残業代が出ないときの対処法4つ
残業代が出ない・・・ということにあなたは苦しめられていないでしょうか。
働いた分だけ賃金を受け取るのはまったくおかしくないことですが、多くの会社では残業代が出ないことが多々あるのが現実です。
もちろん様々な理由があり、あなたも納得できているのであればいいかもしれません。(厳密にはよくありませんが・・・)
しかし、どうしても納得がいかない、やはり残業代はほしいということであれば、何かしらのアクションを起こすべきでしょう。
そこで今回は残業代が出ないときの対処法についてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
残業代が出ないのが普通!?
8時間勤務で休憩時間は45分です。
先輩達は10~20分早く来て仕事をして、昼休憩に入っても10分ほど仕事をしたままで
休憩は実質30分くらいです。
残業は、私はまだほぼ定時に帰ってますが毎日30分くらいはしてるんじゃないかと思います。
タイムカード制なのに給与は8時間分のみしか計算されてません。残業代が出ないのもおかしいと思うんですが、それ以上にこの空気が先輩達には普通なのが
私には異常に思えます。
残業代や休日出勤などの手当てはありません。
会社に泊り込んでも、休日出勤しても、
残業代がでない、手当がない…これは普通でしょうか?
タイムカードもありません。勤怠管理はどっからどう見ても適当です。夫に何度尋ねても「これが普通だ」としか言われません。
なぜ残業代がつかないのか社長に聞いてみて、と言っても
「聞いてみるか~…そういえば○○ってさ~」と話をすり替え、実際に聞く気はゼロのようです。
出典 中小企業の「残業代ゼロ」は普通?夫の勤め先・夫の態度への不満
多くの人は残業代は出ないのが普通だと考えているかもしれませんが、はっきり言いましょう。
普通ではありません。
異常な環境であなたは働いているということを認識しておくべきです。
残業代が出ないのは当たり前じゃない!
残業代が出ないのは普通、当たり前のことではありません。
支払われることが普通、当たり前なのです。
管理職になると残業をしても残業代は出ないというところもあるかもしれませんが、基本的には出るものです。
いわゆる、サービス残業は労働基準法違反となってしまうのです。
労働基準法違反を行えば、処罰対象になりますし、営業停止になることも十分考えられます。
これらのリスクを犯してまでも残業代は支払わない、と言う企業はブラック企業として認定されます。
泣き寝入りをすることもなく、しっかりと残業代は請求をしましょう。
必要となるのは正しい勤務表です。
勤務時間が記載されているものを用意しておくことが大事です。
そこから受け取るはずの残業代の計算を行うことが出来るのです。
出典 残業代が出ないのは普通、当たり前だと思っているあなたへ
サービス残業や代休が取れない、有給休暇が取れないといったことは違法ですし、普通ではありません。
もし、あなたの勤めている会社が「サビ残するのが当然だろ!甘えるな!」と主張するようなブラック企業だった場合、転職を視野に入れるべきです。転職市場が活発な現代では、ブラック企業に勤め続けるよりも転職をしたほうがリスクが少ないと言われています。
違法な雇用にしがみつくよりも、ちゃんと残業代を支払ってくれる会社に勤めましょう。
出典 残業代が出ない「サービス残業」が当たり前だと思わないで!残業代が出る会社が『普通』です
残業代が出ない会社は違法行為をしている
「採用時に残業代が出ないことを説明した」、「残業代が出ない旨を記載した雇用契約を締結している」などという理由で、残業代を支払わない会社がありますが、これは違法です。
基本的なところからいえば、残業(時間外労働)は労働基準法に示されています。
労働基準法上、時間外労働や休日労働は原則的に認められません。
ただし、会社(使用者)と社員(労働者)との間で、一定の取り決めがされている場合、時間外労働や休日労働が認められます。
この取り決めについては、労働基準法第36条に記してあるため、一般的に36(さぶろく)協定と呼ばれています。
ただし、36協定があるからといって、残業代(割増賃金)の支払いを免除されることはありません。したがって、「明確に会社の指揮管理下にありながら、法定労働時間を越えても残業代が出ない」のは、違法です。
各地の労働基準監督署では、そのような違法状態の取り締まりと是正勧告を行っていますが、焼け石に水な部分があるようです。
時間外労働が、1日8時間・1週間40時間の法定労働時間を超えた場合には、法定で定められた率以上に割り増しした金額で、残業代を支払われなければなりません。
ただし、残業代をあらかじめ基本給や手当に何時間分かを含めている場合があります。これは、企業によって時間数などが異なりますので、会社の就業規則および給与規程、もしくは労働契約書などを確認してみましょう。
上記の内容を確認してみた上で、やはり「時間外労働」に対して残業代が支払われていないなら、一度会社に相談しましょう。
残業代が出ないときの相談
未払い残業代について「おかしいな……」と思ったらまず何をしたよいでしょうか。
一番肝心な資料は、・実際に日々、何時から何時まで働いたか
・それに対して会社が支払った給料はいくらかの2点です。
この2つの資料がないと、何事も始まりません。
会社に直接交渉するにしても、どこかに相談に行くにしても、この2点の資料が必須でとても重要になります。ここで言っている“資料”とは、取りも直さず、争ったときの証拠書類となるものです。
でなければ、単なる“口争い”だけで終わってしまいます。
出典 残業代が出ない時に自力で請求できる方法とは?労働審判制度とは?
一度会社の社長や人事担当、上司に「会社では、◯◯だから残業代が出ないようになっていますが、労働基準法では☓☓で、残業代が出ないことは間違っていないでしょうか。」
と、相談をしてみて、その後の会社の対応を見てみてから退職を考えても遅くはありません。これで、言語道断拒否されたり、はぐらかされたり、嫌がらせを受けるようになってしまったのであれば、退職を検討してみても良いでしょう。
出典 残業代が出ない理由の全て|違法性がある場合にできる対処法
残業代が出ないときはどこに相談すればいいか迷ってしまうものです。
一般的には労基に通報してしっかりと監督してもらうものですが、そこまで大げさにしなくても・・・なんて思う人が大半です。
なので、まずはあなた一人でできることから始めましょう。
やるべきことは上記にあるように証拠を集めて、それを武器に会社に相談することです。
それでもダメであれば、労基に伝えたり、弁護士に相談しましょう。
ただ、そこまでのハードルが高いのであれば、そんな会社はさっさと見限って転職してしまうのがベストな選択かもしれませんね。
残業代がでない会社は辞めよう
いかがでしょうか。
残業代が出ないことは普通、当たり前だと思っているあなたはとても損をしています。
残業代が出ないということは評価制度も整っていないケースが多い為、あなたの頑張りが正当に評価されてないかもしれません。
ということは、その会社にいても給料は増えませんし、いつまでも低い賃金で馬車馬のように働かされてしまいます。
こんな会社にしがみつく理由はなんなのでしょうか?
周りは誰も文句を言っていないから?
そうであれば、あなたは一生抜け出すことはできないでしょう。
もっと別の会社の世界を見てみるべきです。
そうすることで初めて「今までいた会社はなんて劣悪な環境だったんだろう」と気づくはずでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。