呆れる人の特徴と呆れる人への対処法とは?
あなたの身近な人に呆れる人はいるでしょうか。
その状態まで行くとその人に対して何も言いたくないものですよね。
では、いったいどのような人がそう思わせてしまうのか。
そこで今回は、呆れる人の特徴についてご紹介していきます。
呆れる人の特徴
自己中心的
自分の利益しか考えていない自己中心的な性格の人は、周囲から呆れられてしまいます。
自己中心的な人は自分に甘く、周囲に対して気遣いを見せることがありません。
空気を読まずわがままに振る舞ったり、人が嫌がることを平気でしたりして、人から嫌悪される言動を平気でとります。
自分の思い通りにならないと気がすまず、感情のコントロールが苦手なため、周囲から持て余されてしまうケースも多くあります。
自分には甘いくせに他人には批判的で、自分のことは棚に上げて他人を批判することも度々あります。
人が失敗したら強く責めたり、コンプレックスに感じていることをストレートに告げたり。
こういった性格の人は自分の都合の良いように解釈するので、周囲から呆れられている、という自覚はありません。
自覚がないため、自分から直そうとは考えず、人から指摘されるまで自分の性格に気づくことができません。
ただ、被害妄想が強いことが多いので、他人からストレートに注意されると逆切れを起こしてしまうことも。
こうなると何を言っても仕方がないので、周囲からは匙を投げられて距離を置かれてしまうのです。
常識がない
常識がないことも、呆れられる人の特徴の一つです。
決められたルールが守れなかったり、他人に迷惑をかけても何とも思わなかったりと、非常識な言動が見られる人は顰蹙を買ってしまいます。
常識がない人の行動の例としては、
・公共の場でのマナーが悪い
・自分が悪い時でも謝らない
・挨拶やお礼ができない
・順番を守らない
・お金や異性関係にルーズ
などが挙げられます。
常識がない人といると困惑することが多く、一緒にいるだけで迷惑をかけられる場合もあります。
個性が尊重されることは素晴らしいことですが、社会の中では最低限のルールが必要で、これを守ることで秩序が保たれています。
非常識な人は秩序を乱し、居心地が悪い空間を作ってしまいます。
個性を殺して全てを他人と合わせる必要はありませんが、ある程度、周囲と合わせることは社会人として身に付けておかないといけないことだと言えます。
必要最低限の常識というのは、社会に出ると自然と身についていくもの。
これが身についていない人は、周囲の様子を全く気にかけていないという証拠でもあり、常識的な多くの人からは呆れられてしまうのです。
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人との距離感が独特
人と人との距離感は、その関係性に合った適切な取り方があります。
人との距離感には正解はありません。
ただし、平均的な距離感を無視した独自の距離感を持っていると、相手を戸惑わせ、呆れられる原因となります。
あまり親しくないのに距離を縮め過ぎて嫌がられたり、逆に距離を置きすぎて面倒な人だと思われたり。
極端すぎる距離感で接すると、良い人間関係を築くことができません。
距離が近すぎる人の場合は、根掘り葉掘り人の話を聞こうとして引かれたり、馴れ馴れしいと思われたりしてしまいます。
他人の領域に踏み込み過ぎていて、デリカシーがないと評価されたり、周囲にまとわりついて鬱陶しがられてしまいます。
このタイプは他人に依存しすぎる性格をしている場合と、相手を下に見ていて上から目線に立っている場合が考えられます。
両方とも自分本位な考えからくるため、敬遠されてしまうのです。
一方、距離を置きすぎている人の場合は、単独行動が多く、協調性が欠けていると評価されがちです。
嫌われることは少ないですが、扱いにくい人だと思われてしまいます。
どちらの場合も、自分の心地よさを重視していて、相手の心地よさを考えていません。
相手のことを考えず、存在を尊重していない表れなので、呆れられるのです。
同じ失敗を何度もくり返す
その人に対して、「怒りを通り越して呆れてしまう」という人の特徴の一つは、「同じ失敗を何度もくり返す」ということでしょう。
たとえば、詐欺被害にあった経験があるとします。
ふつうの人は一度でも詐欺の被害にあえば、「今後は二度とこんなことのないように注意しよう」と思うに違いありません。
そして、近づいてくる胡散臭い人や、お金のからむうまい話には乗らないようにするわけです。
しかし、中には詐欺被害を受けた経験があるにも関わらず、何度も被害にあう人もいます。
被害を受けて痛い思いをしたにちがいないのに、それを教訓にすることなく、同じ失敗をくり返す人を見れば、誰しも呆れるほかないでしょう。
詐欺被害のような大きな失敗ばかりではありません。
仕事を例にあげましょう。
同じ職場に、何度注意しても同じ種類のミスをくり返す人がいるとします。
そのミスによって、自分が迷惑をこうむるようなことがあれば、当然、そのミスを指摘し、注意することになります。
注意しても一向に改善されない場合、最初のうちは怒りを感じても、そのうち怒る気にもなれなくなるに違いありません。
そういう人が部下であれば、上司はその部下に対してサジを投げるでしょう。
サジを投げて注意することもしなくなるというのは、つまり、その人に呆れているわけです。
危機意識がまったくない
ふつうの人なら抱くはずの危機意識をまったく持たないというのも、呆れる人の特徴と言っていいでしょう。
たとえば、友達の中に、安易に借金をするために、借金の額がどんどん膨らんで行っている人がいるとします。
そんな友達がいれば、「もうこれ以上借金を増やさずに、少しずつでも返済していくべきだ」というような忠告をしたくなるに違いありません。
ところが、その友達が一向に忠告を聞き入れず、借金がさらに膨らんで行ったとしましょう。
最初のうちは友達を心配し、忠告もしたものが、まったく改善されないことを知れば、やがて忠告する気にもならなくなるでしょう。
なぜ、友達はそんなふうに借金を増やしてしまうのか、それは、危機意識が欠如しているためにほかなりません。
ふつうの人は、ある程度のところで、「これ以上、借金を増やしてしまうと大変なことになる」と考え、自ら改善しようとします。
そこには「大変なことになる」という危機意識があるわけです。
それに対し、呆れる人には危機意識がないため、人からどんな忠告を受けても改善する意思を持ちません。
そこにあるのは、「なんとかなる」「どうにかなる」という、きわめて甘い意識と考えていいでしょう。
無計画で行き当たりばったり
計画性がなく、その場の思いつきで行動するというのも、呆れる人の特徴です。
ふつうの人は、何か新しいことを始めようと思ったり、現状を変えようと思ったとき、先を読み、うまくいくかどうかを考慮し、「うまくいく」と判断したのちに行動を起こすものでしょう。
それに対し、呆れる人はそうした考察をすることなく、行き当たりばったりで行動を開始してしまうのです。
たとえば、結婚して子供もいて、自分の収入で家計を支えているとしましょう。
そういう状況にある場合、ふつうの人は「今の仕事を辞めたい」と思っても、いきなり退職してしまうことはしません。
そんなことをすると、収入がなくなってしまうからです。
ですから、転職先のめどが立った時点で、退職の判断をするというのが、ふつうの人のやり方でしょう。
呆れる人は違います。
「仕事を辞めたい」と思うと、後のことをまったく考えず、いきなり退職願を提出、ほんとうに仕事を辞めてしまうのです。
こういう人をパートナーに持って、事後報告で「仕事、辞めたから」と言われたら、呆れるしかありません。
誰が見ても無謀な挑戦をしたり、後先考えずに思いつきで人生にかかわるような判断を不用意にしてしまうというのが、呆れる人の特徴ということになるでしょう。
呆れる人への対処法
いかがでしょうか。
呆れてモノが言えないような人には、怒る気力もありませんよね。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか。
やはり関わらないという選択が効果的です。
しかし、職場などで仕事の話をしなければいけない時などはそうもいきません。
そんな時は二つの方法があります。
一つは上記と同じで相手にしない。
相手にしても極限まで関わらないようにする。
もう一つは、その真逆で徹底的に向き合って少しずつ改善させていくことです。
労力やストレスを考えると圧倒的に前者の方が負担は少ないですが、その人自身が改善する可能性はほぼありません。
しかし、後者だとその可能性があり、意外な戦力になることだってあり得ます。
これはどちらが良いという単純な話ではないので、あなたの状況などを加味して決断するようにしましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。