ブラック企業の見分け方9つ

ブラック企業には入りたくない・・・とは誰もが感じるものです。

しかし、そんな気持ちとは裏腹に、表面的な部分に惑わされて、自らブラック企業に入社してしまう人が少なくありません。

そんな人たちは、残念ながらリサーチ不足としか言いようがないでしょう。

その一方で、しっかりとリサーチしている人は、満足度の高い企業に入社しているのが現実です。

では、どうすればブラック企業に入社せずに済むのでしょうか。

そこで今回はブラック企業の見分け方についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



ブラック企業の見分け方

  • インターネットで企業名を検索する
  • 頻繁に求人を募集していないかチェックする
  • 新人の裁量が大きすぎないかどうか確認する
  • 担当者の様子を観察する
  • ブラック企業の社長は表に出てこない傾向がある
  • ネット上での悪口に反論している
  • 面接や選考の対応が遅れる
  • 求人広告の頻度を調べて離職率を考えてみる
  • 会社の電気がついている時間を確認する

インターネットで企業名を検索する

今やどこの企業でもホームページを持っています。

企業名をヤフーなどで検索をするとその企業に関連したワードが出てきます。

その時に企業名と一緒にブラックという文字が出てくる企業はブラック企業の可能性が高いです。

火のないところに煙は立たないという言葉があるように、企業名を検索して、ブラックという単語が出てくるのは、その企業がブラック企業の可能性が高い証拠でもあります。

実際、他のサイトなどで、その企業の口コミを見てみましょう。

今や転職の口コミサイトなどで、社員の生々しい声が反映されているサイトがたくさんあります。

そこでもよからぬ声が上がっている場合は、ブラック企業である可能性が高いといえるでしょう。

インターネットで検索をすることは簡単ですので、まずは検索をしてみて、その企業に関連したワードでネガティブワードが出てこないかをチェックしてみましょう。



頻繁に求人を募集していないかチェックする

ブラック企業は社員がどんどん辞めるため、その補充のために大量採用をしているのが実情です。

とんでもない営業ノルマに耐え切れず辞めていく人が多いからです。

ただノルマがあることや、辞めることが悪いのではなく、経営者が「辞めたらまた採ればいいだろう」という発想に問題があるからです。

社員数に比べて5~20%ぐらいの求人数が適正です。

このように常に求人をしている企業というのは応募する人が少ないのかもしれません。

または入社する人がいてもすぐに辞めてしまうのかもしれません。

単なる事業拡大のためかもしれませんが、常に新人を募集している企業というのは人の出入りが激しくないのかという疑いを持った方がよいでしょう。

また複数のサイトで求人募集をしている場合はよほど応募する人が少ないのかもしれません。

面接を受ける際には気を付けるようにしましょう。

新人の裁量が大きすぎないかどうか確認する

入社してすぐに大抜擢されるとか、経営に参加できるとかいう文句は一見夢がありそうです。

しかし、裏を返せば入ってすぐの新人に相当な責任を負わせるということです。

もしあなたがやりがいのある仕事を求めていたとしても、新人の仕事の裁量が大きいということはそれだけのリスクを抱えるということです。

求人の宣伝文句に踊らされずに本当に自分が続けていけそうな仕事内容なのかを確認する必要があります。

裁量労働で残業代がつかなく、営業手当などで支払われる場合も実際にどのくらいの時間まで働いているものなのかを確認しておいた方がよいでしょう。



担当者の様子を観察する

会社が実際のどんな雰囲気なのかは面接などで出てくる採用の担当者や面接官を観察するとある程度の社風がわかる場合があります。

必要以上に担当者が疲れて切っているのは激務をこなしている証拠です。

忙しすぎる会社なのではないかを疑ってみましょう。

また面接官同士などがやたら上下関係がありそうな場合などは人間関係が大変な会社なのかもしれません。

どの会社も採用の段階では会社の見せられない部分は隠しておくものだとは思います。

ホームページなどでも会社の様子がわからない場合などは働いてからどんな働き方になるのかが読めません。

できるだけどのようなところでどのような内容の仕事をするのかを確認して入社するようにしましょう。

残業時間なども本当のところを確認しておいた方がよいです。

ブラック企業の社長は表に出てこない傾向がある

その企業のトップですから、みんなに顔が知られるのは当然です。

「もっと大事な仕事がある」「採用担当に任せてある」と考え選考に出てこない方もいますが、問題はそれ以外の理由がある場合です。

かつてその社長が別の会社を倒産させた・自己破産した・犯罪を犯したなど顔と名前を知られてはいけないようなことを、過去に行ってきた可能性があるからです。

最近はパンフレットやホームページなどで顔や名前を掲載することも可能なはずです。

まったく表に出ないのは怪しいと考えてもいいかもしれません。



ネット上での悪口に反論している

最近は2チャンネルなどのインターネットの掲示板でブラック企業かどうかなど、会社の評判を見ることができます。

悪評が書かれれば会社の信用を落とすことになるので、評判対策を行っている企業は少なくありません。

会社に不満を持っていることはおかしくありません。

それがネットに書かれてあるかないかの違いです。

書かれている内容が明らかな名誉棄損ならば、大人の会社は法的な対応を行います。

そうしないのは時間と費用の無駄だからです。

ではどうするのか?

役員が反論するに至ります。

それが営業日・営業時間内にそんなことを行っている会社はまともではありません。

本当に問題がないなら、法的対応や良い社内風土に改善していくのが大人です。

ムキになって反論する会社は、悪評があるのを認めていながら、改善する気がないので要注意です。

面接や選考の対応が遅れる

採用担当は数多くの求人に対応しなければいけません。

そういう時に多いのが「連絡の取り忘れ」という凡ミスです。

「何日までに連絡します。」「履歴書はご返却します」と言いながらそうしない企業があります。

これは連絡をする意志がないのではなく、大半が忙しさのあまり、連絡を疎かにしているからです。

こういった姿勢が許されていいはずがありません。

企業にも言い分があるでしょう。

ではこれが大事な取引先が相手ならどうしますか?

自分たちが言っている約束を破られたら「御社との契約を破棄させてもらいます」と言われるのがオチです。

つまり選考を大事に思っておらず応募者を選考している数十人の中の一人としか考えていないからです。

こういった考えを持つ会社に入りたいと思うでしょうか?

怪しい企業に該当します。



求人広告の頻度を調べて離職率を考えてみる

ブラック企業というのは離職率が極めて高いといえます。

ブラック企業の見極め方の一つとして、その企業が常に求人を出しているということがあります。

常に求人を出しているということは、それだけ人がすぐに辞めてしまうということか、ただ単純に人が足りないか、どちらかに限られます。

もし、お目当ての企業があるのであれば、求人サイトを頻繁にチェックし、企業の求人が毎週出ているようなことはないか、確認するとよいでしょう。

もし、求人広告がいつも出ている会社であれば、それだけ離職率も高くブラック企業である可能性が高いということになります。

会社の電気がついている時間を確認する

これは、インターネットではなく現場主義的考え方になります。

もし、行ける範囲であれば、夜遅い時間にその会社の近くまで行き、会社の電気がついているかどうかを確認します。

夜10時をまわっても電気がついている会社であれば、それほど遅くまで残業をしているということになり、ブラック企業である可能性が高いということになります。

この方法はインターネットと違い、実際に現場へ行くので、かなり信憑性が高いものとなります。

もし、この企業はブラック企業なんじゃないかという不安がありましたら、ぜひこの方法を試してみてください。

手間はかかりますが、自分が勤める前にブラックということに、気づけることは、手間以上の価値があります。

ブラック企業の見分け方は見学が一番

いかがでしょうか。

ブラック企業というのは、ネットで調べたり、人から話を聞くのもいいですが、実際に働いている人を見に行くのがベストです。

実際に働いている人、または以前働いていた人の話を聞くのも非常に参考になり、新しい発見がたくさんあることでしょう。

しかし、その人のバイアスや、ポジショントークで展開されている場合も少なくありません。

やはり自分の目で確かめるのが一番です。

職場を見学させてもらえるのであれば、めんどくさがらずどんどん見学しましょう。

そして、少しでも「あれ?」と感じたら、慎重に考えたほうが、失敗する可能性は大きく減ります。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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