辞める人は黙って辞める!その理由や辞める前兆を徹底解説!
同じ職場の人が、いつの間にか仕事を辞めていた…ということもあるでしょう。
仕事を辞めるときには、同僚などにはきちんと挨拶をするものだと思っている人が大半だと思いますが、黙って辞める人もいます。
しかしなぜ、挨拶もなしに黙って辞めるのでしょうか。
ここでは、辞める人は黙って辞める理由について見ていきたいと思います。
また、黙って辞めるメリットやデメリット、予兆などについても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
辞める人は黙って辞める!その理由は?
勤務年数に関わらず、仕事を辞めるときにはきちんと周りに話すのがマナーですよね。
しかし中には、誰にも話さずにいつの間にか辞める人というのもいます。
もちろん直属の上司には話しているはずですが、同僚などに言わないのはなぜなのか、その理由を紹介します。
理由を聞かれたくない
同僚などに何も言わず、周りからすると「いきなり辞めた」「いつの間にか辞めていた」と思われてしまう辞め方をするのは、周りからあれこれ詮索されたくないからでしょう。
特に女性は噂話が好きなので、辞める理由などを詳しく聞きたがる人も多いです。
そういう詮索が嫌なので、あえて黙って辞めるというわけです。
めんどくさい
理由を聞かれたくないというものと似ていますが、黙って辞めるのは色々聞かれるのが面倒くさくてたまらないから。
辞める理由だけでなく、次の仕事が決まってるのかなど、はっきり言って「あなたには関係ないよね」と言いたくなるようなことばかり聞いてくる人が職場にいると、何も言わずに辞めたくなる気持ちも分かる気がしますね。
後腐れなく辞めたい
黙って辞める理由は、もしかすると職場や同僚、上司などに何らかの不満があるからかもしれません。
とはいえ、そういったゴタゴタなくすっきり辞めたいと思っているからこそ、あえて辞めることを言わずにいるという人もいるでしょう。
最後の最後にトラブルを起こすことなく去りたい、という気持ちの現れなのです。
放っておいてほしい
たとえば同僚や職場の雰囲気に馴染めなくて、職場に居場所がないと感じていた人もいるでしょう。
そういう人は、一刻も早く今の職場を辞めたいのです。
この場合、辞められれば他のことはどうでもいいと思っているので、誰かに辞める話をする、という考えがありません。
自分のことは放っておいてほしい、と思っているのでしょうね。
周りを困らせたい
そして中には、悪質な気持ちを持ってあえて黙って辞めるという人もいます。
たとえば重要な仕事を抱えていたり、中途半端な仕事が残っている状態で黙って辞められてしまうと、残った方は困りますよね。
急に仕事が増えたり、資料もなく引き継ぎしなければならない状態を作るのは、周りを困らせたい一心なのかもしれません。
黙って辞める人の特徴
仕事を辞める、転職するというのは今の時代珍しいことではありません。
しかし、仕事を辞めるときに黙って辞める人には、周りも驚いてしまいますよね。
全ての人が黙って辞めるわけではないとはいえ、以下のような人は黙って辞めることが多いでしょう。
優秀すぎる
黙って辞める人は、周りと比べて仕事ができすぎる人であることも多いです。
簡単に言うと、今の職場、今の仕事では物足りない、成長することができないと感じているのでしょう。
周りがダラダラと仕事をしている中、自分はあっという間にやるべきことが終わるわけですから、今の職場は自分のいるべき場所では無いと感じるのです。
職場に馴染めない
職場の雰囲気というのは、実際に入社してからじゃないと分かりません。
仕事が始まってから、「思っていたのと何か違う」と感じることもあるでしょう。
同僚と合わない、上司と合わないなど理由は様々なのですが、職場そのものに馴染めないため、比較的すぐに仕事を辞めてしまいます。
人見知り
職場に馴染めないこととも少し被りますが、周りとのコミュニケーションを取るのが苦手な人も黙って辞めることが多いです。
普段、雑談などをする相手がいない場合、自分が仕事を辞めようと思ってもその話をする相手がいないわけです。
わざわざ話さなくてもいいかな、という気持ちが芽生えるのは、人見知りの人に圧倒的に多い心理と言えるでしょう。
目立たないタイプ
あなたの職場にも、影の薄い人というのはいませんか。
失礼かもしれませんが、いてもいなくても分からないような目立たないタイプの人も、黙って辞めると思われていることが多いです。
本当は本人は何か伝えているのかもしれませんが、目立たなすぎて周りがそのことを認知していないのかもしれません。
職場に居づらい
そして、何らかの理由によって職場に居場所がなくなってしまうときにも、人は黙って辞めるようになります。
職場に居づらいという気持ちが、「早く辞めたい」と思わせてしまうのかもしれません。
この場合、辞める前に休みがちになることも多いので、現場の人からすると「いつの間にかいなくなってた」という感覚になるのです。
黙って辞めるメリット・デメリット
今いる職場を辞めるとき、黙って辞めるのは良くないことというイメージがありますよね。
確かに、社会人としてきちんと挨拶をするのは当たり前のことかなと思いますが、黙って辞めることにはメリットもあるもの。
黙って辞めるメリットとデメリットは、こちらです。
メリット
最後の関わりを減らせる
たとえば同僚が苦手、はっきり言って嫌いだと思っていた場合、黙って辞めることでスムーズに去ることができます。
自分は相手のことを苦手だと思っていても、相手も同じ気持ちとは限りません。
相手は気にせずガンガン絡んでくるタイプだった場合、黙って辞めると最後の関わりを減らせるのはメリットですね。
気楽に過ごせる
その職場であまり人が辞めないという場合、自分が辞める話をするのは気が引けるということもあるでしょう。
何となく、辞める話はしづらいですからね。
だからこそ、上司以外に辞める話をせずにいると気持ちが楽だという人も多いです。
辞める日までの時間を有意義に使いたいのなら、黙って辞めるのも悪いことではありません。
色々言われなくて済む
そして、職場や同僚の雰囲気によっては、辞めることを伝えた途端に態度が変わることもあるでしょう。
そうすると、ネチネチと嫌味を言われる…ということも少なくありません。
辞めるかどうかを決めるのは本人次第ではあるものの、色々言われるのはストレスですからね。
それがないのは、黙って辞めるメリットと言えるでしょう。
デメリット
非常識な人だと思われる
冒頭でも触れてきましたが、仕事を辞めるときには関わりのあった人にはきちんと説明するのがマナーだ、と思っている人も少なくありません。
こういう考えの人ばかりの職場である場合、黙って辞める人は非常識だと言われてしまいます。
気にしなければ良い話ではあるものの、非常識な人というレッテルを貼られたまま会社を去るのは、あまり良い気分ではありませんね。
引き継ぎができなくて困る
全く辞める予兆もなく、なおかついきなり何も言わずに人が辞めると、残された方にそのしわ寄せがくるのは言うまでもありません。
辞めることがあらかじめ分かっていれば、事前に引き継ぎなどがちゃんとできたものの、それができないので残された方は仕事に追われることになるのです。
人に迷惑をかけるのは、黙って辞めるデメリットでしょう。
モヤモヤが残る
そして、黙って辞めることであなた自身の気持ちもすっきりしない…という結果になることもあります。
自分の中で様々な気持ちが渦巻いており、気持ちの整理がつかないまま辞めることになった、というケースもあるでしょう。
本当はしっかり挨拶をしたいという気持ちもあったものの、そんな余裕もなく終わってしまうと、何だかんだでモヤモヤが残るのはデメリットです。
黙って辞める人が多い会社の特徴
実は、社員が黙って辞めるのは少なからず会社の影響もあると言われています。
黙って辞める人が多い会社、というと、正直なところあまり良いイメージはありませんよね。
そのイメージはあながち間違いではなく、黙って辞める人が多い会社には、以下のような特徴があることが多いです。
年功序列
仕事のできるできないに関わらず、勤続年数によって昇給していく年功序列制度を導入している会社は、優秀な若者がやる気を見出すことが難しい職場ともいえます。
どんなに頑張っても意味が無いと感じてしまう上、周りに同じように感じている人もいないため、どんどん孤立していくのは時間の問題ですね。
人の出入りが激しい
そもそも人の出入りが激しい会社というのは、会社の制度やシステムに何らかの問題があるのは明らかです。
こういう会社の場合、しょっちゅう人が辞めては新しい人が入ってくるので、いちいち辞める報告を聞いていられないというのが本音なのでしょう。
そういう流れが当たり前になり、黙って辞める人が増えていくのです。
正当に評価されない
年功序列であることとも似ていますが、実績や成果を正当に評価してもらえない会社は、誰も続けたいとは思いません。
この場合、会社そのものに嫌気がさして辞めるので、早く辞めたい一心なのでしょう。
一刻も早く今の会社を辞め、新しい会社で自分の力を試したいと思っていますから、周りの人には何も言わずに黙って辞める人が増えるというわけです。
黙って辞める人の前兆やサイン
仕事を辞める前というのは、誰であっても何かしらのサインが現れてくるもの。
本人はそういったサインを見せているつもりはなくても、何となく感じるものもあるでしょう。
以下のようなサインが見られたら、その人はもうすぐ会社を辞めるつもりなのかもしれません。
仕事のペースが変わる
黙って辞める人は、周りには「辞める」ことを一切話していなくても、自分の中ではすでに辞める意思が固まっているわけです。
そのため、辞めることを決めたときから仕事のペースが変わっていくでしょう。
ペースが早くなるか遅くなるかはその人によりますが、普段と違うなと感じるのは辞めることを考えている証拠かもしれません。
新しい仕事を引き受けない
すでに辞めることを心に決めている場合、わざわざ新規の仕事を引き受けることはありません。
自分の中で辞めるタイミングを決めているわけですから、ここで新しく仕事を引き受けるのは無責任ですよね。
黙って辞めるからと言って、仕事への責任がないわけではないので、区切りはちゃんとしているのでさ。
身の回りの整理整頓
そして、自分の中で仕事を辞める日を決めているときには、少しずつ片付けをしていきます。
自分の身の回りの整理整頓をしたり、さりげなく引き継ぎの資料を作ったりし始めるのは、辞めることを決めている何よりのサイン。
身の回りの片付けをして、自分のタイミングでいつでも辞められるように準備しているのでしょう。
まとめ:黙って辞める人は良くも悪くも職場に馴染めない人
仕事を辞めるときに誰にも言わず、黙って職場を去る人というのは、良くも悪くも職場に馴染むことができていません。
同僚とのコミュニケーションがうまく取れていないというケースもあるでしょうし、実力を正当に評価してもらえないなど不満があることもあるでしょう。
どんなケースであっても、黙って辞める人は何らかの不満を抱えていると言えますから、その予兆に気づいたら話を聞いてあげるなどできたら良いですね。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。