やさぐれる人の6つの心理とは?

やさぐれる人とは、ふてくされていたり、やる気が全く起きず何もしたくない状態である上に、何か反抗心を持っているような人のことです。

そんなやさぐれるときというのは人間誰しもあるはずです。

しかしその理由や心理は人によって様々。

そこで今回はやさぐれる人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



やさぐれる人の心理

 

放っておいてほしい

 

やさぐれている人というのは、やさぐれた態度を取ることによって、人を拒否しようとしていると考えていいでしょう。

中には人にかまってもらいたいために、わざとやさぐれて見せるケースもありますが、そうではなく、「自分に関わらないで」という意思表示のためにやさぐれているケースの方が多いものです。

では、どうしてそんな気持ちになるのか。

理由はいくつかありますが、多いのが「何かショックなことがあった」というものです。

たとえば、突然恋人にフラれたとしましょう。

長いつき合いをしてきた恋人で、関係はうまくいっていると思っていたというような場合、いきなりフラれれば、誰でも大きなショックを受けるものです。

その際、友達に話をすることで、ショックを和らげようとする人も少なくありません。

しかし、ショックがあまりに大きいと、「人と話をする気にもなれない。誰とも関わりたくない」という気持ちになることもあるでしょう。

茫然自失状態で、どう対処していいかわからなくなると、人間は孤独な状態になることを好むことがあるのです。

このケースのやさぐれる人の心理を端的に表現すると、「放っておいてほしい」ということになります。



人間不信で相手の言葉を素直に受け取れない

 

誰かに騙されたり、人に痛い目にあったために、人間不信になるということがあります。

そういう状態になると、人の言葉を額面どおりに受け取ることができません。

人から何かやさしい言葉をかけられたとしましょう。

ふつうの状態であれば、その言葉をうれしく感じ、相手に感謝の気持ちをいだくに違いありません。

しかし、人に傷つけられて人間不信になってしまうと、やさしい言葉がその相手のやさしい気持ちがら出たものだと考えることができなくなってしまうのです。

そして、「口ではあんなうまいことを言っているけれど、心の中では反対のことを思っているにちがいない」と考え、その結果ひねくれた反応、やさぐれた態度を取るようになってしまうわけです。

この場合は、けっして意図的にやさぐれて見せているわけではありません。

人の関心を引こうとか、自分にかまってほしいために意識してそんな態度を取っているわけではなく、人間を信じられず、相手の気持ちを曲解するために、自然にやさぐれてしまうと考えていいでしょう。

このケースのやさぐれる人は、人からやさしくされればされるほど、人にかまわれればかまわれるほど、ますますやさぐれた態度を取ってしまうのです。

 

自暴自棄になっていて自分に自信がない

 

ある事を境に、自分に自信が過度に持てなくなり、やさぐれてしまい、自分の殻に閉じこもってしまう事があります。

やさぐれるにはきっかけがあり、信頼を失ったり、人が信じられなくなったりなど原因があるものです。

こうしたきっかけでやさぐれてしまうのです。

何を考えてもマイナス思考で、良く取れない。

全て悪く取ってしまったり、人からの優しさも裏があるのではないかと疑ってしまいます。

こうしたやさぐれてしまう心理には自分への信頼感も失っていると思われます。

自分の事を嫌いになってしまい、どうせ自分なんかと思い詰めてしまうのです。

自分を愛する事ができなくなると、全ての人が敵に見えてきてしまうのです。

自分に近づく人をわざと嫌な雰囲気を出して近寄らせなかったり、放っといてオーラを放つのです。

ですが深層心理では寂しいという心理があるので、余計にやさぐれてしまうのです。

負のオーラは負を余計に引き連れてきてネガティブマインドから出て来れなくなってしまい、悪化してしまうのです。

一度やさぐれてしまってどんどん後ろ向きになりやさぐれてしまうという事はよくあることでしょう。



誰にも頼られないなどをきっかけに寂しくなっている

 

何かをきっかけに、自分への信頼や頼られることを感じられず、いなくてもいいんだと思ってしまうことがあります。

自分なんか何の役にも立てない、誰の力にもなれない、頼りにされる事もないんだと自信を失くしてしまいます。

自尊心が失われてしまうと、途端に自分は必要のない人間と思い込んでしまい、やさぐれてしまうのです。

そうなってしまうとどんどん自分を見失ってしまい、何をやるにも気力がなくなってしまいます。

何も信じられず、誰も信じられず、何をしても楽しくない、そんな風にやさぐれてしまうと鬱病までも発症してしまう事もあり得るので注意が必要です。

少しでも前向きになれる事を始めてみるとか、気力を出すために気分転換をするとかしてみるとよいでしょう。

ですがそんなことすら気が向かないのがやさぐれている真っ最中の人です。

でもそんな時は思い切りネガティブに落ち込んだ方が回復も早いのです。

人生には波があり、良いときも悪いときもあると言う事を悟れる機会があってこそ人として強くなれるのです。

やさぐれる人の心理として、寂しさからの自暴自棄があり、本当は人が大好きなので立ち直りも早いかもしれません。

 

人生に疲れている休息のサイン

 

やさぐれているとき、全ての予定を組まず、誰とも会わず、何もしないでいたいままでいるという事があると思います。

ですがそういったことで自分を癒しているのです。

人生に疲れて人付き合いに疲れてしまった、そんな時に前向きになれっこありません。

何でも悪い方向に考えてしまったり、まだ起こっていない事を心配してしまったり、ネガティブな気持ちが渦巻いてしまう事があります。

すると、自分なんて良い事もないし、つまらない人生だなんて思い詰めてしまったりもします。

ですが病んでいないのであれば、その気持ちは一時的なものであって、すぐに楽しい事が起こるところっと変わったりもします。

やさぐれてしまった時、全てをシャットアウトしたくなる心理として、休みたいという脳や心のサインでもあるのでしょう。

たまには1人でジトジトしたりダラダラしたりするのもリセットとなるのです。

今まで頑張ってきた証拠なので、すきなだけネガティブに引きこもりましょう。

やがて、前向きにになってやさぐれていた自分も思い出せない時がやってくるでしょう。

やさぐれることがあってこそ次へと進める事もあるのです。



やさぐれている自分のことが好き

 

もう一つ、やさぐれている人のちょっと意外な心理を紹介しましょう。

それは「やさぐれている自分のことが好き」という心理です。

やさぐれた態度というものは、他の人から見ればけっして愉快なものではありません。

誰でも、やさぐれた人を見ると、「なんであんなに無気力で投げやりなんだろう」とか、「なんであんなにすねて見せているのだろう」と不思議に感じ、時にはその態度に不快感を抱くこともあるでしょう。

もちろん、やさぐれている人は、何か自分の中にマイナスの心理があるために、そうした態度になってしまっているわけです。

しかし、実際にやさぐれてみると、その状態が不快ではなくなることも少なくありません。

ただし、それには条件があります。

それは、「自分は今、やさぐれている」という自覚を持っていること。

やさぐれるというのは、ある意味で楽な状態でもあります。

いわば「心の力が抜けた状態」なわけですから、それを自覚している場合、本人は意外に不快を感じないというケースがあるのです。

また、やさぐれるというのは、ある意味複雑な心理状態ですから、子どもがやさぐれることはむずかしいですし、だれでもできるというものではありません。

つまり「やさぐれることができる自分が好き」というのが、やさぐれている人の心理の一つということになるでしょう。

 

やさぐれる心理を理解しよう

 

いかがでしょうか。

人は誰だってやさぐれるときはあるものです。

それを理解しないで頭ごなしに注意したりしようとしても基本的にうまくいくことはないでしょう。

あなた自身もやさぐれたときははるはずです。

その時の心理を理解することで、どんなことが原因でそうなってしまったのか、冷静に考え、対処するようにすると結果がついてくるはずです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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