野心家な人の6つの特徴や性格とは?
野心家な人とは、権威や権力を求め、手に入れるためにあれこれ行動したりするような人のことです。
多くのケースでは、実際に権威や権力を手に入れたため、そう呼ばれるようになったことでしょう。
そんな野心家に憧れる人は後を絶ちません。
しかし、ただ憧れるだけでは近づくことすら叶わないでしょう。
まずはどんな特徴や性格をしているのか、その共通点をあぶり出し、あなた自身に適応させることが大切です。
そこで今回は野心家な人の特徴や性格についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
野心家な人の特徴や性格
向上心がきわめて強い努力家
ふつうの人は目指さないような大望を抱いたり、大きな目標を立てる野心家には、きわめて強い向上心があります。
向上心がある人はめずらしくありません。
仕事でも勉強でも趣味に関することでも、多くの人は向上心を持って取り組んでいると考えていいでしょう。
野心家はそうした向上心が、人とは比べものにならないくらい強いのです。
目標のレベルがふつうの人よりもずば抜けて高いのが野心家の特徴ですが、それは、「人の目指さないような高みを目指そう」という強い向上心があるからに他なりません。
「この程度のレベルでいいや」と満足してしまうということがないのです。
単に、高い目標を持っているというだけではなく、それを実現することこそが人生の意味なのですから、何が何でも実現しようとします。
人並み外れた大望を実現するには、人並み外れた努力が必要になるでしょう。
野心家は、いかなる努力も惜しみません。
どんな困難に直面しても、可能な限りの努力を続け、その困難を克服しながら、確実に前へ進んで行きます。
きわだって強い向上心があるため、人生に大きな目標を持ち、それを実現するために最大限の努力をするというのが、野心家の特徴ということになるでしょう。
関連記事はこちら▽
ずば抜けて仕事ができる人の特徴10選を徹底紹介!
自己評価が高い自信家
自信がない人は、野心家にはなれません。
たとえば、「将来、自分はぜったいに社長になる」という大望を持つ新入社員がいるとしましょう。
新人でありながら、そうした大望を思い描くのは、まちがいなく野心家です。
その場合、その人には「自分は努力すれば、将来そうなれるだけの能力や才能がある」という自信があるに違いありません。
「自分には人と比べて、特に優れたところはない」と思ったり、「人よりも劣っている」という自己評価をする人が、そんな野心を抱くことはありえないでしょう。
人生に大望を抱く人は、その大望実現に挑戦するわけですが、最初から成功する可能性がないと思うようなら、そもそもそんな大望を思い描くことはありません。
もちろん、「絶対に実現できる」という確信はないにしても、その可能性が低くないと考えるからこそ、他の人が目指さないような高みを目指すわけです。
これまでの経験から、自分にはそれだけの能力があるという自信と、高いポテンシャルを持っているという自負心があって初めて、大望を持つようになると考えていいでしょう。
野心家には、自己評価が高い自信家という特徴があるのです。
競争心が強く負けず嫌い
人と自分の力関係を常に意識しているというのも、野心家の心理的な特徴と言っていいでしょう。
人より少しでも優位に立とうという意識を強く持っているのが野心家ですが、ひとことで言うと競争心が強いのです。
「社長になりたい」と思う新入社員の例を見てみましょう。
彼が社長になるには、ほかのライバルよりも上に行かなくてはなりません。
同期のライバルに出世競争で勝たなければならないことは言うまでもありませんが、先輩をどんどん追い抜いて行くことができなければ、その大望を実現することはできないでしょう。
つまり、胸の内に思い描く大望を現実のものにするためには、人に勝たなければならないのです。
多くのライバルたちに勝ち進んで初めて、その人の夢は現実のものになります。
「それを果たすためには、強い競争心がどうしても必要」という言い方をしてもいいでしょう。
野心家の人生の目標は夢の実現なのですから、人一倍強い競争心を持つ性格でなければ、野心家になることはできません。
ほかの人よりも優位に立とう、上に行こうという意識の強い負けず嫌いな性格であること、これも野心家の特徴ということになります。
自分の野心を人には語らない
野心家というと、自分の大望をまわりの人に吹聴するようなイメージがあるかもしれません。
たとえば、「自分は将来、会社のトップに上り詰めて見せる」というような話を、ことあるごとに同僚に話すというイメージです。
しかし、多くの場合、実は、野心家な人は自分の野心を人には語ろうとはしません。
意外に感じるかもしれませんが、人に野心を語ると、自分にとってマイナスのことが生じる恐れがあるからです。
「会社のトップに上り詰める」という野心を同僚に話したとしましょう。
その同僚が自分に対してライバル意識を持っていたとします。
そうなると、同僚は「このライバルを絶対に自分よりも上に行かせたくない」と考えるに違いありません。
出世競争の際に、なんとか足を引っ張ってやろうと思うこともじゅうぶんに想定されるでしょう。
つまり、周囲に野心を語ることには、それによって人から足を引っ張られるというリスクがあるのです。
野心家な人にとっては、自分の望みを実現することが何より大切であり、それが人生最大の目標なのですから、少しでもリスキーと思われるような言動をしないようにするのは当然のことです。
夢の実現の妨げとなるようなリスクを怖れるため、自分の望みを人には秘密にしているというのが、野心家の特徴と言っていいでしょう。
チャレンジ精神がある
他の人はためらうようなチャレンジをすることができるというのも、野心家の特徴と考えていいでしょう。
何か、大きな夢を実現したい、より高いところを目指したいと思えば、時にはイチかバチかのチャレンジをする必要も出てきます。
たとえば、「総理大臣になりたい」という野心を持っていたとしましょう。
それを実現するためには、まずは選挙に出て当選する必要があります。
選挙にはお金もかかりますし、並大抵のことで当選できるわけではありません。
失敗して落選すれば、経済的、精神的、あるいは人間関係などに関して、大きなダメージを負うこともありえるでしょう。
そういうリスクを想定して、「やっぱり選挙に出るのはやめよう」としり込みしてしまったのでは、思い描いた望みを実現することは不可能です。
もちろん、野心家も時には慎重にものごとを判断することはあります。
野望の実現のために、人一倍慎重にものごとを分析したり、時間をかけて判断したりすることはあるでしょう。
しかし、ここ一番という時には、失敗を恐れず、腹をくくってそのことに挑戦するだけのチャレンジ精神を持っているのが、野心家な人の特徴なのです。
自己中心的で協調性に欠ける
野心家ほど、はっきりした人生の目標を持っている人はいません。
そして、その目標を実現することこそが、人生の意味だと考えています。
つまり、自分の目標実現が人生最大のテーマであるため、どうしても自己中心的になる傾向が強いのです。
「人のためになにかしてあげよう」とか、「ここは自分が身を引いて、人を立ててあげよう」いう意識を持つことがほとんどありません。
人のためになることをすることはあっても、その目的はやはり「自分の夢の実現」なのです。
自分にとって得になると判断した場合に限って、人のためになる行動をするのですから、そこにはやはり自己中心的な心理が働いていると考えていいでしょう。
自己中心的なために、協調性に欠けるという特徴も生じます。
人との和を重んじ、大ぜいの中の一人として、組織や集団の中で動こうという意識は持っていません。
野望の実現のためには、時には人と戦って追い落としたり、人を陥れたりするようなことをする必要も出てくるでしょう。
そんな時に「人の和」や「協調性」を意識していたのでは、野望を実現することは不可能です。
野心を満足させたいという目的意識が強いために、自己中心的になり、協調性を欠いてしまうのが、野心家な人の特徴ということになるでしょう。
野心家になるには強い意志が必要不可欠
いかがでしょうか。
野心家な人はたいていエネルギッシュです。
常に目標や夢に向かって、進み続けています。
一時的なものであれば誰でもこの状態になれますが、これを維持するにはそうとうなモチベーションや強い意志が必要になります。
「何かをやろう!成し遂げよう!」と思ったことはあなたにもあるはずです。
しかし今はどうでしょうか?
おそらくそんな気持ちはすっかり忘れてしまって何もしていないのではないでしょうか。
野心家な人は、あなたがそうしている間にもまっすぐ進み続けています。
まずはこの違いを冷静に受け止めて、次にどうすれば意志を持って継続できるかを考えましょう。
野心家になるのに正解はありません。
とてつもない努力をして、大きなものを手に入れた人が後になって野心家と呼ばれるのです。
どうして続けることができなかったのか、どうしてモチベーションが保てなかったのか、そもそも本気で野心家になりたいのか。
こうした自問自答を繰り返して、失敗しながらあなたが野心家になれそうな環境を作っていきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。