です。自分でしたこと・部下がしたことの責任を一切取ろうとしない姿勢は、信用とは最も程遠い姿勢です。
又、自分で責任を取らずに逃げるだけでなく、人になすりつける人も多いですが、これで人から嫌われなかったら奇跡です。
このような人は、何事に対しても覚悟がなく、又、「自分は絶対に悪くない」という思い込みが強いことが特徴です。
それゆえ、自分が全責任を取るという発想が全くないのです。言い換えれば、社会人としての自覚に欠けているということでもあります。
人望がない理由は何かにつけて言い訳が多いから
何かが起きる度に言い訳ばかりする人は、人から徐々に見放されます。人間、生きていれば、納得のいかないこともあるでしょう。
しかし、それに対していちいち言い訳していては、社会人失格です。皆、我慢しながら生活し、仕事をしています。
それにも関わらず、ひと言必ず言い訳しなければ気が済まないという人は、言い訳をこぼした分だけの人が、自分の元から去っていくと思ってよいでしょう。
みんなが言い訳せずに我慢できることを我慢できないという人は、人間的な底力が浅いということです。大人の世界では、そのような人が信用されることはまずあり得ません。
口先ばかりで、何も行動を起こさないから
立派な理想や夢を熱く語る人はたくさんいますが、それを実際に行動に移すことができない人は、人望がありません。
話の中で大風呂敷を広げるばかりでは、「実行しもしないのに、またか」と人から冷ややかな目で見られるのがオチです。そんな人の話をまともに取り合ってくれる人はいません。
どんなに苦労したとしても、自分で動き、結果を出してこそ、他の人が付いてきてくれるのです。口先ばかりで夢を熱く語ったところで、人の心を動かすことはできません。
人望の厚い人間になりたいと思ったら、口で言うより先に、まず動くことが大切なのです。
人望がない理由は自分1人が前に出たがり、全体の和を乱すから
理想の高い人ほど、「自分の手で何かを成し遂げたい」という思いが強いことが多いですが、これが裏目に出るケースもまた少なくありません。
何かにつけて「自分が、自分が」と前に出たがる人を煙たく感じる人も多いのです。そうすると必然的にいらぬ敵ができ、人望がなくなっていきます。
又、「自分が、自分が」と1人が主張し過ぎると、全体の和が乱れます。それによって、仕事そのものが暗礁に乗り上げることもあるのです。
本人は良かれと思って自分がリーダーシップを取ろうとしても、仕事に悪影響が出ては、他の人たちが大迷惑です。結果、和を乱す人は信用されなくなり、周りから人が離れていくのです。
仕事ができない
仕事の場において人望がないという事は、やはり仕事ができないというのが大きな理由でしょう。
人柄が良くても仕事の成果を上げる事ができない人間は、残念ながら仕事である会社や職場で人望が集まるといった事は望めません。
与えられた仕事をこなし、きちんと成果を上げてこそ、役職についたり人望も集まるのです。そのためには、ともかく自分の仕事を全力でこなして成果を上げるしかありません。
仕事の場で人望を集めるには、しっかりと仕事をして成果をあげ、仕事ができるという事を周囲に納得させるしかありません。
性格が悪い
仕事が出来ても、性格が悪いという場合は、人望を集めるのは難しいでしょう。
仕事をする際に物の言い方が乱暴だったり、人によって態度を変えたりするようでは、とても人望を集めるといった事はできないでしょう。
特に、社内でも弱い立場に当たる部下や新入社員といった人に対して態度が悪い場合、その対応を職場の人は見ています。そういう態度をする人は、人望がないだけではなく嫌われてしまう事になりかねません。
人望のない人は、性格の悪さが出ている人なのです。
感情的な人は人望がない
仕事において、自分の感情をコントロールするという事は、とても大切な事です。
仕事でとても辛い思いをしたり納得できないという事もあるでしょう。
そういう時に感情的になってしまうような人は、一緒に仕事をしていても不安がありますし、上司としても仕事を任せるのは心配です。そういう人は、やはり人望がないという事になるでしょう。
仕事をする以上常に冷静で客観的に物事を考えられるという事が必要になってきますし、そういう人材が求められています。
それを実践できる人間というのが、人望を集める事ができるのです。
自分自身の感情をコントロールし、職場で必要な人材となる事で、人望を集める事ができるでしょう。
人望がない人の特徴
いつも他人の悪口ばかり言っている
口を開けば他人の悪口ばかりで、聞いている方がつらくなってくる…
あなたの近くにも、そんな特徴を持った人がひとりくらいはいるのではないでしょうか?
まさにそういった「いつも他人の悪口ばかり言っている」という特徴を持っている人こそ、人望がない人だと考えて間違いありません。
では、なぜ他人の悪口を言う人は人望がないのでしょうか?
それは、悪口を聞いている側が「もしかしたら知らないところで自分も悪口を言われているかもしれない」と、考えてしまうからです。
そんな人間を信用するような奇特な人はあまりいないでしょうし、当然頼りにすることもできません。
ですから、いつも他人の悪口ばかり言ってるような人は、人望を得ることなど到底不可能なのです。
もしもあなたに他人の悪口を言う癖があるのなら、周囲の人たちから総スカンを食らってしまう前に改めておきましょう。
何でも他人のせいにして責任を取ろうとしない
自分は何も悪くない、悪いのはあいつだ。
人望がない人というのは、よくそんなセリフを口にするものです。
なぜなら人望がない人は、「何でも他人のせいにして責任を取ろうとしない」という大きな特徴を持っているからです。
誰の目から見ても自分のミスであるにもかかわらず、人望がない人は決してそれを認めようとはしません。
そしてただ認めないばかりか、自分が責任を回避したい一心で、全く関係のない人にその責任をなすりつけようとするのです。
そんな有様では、人望がないこともうなずけますよね。
もしもあなたが人望がないことを気にしているとしたら、まずは何でも他人のせいにしていないかどうかをチェックするようにしてください。
責任逃れをするという姿勢は、大人として恥ずかしいものです。
間違ってもそんな人間になってしまわないよう、普段から強く心がけておきましょう。
細かいことだけにこだわりすぎる
細かいところまで目が行き届くというのは本来良いことのはずなのですが、それはあくまでそこに至るまでの経緯が正しくないと成り立ちません。
そして残念ながら、人望がない人には大局観が備わっておらず、その上「細かいことだけにこだわりすぎる」という特徴があります。
指示はやたらと細かいけど、指示どおり仕事を進めても全くはかどらない…
あなたも、そんな上司に頭の痛い思いをさせられたことはないでしょうか?
つまりその上司は、細かいところに目が行き届いているわけではなく、ただ単に「細かいところにしか目が行かない」だけなのです。
そしてそういった上司には、必ずといっていいほど人望がありません。
このように、人望がないというのはある意味「無能」の表れですから、決して自分がそうなってしまわないよう十分に注意しましょう。
約束をいとも簡単に破ってしまう
誰からも敬遠され、全く人望を得ていない…
そんな人に共通する最も大きな特徴といえば、果たして何でしょうか?
それは、「約束をいとも簡単に破ってしまう」という特徴です。
約束をしっかり守るということは、実は人がコミュニケーションをはかる上で一番重要なポイントになります。
しかし、人望がない人にはそんな最も重要な部分が欠けているわけですから、誰からも敬遠されて当たり前なのです。
約束が守れないような人を、信頼できるはずがありません。
ですから、もしもあなたが人望のある人になりたいのであれば、何よりもまず約束をきっちり守るという姿勢が大切になります。
そしてそのとき注意しなければならないのは、「約束の大小にこだわらない」という点です。
大事な約束ではなかったから、ついうっかり忘れてしまっていた…
人望のある人になりたいならそんな言い訳は決して通用しませんので、心しておきましょう。
人望がない悩みを解消する方法
人との約束は必ずメモして、厳守するようにする
人望のある人の大きな共通点は「約束を必ず守る」ということです。
人と約束した時間を厳守することは言うまでもありませんが、どんなに小さな約束でも、それをきちんと覚えていて、守ることができるのが人望がある人なのです。
ですから、人望を得たいと思ったら、人との約束を厳守する人間になる必要があります。
しかし、ただ「約束は守ろう」と思っただけでは、十分とは言えません。
約束を忘れてしまうことが、人間いはありえるからです。
そんなことにならないように、小さなことであって、人と交わした約束は必ずメモをするようにしましょう。
「約束メモ」というような、専用のメモを作るのも効果的な方法です。
つねにそのメモをチェックして、果たしていない約束はないか確認しましょう。
これを習慣づけることができれば、約束を忘れたり、間違って記憶したりすることがなくなり、人から「あの人は約束を必ず守る人だ」という信頼を得ることができるわけです。
利他的な言動を心がける
「人のことを優先して考えられる」というのも、人望がある人の共通点です。
人間にはエゴがありますから、どうしても自分本位に物事を考え、自分を優先した言動をしがちですが、それでは人から人望を得ることはできません。
多くの人が自分本位で自分の利益を考えて行動するからこそ、そうではなく、相手本位の利他的な言動をする人が、人望を集めることができるのです。
ですから、常に相手のことを考慮して、相手の利益になるような言動を心がけましょう。
自分は少々辛い思いをしたとしても、それが相手のためになるなら、そちらの方を優先して行動するのです。
その時は、一時的に自分にとって不利益になるかもしれません。
しかし、多くの人から人望を集めることができれば、今度はその人たちがあなたのために利他的な言動をするようになりますから、結果として、お互いに「利」を得ることになると考えていいでしょう。
人目があってもなくても、ひたむきに努力する
「あの人は立派だな」と思われる人には「努力家」という特徴があります。
ですから、人望を得るためには、人一倍の努力をする必要があります。
ただし、「人の目を気にした努力」はNGです。
人が見ているところでは一生懸命に努力して見せるけれど、そうでないところでは手を抜くというのでは、人望を集めることはできません。
というのも、人が見ていないところで手を抜く人は、真の実力を身に着けることができないからです。
努力しても、その結果が形に現れなくては、人から高い評価を得ることはできないでしょう。
ですから、人が見ていようが見ていまいが、真摯に努力して、努力しただけの実力を備えることが、人望を得るためには必要なのです。
また、人間、どこで誰が見ているかわかりません。
ですから、「人は見ていない」と思っていても、実はどこかから誰かが見ているということも少なくないのです。
そんな時に「手抜き」をしてしまっては、人望を得ることは不可能でしょう。
いつでもだれに対しても同じように接する
相手によって態度や接し方を変えるような人は、人望を得ることはできません。
また、その時によって機嫌が良かったり悪かったりする人も、人から信頼を得られないでしょう。
人望を得るためには、つまり、いつでもだれに対しても同じように接する必要があるのです。
「人望がない」と悩んでいる人には、気持ちにムラがあったり、無意識のうちに相手によって接し方を変えてしまっているケースが少なくありません。
ですから、人望を得られるようになりたいと思ったら、「常に変わらない態度と接し方」を、強く意識するようにしましょう。
もう一つ、「相手と自分との関係性が変わっても、接し方を変えない」というのも、人望がある人の特徴です。
たとえば、会社でキャリアアップしても、相手とこれまでと変わらない接し方をすることが、「人望がない」という悩みを解消する方法と言っていいでしょう。
人望がない悩みを解消するなら原因を見つけること
いかがでしょうか。
今回は、職場において人望がないという人の理由をお伝えしました。
人望を集めるには、仕事ができて人格的にも評価されないといけません。
一朝一夕にはそういう人物になるのは難しいですが、日々努力する事で、そういう自分に近づく事が出来るでしょう。
そのためにはまず原因を見つけることから始めましょう。
原因がわからなければ改善のしようがありませんし、違った方向での努力をしてしまいがちなので、今回ご紹介したことを参考にして、原因を探ってみてましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。