早寝早起きの効果やメリット6つ

早寝早起きの効果やメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

昔から、早起きは三文の得と言いますよね。

小さい頃に親から早く寝る様に教えられた人も多いと思います。

確かに朝早く目が覚めると気持ちが良いですし、健康的というイメージがあります。

それでは、実際に早寝早起きをするとどの様な効果があるのか。

そこで今回は早寝早起きのメリットについてご紹介してきますので、ぜひ参考にしてみてください。



早寝早起きのメリット

 

生活のリズムが整う

 
早寝早起きを実践すると、自然と生活リズムが整います。

朝早く起きて日光を浴びると、人間の体の中では脳の松果体という部分が刺激されてメラトニンというホルモンが分泌されます。

このメラトニンというホルモンは、眠りを誘うホルモンなのです。

メラトニンには、日光を浴びてから約15時間後に分泌される性質があります。

したがって早起きして朝6時頃に日光を浴びると、15時間後の21時頃に自然と眠くなるというわけです。

もし遅くまで起きていて昼前に起きてしまったら、メラトニンが分泌される時間も遅くなり、結果なかなか眠れないということに繋がってしまいます。
 

朝食をしっかり食べる時間があるので脳が活性化する

 
早起きをすると、学校や仕事に行くまでに十分な時間を確保することが出来ます。

時間があると、朝食もゆっくり食べることが出来ますよね。

パンやご飯などの炭水化物を含んだバランスの良い朝食を食べると、脳の唯一の栄養分であるブドウ糖が脳まで届き、脳が活性化します。

また、ゆっくりした時間があるので、しっかり噛みながら食べることも出来ます。

しっかり噛むことも、唾液の分泌を促して消化吸収を助けたり、脳の機能を発達させるなど良いことに繋がっています。

朝食を抜くと仕事の効率や学力にも悪影響が出るというデータもあるので、やはり朝食を食べることは大切です。



朝食をしっかり食べることでお腹もスッキリする

 
朝起きた時には、胃の中は空っぽになっています。

そこに、しっかりと朝食を入れてあげることで体が反応し、腸が蠕動運動(ぜんどううんどう)を始めます。

腸が動き始めることで、直腸も刺激されて便意を起こします。

また、朝食後にゆっくりとする時間があると体も心もリラックスし、体内で副交感神経の方が優位になり、さらに腸の動きが活発になります。

早寝早起きをせずに、学校や会社に行くギリギリまで寝ていると、家を出る前に便意をもよおしても我慢してしまう事がありませんか?

便意を我慢してしまうと、腸にとどまっている便がどんどん腸に水分を吸収され硬くなり出にくくなります。

これは便秘に直結してしまうので良くありません。

時間にゆとりを持って、しっかり便を出す習慣をつけることが大切です。
 

心にゆとりが生まれる

 
学校や仕事に間に合うギリギリの時間まで寝ていた為に、朝飛び起きて急いで準備をして出発した経験はありませんか?

この様な生活をしていると、心にゆとりが無い為、思いがけない事故を起こしたり、忘れ物をしたりする可能性があります。

そして時間にゆとりが無いと意味もなくイライラしてしまったり、攻撃的になったりしてしまいます。

朝早く起きて心や時間にゆとりを持つことで、他人に対しても優しくなれたり、心配りが出来たりします。

また、道端に咲いている花や、青く広がる空を眺めて綺麗だな、幸せだなと感じられる余裕も生まれます。

心にゆとりを持つと、自分自身にとってもプラスですし、人間関係もスムーズにいきます。



朝の時間を趣味に活かすことができる

 
少し前から朝活という言葉が世の中に出てきましたよね。

早起きをすると、学校や仕事に行くまでにたっぷり時間があるため、自分の趣味ややりたい事に時間を使うことが出来ます。

まさに朝活です。

ジョギングやヨガなど体を動かす朝活をしている方も多いですし、読書や音楽鑑賞などゆっくりした朝活をしている方もいます。

朝の時間に趣味や好きなことをすることで、1日頑張ろうというモチベーションアップにも繋がります。

地域によっては、朝活サークルがある場所もあるので、そういう場所に参加すると同じ目標を持った仲間と出会えたり、人間関係が深まったりして人生が充実します。
 

早寝することで肌の調子が良くなる

 
女性の方が特に気になるポイントとして、お肌の調子が挙げられます。

肌の再生を促す成長ホルモンが分泌される時間帯のピークは、22時から2時くらいとされています。

この時間帯にぐっすり熟睡していることで、肌の再生が促進されて美肌が手に入るのです。

最近では、22時から2時という時間帯は関係なく、睡眠後3~4時間後に成長ホルモンの分泌がピークになるという情報もあります。

どちらにしても、早寝早起きをしていればしっかりと生活リズムが整うので自然と良い睡眠がとれてお肌の調子も良くなります。



早寝早起きのコツ

 

早起きより早寝を大切にする

 
早寝早起きのサイクルを定着させていくに当たって「さぁ、まずは明日の朝から頑張ろう!」と考えがちですが、まずは早く起きることよりも早く寝ることへのシフトチェンジが重要です。

寝る時間は変わらないのに、ただ早起きをするのでは寝不足になって日中眠くなってしまったり、体調を崩してしまったりで続かなくなってしまいます。

今までの夜の過ごし方を少しずつ変えていきましょう。

早く就寝するということは、今まで夜にやっていたことをやめる、もしくは他の時間帯に移行しなくてはいけません。

例えば、ダラダラとスマホをいじっていたのであればそれはやめることで解決です。

もしテレビで大好きなバラエティ番組があってそれだけは外せない!ということであれば録画をして週末の日中に観るという改善も良いでしょう。

なるべく早く就寝するために夜の時間帯の行動を見直してみましょう。
 

照明や光を見直してみる

 
リゾートホテルなどに宿泊した時、とてもリラックスできますよね。

くつろぎを演出している場では照明にとても気を遣っていて、間接照明が多いのではないでしょうか。

仕事や勉強をするのでなければ夜は間接照明で充分です。

緩やかな、温かみのある間接照明は副交感神経を優位にさせてくれるので心からリラックスしやすい環境を作ります。

さすがにリゾートホテルのようにはいかなくても、ちょっと照明に工夫をしてみてはいかがでしょうか。

また、夜に長時間テレビを観たりやパソコンやスマホの操作をしてはいませんか?

ブルーライトの弊害は一時ニュースにもなっていましたが、交感神経が優位になってしまうのでなかなか眠りに入りにくくなってしまいます。

夜はお風呂でリラックスしてストレッチなどするのも良いでしょう。

間接照明の中でゆったりと過ごす時間は穏やかな導眠を促します。



起床してからのお楽しみを作る

 
早寝できる生活サイクルになってくれば、早起きも難しくはありません。

さらに早起きをサポートする事柄として、起きてからのお楽しみがあるといいですね。

以前から目を付けていたスイーツを夜に食べるのではなく朝においておいて、大好きなスイーツを味わうために早起きも良いでしょう。

スイーツは毎日という訳にはいかないかも知れませんが、朝食は日々のものです。

三食のうち朝食が一番好き、という人もいらっしゃいます。

明日の朝は何を食べようかな、なんて考えながら眠りにつくのも楽しいですよね。

夜に録画して楽しみにしていた番組を朝に観るということも良いかも知れません。

ペットがいるのであれば、朝のお散歩も素敵です。

今までギリギリまで寝ていてバタバタしていた朝の時間が、とても優雅な時間に感じられるのではないでしょうか。
 

早起きした時間を有意義に過ごす

 
早寝早起きのサイクルを定着するために、何か得るものを探しませんか?

例えば自己啓発として検定取得の勉強や体力作りのためのトレーニング、仕事に必要なスキルを学ぶことも有意義でしょう。

朝食作りに力を入れて、お料理のレパートリーを増やすというのも人生を豊かにできるのではないでしょうか。

朝に自分の時間を取ることができれば、それは自己啓発に最適な時間帯になります。

ある程度生活サイクルが定着してきたら、日々の流れを書き出し確認してみましょう。

今まで夜更かし寝坊だった自分が早寝早起きになり、朝食をしっかり摂り自己啓発ができているとなれば自分自身への自信に繋がっていき、毎日の生活の充実度が上がっていくことでしょう。

そしてさらに生活サイクルが定着していきます。

朝の時間の過ごし方で一日一日を大切に過ごせますし、ひいては人生を大切に過ごすことになっていくでしょう。
 

早寝早起きのコツは決まった時間に布団に入ること

 
いかがでしょうか。

この他にも、時間がたくさんあるように感じることができたりするなど、早寝早起きをすると良いことが沢山あることが分かります。

遅くまで起きてテレビを観たりゲームをしたりしたいという日もあるかもしれません。

しかし、自分できちんと早寝早起きをする習慣をつけることで、人生が少し良いものになったり、自分に自信が持てたりするので、早寝早起きを心がけてみてはいかがでしょうか。

その際のコツは、眠くなくても決められた時間に布団に入って、入眠準備をすることです。

最初は眠れないかもしれませんが、続けていくと次第に時間がきたら眠くなるので、ぜひ実践してみてください。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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