愛想がない人の6つの特徴・心理とは?
愛想がない人の意味とは、話しかけても笑顔が全くなく、そっけない態度を貫いているような人のことです。
愛想がいい人は、いつもにこやかで多くの人と会話をしたりしますが、愛想がない人はその真逆で、特に誰とも接することはあまりありません。
むしろ愛想がないから周りの人が離れていったのかもしれませんね。
小さい頃から協調性を大事にしなければいけないと教えられてきましたが、なかなかそれが難しいと感じる人も実はたくさんいます。
では一体どうして愛想がないのでしょうか。
そこで今回は愛想がない人の特徴や心理についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるものがあるかどうか確認しながらご覧ください。
【目次】
愛想がない人の特徴や心理とは
挨拶をおざなりにする
人間のコミュニケーションの基本中の基本は挨拶ですが、愛想のない人にはこの挨拶をいいかげんにすませるという特徴があります。
たとえば、職場の同僚と、朝「おはようございます」の挨拶をするとしましょう。
一日の始まりの挨拶なのですから、できるだけ気持ちよく挨拶を交わしたいと思うのがふつうですが、その挨拶さえ省略してしまうことが少なくありません。
また、愛想の良い人は挨拶をするときには相手の顔をちゃんと見て、笑顔で「おはようございます」と言いますが、愛想のない人の挨拶は違います。
いやいや挨拶しているように見えるのが愛想のない人ですから、笑顔を見せるということはありません。
なんだが不機嫌そうな顔をしながら挨拶したり、無表情のまま、だるそうに挨拶するのが愛想のない人の特徴です。
笑顔を見せないだけでなく、相手の顔をちゃんと見ないで挨拶することも多くなると考えていいでしょう。
職場においてさえそうなのですから、相手がプライベートの友達の場合は、いっそう挨拶をいいかげんにしてしまいます。
友達から挨拶されても、無視することが少なくありません。
人と挨拶することに重きを置かず、おざなりにしてしまうというのが、愛想のない人の特徴ということになるでしょう。
人を褒めることはなく、人から褒められても喜ばない
ほとんどの人は、人をほめるということをするでしょう。
別に相手に取り入ろうとか、良く思われようという意識はなくても、相手に感心してほめるということは、ほとんどの人がしているに違いありません。
それは、人間関係を円滑にするためのテクニックでもあります。
ところが、愛想のない人は、そのように人をほめようとはしません。
お世辞ではなく、心から感心して自然に人をほめるということもないのです。
また、人からほめられても、それをすなおに喜びません。
人間、人からほめられれば気分がよくなるのがふつうでしょう。
愛想がない人も、うれしく感じることがないわけではありませんが、それをストレートに表現することをしないのです。
人からほめられて、内心気分がいいと感じていても、表情を変えなかったり、わざとつまらなそうな顔をして見せるのが、愛想のない人と言っていいでしょう。
照れ屋であるためそのような表情を見せるというケースもありますし、「どうせ相手はお世辞を言っているだけなんだろう」というひねくれた考えから、つまらなそうな顔をして見せるケースもあります。
いずれにしても、人をほめることがなく、人からほめられても喜ばないというのが、愛想のない人の特徴ということになるでしょう。
人の話に同調しない
人と会話をしているとき、相手の話に同調しないというのも、愛想のない人の特徴です。
ふつうの人は、特に相手の話に強く共感することができなくても、相手と話を合わせて、「そうですよね」とか「自分もそうですよ」というように応えることがあるものでしょう。
愛想の良い人は特にそういうことをよくします。
そのように同調して見せることで、相手との関係を円滑にしようとするのが、普通の人のコミュニケーションと考えていいでしょう。
愛想のない人は違います。
人と会話をしていて、自分は相手とは違う意見を持っているとか、違う感じ方をしているという場合、相手に同調して見せるということはしません。
たとえ、相手が目上の人であっても、「自分はそう思わない」とか「そんなふうには感じられない」というように、自分の思うことをストレートに相手にぶつけるのです。
これでは相手との関係がぎくしゃくしたものになりかねませんが、愛想のない人はそんなことは気にしません。
相手に合わせようとする意識を持たないために、人と話をしているときに相手に同調しないというのが、愛想のない人の特徴ということになるでしょう。
自分さえ良ければいいと考えている
愛想がない人というのは、どんな時でも「自分のことしか考えていない」「自分さえ良ければいい」という心理を持っています。
自分のことが最優先なので、笑顔で話しかけられても「今そういう気分じゃない」「さっき、嫌なことがあった」と、平気で素っ気ない態度を取ります。
素っ気なくされた相手の気持ちを全く考えずに、常に「自分がどうしたいか」しか考えないのです。
誰かにそれを注意されたとしても「私は他人に愛想良くしてほしいと思っていない」「私は素っ気なくされても嫌ではない」とあくまでも自分本位な言い訳をします。
このような心理になるのは、自分への愛情が強すぎるためと言えます。
小さい頃から周囲の人間に甘やかされ、チヤホヤされすぎた結果、他人を見下す悪いクセが付いてしまい、「私は自分のことだけを考えていればそれでいい」と、信じてしまった場合や、逆に家庭環境などが複雑で人に心を閉ざしてしまい、自分で自分のことを守らないといけないという意識が強すぎる場合にも、このような心理状態になりやすいです。
一見対照的な理由が原因になっていますが「正しく人に愛されたことがない」「人の愛し方がわからない」という、共通した心理経験が奥底にはあるのです。
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人を信用できない
愛想がない人は「愛想を振る舞うことに価値がない」と考えています。
なぜなら「人を信用できない」という心理を持っているので、本音と関係なく愛想良く対応できる人のことを偽善者のようにとらえています。
自分もそんな偽善者にならないためにも、愛想なんてなくて良いと思うのです。
こういった心理を持つ人は、常に物事を斜に構えてしまう特徴があるので、すぐに行動の裏側を探ろうとします。
このような心理になるのは、周囲の大人が同じような考え方をしていて影響された場合や、読んでいる本の影響、信じている人に裏切られた経験、反抗期をこじらせてしまったことが原因になっていることが多いです。
もっと人を信用してほしいと周囲の人が考えても、一度「人を信用できない」心理になってしまったら、なかなか心を開くことはできません。
これ以上、人間不信を加速させないように、決して嘘をついたりせずに、できる限り誠実に接することが重要です。
愛想がない人だからと「嫌なやつ」と思い、意地悪なことをしてしまうと、さらに「人を信用できない」と思わせてしまう原因になってしまい、人に対する不信感を募らせてしまいます。
人間関係が煩わしいと考えている
愛想がない人は、「全ての人間関係が煩わしい」「一人の方が楽」という心理を持っています。
人間関係を煩わしいと思っているので、愛想を振る舞うことに何の価値も感じられないのです。
その上、できるだけ不必要な人間関係を持ちたくないと考えているので、愛想良くされることも嬉しいどころか「迷惑な行為」としか思えません。
むしろできるだけ愛想悪く対応して、「何この人?」と拒絶されたり「嫌な人間」と思われて嫌われた方が、人間関係が広がる可能性がなく、良いことだと考えます。
それでも仲が良いごく一部の人には愛想良く対応できることもあるのですが、特に初対面や馴れ馴れしい人に対しては、極端に冷たい態度を取ってしまいます。
これは「これ以上仲良くなりたくない」という、強い拒否の心理が働くためです。
こういった心理の奥底には、人間関係に対する強いトラウマが存在しています。
どんなに冷たい態度を取る人だとしても、実は本人には全く悪気が無く、過去の人間関係に対するトラウマが払拭できないために、自然と素っ気ない態度を取ってしまうことも少なくありません。
職場で愛想がない人は仕事にも支障がでる
いかがでしょうか。
愛想がない人の本当の心理はどうであれ、やはり周りの人からは疎まれる存在になりがちです。
特に多くのコミュニケーションを取って仕事をしていくような職場では、かなり厄介な人として認識されてしまうことでしょう。
愛想がないというだけであって、仕事に真面目だったりするなど態度で示すことができれば評価はそこまで落ちません。
しかし仕事への態度も悪く、愛想もないとしたらはっきり言って邪魔者です。
一人で完結する仕事というのは実はあまり多くなく、ほとんどの業務は多くの人と協力して支えあって行っていくものです。
仕事に充実感を覚えている人はやはりコミュニケーション能力が高く、愛想も良いのが特徴です。
もしかしたら愛想よくしているからこそ、他の人と仲良くなり、それがますます仕事の結果につながっているのかもしれません。
そうだとすれば、愛想がない人がやるべきなのは、まずは形から入ることです。
本当は愛想を振りまきたくないと思っていても、愛想がいいふりをしているだけで気分も変わってきます。
そして、最終的に周りの人が気にかけてくれるようになり最終的に仕事に中へとつながることでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。