転職したいけどできない理由9つ
転職したいけどできない・・・なんて状態に陥っていないでしょうか。
今の会社に不満がある、人間関係が劣悪だ・・・このように転職したい理由をあげればキリがありません。
しかし、そうは思っていても実際には転職できない人は続出しているのが現実ではないでしょうか。
そこで今回は転職したいけどできない理由をご紹介しますので、あなたの場合と照らし合わせて見ながらぜひ最後までご覧ください。
転職したいけどできない
退職したい理由の説明を、上司にしにくい
転職したいと思ったとき、まずやらなければならないのは、今の仕事を辞める旨を上司に伝えることです。
何か明確なポジティブな理由、たとえば「自己実現するために、別の業種をチャレンジしてみたい」というようなはっきりした意志がある場合は、迷う必要はないでしょう。そのまま上司に伝えればいいわけです。
しかし、そうではない理由で転職を考える人の方が多いに違いありません。
「今の仕事にやりがいが感じられない」とか「人間関係に耐えられない」というのが転職を考える理由だった場合、それをそのまま上司に話すことは気が引けます。
まして、上司との関係に原因があるケースは、とても本人に伝えることはできないでしょう。
ですから、「転職したい」と思いながらも「どう説明していいかわからない」と悩むことになってしまうのです。
結局、言い出せないでぐずぐず現在の職にとどまりつづけるケースが少なくありません。
転職したいけどできないのは経済的な理由から
これは既婚者に多く見られるケースですが、今の仕事をやめたいと思っても、経済的な理由で転職できないでいるという人もいます。
ほとんどの場合、現職を辞してから転職活動をすることになります。次の仕事がすぐに見つかるという保証はありません。ですから、数ヶ月、場合によってはそれ以上の無職の期間が生じてしまうわけです。
「家庭を持っていて、子どももいるのに、その間の生活はどうしたらいいんだ」と考えると、どうしても消極的にならざるを得ないでしょう。
もちろん失業保険は下りますが、それでパートナーを納得させられるかというと、現実にはかなりむずかしいといわざるを得ません。
転職したいけどできないのは責任ある立場にいるから
マネジメントスタッフやチームリーダーのような立場にいる人は、その責任感から転職を決断できないということになりがちです。
「今すぐにでも、転職したい」というのが本音だったとしても、「でも、今の自分の役割りを放り出してしまうと、部下や会社に迷惑がかかってしまう」と考えて、二の足を踏むのです。
実はその責任の重さが「転職したい」という理由になっているケースが多く、そういう人はつまり、「責任の重さが転職したい理由であり、同時に転職できない理由でもある」という複雑な心理を抱いているわけです。
忙しすぎて転職活動をする時間がない
転職したいけどできない理由は忙しすぎて転職活動をする時間がないからです。
転職活動をしようと思っても活動をするのにも時間というものはとられます。
書類選考が通っても面接日が平日だと、今の会社で休みをとれなくていけなくなってくるのですが、仕事が忙しすぎるとその休みすらとることができないので、転職活動を進めることができなくなってしまいます。
また求人を色々探すのにも、仕事ではない自分のプライベートの時間を使って転職活動をするので、仕事が忙しすぎて休養をとるだけで精一杯な状態だと求人を探す余裕もないため、転職活動を進めることができないからです。
実際に転職してみないとどんな感じかわからない
転職したいけどできない理由は実際に転職してみないとどんな感じかわからないからです。
転職した先がどんな感じということがわかっていたら簡単に転職をできるものですが、こればかりはどうしても転職をしてみないとわからないことなのでどうしようもありません。
転職した人が必ずしも前よりもいい条件になったとは限らないということもあるので、実際に転職してみないとどんな感じかわからないということは転職したいけどできない大きな理由であると言えます。
転職活動をしているということが社内にバレる
転職したいけどできない理由は転職活動をしているということが社内にバレる可能性もあるからです。
転職活動をしていると選考が進んだりしていくと平日に会社を休みをとらなくてはいけない場合も出てくるので、突然休みをとると今の会社の人から色々と疑われて、転職活動をしているということも視野に入れられます。
また試験を受けている会社から業務中に携帯電話がかかってくることもあるので、その対応を今の会社の人に聞かれていたりすると、転職活動をしているということがバレて、今の職場に居づらくなるなることが出てくることが転職したいけどできない理由と言えます。
転職したいけどできないのは今の仕事が安定しているから
転職しても今の仕事よりいい条件のところが見つかるか不安があり、転職をためらうケースです。
給料面だけでなく、働く時間や職場の人間関係、リストラの可能性や景気等の影響を受けやすいかどうか等、様々な要素がありますが、ある程度今の仕事でやっていけている場合は、転職をした結果安定を失うことになる可能性があるため、その不安感から転職に踏み切れないことがあります。
大手企業や、公務員等の終身雇用がある程度見込まれる職場、もしくは自分自身に資格等転職における強みが無いと考えている場合や、ある程度経験年数が長くなり昇給している場合等に、特に不安が強くなることが考えられます。
今の職場で頼られているから
職場での人手不足や、役職等により、自分が周りから頼られていると感じたり、自分が抜けることによって周囲の負担が大きいと予想される場合に、「自分の勝手で周りに迷惑をかけてはいけない」と転職を思い止まることが考えられます。
この場合は、ある程度自分のやりたいことや、転職の目的がはっきりしていることも多く、転職を望む気持ちと、思い止まるべきと思う気持ちの間で揺れ動き、悩みが深くなります。
特にある程度在職年数が長くなると、離職者が出た際の周囲の負担を体感していることも多いため、思い止まる気持ちがより強くなると考えられます。
次にやりたいことが見つからないから
今の職場を離れたい気持ちはあっても、次の目当てが無いケースです。
やりたいことや転職の目的がハッキリしていれば、離職も次のステップと捉えられますが、単に今の職場を離れたい気持ちだけの場合には、その先への不安感もあり、具体的な転職活動に踏み出すだけの勢いがつかないことがあります。
また、この場合は今の職場に対しても漠然とした不満がある程度だったり、悪くない部分も感じていることがあったりと、すぐに離職を決断するには至らない状況と考えられます。
転職の希望はあっても実際に一歩踏み出すほどの強い動機が得られない、中途半端な状態です。
転職したい会社がないときの対処法
今の会社でもう少し頑張ってみる
転職を考えるということは、今の職場に何らかの不満があるということです。
もしも転職に対して前向きで、今の職場に不満があるわけではない…という場合は、転職先はすぐに見つかるはずです。
しかしそうでないということは、今の職場が嫌で辞めるだとか、働くこと自体が嫌で転職するだとかといったことになるはずです。
また、今すぐにでも辞めたい場合、転職したい会社がない…などと流暢なことは言ってはいられません。
つまり、もう少し我慢できるほどの理由であるはずです。
ですから、特に転職したい会社がないのであれば、もう少し今の会社で頑張ってみましょう。
そうして、どうしても辞めたくなった時や、時間ができた時などに、もう一度改めて転職先を探してみましょう。
時間が経てば自分にぴったりの転職先が見つかるかもしれませんし、今の職場が好きになっている可能性もありますよ。
アルバイト生活をしてみる
転職したい会社がどうしても見つからない、だけど今の会社は辞めたい…という場合はあるはずです。
その場合、正社員にこだわらず、「仕事をしないと。」ということではなく「好きなように生きる。」ということに重きをおいてみましょう。
つまり、一度今の会社を辞めて、それから考えてみるのです。
とはいうものの、お金がなければ生きてはいけませんので、アルバイトを始めてみましょう。
アルバイトであれば、やりたくない仕事でも、嫌になったら簡単に辞めることもでき、気軽に始められるはずです。
できることなら様々なジャンルのアルバイトをしてみましょう。
そうするうちに、自分が本当にやりたいことを見つけることができ、その本当にやりたいことのできる会社に正社員として入社したいと思うことができるようになりますよ。
興味のないジャンルもみてみる
転職したい会社がない場合、今までにみていなかったジャンルの会社もみてみましょう。
つまり、今自分がやりたいと思うことに関する会社の中には入りたいところがないということです。
しかし敢えて、特に考えてこなかったジャンル、つまりは他の職種も覗いてみると、興味のわく職種があるかもしれません。
考えに浮かばなかっただけで、職種にこだわらずに探してみると、自分の力を発揮できそうな会社が意外と見つかるものです。
また逆に、他の職種もじっくりみてみることで、改めて自分がやりたい職種の良さが発見でき、最初は嫌だと思っていた会社に対して、やっぱり受けてみたいという気持ちになることもありますよ。
他の職種の会社に興味が出ても、最初にみていた職種の良さを再発見しても、どちらにしても働きたい会社がみつかるということになりますよ。
条件を絞って探してみる
転職したい会社がない時は、少し条件を絞ってみましょう。
今探している条件が多い場合、当たり前ですが、条件が多い分、それに合う会社は見つからないはずです。
そこで、本当にはずせない条件だけに絞ってみましょう。
ただし、絞ってみようとしたものの、どうしても1つもはずせない…という場合、もう自分の中で条件の数を決めてしまいましょう。
1つや2つではさすがに少ないので、4つくらいに抑えてみるのです。
例えば、給与面、通勤面、仕事内容、休日面にすれば、必要最低限の条件と言うことができます。
これ以外の面は一度忘れてみましょう。
自分で決めた4つさえかなっていれば、他の面に関しては働いているうちにどうでもよくなってくるものです。
転職ということもあり、もう転職したくない、次のところで定年まで働きたい、と思うと、どうしても条件が多くなってしまうものです。
しかし、いつまでも転職先がみつからなくてぐずぐずしているよりも、条件を少し我慢してでも転職した方が、明るい未来が待っていますよ。
転職したいけどできないなら諦めよう
いかがでしょうか。
今回は主な転職したいけれどできない理由をご紹介しました。
転職ができないということはまずありません。
できない理由を押し並べているのはあなた自身です。
頼られているからだとか、責任者であるというのも、きちんと時間を作って、準備をすれば必ず転職できます。
それをやろうとしないのは単純に怠けているだけか、本気で転職する気がないだけです。
繰り返しますが、転職したいけどできないということはまずありませんので、できない理由をウジウジ考えるよりも、できる方法を模索してみてはいかがでしょうか。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。