弱みを見せる人の心理とは?男性と女性の違い!
あなたは自分の弱みを相手見せるタイプでしょうか。
これははっきりと二極化されます。
絶対に見せたくない人と、弱みぐらいいくらでも見せてもいいと考えている人です。
前者にとってみれば、後者の心理や理由がまったくもって理解できないことでしょう。
そこで今回は弱みを見せる人の心理についてご紹介します。
弱みを見せるとは
弱みを見せることとは、本来なら隠しておきたい弱点を相手に打ち明けたりすることです。
このことから、相手を信用しているという意味を表すことが多いです。
弱みを見せる男性の心理
相手と心から打ち解けたい
見栄っ張りなために自分の弱みを見せようとしない男性が少なくありません。
こういう男性は、つまり、相手に対して真の自分の姿を見せていないわけです。
自分の強みや長所、優れたところだけを見せ、そうでないところは隠すわけですが、自分の真の姿を見せなければ、その相手と心から打ち解けることはできないでしょう。
弱みを見せる男性はその逆です。
あえて自分の弱みや欠点を相手にさらけ出すのは、「自分の真の姿を知ってほしい」という心理を持っているからにほかなりません。
そして、そうすることによって、その相手と真の意味での親しい関係、心から信頼できる関係を作りたいと思っているのです。
これは、相手の立場になって考えると理解しやすいでしょう。
男性から弱みを見せられた相手は、「この人は、自分を飾ることなく、自分の弱みも正直に見せてくれている。それだけ自分のことを信頼してくれている証拠だ」と思うに違いありません。
「この人はそれだけ私に心を許してくれているのだ」と受け止めることもあるでしょう。
いずれにしても、相手に真の自分の姿を見せることによって、相手と深い人間関係を構築したい、心を許しあえる関係を作りたいと思っているのが、弱みを見せる男性の心理なのです。
相手に甘えている
たとえば、交際し始めたばかりの女性に、平気で自分の弱みを見せる男性がいます。
ふつうの男性は彼女の前ではかっこをつけようとするため、なるべく弱みは隠すに違いありません。
では、どうしてつきあいたての彼女に弱みを見せるのか、それは彼女に甘えているからなのです。
弱みを見せられた女性は、男性を励まそうとするでしょう。
「そういうところも含めて、あなたには魅力がある」と言うかもしれません。
相手が異性のケースだけでなく、同性に対しても弱みを見せる男性には、同じように相手に甘えているという心理を持っているのです。
多くの男性が弱みを見せないようにするのは、無理をしてでも自分をより優れたものに見せたいという心理を持っているからです。
時にはやせ我慢をしたり、無理して平静を装ったりして弱みを隠すというのは、ある意味で「自分に厳しい生き方」ということもできるでしょう。
そういう生き方をしている男性に対して、平気で人に弱みを見せる男性は、自分に厳しくありません。
自分に甘く、人にすぐ甘えようとするのが、弱みを見せる男性の心理ということになるでしょう。
真の意味で自信がある
人に弱みを見せないというのは、自分を偽って生きる生き方であり、多くの男性はプライドの高さから、自分を偽りながら生きているということができるでしょう。
弱みを見せる男性は違います。
平気で弱みを見せるというのは、いわば自然体の生き方、自分を飾らない生き方ということです。
どうして、そういう生き方ができるのか、それは真の意味で自分に自信があるためにほかなりません。
自分の生き方や能力、人間性や実績、潜在能力などなど、さまざまな点で自分は人よりも優れているという自負心を強く持っています。
そのため、弱みを無理に隠す必要を感じていません。
「どんな人間にも弱みはあるものだ。それを隠そうとするのは、実は自分に自信がないからだ。自分に自信がないから、むりに弱みを隠して、自分を強く見せようとするのだ」と考えているのが、弱みを見せる男性と言っていいでしょう。
本当の意味で自分に自信があれば、弱みを隠す必要はありません。
そうした弱みがあったとしても、総合的に自分は優れているという自負心があるため、自然体の生き方ができるのです。
真の意味で自信があるというのが、弱みを見せる男性の心理ということになるでしょう。
弱みを見せる女性の心理
相手と距離を縮めたい
弱みというのは基本的に好きな人、信用できる人にしか見せられないものですから、女性がそれを表に出してくるということは、その相手に親しみを持っていると判断することができます。
また、好んでいる相手と距離を縮めたいと思っているからこそ、弱みを見せることで隙を作り、自分に近づいてきて欲しいとも考えているのです。
身近にいる人が落ち込んでいたり悩んでいる様子を見せれば気になるものですし、気持ちが沈んでいて元気がない人には対して優しい気持ちになるものですので、そうした気持ちをあえて隠さず誰かに頼ろうとするということは、自分を気にかけて欲しいという本心の表れでもあります。
恋愛方面で興味を持っている異性に対して弱みを見せるようなことがあれば、それはアプローチの一種ですし、友人関係に関しても相手ともっと仲良くなりたいと思っているのであれば、やはり弱みを知ってもらうことで心を近づけてもらおうとしているのです。
楽しいことばかりではなく、表面的な付き合いだけではなく、こちらのマイナス面も知ってもらうことで、もっと深いコミュニケーションを取りたいと考えています。
周囲の人に頼りたい
特定の相手だけではなく、誰かれかまわずすぐに弱音を吐いたり置かれている状況に対して愚痴を言ってしまうようなタイプの女性は、可哀相な自分に注目して同情して欲しい、構って欲しいという欲求が強い傾向です。
弱みを見せれば、誰かしら周囲の人が心配してくれるものですし、勇気付けて支えてくれようとします。
そうやって優しくされている自分を確認できれば安心感を得られますし、自分は見捨てられていない、みんなから愛されているということを実感することができるのです。
嫌なことや苦手なことを我慢せずに打ち明けたり、疲れやストレスを隠さずにオープンにして周囲の人に甘えたい、そうやって大丈夫だよ、頑張ってとちやほやされて、周囲の人の優しさをとことん堪能したいと思っています。
弱みを見せるということは弱い自分を認めるということですので、それを周囲に晒せる女性はプライドがあまり高いタイプではありません。
ただ、弱い自分を愛されるための武器に変えることができる強かさを持っていて、上手い具合に何となく放っておけない、目を離せない愛されキャラを確立しています。
印象のギャップを解消したい
周囲の人達に「デキる女性」「高嶺の花」として認識されている場合、必要以上に寄せられる期待がプレッシャーになり、ストレスになっていることがあります。
仕事を器用にそつなくこなすことができる、頭の回転が速くて話しの飲み込みが早い、そんな女性は何かと頼りにされることが多く、それに応えようと人一倍頑張っているものの、無理をしすぎて心身の負担になってしまい、等身大の自分をもっと認識して欲しいという気持ちを強めていくのです。
そのため、弱味を見せてどこにでもいる普通の女性である自分を知ってもらうことで、周囲の人が抱いている自分の印象と、本来の自分とのギャップを埋めたいと考えています。
弱味を見せるということは、それを見た人、聞いた人の共感を得ることになりますし、デキる人だと思っていたけれどもこの女性も努力をしているのだ、自分達とそれほど能力差のある存在ではないのだと考えを改めて欲しいと思っているのです。
自分をよく見せるために弱みをまったく見せずに武装する人もいますが、その逆に、周囲の人達が作り上げた理想像に振り回されて疲れている女性もいます。
弱みを晒すことを利用して、周囲の人達の抱く印象を素の自分に近づけたいのです。
弱みを見せる人は信頼されやすい
弱みを見せる人は信頼されると言われています。
それは一体なぜでしょうか。
その理由や信頼される人の特徴について見ていきます。
誰もが弱みを持っている
自分のすべてを肯定的に捉えられたらどんなに良いでしょうか。
太っているなどといった外見のコンプレックスや、思ったことを素直に言えない内気な性格など、誰しも自分に対する弱みを持っているものです。
周りを見渡せば、容姿や生活に恵まれ、自身に満ち溢れており、何も弱みなど持っていないだろうと羨ましく思う存在もいることでしょう。
逆に、周りから自分に対して同じように思われていることも十分にあり得ます。
誰しも、自分に対して、強みと弱みを持っているものです。
そして、多くの人は、他者には自分の弱みを見せないように生活しています。
自分にとっての弱みは、マイナスでしかなく、その弱みを見せることによって、自身のプライドが傷ついたり、他者から嫌悪感を抱かれたりすることを恐れているからです。
だからと言って、他者から相手の抱えている弱みを見せられた時、弱みを握ったことで躍起になってその人を陥れようとしたり、「どうしようもない奴だ」と嫌悪感を抱いたりするでしょうか。
そうではなく、むしろ、相手に対して同じ痛みを持つ仲間として、好意を抱くものです。
周りから信頼されやすい人の特徴
何一つとして欠点が無く自身に満ち溢れ、完璧主義の人と仲良くなりたいでしょうか。
人は、共感し合える仲間を求めています。
完璧な印象を抱く人は、「一匹狼」と揶揄されることが多いものです。
自分の強みばかり主張されても、受け取る側は面白くありません。
嫌でも同じように張り合わなくてはなりません。
一緒にいても疲れてしまいます。
そして、その人が困難に直面した時、助けてあげようと思えるでしょうか。
むしろ、ここぞとばかりに挫折すれば良いと思われてしまうものです。
周りに敵はいても、味方になってくれる人は多くはありません。
一方、いつも周りに仲間がいて、たくさんの人から信頼されている人は、飾らず気取らない謙虚なタイプが多いのではないでしょうか。
相手から、「一緒にいて安心する」と思ってもらうためには、お互いの信頼関係を築く必要があります。
「この人なら自分を飾らずに素を出せる」と思える人は、自分の弱みを包み隠さずにオープンな人が多いです。
そのような人には、自分の弱みを見せても、共感してもらえそうだという安心感を抱きやすいものです。
弱みは信頼関係を築くための最大の武器
自分の弱みを見せるのは、恋人や親友、家族など、「心から信頼できる人」に限られます。
私たちは、気付かぬうちに「この人なら、ありのままの自分を知ってもらっても大丈夫」と感じる相手を選んでいます。
では、逆の立場になって考えてみましょう。
ご自身が、弱みを見せる相手は「心から信頼できる人」を選んでいるのだとしたら、相手から弱みを見せられた場合、その相手は自分のことを「心から信頼できる人」と思っていることになります。
自分のことを、「心から信頼できる人」と思ってもらえることを嬉しく思わない人はいません。
多くの人が、相手にとって自分は、「特別な存在」であると感じることでしょう。
そうすると、自然と気付かぬうちに、自分も相手のことを「特別な存在」と感じ、相手のことを信頼するようになるのです。
信頼してもらいたいと思うのならば、まずは自分の弱みをさらけ出すことです。
多くの場合、相手から受け入れてもらえることでしょう。
人は、相手から弱みを見せられると信頼してしまうものです。
弱みを見せることは相手と信頼関係を築くための最大の武器になるのです。
弱みを見せる心理に注意
いかがでしょうか。
弱みをさらけ出すということは、心を開くということでもあるので、人から信頼される傾向があります。
しかし、それを悪用しようとする人がいることには注意が必要です。
わざと弱みを見せて信頼を得てから騙すという手口は詐欺の基本テクニックです。
もしくは信頼されることが目的でわざと見せるケースもあるでしょう。
どちらにせよ、悪用には違いはありません。
信用されたいから弱みを見せるのではなく、打ち明けてもいい相手ができたから弱みを見せて、より深い絆になっていくようにするべきです。
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