ディスる人の6つの心理とは?

ディスるの意味とは、簡単に言うとリスペクトの反対です。

リスペクトは尊敬するという意味で使われますよね。

その反対と言われるとどんな意味になるでしょうか。

一般的には、軽蔑するとか見下すとかという意味です。

これを英語で「ディスリスペクト」といいます。

それがギュッと短くなって、「ディスる」になったのです。

そんなディスる人は最近増加の傾向がありますよね。

いったいどんな心理なのか気になるところでしょう。

そこで今回はディスる人の心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



ディスる人の心理

 

自分が上であることを認識させたい

 

ディスる人の中には、上下関係をつけるためにディスっている場合があります。

貶したり侮辱したりとディスることで、相手をビビらせてやろうという心理が伺えます。

確かに、相手から強く言われたり、否定されてしまうことがあると、臆病になったり何も言えなくなったりと、相手に警戒心を見せ始め、中には無抵抗のまま相手の言いなりになってしまうこともあるでしょう。

ディスること=攻撃手段としており、自分が立場的に上でいたいという思いの表れである可能性があります。

こうしたタイプの人は、自分よりも下に見ている人に対してはディスるものの、確実に上だと認識している人にはディスることはしません。

ディスることで、自分の立場が危うくなったりしないよう、むしろ腰が低くなることが多いです。

人間関係の世界で、上下関係を意識してる人に見られ、自分が上であることを相手に認識させたい思いが強いと、ディスることで攻撃します。

言い返せないと分かっている相手、臆病な相手、自分より年下な相手などにこのような攻撃を用いるのです。

ディスってくることで不快な思いをする場合は、あえてディスり返してみると、思ってもみなかった反応に、相手を上だと認識するかもしれません。



現実でのストレスを発散したい

 

面と向かってディスることができる人は強さを持っている人と言えますが、SNSなどのネット上でしかディスることができない人もいます。

自分の名前を公表することがないネット社会において、現実の自分のストレスをその場で発散している人も多いのです。

例えば仕事で息詰まっていたり失敗が続いている中、周りに相談することもできず、職場でも浮いている状態だとしましょう。

一人で抱える悩みやストレスが大きくなり、特別ストレス解消を身につけている訳でもない人は、その発散先をネット上に持っていきます。

ネット上であれば、よほどの事がない限り自分の身元が判明されることもないし、言いたいことを我慢することなく言える世界。

日頃我慢している人にとっては、誰かをディスることがストレス発散となり、自分という殻を破って人を貶したり攻撃したりすることができる。

これが快感となってしまっている人もいるかもしれません。

芸能人をディスったり、SNSで接点のある人をディスったりと、そこには「直接ではない」という壁がある。

だからこそ我慢せずに言いたいことを言える環境でストレスを発散でき、なくてはならない存在になっていることも考えられます。

普段大人しい、攻撃的な一面は見たことない、ストレスをため込んでいる。

そんな人がネット上ではディスっていることが多いのです。

[参考記事]



自分を見てもらえなくて気に食わない

 

ディスる人の中には、「目立ちたい」「自分を見て」という思いでディスっている人もいます。

例えば、何事も真面目で誠実で、周りからの信頼が厚い人のことを羨ましいと思い、その嫉妬からディスるという言動に出てしまう人がいます。

どう見てもその人が正しく、何も間違っていることはしていないのに、理不尽なことでディスったり、的外れなところをディスったりと、周りからは変な目で見られることもあるでしょう。

このようなディスり方をする人は、自分を見てもらいたいという強い欲求を持っており、見てもらえない嫉妬や苛立ちから、見られている対象者をディスることがあるのです。

ディスることで「そんな考え方もあるのか」と考えを改める人が出てくるかもしれませんし、ディスるという言動を「何あの人」という目であっても見てくれる人がいるかもしれない。

目立つ為の手段であり、自分に注目してほしい人にとっては、ディスるというあまり良くない方法でも、嬉しく感じていることもあります。

「こっち向いて」とは素直に言えないタイプの人は、ディスることで皆から見てもらいたいのかもしれません。

 

人とは違う自分を認めて欲しい

 

みんなはこう思っているだろうけれども自分はそうは思わない、人とは違う視点から物事を冷静に観察することができる、そんな「周囲とは異なる意見を持つ、物事を見極められる自分」を認めて欲しいという気持ちから周囲の人をディスります。

人は多かれ少なかれ、誰しも特別な存在である自分を感じたいという欲求がありますが、それを内に秘めずにこじらせて表に出してしまうと「お前らとはレベルが違うんだ」という主張のために人を小馬鹿にしてしまうのです。

実はこうした発言をするほうが自分を矮小に見せてしまうのですが、それに気がつくことができません。

プライドが高いタイプにありがちですが、人とは違うと思っている自身のレベルも高が知れていることを自覚しているからこそ、自分を上げるために周囲を下げるしかないのです。

周囲と比べることでしか自分の立ち位置を確認できず、なおかついつも特別でいたいと考えているからこそ、実力で実現できなければ他を落とすしかありません。

そうして他人を悪く言うことで優越感に浸って満足して気持ちよくなる、それがクセになってしまっているのです。

[参考記事]



自分の意見に同調して欲しい

 

悲しい話ですが、何かを褒めるために同じ意見の人と感想を述べ合うよりも、何かをディスってボロボロに叩き合ったほうが大いに盛り上がります。

特に女性に多く見られますが、私も私もと次から次へと同じ対象に悪い気持ちを持っている人同士が集まってきて、悪口大会が始まってしまいやすいのです。

SNSなどでもよく見られる現象で、誰かに構って欲しい、自分の意見に同調して欲しい人は率先して対象を見つけては物事や人をディスりやすい傾向にあります。

そうして多くの人に頷いてもらうことで「やはり自分の意見は正しかった」と思うことができ、満足感を得ることに病み付きになってしまっているのです。

いつも何かをバカにすることで、自分の中に抱え込んでしまっているストレスを発散させようともしています。

悪感情を盛り上げるためにあることないこと脚色したり、思う存分口悪く罵るために煽ることも欠かせません。

悪口は汚い感情を吐き出しやすいからこそ、スッキリしてはまた次のターゲットを見つけることを止められないのです。

ディスった対象がどう感じているかなどは考えることができませんし、用がなくなれば自分が何を言ったのか都合よく忘れてしまうこともよくあります。

 

自分にできて他人にできないことが嫌

 

他人をディスる人の中でもいわゆる完璧主義者に見られがちなのが、自分にはできて当たり前のことを他人ができないという状況が認められない、信じられないタイプです。

自身は比較的優秀なので努力をすれば大抵のことは何でもこなせるのですが、当然人には器用不器用、向き不向きがあって、同じ努力をしても誰もが同じように物事をこなせるようになるとは限りません。

普通であればその人にはその人のペースがあることや、他に長所があることを認めてフォローし合うことができますが、完璧主義でありなおかつ他人にも厳しいがゆえに「できないこと」が許せないのです。

許せない気持ちが募ってイライラを隠せなくなって、ディスったり見下す言葉となって出てきてしまいます。

また、厳しいことを言えばもっとできるように努力をするだろうと、相手のためを思っているつもりでディスる言葉を発することもあります。

上の立場にいる人が下の人に発破をかけるためにありがちですが、下手をするとパワハラになってしまっていることには気がつけません。

叱ることとディスることの違いがわからないのです。

 

ディスる心理を理解すればディスられても平気

 

いかがでしょうか。

ディスる人の心理は様々で、2つのパターンに分けられます。

1つは単純に自分の生活がうまくいっていないから、相手に当たってしまうパターン。

そしてもう1つはテクニックとして使うパターンです。

しかし、テクニックとして使う人はごく僅かですし、上級テクニックなので使う人は殆どいません。

つまり、大抵の場合はいわゆるストレス発散的な部分でディスるということです。

これを理解していれば、別にあなたを攻撃しようとしているわけではないことがわかります。

ただわめいている人の言葉を真剣に受け止める必要は全くありませんよ。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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