人が辞めない会社はヤバイ?その理由と気づいた時の対処法を徹底紹介!
人が辞めない会社というのは、すなわち離職率の低い会社だということ。
そうなると、とてもホワイトで働きやすいイメージがありますが、若い世代の人にとっては必ずしも良い会社とは限りません。
実は人が辞めない会社こそ、やばいと言われることもあるのです。
それはなぜなのか、理由を解説していきましょう。
また、対処法などについても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
人が辞めない会社の特徴
離職率の低い会社は、なんとなく働きやすく居心地の良い職場というイメージがありますよね。
確かにそれは間違っておらず、人が辞めない会社ほど「働きやすい環境が整っている」といえるでしょう。
詳しくは、以下のような特徴があります。
福利厚生が充実している
離職率を左右する大きな要因とも言えるのが、仕事以外の部分、すなわち福利厚生になります。
年間休日や各種手当、資格取得のためのサポート、レジャーやテーマパークの割引など、会社によって福利厚生の内容は異なりますが、これらが充実していればいるほど、会社を辞めたいと思う人は少なくなるでしょう。
残業が少ない
残業の有無も、離職率に影響を与えているといえます。
残業が多すぎると身体的、精神的にも辛いため、転職したいと思う人が増えるでしょう。
しかし残業が少ない、もしくは全くない会社であれば定時でぴったり帰れるため、続けやすいと思う人が多いのも納得です。
人間関係が良好
どんなに自分の好きな仕事であっても、それだけで長く続けていけるわけではありません。
人が会社を辞める、転職する理由として最も多いのは、実は人間関係。
上司や同僚との人間関係が悪いと、仕事を続けていくのは困難だと言わざるを得ません。
つまり、人が辞めない会社はメンバー同士の人間関係が良好なのです。
上司に理解がある
人間関係が良いことと似ていますが、人が辞めない会社は上下関係が厳しくないことも特徴の一つ。
たとえば自分の趣味のために休みたいとき、有給申請をするときなどにも、理解のある上司ならトラブルになることはありません。
こうした上司の理解は、そのまま働きやすさに繋がっていると言えるでしょう。
居心地が良い
そして何より、人が辞めない会社というのは社員にとって居心地が良いのです。
上司から叱られることもなく、仕事で無理強いされることもなく、遅くまで残業することもないわけですから、気持ちが楽であることは言うまでもありませんね。
人が辞めない会社はヤバイと言われる理由
先程も触れたように、人が辞めない会社というのは働きやすく居心地の良い職場だといえます。
これだけ聞くと決してやばいイメージはありませんが、意欲や向上心のある若い世代にとっては、人が辞めない会社ほどやばいところはないかもしれません。
成長できない
人が辞めない会社というのは、上司を含め人間関係が非常に良好であることは言うまでもありません。
しかし、ときには上司から叱責されたり注意されること、アドバイスされることも必要ですよね。
良くも悪くも上司は何も言わないため、人が辞めない会社では成長することができないのです。
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向上心がなくなる
人が辞めない会社は、基本的に年功序列を重んじる風習があります。
つまり、自分がいくら頑張ってもその頑張りを評価してもらえないわけです。
上の人、年配の人の意見ばかりが通ることが当たり前なので、「自分も頑張ろう」という気持ちがどんどんなくなっていってしまいます。
昇進できない
先程も軽く触れましたが、人が辞めない会社は、管理職などの上のポストが常に埋まっている状態になります。
人の入れ替えがほとんどないわけですから、勤続年数とともに昇進していくイメージですね。
若い頃から成績や実績を元に評価されたい、昇進したいなどの気持ちがある人にとっては、やばいと言わざるを得ないでしょう。
給料が上がらない
昇進できないこととも被りますが、人が辞めない会社は勤続年数や年齢が上がらないと昇進できないため、昇給もできません。
基本的に給料というのは、昇進するからこそ上がるもの。
昇進できなければ給料も上がらないため、いつまでも安月給のままということもあるでしょう。
古い考えに固執している
そして一番厄介とも言えるのが、人が辞めない会社の管理職は、年齢層がだいぶ上だということ。
古き良き考えというのももちろんありますが、古い考えにばかり固執していることも少なくありません。
新しい考えを取り入れることができないため、周りから出遅れてしまうこともあるでしょう。
人が辞めない会社に入社してやばいと感じたらどうするべき?
福利厚生の充実さや働きやすさなどから入社したものの、上記で挙げたような「やばい会社」だと分かったらどうすれば良いのでしょうか。
あなた自身が今後どうしたいのか、どうなりたいのかにもよりますが、早めの行動が鍵だと言えるでしょう。
やりたいことを明確にする
入社してから人が辞めないやばい会社だということがわかったら、まずは自分が何をしたいのか、やりたいことを自分なりに明確にしておきましょう。
この会社で何をしたいのか、が明確に分かっていなければ、この先のことを決めることはできません。
なぜこの会社に入ったのか、を思い出してみるのもおすすめですよ。
会社に求める優先順位を決めておく
人が辞めない会社は、ある意味とてもホワイトな会社です。
福利厚生もしっかりしていますし、残業もほとんどないため、気持ち的にも非常に楽ですよね。
とはいえ、人が辞めなくてやばいと思ったとき、あなたはなぜそう思ったのでしょうか。
会社に何を求めるのか、優先順位はきちんと決めておきましょう。
資格を取る
たとえ転職を意識したとしても、武器になるものが何もない状態では、また同じような結果になりかねません。
それを防ぐためにも、今の会社に勤めているうちに資格取得に励むのもGood。
資格を取れば今の待遇も変わる可能性がありますし、資格は取っておいて損はありません。
自分の気持ちを強く持つ
今の会社がやばいと気づいたら、周りに流されないように自分の芯をしっかり持ち続けてください。
昔ながらの風習ややり方、古い考えに圧倒されてしまうと、自分が何をしたいのかも分からなくなってしまいます。
流されることの無いよう、自分の気持ちをしっかり持ってくださいね。
転職する
そして自分の中で準備が整ったと思えたら、転職向けて積極的に動き出していきましょう。
自分が何をしたいのか、どんな人になりたいのかといった将来像が明確であれば、転職先の条件も優先順位をつけて決められるはず。
今よりも自分が輝ける場所を見つけるため、妥協せずにいきたいですね。
人が辞めない会社に入社したけどやばいと思わない時はどうするべき?
さて、自分の会社が俗に言う「働きやすいけどやばい会社」だと分かっても、あなた自身はやばいと感じない…ということもありますよね。
実際、やばいと思わないのなら辞める必要はありませんが、先を見据えて判断することをおすすめします。
自分の本心と向き合う
人が辞めない会社は、何度も言いますが働きやすく居心地の良い職場であることは言うまでもありません。
だからこそ辞めたいと思わないのか、それとも昇進したいなどの欲がないのかは、正直なところあなたにしか分からないこと。
自分の本心はあなたにしか分からないので、一度じっくり自分自身と向き合ってみてください。
10年後、20年後を想像する
現時点ではやばいと感じていなくても、一度冷静になって将来を見据えてみてください。
10年後、20年後に自分がどうなっているか、他のところに就職した友人はどうか、なるべくリアルに想像してみるのです。
そうすると、自分でどうするべきかの答えが出るのではないでしょうか。
友人などに相談する
もし、自分では結論が出せない状態であるのなら、親しい友人に相談してみるのも良いでしょう。
同じ会社ではない人の意見を聞くことで、自分とは違う視点からの話を得ることができるはず。
自分では気づかなかったやばさにも、気づくきっかけになるかもしれません。
まとめ:人が辞めない会社はあなたの成長意欲を奪ってしまうかも
離職率の低い会社は、福利厚生やサポートが充実していたり、残業がないなど働きやすい環境が整っている会社でもあります。
それはそれで良いことですが、その分若い世代の活躍の場が失われたり、自分のやりたいことができないというデメリットもあります。
人が辞めない会社にいると、あなたの成長意欲を奪ったり、成長する機会を失ってしまうかもしれません。
そうなる前に、早めに答えを見つけて動き出すことをおすすめします。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。