打たれ弱い人の性格や特徴10つ

打たれ弱い性格の人はあなたの周りにいるでしょうか。

ちょっとしたことですぐに落ち込んだり、ネガティブになったりする人はあまり積極的に付き合いたくないと感じるものでしょう。

特に、打たれ弱い男性だと、その感情はなおさらではないでしょうか。

では打たれ弱い性格とはいったいどのようなタイプの人を表すのか。

本日は打たれ弱い性格をご紹介しますので、あなたやあなたの周りの人と比べながら最後までご覧ください。



打たれ弱い性格

 

打たれ弱い自分が嫌いではないタイプ

 
人間というものは、時に複雑な心理を持つものです。

「打たれ弱い」というのは、誰がどう考えてもマイナスの性格。誰も「打たれ弱い性格になりたい」とは思いません。

ところが、実際にそう性格の人の中には「打たれ弱い性格の自分が嫌いではない」、あるいはもっと積極的に「そういう自分が好き」というタイプの人がいるのです。

他人から見ると「生まれながらの自虐体質」と言っていいでしょう。しかし、本人はけっして自虐的にそう考えているわけではありません。

「打たれ弱い、ということは、それだけものごとに対する感受性が強い証拠。

つまり繊細で感じやすい性格だから、人から責められたりすると、人の何倍も傷つき気落ち込んでしまうのだ」と考え、自分を「豊かな感受性の持ち主」と評価するのです。

逆に言えば「打たれ強い人は、それだけ鈍感で人間として劣っている証拠」と考える。

つまり、バックボーンにあるのは、「自分が大好き」という心理。だから「打たれ弱い自分が好き」なのであり、それを改善しようとはしない。こういうタイプが、実は少なくありません。
 

ものごとをなんでも「重大事」と捉えてしまうタイプ

 
人から見ると「たいしたことはない」と思え、「別にあなたは人から大きな攻撃を受けたわけではない」と感じられることも、針小棒大に捉え、必要以上に傷ついてしまう、というタイプもいます。

つまり「たいして打たれてもいないのに、すごく打たれたと感じてしまう」というタイプです。

たとえば、人から何か指摘され「こうしてもらわないと困る」と言われたとしましょう。

そう言った人は「ちょっとした指摘」というつもりなのに、受けた本人は「強く攻撃された」と感じる。

もともと「ちょっとした指摘」にすぎなかったことが、あたかも重大事のようになってしまうのです。

自分で精神的に過酷な状況を作ってしまうタイプです。損な性格と言っていいでしょう。



すべて「自分のせい」と考えるタイプ

 
人から何か言われたとき、あるいは自分のミスで人に迷惑をかけたときに、「すべては自分のせいだ。自分がすべて悪い」と考えるというタイプもあります。

「すべて自分のせい」と思った段階で、逃げ場はなくなります。打たれ弱い人は、えてしてこういう思考法をしてしまうのです。

普通は「自分にもたしかに悪いところはあったけれど、それにはこういう外的要因もあった。

だから、すべてが自分のせいではない」と考えます。そこに精神的な「逃げ場」があるのです。その「逃げ場」を自分で封じて苦しむのが、打たれ弱い人ということができるでしょう。
 

他人に攻撃的なタイプ

 
意外に思うかも知れませんが、打たれ弱い性格の人は、他人に対して攻撃的なタイプが多いのです。

自分自身が責められたり弱みを突かれたりする事を極端に怖がっているが故に人の意見に過敏に反応し、つい攻撃的な態度や言動になってしまうのです。

しかしこのタイプの攻撃性は、自分が責められたくないがための虚勢ですから、理論的ではなく感情的になっている事が多く、結局その部分から突かれてしまうと打たれ弱さ・脆さが露呈してしまいます。

虚勢を張った後にこのような状況になった場合は、比較的長い期間気分を害するか、落ち込んでしまうのもこのタイプの特徴です。
 

自分の意思がないタイプ

 
自分に確たる意思や意見がなく、常に周りの意見に流されがちなタイプもまた、打たれ弱い性格の人が多くいます。

このタイプの人は常に自分に対する周囲の評価を気にしています。

周囲の意見や考え方に自分が同調する事によって、仲間に入れてもらいたいという思いが強いタイプです。

逆の表現をすると、嫌われたり疎外されたりする事に対して臆病な人なのです。

元々が人間関係に対して臆病な性格のタイプですから、自分自身が攻められる立場になってしまうと、疎外感や不安感が募りとたんに打たれ弱さが露呈してしまいます。



ネガティブな発想のタイプ

 
常に物事を悪い方向へ考えてしまうタイプもまた、打たれ弱いタイプの人に多い考え方です。

そもそも物事をネガティブに考える理由は、自分自身が傷ついたり失敗ばかりしている人間になりたくないという高いプライドの裏返しです。

物事を始める前にどうせ失敗する、といったように悪い方向にまず考える事によって、いよいよ物事がうまくいかなかった時に、やっぱり自分の思った通りになったという逃げ道を作っているのです。

そしていざという時にこの逃げ道に逃げ込む事によって、失敗してしまったときの心のダメージを和らげようとするのです。

このように自分が傷つきたくないという考え方を持った人は、裏を返せば傷つきやすいタイプです。

従って自分自身が叱られたり攻められる立場になってしまった時は、深く傷つく事になります。
 

保守的で慎重すぎる性格

 
打たれ弱い人というのは、何事に対しても慎重に行動を起こします。

これだけ聞けば慎重なのは良い事じゃないかと思いますが、あまりに慎重すぎて動くタイミングを逃してしまうのが打たれ弱い人の大きな特徴なのです。

ここで動かなければ意味がないといった場面でも行動することを迷ってしまうために、大切なチャンスを逃したり周囲から一歩遅れてしまったりといったことになります。

こうして結果的に何も動くことがないまま終わってしまうといったことが多くあります。

また打たれ弱い人は必要以上に保守的ですから、常に己を守ろうとします。

決して危ないところには近寄りませんし、自らリスクを背負うことも嫌うのです。

たとえそれでチャンスを逃してしまうことになろうとも、何しろ失敗することが怖いために何事もやってみる前から諦めてしまうことが多いのです。



常に言い訳を考えている

 
打たれ弱い人は他人から叱られたり攻撃されたりすることを極端に恐れますし、ミスをすることも嫌いますから、常に物事に対して言い訳を考えています。

万が一ミスをしたとしてもそれは自分のせいではない、他人のせいなのだという風に、人のせいにしたがることも多いです。

これは自分が何かに躓いた時に、それを自分だけの力で乗り越えることができないためです。

自分の力で乗り越えることができないからこそ、すべてを他人のせいにしてわれ関せずといった態度を取ってしまうのです。

またもしも他人から注意を受けたり指摘をされたりしたときにも、自分のミスだと素直に認めません。

これはミスを認めてしまうとその責任を背負うことになるからですが、打たれ弱い人はそんな重大な責任を決して負いたくはないのです。

ですから何かにつけ言い訳をしては、自分が責任を負うことを回避しようとします。
 

人の言動に過剰に反応する

 
打たれ弱い人は、他人の目を意識しすぎる傾向にあります。

常に誰かが自分を見ているのではないか、また悪口を言われているのではないかと被害妄想気味になっているのです。

ですから他人の言動に対して、過剰に反応してしまうことがよくあります。

これは言い方を変えると自己防衛本能が極端に強いということになります。

何しろ打たれ弱いために些細なことで傷つくのですし、そのことを自分でも分かっているのですから、傷つく前にそれを回避したいのです。

こうして打たれ弱い人は常に他人の目が気になり、自意識過剰ともいえるほど他人の言動に対して過敏な反応をしてしまうこととなります。

そして言うまでもなく他人は決して悪意を持っているわけでなくとも、打たれ弱い人はそれをマイナスに捉えてしまうことがよくあるのです。



叱られることに慣れていない

 
打たれ弱い人というのは、幼い頃からあまり叱られることなく育ってきた人が多いために、大人になっても叱られることに慣れていません。

ですからちょっとしたことでもくよくよしてしまいますし、その感情をずっと引きずってしまうのです。

周りは厳しく叱ったつもりはなく、決して腹を立てているわけではなくても、打たれ弱い人にしてみれば相当こたえてしまいます。

また一度落ち込んでしまいますと、いくら周囲が元気づけてもその声が心に届くことはなく、愚痴や弱音をまき散らしてしまうということもよくあります。

それもただ弱音をまき散らすくらいなら良いのですが、他人に強く叱られてしまうと、今度は周囲に対して攻撃的な態度にでることさえあります。

厳しく叱られたことによって、負の感情が自分の許容範囲を超えてしまうとキレてしまうのですね。
 

打たれ弱い性格は仕事に影響を与える

 
いかがでしょうか。

当たり前の話かもしれませんが、打たれ強い人と比較すると、その性格や考え方は真逆であることがよくわかります。

また、打たれ弱い性格と言えば男性をイメージする人が多いものですが、最近ではそれを実感する機会が増えてきたのではないでしょうか。

上司や先輩に怒られたり、仕事のミスをしたらとことん落ち込んでなかなか復活できない男性がたくさんいます。

それでは周りも気を使ってしまいますし、仕事にも支障がでるでしょう。さらには「そんなことで・・・」と感じる人もいるかもしれません。

このように打たれ弱い性格であることは仕方のないことで、少しずつ改善していくしかありませんが、それを全面にみせるのは少し考えものです。

気丈に振る舞っているからこそ、内面が伴ってくることもあるので、打たれ弱い性格を変えたい人は振る舞いから変えてもいいかもしれませんね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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