暗記が苦手な人の特徴7つ

あなたは、テストや発表が間近に迫っている状況にありますか。

そのときに、あなたは暗記をしなければならない状況にありますか。

誰しも、学生時代に暗記をしたことはありますよね。しかし、なかなか暗記ができないという人も周りにいたのではないでしょうか。

今回は、なぜ暗記ができないのか、苦手な人の特徴について挙げてみましょう。

暗記が苦手な人は、これを見てもらうと、解決の糸口が見えるはずです。



暗記が苦手な人の特徴

方法が間違っている

暗記をする際に、どのようにして暗記をしているでしょうか。

実は、暗記の方法は人により異なるとはいうものの、しっかりと効果のある方法で取り組まなければ、暗記の成果は現れないのです。

みなさん、このような経験はありませんか。

漢字や英単語を覚えるために、ひたすらノートに書き続けたこと。

テストに出るところを、とにかくずっと眺めていたこと。

なぜかわからないが、問題文までノートにしっかりと書いていたこと。

これらの方法は、はっきり言って意味はありません。まったくと言っていいほど効果がありません。

最近、学習方法についての研究も行われていますが、他にもよく授業やテスト勉強で行っていた「教科書などにマーカーで線を引いて覚える」方法に効果はないという報告もあります。

つまり、そもそも暗記の方法が間違っているから、暗記の成果が現れないというのです。


かける時間が少ない

あなたはどれだけの時間、暗記にかけていましたか?

テストの前の日などに、必死になって暗記したことがあるでしょうが、まさか、10分程度で暗記できたと言ってはいませんでしたか。

断言しますが、人間はそんな簡単に暗記はできません。

むしろ、人間はあっという間に忘れてしまうのです。

ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者は、人間の学習した情報がどのくらいで忘れてしまうのかという「忘却曲線」を導き出しました。

人間は、学習してから20分で情報量の4割が忘れてしまうそうです。

さらに、1時間後で56%もの情報量が忘れていき、9時間後には情報量の64%が忘れてしまうのです。

そうなると、定着を図るうえでは、そもそも10分程度では足りないのです。

暗記の回数が足りない

暗記というのは、一度やればそれでいいというものではないですよね。

しかし、暗記教科と言われる傾向にある社会科(地歴公民科)や理科、あるいは英単語や古語は、どんなに暗記してもしばらくすると忘れてしまいます。

先ほどの「暗記にかける時間が少ない」のと同様、回数を重ねなければ意味がありません。

よく教育現場では、問題集も何冊も取り組むよりも、1冊の問題集を何回も解くことに意味があるというふうに教える人がいます。

これは、何回も同じものに取り組むことで、身体にしみこませていくことで、定着が図られるのです。


方法が1パターンでマンネリ化している

暗記の際に、「教科書をひたすら眺める」「ペンで何回も書く」といった方法のみでは、情報が頭に入ってきません。

これは運動などでもそうですが、同じような負荷のものを、同じように取り組んだところで、力はついていかないのです。

まして、同じことの繰り返しというのは、暗記ではなく、もはや作業と化しています。

学習において、作業というのは知識を定着させるのに大変苦労することです。

人間は、五感をフル活用するものにこそ、頭に残るものです。

書く・見るだけではなく、読む・聞くということも取り入れたうえで、暗記に取り組みましょう。

暗記の際に、ひたすら詰め込む

暗記の際に、ただひたすら覚えるというのも、苦行ではないですか。

まず、「暗記」=「覚える」のみではないことを理解しましょう。

テストにおいては、覚えていることもそうですが、「思い出す」ということも大切です。

記憶として思い出すときというのは、印象の強いものほど思い出しやすいですよね。

暗記の場合は、頭に詰め込むだけでなく、アウトプットも必要です。

小学生のとき、九九を覚えるときは、みんなで声を出し合って覚えましたよね。

たとえば、友人と問題を出し合うことによって、インプットもアウトプットもできます。

さらに友人と問題を出し合ったという印象も、記憶に強く残してくれます。

学生のとき、先生が特徴づけて大げさに授業で話したところが意外と後々まで記憶しているということを経験しませんでしたか?

それと同じと言えますね。


定期的に確認していない

自分はもう覚えたという気持ちでいて、しばらくしてから取り組むと忘れてしまったという経験はありますよね。

既にエビングハウスの忘却曲線や、一度だけでは暗記は難しいという話をしましたが、人間は、定期的に物事を確認することによって、定着の程度を確かめます。

学校でいうなら、小テストなどはその一例です。

たとえば、自分で小テストをやってみる、友人と一緒に小テストをするなどして、自分の暗記している度合いを確かめてみましょう。

とにかく、何回でも、忘れたころに取り組んでみると、自分がどのくらい覚えているか明確にわかりますよ。

自分の思い込みが強い

自分、もしくは周りの人で「どうせ自分は馬鹿だから…」「自分には集中力がないから…」などと言う人がいます。

もし、今自分がそのように思っているのなら、直ちにその考えを捨てましょう。

馬鹿だから、集中力がないから、努力していないから。

だからすなわち「暗記ができない」という理論は成り立ちません。

暗記の方法、回数などを正しく理解したうえで取り組めば、覚えられます。

人間は、前日に覚えた後に睡眠をとることで記憶が整理され、定着が図られます。

これも科学的な理屈がわかっていれば、暗記に活用することでしっかりできるのです。

たとえ馬鹿なのであっても、暗記が得意な人はたくさんいます。

集中力がなくても、短時間で効率よく暗記できる人もいます。

だからこそ、自分の思い込みは捨て去って、暗記に取り組んでみましょう。

暗記が苦手な人から卒業しよう

いかがでしょうか。

今回ご紹介した特徴に当てはまる人は「暗記が得意な人の特徴7つ」を一度読んでみてください。

1つぐらいはあなたに合うような記憶方法があるはずなので、それをベースに暗記が苦手な人から卒業しましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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