他人と関わっていて、時々「この人は一般常識がないな」と感じることはありませんか。
そもそも常識というのは誰かが考えたものであり、世界共通というわけではありません。
そのため非常に難しいのですが、ここでは「一般常識のない人」に注目してみたいと思います。
常識のない人の育ちや特徴、付き合い方などについて紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
常識がない人の育ち
世間一般から見た常識のない人というのは、一定数存在します。
彼らは一体、どんな家庭で育ったのでしょうか。
常識は子供の頃に培われるものなので、家庭環境に原因があると言わざるを得ません。
自由な家庭で育った
一般常識というのは、基本的に子供の頃に教わるもの。
いわゆる、親からのしつけの一環と言っても過言ではありません。
つまり、一般常識を知らない人、常識がないと周りから言われてしまう人というのは、昔から自由奔放な暮らしをしてきた人に多いと言えるでしょう。
親も常識がない
常識のあるなしというのは、親の影響が大きいと言わざるを得ません。
なぜなら、子供は親の背中を見て育つからです。
つまり、親も常識がない人である場合、その子供は親を見て育つ訳ですから、常識のない親のことを当たり前だと思い、それを常識だと捉えてしまうというわけです。
親が厳しい人だった
小さい頃から親が厳しく、親の言いなりになっていたという人もいるでしょう。
こういうタイプの人は、自分の両親が全てであり、親の言うことに従うのが当たり前という環境で育ったため、自分で考えて行動することができません。
親が厳しすぎる家で育った子供も、常識のない人になりやすいのです。
親が何でもやってくれた
親が厳しかった家庭とは逆ですが、親が子供の世話をやきすぎる家で育った子供も、自分では何もできない人になってしまいます。
親がやってくれるのが当たり前であったため、こちらのケースでも自分で考えて行動することができないのです。
常識云々に関しても、親の指示がなければ何もできないと言えるでしょう。
甘やかされて育った
常識がないというのとは少し違うかもしれませんが、親から甘やかされて育った人も常識のない人と言われることが多いです。
世間知らず、と言われることが多いかもしれません。
親に甘やかされ、可愛い可愛いと言われて育ったため、自分が一番じゃないと気が済まない、周りはどうなってもいいという考えになってしまった可能性があるでしょう。
常識がない人の特徴的な行動
ここでは、多くの人が「あの人は非常識だな」「一般常識に欠けてるな」と感じてしまう、特徴的な行動を紹介します。
人によって感じ方は様々ではありますが、以下のような行動をしてしまうと、多くの人から常識がないと思われてしまうでしょう。
時間を守らない
たとえば仕事の納期や友人との約束の時間など、「ちょっとくらい過ぎてもいいや」と思うことはありませんか?
たしかに、時間を守らなかったからといって命に関わるようなことはありません。
しかし、たかが5分であっても時間を守らないことが続くと、周りからは常識のない人認定されてしまいます。
約束を破る
時間を守らないことと似ていますが、平気で約束を破る人というのも、正直有り得ないですよね。
自己都合でいきなりドタキャンしたり、時間を過ぎて心配して連絡をしたら、「行きたい気分じゃない」などと訳の分からないことを言ってくるのであれば、誰がどう見ても常識のない人で間違いありません。
ルールを守らない
世の中には、人々が安心して暮らすためのルールがあります。
国や地域によってそのルールは異なりますが、最低限のルールは守らなくてはいけないもの。
たとえば、歩きスマホはしない、ゴミのポイ捨てはしないなどのルールを守れない人は、ほぼ確実に常識のない人だと言われてしまいます。
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謝れない
誰かとトラブルになったとき、何でもかんでも謝れば良いというわけではありません。
しかし、自分が悪いことをしたとき、故意ではなくても他人を傷つけてしまったときなどは、謝るべきですよね。
ここで頑なに謝れない、言い訳や責任転嫁をする人は、常識のない人と言えるでしょう。
自分軸で行動する
そして、やや判断が難しいのが、人の作ったルールに囚われず、自分軸で行動するということ。
もちろん守るべきルールはあるわけですが、それ以外のことに関しては自分のやり方を貫き通す人というのも、一部からは非常識だと言われてしまいます。
協調性のない人が、鬱陶しいと思われるのと同じですね。
常識がある人の特徴的な行動
では逆に、周りから「あの人は常識人だな」と思われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。
こちらについても感じ方は人それぞれなのですが、以下のような行動は、常識人ならではの行動と言えるかもしれません。
相手を思いやる
常識のある人は、自分中心で動こうとはしません。
常に相手を思いやり、周りのことを考えて行動しています。
相手に迷惑がかからないようにしている点で、思いやりのある人は常識のある人だと言えますね。
周りとの協調性がある人、ということもできるでしょう。
時間や決まりを守る
常識のある人からすると当たり前のことですが、大抵の人は時間や約束、決まり事をきちんと守ります。
なぜなら、これらを守らないと人に迷惑をかけてしまうからです。
他人を傷つけたり苦しめたりすることを嫌う常識人だからこそ、時間や決まり事はしっかり守るのでしょう。
人に迷惑をかけない
先程も触れましたが、常識のある人というのは他人のことを常に考えています。
そもそも「常識」というのは、誰もが心地よく生活するためのもの。
だからこそ、それを守るために過ごしている人が常識のある人だと言えるのです。
常識がない人への対処法や付き合い方
身近なところや友人などに常識のない人がいると、今後の付き合い方を考えてしまうのは当然のこと。
もし、あなたの周りに常識がない人がいるときには、以下のような方法で対応してみてください。
放っておく
相手が自分の常識からかけ離れた考え方をしている、常識のない人だと感じているのなら、その人のことは放っておきましょう。
あなたが気にしても、相手が自分が間違っている、変わろうと思わない限りどうすることもできません。
そういう人のことを気にしても仕方がないので、放っておくのが一番です。
できるだけ関わらない
放っておくことと似ていますが、常識のない人とはなるべく距離を置くことをおすすめします。
類は友を呼ぶという言葉のように、常識のない人と一緒にいるとあなたまで常識がないと思われてしまうかもしれません。
一定の距離を取り、できるだけ関わらずに済むようにしていきましょう。
反面教師にする
そして、常識のない人が身近にいたら、ぜひその人を反面教師にしてください。
「自分はこんな人にはならない」と思うようにすることで、常識のない人の見方も変わってくるかもしれません。
また、残念な人だなと思うようになれば、イライラすることも減るはずです。
常識がない人の末路
最後に、常識がない人の末路についても触れておきましょう。
常識がない人は、常識のある人からすると「ずるい」と感じることも多いもの。
しかし常識のない人は、それ相応の末路を迎えることになるでしょう。
一人になる
常識のない人というのは、いずれ孤独になってしまいます。
なぜなら、誰も常識のない人と一緒にいたいとは思わないからです。
常識のない人といても良いことは何もないため、こういう人はいずれ孤立し一人になっていくのです。
誰からも相手にされない
一人になることと似ていますが、常識のない人は周りから距離を取られるようになります。
上辺だけは人付き合いがあっても、本心で味方になってくれるような人はいないでしょう。
誰からも相手にされず、ひとり寂しく過ごしていくことになるのです。
仕事が上手くいかない
仕事というのは、チームワークが必須でもあります。
一人でできる仕事というのはほとんどなく、誰かとチームを組んで協力することが大半ですよね。
だからこそ、常識のない人というのは仕事が上手くいかなくなる可能性が高いです。
周りと良い人間関係を築くことができないため、評価されることも少なくなるでしょう。
非常識な人が集まる
そして常識のない人の周りには、常識のない人が集まります。
類は友を呼ぶという言葉のとおり、同じような人達が集まることは防げません。
非常識な人が集まってくるため、余計に周りから敬遠されて避けられてしまうことになるでしょう。
とんでもない成果を残す
実は常識のない人の中には、天才と呼ばれる人たちも稀にいます。
こういう人たちは、一般の視点とは異なる視点を持ち、常識に囚われない考え方をしていますよね。
人に迷惑をかけずに自分のやり方を貫ける人であるなら、常識のない人であってもとんでもない成果を残すこともあるでしょう。
まとめ:常識のない人にはならないようにしよう
常識というのは、人それぞれ考え方によって変わるもの。
しかし、世間一般から見る常識というのは間違いなく存在しています。
常識を守らないと周りから白い目で見られることになり、それゆえ最終的には1人になってしまうこともあるでしょう。
何においても常識を守るべきとは言いませんが、一般的な常識は守った方が良いかもしれませんね。
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