上辺だけの友達の特徴と上辺だけの友達しかいないときの対処法とは?

上辺だけの友達の意味とは、「上辺」には表面的な、見かけ上のという意味があります。

つまり心から想いを寄せ合っている友達ではなく、ただの表面上だけの友達ということで、本人同士はあまり仲は良くありません。

そんな上辺だけの友達はあなたにも一人ぐらいはいることでしょう。

気がついたら上辺だけの友達しかいなかった・・・なんてケースも少なくありません。

もちろんそれはそれで悪いことではありませんが、やはり本当の意味での友達がほしいという気持ちもありますよね。

そこで今回は上辺だけの友達の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

そして、また上辺だけの友達しかいない時の対処法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】



上辺だけの友達の特徴とは

信用していないため深い話や悩みを話さない

上辺だけの友達の場合、相手に心を開いていないことが特徴として挙げられます。

そのため、自分の話を深くしたり、相手に追及したり、悩みや愚痴を言わないといった点が見られるでしょう。

相手を信用していないため、「口が軽いかも」「悪く思われるかも」といったことが先に頭に浮かんでしまうため、どうしても会話や付き合いが浅い関係になります。

例えば相手を褒める、煽てるといった喜ばす言葉や会話になることが多くなり、気を遣った会話になります。

本心では思ってもいないまるでお世辞のような会話が多くなるため、距離を縮めることができないまま上辺だけの友達として維持されます。

このような関係の場合、陰で相手の悪口を言ったり、不信感を抱いたりということも大いに考えられ、探るような関係となってしまいます。

突っ込んだ話ができない、相手に根掘り葉掘り聞けない、自分の欠点や弱い面を見せることができないという状態で、お互いに存在は認めつつも、理解し合うことは難しいでしょう。

何かきっかけやどちらかの積極性がないと、上辺だけの友達のままになってしまうでしょう。



相手の発言や行動を否定しない

仲が良い親密な関係の友達に、「それは違うんじゃない?」とか「間違ってると思うよ」と、友達として意見をすることがあるでしょう。

これは相手のことを思っての発言でもあり、相手に「間違ったことをしてほしくない」「正しい選択をしてほしい」という思いがあるために、否定的な意見を状況に応じて伝えている様子です。

ただ、上辺だけの友達の場合は、ここまでの思いを相手に持たないため、否定的な意見は逆に慎むようになります。

心の中では「そうではないと思う」と思っていても、「そうだよね」「そうだと思ってた」と肯定的で共感する発言が多く見られるのです。

もちろん、関係が浅いために相手に気を遣っての発言でしょうが、大抵の場合、「どうでも良い」という感覚が多いのです。

相手が間違った判断をしようが、自分には関係ないという無関心な様子が背景にはあると言えます。

会話の中で、相手の発言、あるいは行動を否定しない、見て見ぬフリをするといった様子が多く見られれば、上辺だけの友達と言える関係です。

今はまだ、相手のことを思いやったり、相手の立場になって親身に考えるといったことができていない状態なのでしょう。



片方が一方的な関係

よく話をしたり、会う機会が多くても、実際には上辺だけの友達という関係もあるでしょう。

よくある関係性が、片方が一方的な関係です。

何か頼りたい、お願いしたい、助けてほしいという時だけ、相手に連絡をしたり会ったりする関係。

大概、断れない性格の人や、内気な性格の人、自己主張できない人が、一方的な人のターゲットになる傾向にあります。

相手を利用したり、都合の良い時だけ連絡したりと、片方が自由に、片方が振り回される関係ができてしまいます。

ただ、連絡をとったり会ったりはするために、形的には「友達」と言えるのかもしれませんが、その関係は薄っぺらい上辺だけの関係と言えます。

利用している側は、受け入れてくれなかったり応じてくれない場合に、ばっさりと関係を切ってしまうこともありますが、逆に「もう耐えられない」と受身側だった方が関係を切ってしまうこともあります。

いつ切れてしまうか分からない関係が、上辺だけということを物語っていることでしょう。

ただ、一度友達を「利用する」「利用される」と見なしてしまうと、それ以上の関係に発展することは難しいもの。

相手に悪意や恨みを持つ前に、関係を切ってしまうというのもひとつの方法なのでしょう。



プライベートに介入してこない

親しい友人という存在は、プライベートにも介入できる関係性を示すことが多いです。

仲が良いからプライベートも一緒に遊んだり、誰にも言えない相談もすることができます。

しかし、上辺だけの友人は何故かプライベートに介入してきませんし、此方が介入しようとすると、遠巻きに断られてしまいます。

やはりプライベートは本当に親しい人間ではないと介入できませんし、その人が普段見せない姿を見せることになります。

家族のような関係性にも言えますが、学校は学校、会社では会社と立場を使い分けている方も多いです。

上辺だけだから「プライベートまで口を出されると面倒だし、時間が勿体ない」と、そこまで親しい間柄で無いことが分かります。

上辺だけの関係性なので、その人には興味が出ないことも挙げられます。

本当に親しい友人だったら、プライベートをさらけ出して本音を言えますよね。

本音を言えるのはプライベートを理解しているからであって、上辺のみの友人は本音も言わないのです。

学校や会社といった組織の表面だけの付き合いにより、親密な関係を築けないことも問題ですね。



友達の友達

友人関係で良く目にする光景は、友人の友人、そのまた友人と、強引に関係性を保とうとする様子です。

友人の友人は例え合わないと思っても、第一の友人との関係性を崩したくないため、無理やり親しい間柄を演じようとします。

だから、親しい友人が席を外すと微妙な雰囲気になったり、その場から逃げるような行動を取ってしまいます。

多くの場合、時間を掛けて接していくことで、友人の友人とも親密になれる可能性がありますが、中には時間さえ解決してくれない溝も生まれてしまうことも。

友人の友人という関係は、上辺だけの関係性が生まれやすく、また第一の友人との関係性も崩壊させてしまう恐れがあるのです。

しかも友人の友人と会う機会は限られていますし、第一の友人が会う約束をセッティングしない限り積極的に会おうとしないのではないでしょうか。

理由はそれだけではありませんが、微妙な関係性を保つことはストレスになりますし、険悪な雰囲気にならないために上辺だけでも良く見せようとします。

複雑な友人関係によって上辺だけの関係性が構築されることもあるのです。



周囲の目が気になる人

人間関係を構築するにあたり最も気になるが「周囲の目」の存在ではないでしょうか。

例えば学校の昼食時、一緒に食べる友人がいないと寂しいですし、「あの子、一人で食べて可哀想」といった周囲の目も気になります。

学校以外にも言えることですが、社会に出ても「周囲の目」の存在は脅威です。

チームで仕事をする場合もあって、嫌いな上司と折り合いをつけながら上辺の付き合うように、上辺だけの友人関係も似たようなものですよね。

学校でも社会に出ても、「なぜ、あの子と仲よくするの」と問いただされた方はたくさんいるはずです。

争いを起こさないためにも円滑なコミュニケーションは必須となります。

残念ながら、そのコミュニケーション手段として最適なのが「上辺の友人関係を保つ」ことなのです。

周囲の目を気にするあまり、仲が良くなくても仲が良いふりもしますし、グループから除外されることを恐れて良好な関係性を保とうとします。

少なからず、最初から上辺だけの関係性だった訳ではなくて、周囲の目や環境によって上辺を見繕うとするのです。

上辺だけの友人関係によって自分の身を守っているとも言えますね。



上辺だけの友達しかいないときの対処法

まずインターネットで情報を収集する

上辺だけの友人しかいない方は、親しい友人が出来ない理由が必ず存在し、まずは理由を見つける、気づくことが大切です。

また、人間関係に恵まれないことや親しい友人が出来づらい環境に置かれている場合もあります。

まず、自分の置かれている状況を整理すると共に、気軽に情報収集が行えるインターネットを活用してみましょう。

身近な人に悩みを打ち明ける方法も効果的ですが、インターネット上には、上辺だけの付き合いに悩むユーザーがたくさん存在します。

専用のお悩み相談サイトも多いので、自分の悩みを解決してくれるヒントがインターネット上に公開されているのです。

膨大な情報が掲載されていますから、どんなに相談しにくい悩みでも、ためになる情報を見つけることが可能。

サイトの閲覧は自由にできて、空いた時間を使って閲覧しやすいメリットがあります。

仕事や学業に忙しい方でも対処法を見つけやすく、中にはテレビチャットを使用して直接相談を受けつけるカウンセラーも人気です。

なかなか相談しにくい問題ですが、匿名性で上手く対処法を調べられる利便性があります。



人と積極的に交流してみる

出会いが多ければそれだけ親しい友人に出会える確率も上がりますし、人間関係の輪も広げることが可能です。

出会いの場は何でも良くて、共通の趣味をキッカケにしたオフ会や、イベントを通じての集まりなど、人が集まる場所へ出かけてみましょう。

積極的に交流することで共通の趣味を持つ方に出会えて、自分の人生も豊かにしてくれます。

学校や会社でも普段の生活からコミュニケーションを取り、他者と会話する癖をつけるとスムーズに人間関係を構築できます。

コミュニケーションを取ったから、必ずしも良好な人間関係が築けるとは限りませんが、出会いを待っているだけでは何も解決できません。

積極的な会話をするにも勇気がいりますが、自分のことを知ってもらうためにも行動するべきです。

本当の友人は簡単に作れるわけではありませんし、世の中には大切な友人と呼べる人が存在しない方もたくさんいます。

上辺ではない友人が欲しかったら、それなりに勉強もしなければいけません。

楽して友人が出来ることはほぼありえないと思った方が良いので、積極的な交流と本人の努力が必要なのです。



自分自身を分析して理解する

上辺だけの友人しか出来ないのは、自分自身に原因がある場合が多いです。

自分のことを理解しないと原因を追究できませんし、いつまで経っても解決に向けて進むことはできません。

例えば、自分自身の欠点によって友人たちが離れて行くこともあり、その欠点は本人に自覚が無い場合もあります。

遠慮からか、周囲の人間は本人に向かって指摘してくれないことが大半なので、自分自身のことを自己分析することをオススメします。

良く考えれば自ずと問題点が浮き彫りになりますし、どうしても分析が難しい方は家族や会社の同僚でも良いので、自分がどう思われているのかを聞いてみましょう。

上辺だけの友人しか出来ない自分の考えを否定するのではなく、その意見も尊重して理解する。

理解することで「どうすれば親しい友人が出来るのか」を冷静に考えることができます。

自分自身を見つめ直す時間を作ることも重要で、友人を作るための積極的な交流も大切ですが、たまに一人の時間を設けてじっくり考えることも一つの方法です。

魅力ある人間関係を築くには、まず自分自身を変えることから始めましょう。



友達にしてあげられることを考え、実践する

上辺だけの友達というのは、「助けてほしい時に助けてくれない友達」と言っていいでしょう。

真の友達、親友と呼べる友達というのは、困っているときや苦しい状態にあるときに、手を差し伸べ、サポートしてくれる友達なのです。

そういう関係になれれば、上辺だけの関係ではなくなります。

ですから、上辺だけの友達しかいないと思うなら、友達が困っているときや苦しい立場になっているときなどに、自分から進んで助けてあげるようにしましょう。

「そうは言っても、友達は別に困っている様子はない」とか、「助けてあげるような状況にはない」と思われるかもしれません。

そういう場合は、「友達にしてあげられること」を考えるようにすればいいのです。

人間には必ず「人からしてほしいこと」や、「人からそうしてもらうとうれしいこと」があるものです。

ですから、友達との付き合いの中で、友達のことをよく観察し、「こうしてあげれば、喜んでくれるのではないか」ということを探しましょう。

小さなことでかまいません。

そうしたことを考え、実践していくことで、間違いなく友達との関係は深まっていくものです。

また、人間は人から親切なことをされれば、自分もその相手に同じように親切なことをしてあげたくなるものです。

お互いに相手を思いやることによって、関係は深まるに違いありません。



友達と二人だけの時間を増やす

複数の友達がいて、いつもそのグループで交流してしているというケースがあるでしょう。

遊びに行くのも、飲食をするのも、いつも複数で行動し、みんなでわいわいやるというケースです。

そういう交際の仕方は、その時は楽しい思いはできるものの、特定の友達との関係はなかなか深化していきません。

複数でのつきあいがほとんどという場合は、みんなとなんとなく親しくしているようではあっても、どの友達とも上辺だけの関係になってしまいがちなのです。

では、どうしたら関係を深めることができるのか、それは「特定の友達と二人だけで過ごす時間を増やす」ということです。

上辺だけの友達しかいないと感じるなら、今いる友達の中で「親しくなりたい」と思う友達を選びましょう。

そして、その友達と二人だけで遊びに行ったり、飲食をする機会をできるだけ多く持つようにするのです。

お酒が飲めるのであれば、「サシ飲み」がおすすめ。

二人だけでお酒を酌み交わすことによって、腹を割って話し、お互いに遠慮のない深い関係になれるに違いありません。

さらに言うと、「いっしょに旅行に行く」というのが、友達との関係を深めるのにもっとも有効な方法です。



友達とケンカすることを恐れない

上辺だけの友達しかいないという人にありがちなのが、誰にでもいい顔をする八方美人ということです。

八方美人の人は、人との関係を良好に保とうという意識が人よりも強いと考えていいでしょう。

そのため、相手に合わせ、相手にいい顔して、衝突しないようにするわけです。

これでは、人との関係は深まっていきません。

「ケンカするほど仲がいい」という言葉があります。

男女の関係でもそうですが、友達との関係でも、「仲がいいからこそケンカできる」ということがあるでしょう。

お互いに心を許しあっているからこそ、ケンカすることができるわけです。

また、ケンカをすることによって、関係が深化するということもめずらしくありません。

ケンカすることで、お互いの人間性をさらけ出し、その結果、相手のことをよく知ることができるものです。

同時に、ケンカした後で仲直りできたことで、相手との親密度が増すということもよくあります。

つまり、友達との関係を深めるために、ケンカは決してマイナスにならないのです。

ですから、上辺だけの関係を改善したいと思うなら、友達とケンカすることを恐れないようにしましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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