ワンマン社長の特徴とその対処法9つ
あなたの会社の社長はワンマンではありませんか?
会社や企業のカラーは、社長で決まるといっても過言ではありません。
社長によって、会社の社風は大きく左右されますから、働きたい会社かどうか、愛社精神を持てる会社かどうかを見極めるのに対し、社長をよく見てから判断することは重要になります。
そこで今回は、社員を困らせたり、仕事のモチベーションを下げる、気をつけるべきワンマン社長の特徴についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ワンマン社長の特徴
- 他人の意見を聞こうとしない
- 言っていることがコロコロ変わる
- 怒鳴る、脅すようなことを言う
- 昇格基準がはっきりしていなく、鶴の一声で昇進、降格が決まる
- サービス残業、休日出勤は当たり前
- 社長の飲み会は絶対参加
- 家族は大事にしていない、家族を大事にしている社員をバカにする
- 辞表を出すと急に態度が変わる
- ワンマン社長への対処法
他人の意見を聞こうとしない
起業をした人物は、良かれ悪かれ、自分で会社を立ち上げて、
ビジネスプランを考えて、そして成功した経験を得ているので、
他人の意見を聞こうとは思いません。自分の行うことは正しいと信じています。
時代が過ぎ、新しい事象が起きても、自分に興味がなければしらんぷり、
又は「必要ない」の一点張りです。
自分と意見の会わない人、反論する人、新しい事を自分より理解できる人
を避ける、酷い時には「我が社にそぐわない」と追放する事もあります。
出典 自分のやり方に間違いがあるとは絶対思わない。認めない。
○実は意外と能力がある
→だから、部下が無能に思えて仕方が無い○自分の振る舞いに絶対的な自信がある
→善し悪しはともかくとして、過去、自分のした判断で失敗をしたことがない。だから、自分の判断は「常に正しい」と思っている
言っていることがコロコロ変わる
ワンマン社長に、とても多い特徴がこれです。
社長の一言で、社内の重要事項が決まることが多いにも関わらず言うことがコロコロ変わるので、そのたびに、実行している社員はたまったものではありません。
酷いワンマン社長になると、朝やるように言ったことが、夕方にはもう変わっていることも珍しくないのです。
怒鳴る、脅すようなことを言う
社員をモノ扱いする、ワンマン社長がよくやるのがこれです。
「給料を下げてやる」
「お前の代わりなんていくらでもいるんだ」等社員を人と思わないような態度で怒鳴り続け、酷い言葉を浴びせ続けます。
主従関係をはっきりさせることで、自分の配下に置こうと言う考えをもっていることからの行動です。
社員は、しだいに反骨精神すら薄れ言いなりになってしまうようになるケースも多くあります。
昇格基準がはっきりしていなく、鶴の一声で昇進、降格が決まる
ワンマン社長が経営している会社では、昇進、降格は社長が決めることが多く、昇進、降格の明確な基準も設けていないことが多くあります。
また、設けてあっても実際はワンマン社長の一声で決まるため、機能していないケースが多いのです。
「明日から、お前は部長だ」などと急に昇格することもしばしばあります。
昇格している人たちは、社長をちやほやすることが上手な人、降格してしまった人、昇進できない人は実は社のことを思って正しいことを言った人だったりすることが多いのです。
けれど、ワンマン社長の経営している会社では、社長に意見を言うなどご法度で昇進が遠くなってしまう理由になるのです。
サービス残業、休日出勤は当たり前
ワンマン社長は、社員が会社の為に働いて当たり前だと思っていますから、サービス残業や、休日出勤も当然のことだと思っています。
きちんと休日を取ろうとしようものなら、仕事ができないとみなし大声で怒鳴ったり、首に追い込んだりします。
もちろん、有休を使用するなどもっての外だと考えていて、効率的に仕事をこなすよりも、会社にいる時間が長い社員を高く評価します。
社長の飲み会は絶対参加
ワンマン社長は、飲み会が大好きで自分が誘った社員が不参加は絶対に認めません。
例え、社員の体調が悪かったり、家族の行事があってもです。
何よりも社長を優先しなければいけないのです。
仕事が終わり、帰宅してからもワンマン社長は、社員の都合を考えず電話をしてくることも多く、家に一度帰ったからと言って、その後飲み会に不参加してはいけないと考えているのです。
ワンマン社長は、とにかく自分本位ですから、飲み会に誘うことが迷惑だとは微塵も考えていません。
自分が誘う飲み会は、自分と仲良くなれるチャンスだし、とても楽しく有意義な時間だと考えているのです。
家族は大事にしていない、家族を大事にしている社員をバカにする
ワンマン社長は、自分の家族を大事にしていないだけでなく、家族を大事にしている社員もバカにします。
家族優先と言う意識は全くありませんから、育休などは愚か、社員の家族が体調を崩したりしても、仕事を優先するように仕向けます。
辞表を出すと急に態度が変わる
ワンマン社長とは言え、社長ですからやはり社員に辞められるのは困るものです。
散々「辞めさせてやる」等と言っていたのに、いざ社員が辞めることを決めると手のひらを返すのもワンマン社長の特徴です。
けれど、決して自分を改めようとはせず、辞めると伝えた途端、毎晩のように強制的に仕事終わりに辞めたがっている社員を飲みに連れて行き「俺がお前をどれだけ思っているか」や「俺の言うとおりにしていれば間違いない」等見当はずれなことを洗脳のように話し続けるのです。
ワンマン社長への対処法
何かひとつ、社長に勝てるものをつくってみる。こういった社長は、意外と気が小さいから、自分がかなわないものを持つ相手に対しては一目置いて、ワンマンな態度にはならないもの。だから、会社のために大きな仕事を取ってくるとか、システムをつくるとか、会社へのすごい貢献度を示して見せればいい。
もしくは、社長の弱点を見つけて、そこを突くというのもひとつの手。どんな人でも弱点は必ずある。こういう人は、自分の弱点を隠そうとして、強気に振る舞ってるんだよ。
ワンマン社長の会社から抜け出そう
いかがでしょうか。
以上、ワンマン社長の特徴をご紹介いたしました。
あなたの働いている会社の社長は大丈夫ですか?
もし、ワンマン社長の会社で働いてしまっていたら、できるだけ早く次の職場を見つけましょう。
会社を良くするために社長の考えを変えようなどとは、考えてはいけません。
残念ながら人はそうすぐに変われるものではありませんし、それがワンマン社長相手ですと不可能に近いからです。
もし、変わったように見えても、すぐに以前のようにもどってしまうに違いないからです。
自分が全て正しい、自分に従えば間違い無いと考えているワンマン社長を変える労力を、もっと有意義に使いましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。