引きこもりが仕事をするためにやるべき6つのこと
by Jack Shainsky
引きこもりが仕事をするためにはどうすればいいのだろう・・・と悩んでいる人は年々増加しています。
それは本人であったり、家族や友人であったり様々なケースがあります。
その根本にあるのはやはり将来に対する不安や心配なのではないでしょうか。
そこで本日は引きこもりが仕事をするために意識しておきたいことややるべきことをご紹介します。
引きこもりが仕事
引きこもりが仕事をするために必要なことは次のようなものがあります。
- 現状を確認する
- 仕事の幅を理解する
- 毎日運動する
- 人に会う
- 意見を受け入れる
- ムリに外に出ない
それでは詳細を見ていきましょう。
自分の現状を確認する
引きこもりが仕事を意識するために必要なことは、まず危機感を持つということです。
引きこもりは基本的にずっと同じ状態、同じ環境であり続けていても、特にそこから打開策を練って行動しようとは思わないものですし、そうであるからこそ働く意味を見出せずに引きこもってしまうのでしょう。
この人やこの人の家族がよほどのお金持ちであれば別ですが、金も親もいつまでも長くは続かないのが現実です。
まずはその状態が永遠には続かないことを意識しなければなりませんし、それがスタートのキッカケになることもあります。
なるべく具体的に考えてみましょう。
親がいなくなってしまったあと、自分はどうやったら生きていけるのか。
もし自分が病気になったら入院費はどうするのか、ましてはそれから通院することになったらどれぐらいのお金が必要になってくるのか。
今後のことを考えて保険に入ろうにも無職では難しいでしょう。
また、お金がないので生活保護に頼ろうにも、その頃には生活保護自体が無くなっているかもしれません。
もう少し具体的に考えてみると、親の介護は誰がするのか、本来なら親が今後のために貯金しておくべきお金を自分は消費しているのではないか。
兄弟がいる場合はいかなる形であれど、身内であるので迷惑をかけてしまう。
今この瞬間にも他の人がキャリアを積んでいる中で、自分は何も武器がないし、強みを作ろうともしていない・・・。
などなど、引きこもりによる弊害はたくさんあります。
もしかしたら荒療治的な方法の1つであるかもしれませんが、自分の問題であるという危機意識を持つことは前に進もうとするエネルギーを生み出すことにもつながりますので、これらについて真剣に考えることはとても大切な事といえるでしょう。
在宅で出来る仕事を知る
引きこもりによる弊害はやはり金銭的なことですので、まずは金銭面での自立をすることが大切です。
今の時代の働き方は1つだけではありませんので、何も外で働くことだけが仕事ではありません。
引きこもりになってしまった原因が以前の職場環境や人間関係、仕事内容であるという人も少なくありません。
それが起因となってしまったケースであると、仕事ができないからまた上司や同僚に迷惑をかける、コミュ障だから変なやつだと思われそう・・・などあれこれ考えてしまい、ますます仕事をしようとは思わなくなります。
しかしそれは1つの会社に属した働き方のケースにしか過ぎません。
同じことの繰り返しになりますが、今は1つの会社に入ってお給料をもらうことだけが働くということでありません。
在宅でできる仕事もありますし、あなたの得意なことや興味のある仕事をうみだ出すことだってできるでしょう。
初めは個人の趣味で始めたオークションでの転売だったり、ハンドメイド商品を作って売ったりした人が、今は年商◯億なんてケースもボロボロ出てきます。
ゲーム実況プレイ動画を公開するだけで、会社員時代の年収を遥かに超えている人も増えてきました。
よく「そんな仕事はいつまでも続くわけがない」なんて意見がチラホラでてきますが、残念ながらそれは今の会社全てに当てはまる言葉です。
あのソニーがVAIO事業を売却したり、パナソニックやNECが大量にリストラをしたりしています。
エイベックスは音楽事業が伸び悩んでいる中で、BeeTVなどのメディアコンテンツにシフトしたら見事にヒットし、2013年3月時点で過去最高の売上と利益を記録しました。
今やエイベックスは音楽事業の会社ではなく、動画などのメディアコンテンツの会社になっているのです。
このことからわかるのは個人でも企業でも関係なく今の仕事が一生続くことはありえないということ。
最近ではガラゲーコンテンツを作っていた会社が倒産するなど、時代に合わせた事業にシフトできない会社は衰退しているのです。
特に組織が大きくなるとシフトするのに大きな抵抗が生まれたりするので、「やってみよう」と感じたらすぐに取り掛かれる個人の方が強みはあるのかもしれません。
引きこもりの人はこれらを念頭に置いて、興味があることや得意なことに向き合っていけば、少しは前向きな気持ちになるでしょうし、その姿勢でいることだけでも意味があります。
毎日運動をする
毎日運動をすることも引きこもり脱出には大切です。
引きこもりの方は体力や筋肉が落ちていることが多いです。
体力が落ちている状態ではたとえ仕事についてもすぐに疲れてしまい、気力やメンタルも疲れやすくなるので、次の朝もしかしたら仕事行きたくないという気持ちになってモチベーションが湧いてこなくなってしまうかもしれません。
それを防ぐためには精神的なことも大切ですが、身体もやはり大切です。
日頃運動していない人は歩くことから始めるのもいいですし、ストレッチやラジオ体操から徐々に身体を慣らしていきましょう。
簡単なので誰にでも出来ますし、どこでも手軽にできるので継続させやすいです。
継続と習慣というのが最も大切です。
ある引きこもりの人が仕事をするまでになったキッカケはトイレのスリッパを揃えることからでした。
まずはどんなに小さなことでもいいので、あなたが継続させやすいものを見つけましょう。
人に会う
人に会えないから引きこもっているんじゃないかという声が聞こえてきそうですが、そうではありません。
自分にとって一番ハードルが低い会えそうな人で構いません、勇気を出して人に会うべきでしょう。
人は閉ざされた自分自身の世界の中だけで生活していると、自分の見方でしか世の中を見ることができません。
そのような状況ではマイナス思考がさらにマイナス思考を呼び、人と接することは心がふれあうことと同じです。
何も会う人は友人である必要はありません。
IKEAなどの大型ショッピングセンターに行くだけでも、今までの閉ざされた空間に亀裂を入れるキッカケになることだってありますので、勇気を出して人に会いましょう。
人の意見を受け入れる
先述したように、引きこもって自分自身の世界に閉じこもっていると、自分の価値観がすべてのようになります。
その殻を少しだけ破って、他人の意見に耳を傾けてみましょう。
批判的な意見を言われるんじゃないか、傷つけられるのではないかという気持ちも当然あることでしょう。
しかし、あなたが渾身の勇気を出して会おうと思ったその方は、あなたが傷つくようなことを言うような人でしょうか。
会おうと決めるには相当の勇気が必要でしょう。
その勇気は必ず相手にも伝わっていますので、萎縮することなく、その人が紡ぎ出す言葉を素直に聞いてみましょう。
その言葉はあなたの奥深くに眠る力を奮い起こしてくれるはずです。
無理に外に出ようとはしない
人に会って、意見を聞くことができたら、あなたの心にはかなりの余裕が生まれているかもしれません。
それを足がかりとして一気に外へ出よう、などとは考えなくて大丈夫です。
実際に人と面しながら生活をし、ましてや仕事をしていくとなれば、それはとても大きなストレスになり、すぐに仕事辞めたいと感じてしまい続かなくなってしまいます。
自分の今の状況を否定的に捉えすぎると無理をしてしまいがちです。自分自信を受け入れてあげながら、まずは気が向いたときにプライベートで出るだけでも構いません。
先ほどもお伝えしたように、仕事はまず自宅にいながら行えるような仕事を探すのもいいでしょう。
直接人と向かい合っての仕事よりもインターネットを介してのほうがコミュニケーションも取りやすいはずです。
決して無理はせず、少しずつ活動の幅を広げていきましょう。
引きこもりに向いている仕事や働き方
ネットビジネスの仕事やweb関係の仕事
引きこもりに向いている仕事や働き方は、ネットビジネスやweb関係の仕事です。
特にパソコンやネットを使用したweb関係の仕事であれば引きこもりのほうが仕事がはかどりうまく行くでしょう。
また、ネット関連は仕事での確認事項や連絡事項はすべてメールやスカイプなどを使って行うことがほとんどなので、人にわざわざ会ったりして気を使わなくても良いというのも魅力的です。
ですから引きこもりに向いている仕事や働き方は、web・ネット関係の仕事です。
ですがweb・ネット関連の仕事も自分で勝手に行っているようなものは、何かトラブルが起こった時も自分だけで解決しなければいけないようなことがほとんどなので、それなりの管理能力は必要になってきます。
自分だけで黙々と仕事を続けられるという点は良いですが、自分だけで進められる能力も大事です。
夜間にできる製造業の仕事
引きこもりに向いている仕事や働き方は、昼間に勤務するものよりも夜間や深夜に勤務する仕事です。
夜間に勤務するものであれば人と接することも少ないですし、製造業の工場などであれば黙々と仕事を続けるだけなので気分的に楽です。
夜間や深夜の時間帯というのは、昼間よりも静かな空間で仕事ができるというのも良いでしょう。
また、引きこもりの人は朝型の生活よりも夜型の生活のほうが慣れているということもあるので、夜に勤務する仕事のほうが楽に働けるということもあるものです。
夜間にできる仕事といえば夜の工場勤務、医療機関での夜勤、コンビニなどの夜間勤務などがありますが、資格がいるものといらないものがあるので、資格を取ってずっと夜間にできる仕事ばかりしていくというのも良いでしょう。
夜間の仕事はマイペースでできるというのも魅力的です。
テストの添削をしたり、学力を活かせる仕事
引きこもりに向いている仕事や働き方の中には、自分の学力や経歴を活かせる仕事というのもあるものです。
学力や学歴、スキルなどはあるものの、会社での人間関係になじめず引きこもりになってしまう人というのはいるものです。
ですから引きこもりに向いている仕事として、自宅でもできるテストの添削の仕事や、翻訳の仕事など学力を活かせる仕事などがあります。
こうした仕事は時給ではなく、出来合いに応じてお給料が変わることがほとんどなので、引きこもりで自宅にいる時間が長い人ほど有利だということも多いものです。
ですから自分の学力や知識、得意なことを活かせる仕事で、自宅でできるものを探していくというのも良いでしょう。
引きこもりであってもきちんと仕事をしている状態であるため、引きこもりの自分を恥じるようなこともなくて最適です。
モニターなどの顔を出さなくてもできる仕事
引きこもりに向いている仕事や働き方の中には、モニターなどの顔を出さなくてもできる仕事というのもあるものです。
モニター商品が家に届いて、その商品の使い心地や感想などを記載するものであれば引きこもり状態であってもできますし、自分の顔を出さなくてもできるでしょう。
また、覆面調査などの抜き打ちでお店の状態をチェックするような仕事も引きこもりに向いています。
普通のお客のようにお店に来店してお店の状態をチェックすれば良いだけなので、引きこもりで対面が苦手な人でも楽にできることが多いでしょう。
覆面調査の仕事はネットをまめにチェックしないと見つけられないことも多いので、常にネットを見られる環境であることが多い引きこもりの人に良いです。
仕事を探しやすいという点でも向いているでしょう。
引きこもりは仕事探しをする必要はない!?
いかがでしょうか。
今現在引きこもっている人の中の多くは危機感を抱いているものです。
しかし以前のトラウマや恐怖、不安がマイナス思考を生み出し、前に進むことができていません。
なのでとにかくハードルを下げることが大切です。
わざわざ仕事を探して、会社に入る必要がないケースが急増している事実を認識するだけでも、働くことに対する考え方は変わるものです。
もちろんそれなりの苦労はあります。
しかしそれを苦労と捉えるか、何とも思わないかは人によって、やっている仕事によってまったく違ってきます。
まずはロールモデルである人たちの情報を得ることから始めてみましょう。
ネットを使えば一発ですし、そういった著書を読み漁るのもいいでしょう。
その積み重ねで新しい価値観が構築されるものです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。