堅い性格の人の特徴と堅い性格を直す方法とは?

あなたの周りに堅い性格の人が身近にいるでしょうか。

また、あなた自身が堅い性格だと思われていないでしょうか。

堅い性格というのはケースバイケースでメリットにもデメリットにもなります。

できればその環境によって柔軟に変えていきたいものですが、それがなかなか難しいからこそ堅い人になってしまっているのでしょう。

そこで今回は堅い人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。

また、そんな堅い性格を改善させる方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみましょう。

【目次】

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堅い性格の人の特徴

 

融通がきかず、柔軟な考え方ができない

 

堅い性格の人には「融通がきかず、柔軟な考え方ができない」という特徴があります。

自分で考えたり決めたりしたことについて、どこまでもそれに固執してしまうために、臨機応変な対応ができません。

たとえば、高速道路で渋滞にはまった時、「こういう時は下の道に変更するより、このまま高速を走り続けたほうが、結局は早く目的地に着くものだ」と考えたとしましょう。

確かにそういうケースも少なくないでしょうが、「絶対にそれが正しい」とは言えません。

場合によっては一般道に変更したほうが早く着くこともあるはずです。

しかし、堅い性格の人は、そういう可能性を考えてみるということをしません。

ひとたび「これが正しい」と考えると、その考えにこだわり続け、柔軟な対応をすることができないのです。

それは、見方によってはリスクの少ない、手堅い生き方ということはできるでしょう。

かんたんに意見や考え方を変えない分だけ、大きなミスは犯しにくいというところはあるに違いありません。

しかし、柔軟な思考ができず、一つの考えに囚われてしまうために、大きな成功を収めることはむずかしくなります。

堅実に人生を歩むことはできても、大きな飛躍を遂げることがむずかしいのは、堅い性格の人の「融通がきかない」という特徴が原因と考えていいでしょう。

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道徳心が強く、人に厳しい

 

道徳心が強いというのも、堅い性格の人の大きな特徴と言っていいでしょう。

社会のルールやマナーをしっかり守り、人のためになることを進んで行おうとするのです。

堅い性格の人がルールやマナーを遵守するのは、人の目があるところだけではありません。

誰も見ていない場面でも、守るべきことはきっちりと守るのです。

その道徳心の強さは、人助けにもつながります。

たとえば、町で困っている人を見かけると、その人をそのままにはしておけません。

自らその人にサポートを申し出るのです。

それはもちろん美徳ではありますが、そうした道徳心の強さを自分以外の人にも求めるのが、堅い性格の人の少々困った特徴と言っていいでしょう。

自分がルールやマナーをきちんと守るように、他の人にも守らせようとします。

人が少しでもマナーに反した言動をすると、それを許すことができません。

「どうしてそんなマナー違反をするのか」とその人を責め、マナーやルールを守らせようとします。

人助けについても同様で、困っている人に対して見て見ぬふりをする人には、厳しい目を向けるのです。

そのように人に対して厳しいために、周囲に敬遠されがちなのが、堅い性格の人のマイナス面の特徴ということになるでしょう。

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きまじめで冗談が通じにくい

 

身近に堅い性格の人がいる場合、注意しなければならないことがあります。

それは、「その人に対して、軽々しく冗談を言ってはならない」ということ。

堅い性格の人には、冗談が通じにくいという特徴があるからです。

たとえば、飲み会などで、みんなでワイワイ楽しんでいるとしましょう。

そういうシーンでは、つい盛り上がって、軽い冗談を口にするということもあるでしょう。

冗談でさらにその場が盛り上がるわけです。

しかし、堅い性格の人に対して何か冗談を言った場合、それが通じないということがめずらしくありません。

冗談の意味が理解されないのであれば、大きな問題はないでしょう。

困るのは、堅い性格の人には、「冗談を冗談と受け取ることが出来ず、真に受けて怒ってしまうことがめずらしくない」という特徴があることです。

こちらは、軽い気持ちで冗談を言ったにもかかわらず、相手を怒らせてしまうということがよくあるのです。

そのため、せっかく盛り上がっていたその場の雰囲気が、シラケてしまうケースが少なくありません。

それは、堅い性格の人の「きまじめ」という特徴によるものと考えていいでしょう。

きまじめというのは決して悪いことではありませんが、それが人との関係にマイナスに作用してしまうことが、堅い性格の人にはあるのです。

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新しいことにチャレンジできない

 

堅い性格の人には、チャレンジ精神に欠けているという特徴があります。

何ごとにも慎重で、手堅い行動をするというのは、堅い性格の人の長所と言っていいでしょう。

しかし、その慎重さが裏目に出ると、臆病という性質につながってしまうことになるのです。

どんなことであれ、新しいことを始めれば、必ずうまく行くとは限りません。

「うまく行かないこともあるかもしれないけれど、挑戦してみよう」という気持ちにならなければ、新しいことを始めることはできないでしょう。

その点、堅い性格の人は臆病なために、何かを始める際には、そのことをやった場合に、どんなリスクがあるのか、慎重に吟味します。

仕事であれ何であれ、経験したことのないことには、何かしらリスクがあるものです。

そのため、やるかやらないかを検討した結果、「リスクがあるから、やめておこう」ということになってしまうのです。

堅い性格の人は、大きなミスを犯すことなく人生を送ることができますが、チャレンジ精神がないために、自分の殻から脱却することがなかなかできません。

そのため、現状維持で成長しにくいということになりやすいのが、チャレンジ精神に欠ける堅実な性格の人の特徴ということになるでしょう。

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交友関係が狭い

 

交友関係が狭いというのも、堅い性格の人の特徴の一つです。

堅い性格の人は、そもそも「みんなでワイワイ楽しむ」ということが、あまり得意ではありません。

仲の良い友達と楽しく過ごすということはあるでしょう。

しかし、積極的に自分からコミュニケーションを図り、みんなで盛り上がろうとはしません。

人との交際においては、受け身になってしまうことが多いのです。

そして、多くの場合、自分と似たようなタイプの人を友達に選びます。

堅い性格の人は、自分とタイプの違う人と、濃密なコミュニケーションを取ることが苦手です。

たとえば、周りの人を明るく励ますようなムードメーカーや、人を笑わすのが得意なおちゃめなタイプの人と、腹を割ってつきあうことがなかなかできません。

そういうタイプの人といっしょにいることに違和感を覚えてしまうのです。

そのため、どうしても自分と同じようなタイプの人とばかりつきあうようになり、交友関係が広がっていきません。

相手の方から、親しくなりたいと思って近づいてきても、その人が自分とは違うタイプだと感じると、拒否してしまうこともあります。

限られた人、それもタイプの似ている人とばかり付き合うため、交友関係がかなり限定されてしまうのが、堅い性格の人の特徴と言っていいでしょう。

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マイナス思考なためにストレスを感じやすい

 

堅い性格の人は、ミスをしない手堅い生き方をしようという意識が強いため、どうしてもマイナス思考になりやすいという特徴を持っています。

たとえば、仕事でプレゼンテーションをするとしましょう。

その場合、事前の資料作りなどに慎重を期すのが堅い性格の人なわけですが、人間ですから、時には資料の中にミスが生じることもあるに違いありません。

それを自分で発見すると「なんで、こんなまちがいをしたのか」と自分を責めます。

人から指摘されて気づけば、その自責の念はより強くなると考えていいでしょう。

たとえ、全体としては90点の仕事が出来ていたとしても、10点のマイナスに心を囚われて、自分を責めてしまうのです。

実際のプレゼンテーションでも、うまくできたことには注目せず、うまく行かなかったことばかり考えてしまいます。

ここでも、減点方式で自己採点をするわけです。

堅い性格の人は、慎重なために、人よりも仕事ができるケースが少なくありません。

にもかかわらず、マイナス思考で自分を評価してしまうのが、堅い性格の人なのです。

その結果、生まれるのが、「ストレスを感じやすい」という特徴です。

つまり、堅い性格の人には、マイナス思考なためにストレスを感じやすいという特徴があるということになるでしょう。

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堅い性格を直す方法

 

適当さを身につける

 

堅い性格の人はとにかく生真面目で、何よりも自分自身に厳しいという一面を持っています。

その根本的な原因は自己肯定感が薄いことで、常に戒めて律していなければ自分に自信を持つことができないのです。

また、できる限りいつも完璧で理想的な自分でいたいという意識が人よりも強いからこそ、サボり心が出てしまったり、だらけてしまいそうな気持ちになることが許せません。

隙を作らずにミスを全くしないという人はいませんし、何か失敗してしまったとしても挽回すればいいだけのことです。

しかし、堅い性格の人はそうした失敗を人よりも大きく捉えてしまうところがあり、何でも重大なことに感じてしまいやすいので、ストレスを受けやすくなってしまいます。

ですから、まずは自分の中にあるだらしなさや駄目な部分を受け入れて、許される場面ではそうした自分を表に出す練習をしてください。

いつも完璧でいようと思えば疲れてしまいますし、緊張の糸がいつかはプツンと切れてしまいます。

少しサボったらその分後で頑張る、休んだ分は後で取り返す、ミスをしても直せばいいと、いい意味での適当さを身につけられるようになりましょう。

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人と比べて勝つことに固執しない

 

自分に自信が持てないからこそ、堅い性格の人は誰かに認められたいという気持ちが人一倍強いのが特徴です。

凄い、偉いと言われたいので何事も真面目に取り組もうとしますし融通も利きません。

また、他人といつも比べていて自分がどう思われているか、集団の中でどの位置にいるのかということを気にしすぎてしまっているきらいがあります。

できる限り上位をキープしていたい、人から尊敬される自分になりたいと思っているのですが、そうした人との比較を虚しく意味のないものであるということを知る必要があるのです。

常に競争社会の中にいるからこそわからなくなってしまいがちですが、他人と比べて上を行くのではなく、自ら立てた目標や目的を重視して、それを達成することに快感や満足感を覚えられるようになってください。

生真面目な人は自分が何をしたいかよりも、いかに人より優れている自分になれるかを重要視しすぎていています。

たしかに人から批判されることがない、高評価の自分になりたいというのも素敵な目標ですが、もっと自由な発想で自分が何をしたいのかを柔軟に考える癖を身につけるようにすることが大切です。

 

いろいろな経験をして世界を広げる努力をする

 

知っている世界が狭く、視野が広がらないことで選択を迫られた際にベーシックでつまらない答えしか導き出せなくなってしまっています。

ですが、本当は自分が知らないだけでもっと楽しくて面白い、たくさんの道が用意されているということが多々あるのです。

いろいろな経験を積み重ねていけば、今まで見えてこなかったものに数多く気がつくことができます。

堅い人というのは答えが1つしかないという固定観念に縛られてしまっていることが多いので、視野を広げて発想力やユーモアを養うためにも、いろいろなものに触れていく必要があります。

知らない土地に旅行に行くのもいい刺激になりますし、興味のある習いごとを始めたり、ボランティアなどに参加して、普段あまり接することがない世代の人達と会話する機会を作るだけでも得られるものがたくさんあるものです。

世の中にはいろいろな考えかたをする人がいて、いろいろな価値観があることを知ることで、さまざまなタイプの人や考えかたを受け入れられるようになります。

人間は自分の中にある経験と知識を土台に物事を考えますから、そのベースを広く大きくすることで頭を柔らかくしていくことができるのです。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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