銀行を辞めたい理由7つ
もう銀行を辞めたいと感じている人は意外に多くいるものです。
バブルが崩壊するまでは、「銀行は絶対に倒産しない」と誰もが信じていました。
しかしバブルが崩壊して、以前と社会事情が変わりましたが、それでも銀行員という職業は、ステータスが高い職業の一種と考える人が多いです。
ですが、憧れの職場である銀行を、定年前に退職する人がいます。
自ら銀行員の立場を捨てる理由は、銀行という職場ならではの特殊な理由があります。
そこで今回は銀行を辞めたい理由についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
銀行を辞めたい
人間関係が難しい職場であるから
銀行員は、勝気な性格で、プライドの高い人が多い傾向にあります。
銀行に就職した人は、ステータスの高い職業に就くために、偏差値社会を乗りきり、学業などを努力してきた人達です。
今まで頑張ってきたという自信が自己のプライドであり、負けず嫌いな面を持っている場合が多いです。
そんな人達の集まる職場では、人間関係は複雑になりがちです。
人間関係をうまく築けずに、銀行を辞める決断をする人もいます。
身だしなみが厳しいから
銀行員はお堅い職業です。
人様の大事なお金を扱う職業ですので仕方がありません。
銀行員として相応しい風格を要求されます。
女性行員は制服がありますので、通勤着はそれほどうるさく注意される事はありませんが、髪型やお化粧などに気を付ける必要があります。
銀行の制服に合うナチュラルメイクに、清楚な髪型が要求されます。
流行だからといって、金髪や派手な茶髪は許されません。
又、男性行員は清潔感ある服装が求められます。
周りに好印象を与える風貌が必要なため、寝坊を言い訳に手を抜いた身なりで出社する事は許されません。
ノルマがあるから
営業担当であればノルマがあるのは当然ですが、内勤の行員にも、年2回のボーナス時に合わせてノルマが課せられます。
新規顧客と預金の獲得が要求されます。
銀行がクレジットカード会社と提携している場合には、提携先クレジットカードの顧客獲得のノルマもあります。
預金の獲得は、身内にお願いすると何とかなりますが、新規顧客獲得は、銀行勤めが長いほど、友人関係はお願いし尽しているため、だんだんとノルマ達成が難しくなります。
ボーナス時期が近付くと、ノルマの嵐が襲ってくるため、自分のボーナス支給を喜んでいる暇はありません。
現金及び収支が合わないと帰社できないから
「銀行は1円でも現金が合わないと帰れない」と、聞いた事があるかもしれませんが、本当の事です。
一日の銀行内の収支と、現金が1円でも合わないと帰る事が許されません。
合わない理由が判明するまで、銀行内に足止めされます。
そのため、仕事後に遊びに行く約束を立てても、予定通りの時間に行けない事があります。
飲み会ですと、遅れて合流する事も可能ですが、映画を見る約束など時間をずらす事が出来ない約束もあります。
遊び以外の重要な予定があったとしても例外は認められません。
収支が合わなかった時は、何時に勤務が終わるのか予測不能なため、銀行を辞めたくなります。
お金の管理に疲れるから
銀行にはお金が溢れています。
毎日、数千万枚のお札や硬貨を扱います。
収支をきちんと合わせるために、大量のお金を間違いなく管理しなくてはなりません。
硬貨は丸く、床へ落とすと転がり見失ってしまうため、1枚でも失くさないように細心の注意が必要です。
又、お札や硬貨は、大量になると結構な重量があります。大量のお金と格闘するには体力も必要です。
内勤といってもデスクで優雅に事務作業、という訳にはいきません。
毎日気を使い、お金勘定ばかりしていると嫌気がさしてきます。
他人の不幸に便乗するから
銀行はお客様から集めたお金を使って、お金が必要な人に貸付業務を行っています。
世の中のお金を必要としている人のために、貸付業務は銀行の大切な業務です。
その元手になるお金を用意するために、銀行の営業担当者は、毎日、各新聞のお悔み欄をチェックします。
不謹慎な事ではありますが、人が亡くなるとお金が動く事が多いです。
そのため、銀行の営業担当者は、自分の担当するエリアのチェックを欠かさず行います。
自分の担当に関する記事を見つけた時は、営業活動に入るのですが、お客様の怒りを買う事もあります。
又それらが、他人の不幸に便乗する行為に思えて、自己嫌悪に陥る銀行員もいます。
銀行にお金を集めるために、非情さを求められる事もあり、銀行を辞めたくなるのも仕方がありません。
転勤が多いから
銀行員は3年ほどで転勤になります。
子供が学校へ入学する前は、家族一緒に転勤先へ引っ越す場合が多いです。
しかし、子供が学校へ入学すると転校を繰り返す事になり、子供に与える負担が大きくなるため、単身赴任するケースが多くなります。
我が子の成長を間近で見る事が出来ないのは辛い事です。
仕事から疲れて家へ帰っても、癒してくれる家族がいません。
家族団らんが恋しくなると、転勤が多い銀行員を辞めたくなります。
銀行を辞めたいのは1年目によくある
銀行員はお金を扱う業務ですから、銀行の信用を無くす行為は避けなければならず、厳しいお仕事です。
勤務上の制約もあるため、銀行員を続ける事に窮屈さを感じる人もいるでしょう。
このギャップに新卒で入社した新入社員は耐えられず、辞めたいと感じる人がとても多いのです。
銀行員を続ける事が辛くなり、自分らしく生きて行く道を、他で見つけた時に銀行を辞めると、「せっかく銀行に就職したのに」と、周りから言われても、自分に自信を持って前向きに生きて行けます。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。