出世したくない人の理由【男性・女性】

最近、出世したくない人が増加の傾向があります。

その理由は様々ですが、やはり以前と比べて考え方が変わってきたり、出世後の待遇に変化が出てきているのは間違いありません。

では、多くの人はどういった理由で、出世したくないと考えるものなのでしょうか。

そこで今回は出世したくない人の理由についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。



出世したくない

【目次】
・出世したくない人の理由
・女性が出世したくない・管理職になりたくない理由

出世したくない人の理由

重い責任を負わされたくないから

出世を望まない人が増えてますが、その大きな理由の一つが「責任の重さ」でしょう。

組織や企業での地位が上がれば上がるほど、その仕事上の責任は重くなっていきます。

自分が担当する仕事の責任そのものも大きくなりますし、自分がマネジメントするセクション全体の責任も負わなくてはなりません。

たとえば、自分は直接担当していなくても、自分の部下が何か重大なミスを犯し、社内外に多大な迷惑や損失を与えた場合は、最終的に自分がその責任を負うことになるわけです。

場合によってはその責任を取って、自主退職せざるをえないこともありえるでしょう。

「そんなリスクは負いたくない」と考え、多くの人が出世を望まなくなるのです。

地位が上がるほど、人間関係が大変そうだから

組織で仕事をしている人にとって、大きなテーマの一つが「職場の人間関係をどう構築するか」ということでしょう。

実際に、働いている人の多くは、人間関係に何らかの悩みを抱えているものです。

そして、地位が上がれば上がるほど、関わる人間関係が多岐にわたり、複雑になっていくと考えていいでしょう。

よく言われますが、中間管理職の場合「上と下との板挟み」に悩むケースが少なくありません。

さらに地位が上がっていくと、社外関係者との人間関係も、大きなテーマになって来るに違いありません。

その関係の良し悪しで、会社の成績が左右されるということもあるでしょう。

「今の小さなセクション内の人間関係ですら苦労しているのに、そんなめんどうな人間関係などとは無縁でいたい」と考え、出世を望まなくなるのです。



昇給が期待できず、場合によっては手取りが減ることもあるから

よほど高い地位にまで昇ることができれば、それなりに収入も増えるに違いありません。

しかし、中途半端な昇進だと、それほど昇給を期待できないというのも、出世したくないと思う理由の一つでしょう。

実際に、平社員の時にはついていた残業代がつかなくなって、その結果、昇進したために、かえって収入が減ってしまったというケースもあります。

管理職に昇進するタイミングというのは、多くの人にとってライフステージの変化があるものですから、「子どもができたのに、給料が減ってはたまらない」とか、「家のローンを考えると、これ以上手取りを少なくするわけにはいかない」と考えるケースが多いのです。

そのため、出世を拒むわけです。

プライベートを充実させたい

出世したくない人の理由は、仕事中心の生活ではなく、プライベートの時間を充実させたいというものです。

出世をすると、毎日の残業は増えますし、休日出勤の頻度や出張などの機会も増えてしまいます。

そうすると、プライベートの用事をキャンセルしなければいけなくなったり、恋人や家族との時間を十分に取れなくなってしまったりなどの弊害が多く生じます。

それらは、多くのストレスにもなりますし、過労の原因にもなります。

そのため、仕事は程よく頑張りつつ、プライベートも大事にしたいという人は出世を好まないのです。



今の状態が楽だから

次に紹介する出世したくない人の理由は、仕事で責任を負う立場になりたくないということです。

出世をして多くの部下を抱えるようになると、部下のミスは上司である自分の責任になります。

そのため、自分のミスでなくでも頭を下げなければいけないことも増えてきます。

さらに、出世をすると重要な判断を下すことも増えてくるので、会社にとっても影響を与える立場となります。

ですので、自分の判断一つで会社の収益に影響があったりなど、責任が大きくなるのです。

そういった社内でのプレッシャーに耐えられない人は出世したくないのです。

いずれ転職を考えている

出世したくない人の理由は、その会社で長く務める気はなく、転職をしたいと考えているということです。

最近では転職をする人の数は増え、一生一つの会社で務め続けるという人の数は減ってきています。

転職する際の大きな壁の1つは、退職交渉です。

新入社員や平社員であれば割と簡単に上司も納得してくれますが、

役職などがあると会社を辞めさせてくれなかったり、給与交渉に出たりと、引きとめにあうことがよくなります。

このような面倒な事態を避けるために、転職を考えている人は出世をしたがらないのです。



今のままで満足しているから

仕事をする上で、出世を目標にする人は少なくありません。

ただ、出世していくごとに仕事への責任は大きくなり、自分が背負わなければならないことが多くなります。

精神的にあまり強い方ではない人や、日頃からなんでも気にしやすい等、抱え込むことが負担となる人にとっては、仕事での出世はあまり希望しないでしょう。

誰かの下でいること、新人のような扱いでいることによって、責任が問われることであっても多少は軽くなる。

こうしたことから、出世をあまりしたいとは思わないのでしょう。

今の位置、今の仕事で満足している状態であり、そこに余計な負担を増やしたくないというのが本音でしょう。

出世すればするほど嫌われてしまうから

出世することによって、人へ指導したり教育したりと、上からものを言う機会が多くなります。

中には、上司に対して不満を抱く人もいれば、人として嫌いとまで思う人もいることでしょう。

人間関係において上下関係がつくことで、そこには妬みや恨みという感情を持つことも少なくなく、こうした対象となることを恐れている人は、出生を嫌います。

上の立場になればなるほど、周りが自分に気を遣うようになり、愛想笑いが増えたりご機嫌取りが多くなり、相手の本心が見えなくなってしまいます。

人間関係を良好に保ちたいという人や、温厚な性格の人は争い事を嫌う為、上司という立場になったり出世することに抵抗を示します。



今の仕事が好きな仕事ではないから

とりあえず今の仕事に就いている、夢のための通過点等、今の仕事を一生していこうと思っていない人は、出世することを望みません。

あくまで今だけの仕事であり、将来的には他の仕事に就きたいと感じている為、出世は無駄だと感じてしまうのです。

自分が希望する仕事があって、それに就くまでの間の「とりあえず」の仕事であったり、またはやりたいことが見つからず今の仕事に就いた、という場合は出世を望まないでしょう。

仕事に生きがいを感じている訳でもなく、仕事の内容が好きな訳でもない為、そこまで責任や仕事量を増やしてまで追い込みたくないというのが一番の理由でしょう。

女性が出世したくない・管理職になりたくない理由

結婚が遠のいてしまう

一番最初に紹介する女性が出世したくない・管理職になりたくない理由は、仕事ができる女性は婚期が遅れてしまうからです。

仕事ばかりに時間を費やしていると、結婚相手をうまく見つけることができません。

また、女性なのに仕事があまりにできてしまうと、男性は敬遠してしまい、あまり寄ってこなくなってしまうのです。

男性とはプライドが高く、女性と自分の給与などを比べがちです。

そのため、自分より仕事ができてしまう女性を恋愛対象としてみなさない場合が多いのです。

よって、出世した女性は長年恋愛から遠ざかってしまうこともよくあります。

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プライベートの時間が取れない

次に紹介する女性が出世したくない・管理職になりたくない理由は、仕事が忙しくなってしまい、プライベートの時間が取れなくなってしまうということです。

女性は、平日の夜に友人と食事に行ったり、週末はエステにいってゆっくりしたり習い事をしたりと、割とプライベートな時間を大切にしたいと考えている人が多くいます。

しかし、出世をしたりすると連日残業になってしまったり、休日出勤をしなければいけなくなったりと、仕事中心の生活になってしまうのです。

そうすると、ストレスもたまりますし、人生を楽しめなくなるので、出世をしたくないと考えるのです。

家庭との両立ができない

最後に紹介する女性が出世したくない・管理職になりたくない理由は、仕事が忙しいと家事や子育てをできなくなってしまうということです。

女性は結婚後は、家のこともこなしつつ仕事をしなければいけません。

しかし、出世をしてしまうと、急な残業で子供の送り迎えができなくなってしまったり、子どもと過ごす時間が減ってしまったりなど、家族とゆっくりする時間が取れなくなってしまうのです。

そうすると、子どもにも寂しい思いをさせてしまいますし、旦那にも世話を焼いてあげることができません。

ですので、家庭を大事にしたいと考える女性は、出世を好まないのです。



定時に帰れなくなるから

女性が出世したくない・管理職になりたくない理由は、いくつもあります。

その中で最も大きな理由が、プライベートを大切にしたいという気持ちです。

プライベートを重視している女性は、出世したり管理職になるのには消極的だったりします。

社内でのポジションがアップすれば、当然責任も重くなります。

残業なども増えて、定時に帰るのも難しくなった利するでしょう。

また、時間の拘束は少なくても、精神的に大きな負担となります。

職場のことを考える時間が増えて、プライべートでもリラックスしきれなかったりします。

仕事よりもプライベートを重視する女性は、出世したり管理職になりたいとは思わないのです。

女性が出世したくない・管理職になりたくないのはやっかみが怖いから

女性が出世したくない・管理職になりたくない理由の一つに、やっかみが怖いというものがあります。

女性であっても優秀なら、出世したり管理職になることもあるでしょう。

しかし、職場の人の中には、そういうことに理解を示さない人もいます。

優秀な人が出世するということが分からず「何であの人が!」なんて、陰でこそこそ言っていたりするのです。

ヘタに出世したり管理職になってしまうと、今までうまくやってきた職場の人間関係にひびが入ることもあるでしょう。

出世するような優秀な人は、頭がいいので、それを押してまで出世して管理職になるメリットがないことを知っているのです。

出世してやっかまれるよりは・・・そう思って辞退してしまうのです。

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女性が出世したくない・管理職になりたくない理由はお金に困っていないから

女性が出世したくない・管理職になりたくない理由に「お金に困っていない」というものがあったりします。

自宅で生活していたり、結婚して共働きの女性なら、それほど生活費を稼ぐ必要はありません。

出世したら給料アップするかもしれませんが、そこまで高収入を狙ってはいないのです。

現在のポジションで、無理なく働くことが、自分には一番合っていると思っています。

責任がなく、ほどほどのお給料が入るなら、もうそれで十分なのでしょう。

だから出世したり管理職になるのはちょっと・・・と思ってしまいます。

今現在が満ち足りているので、ハングリーな気持ちがなかったりするのかもしれませんね。

女性が出世して管理職なるのを拒むのは、お金に困っていないからなのです。

金銭的には厳しくなる

管理職になると、金銭的には豊かになると思われがちですが、実はそうとも言えません。

管理職になると管理職手当がでる反面、残業代がでなくなる会社も多くあります。

しかし管理職になった途端に業務の負担が減るなんてことはないわけで、むしろ増える一方です。

男性に比べて家事や育児の負担が増えがちな既婚女性は、安定志向が強く、ハイリスクなポジションを避ける傾向にあります。

ですから地位こそ上がるものの、業務が増えるのに金銭的なメリットが少ない管理職というポジションは、むしろ面倒なもので、憧れなんて全くないと言う人も多いのです。



部下を育てるのが向いていない

管理職になると、コミュニケーション能力や部下を育成する能力が問われるようになってきます。

しかし女性の場合、このマネジメントスキルが高い人と言うのは意外と少ないです。

自分の仕事はしっかりやるけれど、部下の面倒までは見たくないとドライな考えを持った人も多くいるのです。

男性は奥さんが専業主婦やパートの場合、家事などはすべて妻に任せることができますから、100%仕事に打ち込んでも家庭が崩壊することはないでしょう。

しかし働いている女性はそうはいきません。

こなすべきタスクが多すぎるので、「自分の仕事はきちんとやりますけど、他の人の育成まではできません」という考えになりやすいのです。

ワークライフバランスを大切にしたい

女性が出世や管理職を嫌う理由としては、プライベートを大切にしたいという考え方が強いことも一つの原因です。

仕事ばかりに人生を注いで、結婚することができなくなってしまうのは嫌だ。

仕事だけが人生ではない、趣味を楽しむ時間くらいは欲しい。

仕事は大切だけれど、身体を壊してまで仕事をするのはどうかと思う。

女性は男性よりもワークライフバランスを重視するので、責任の重くなる管理職などになって、そのバランスが壊れるのを嫌う人が多いのです。

結婚や出産に伴い生活が大きく変わる可能性もあるので、責任の重い仕事を任せられるのは嫌だと言う人もたくさんいます。

出世したくない人のまとめ

いかがでしょうか。

出世に対する意欲がなくなっていると同時に、出世するメリットが薄くなっているのが現実問題としてあるようです。

プライベートな時間を潰してまで、出世したくない。

出世しても爆発的に給料が上がるわけではない。

など、なかなかつらい状態です。

まあ、そんな人が出世するよりも「何が何でも出世したい!結果を出したい!」と強く思っている人がなるのが個人にも会社にも良い影響をあたえるのは間違いありませんね。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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