気難しい人との付き合い方6つ
あなたの周りに「この人は気難しい人だ・・・」「付き合いづらい・・・」と感じるような人はいるでしょうか。
気難しい人との付き合い方には神経を使うものです。
できればそういう人と関わることなく人生を送りたいものですが、そうもいかないこともあるでしょう。
ではどうしたらいいのでしょうか。
そこで本日は気難しい人と上手に付き合う方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
気難しい人との接し方
相手の言動のパターンを観察し、「ツボ」を把握する
最初のポイントは、とにかくその人の言動をよく観察することです。
ひと言で「気難しい」といっても、その気難しさは千差万別なものですよね。つまり、すべてのことに関して気難しいということは、まずありません。
その人にはある部分に関して強いこだわりがあり、それが気難しい言動を生んでいることが一般的だと言えるでしょう。
そのこだわりポイントを、実際の言動を観察することによって掴むことが大切です。そのポイントが、いわばその人の「ツボ」です。
そのツボをしっかり押さえて対応すれば、上手に付き合うことができるきっかけになるはずです。
顔色を窺いすぎない
気難しい人を相手にすると、どうしても「顔色を窺う」という対応をしてしまいがちではないでしょうか。
たしかに、気難しい人に対応する際は、ある程度慎重に、相手の機嫌を窺わなければなりません。そこを無神経にすると、上手に付き合うことはできないものです。
しかし、だからと言って、あまりにそれを意識しずぎてしまうと、卑屈な対応をしてしまい、かえって相手の反感を買うことも少なくないのもまた事実。
そして、常に相手の顔色を窺っていては、こちらが精神的に参ってしまいます。
一人の気難し屋のせいでストレスを溜めるのは、上手な生き方とはいえませんよね。
ある程度、相手に対して配慮する必要はありますが、「あくまでも自分本位」という意識を強く持って、適度に距離を置いた関係を保つことが上手な付き合い方の1つではないでしょうか。
時には強く自己主張する
相手があまりに気難しく、理不尽な言動をするようなら、時にはこちらが強く出て、はっきり自己主張することも必要です。
気難しい人は自己中心的な傾向がありますから、大人しくしていると、それが増大してしまうことにもつながります。
そうなりそうだと感じたら、こちらから自己主張をすること。
そうしないと、相手はあなたを甘く見て、ますます自己中心的になってしまうのです。
「牙を剥く」というと大げさですが、時にはちらりと「牙」を見せることも上手な付き合い方だと言えるでしょう。
聞き上手になる
興味の無いことを聞き続けることは非常に苦痛なものではないでしょうか。
相手はそういった気遣いが出来る人ではないからこそ、気むずかしい人と思われてしまっています。
つまり、自分ありきで話す為、基本的に他者が必要としている情報よりも自分の話に終始してしまうのです。
まずこういった人に、その人以外の人間の話を振ることは少し危険かもしれません。
また、こちら側の趣味などの話などの話を振っても余り良い顔をされないことも多いでしょう。
常に自分がイニシアチブを取れる立場に居たいのです。
なので、その人の趣味や考え方を引き出す質問に終始するべきで、振られた内容に対してだけは話す程度に留めましょう。
もし、こちらの趣味を聞かれたら簡単に趣味の内容を説明した後に、相手の趣味を聞き返してあげましょう。
人の趣味にとやかく言う暇さえ与えなければ嫌な思いもせず、相手も上機嫌のままでやり過ごす事が出来るかも知れません。
敵だと思われてはいけない
気難しい人というのは自分への評価には非常に敏感であることがよくあるケースです。
些細な噂なども耳に入る為、陰口などが聞かれてしまう場合があると非常に不利に働きます。
決して同僚間であっても陰口の輪に入ったりする事は極力避けましょう。
前述にあるように、聞き上手な人間が好きなので、思い切り自分の話が出来る人間を悪しき人とは思いません。
一度、敵対関係に入ってしまうと厄介この上ないのもこのタイプの人間の特徴ともいえます。
適度に「頼りになる」など誉めていくことで攻撃材料となる物を極力減らしてみるもの1つです。
常に味方であるという姿勢を崩さず油断しないように付き合いましょう。特にお酒の席など本音が飛び交い兼ねない危険地帯で、あくまで本音のように誉める事でこちらの味方に引き入れてしまうのが得策です。
相手が気難しいのであれば、こちらはより狡猾に賢しく動かねばならないのです。
提案の受け止め方・返し方
直接的な否定は避けたほうが無難だと言えるでしょう。
「なるほど、その提案を踏まえて○○という考え方も出来ますがいかがでしょう?」など、相手の提案を否定でシャットアウトせずに一度受け止めてから冷静に返していくのがオススメです。
全面的に肯定出来ない内容であった場合でも、対立関係を作らない事がポイント。
ですが、全てに対してイエスマンを貫いては会社の為にも自分の為にもなりません。
重要なのは、問題点を指摘するよりも気付かせること。
指摘は角が立ちますが、相手に考えさせて答えに導いていく、更に良い案を持っているのならヒントを交えて具体的に伝えるのが効果的です。
そして、指摘する側も具体的な理由を添えていくことが重要です。
肯定には理由を用意する必要は必ずしも必要ありませんが、必ず否定には理由があるという事です。
必ずワンクッションを置いて受け止めるようにしましょう。
腹ただしいからと罵声や否定を込めても自らの株を落とすだけです。
冷静にかつ相手を立てつつ、自分の意見を通す方法を気難しい人を通じて学んでいく向上心が大切だといえます。
気難しい人の特徴
その時の気分によって態度が変わる
「あの人は扱いにくいな」と人に思われてしまうのが気難しい人ですが、気分屋であることがその原因になっているケースが少なくありません。
たとえば、会社の上司が気難しい人だったとしましょう。
朝、仕事の報告に行った部下に対しては、比較的やさしく対応したとします。
その様子を見ていた同僚が、午後、同じように報告に行ったところ、厳しく叱責されてしまうということが、気難しい上司にはめずらしくありません。
午前中に報告した人と、報告の内容はほとんど変わらなくても、そのような違いが出ることがよくあるのです。
それは、午前中は機嫌がよかったのに、午後になったら機嫌が悪くなってしまったためなのです。
部下にしてみると、そんな上司の心理状態を読むことはなかなかできませんから、どう接していいのかとまどうことでしょう。
気分しだいで人に対する態度が激変するような人がいると、周囲の人は常にその人の顔色をうかがうようになるに違いありません。
人間、だれしも気分によって態度が変わるということはあるものですが、気難しい人はその変化がふつうの人よりもずっと大きいのです。
そのため、周囲の人に「付き合いづらい」と思われてしまうのが、気難しい人の特徴ということになるでしょう。
プライドが高く、不機嫌になりやすい
プライドが高いというのも、気難しい人の特徴でしょう。
気難しい人は、自分がほかの人からどう扱われているかということを常に気にしています。
人間、だれしも、人から良い扱いを受けたいと思うものですが、気難しい人はその欲求が人一倍強いと考えていいでしょう。
そのため、自分が少しでも良い扱いを受けていないと感じると、とたんに不機嫌になってしまいます。
たとえば、職場の送別会で、何人かの人がスピーチをすることになったとしましょう。
気難しい人は、自分がスピーチのメンバーに選ばれないと、不愉快な気持ちになります。
スピーチのメンバーに選ばれたとしても、スピーチの順番が良くないと感じると、「なんでこんな扱いをされるのか」と、気分を害してしまうのです。
そこにあるのが、人一倍高いプライドと考えていいでしょう。
プライドが高いために、自分の扱われ方が良くないと、プライドが傷つけられたと感じ、それを許すことができません。
あからさまに不機嫌な表情や態度を見せますし、時には直接、「なんで、こんな扱いをするんだ」と強く抗議することもあります。
これでは、周囲の人間が「なんて扱いにくい人だ」と感じるのは当然でしょう。
人付き合いが嫌いで、コミュニケーションを取ろうとしない
周囲の人が、「あの人は何を考えているのかわからない」と感じるタイプの気難しい人もいます。
多くの場合、そういう人は自分からコミュニケーションを取ろうとはしません。
自分からコミュニケーションをとることはあまりありませんし、人から何か話しかけられても、最低限の話しかしないのです。
それはなぜか、人付き合いをすることが嫌いだからです。
人付き合いが苦手というよりも、人と付き合うこと、人と話をすることが好きではないのです。
そのため、人から話しかけられたときも寡黙なままで、不機嫌そうな態度を見せることが少なくありません。
孤独癖があり、できれば人とかかわりたくないと思っているのが、このタイプの気難しい人の心理と考えていいでしょう。
人とかかわりたくないのですから、人と話をしたがらないのもやむをえません。
話をしなければ、人の気持ちを理解することができませんから、人から「あの人は何を考えているかわからない」と思われてしまうわけです。
人と付き合うことを好まず、口を開くことが少ないため、人から理解されず、「どう扱っていいのかわからない」と思われるのが、このタイプの気難しい人の特徴ということになるでしょう。
一見、優しそうな印象の人
気難しいというと磯野浪平さんのようなおじさんをイメージされる人が多いかもしれません。
しかし、本当に気難しいな人は一見、優しそうなイメージの人に多いのです。
まさか!というような人が気難しかったりするので見極めるのは本当に難しいです。
もし、優しそうだと思って結婚したり、付き合ってしまった後に気難しいことがわかると目も当てられません。
自分の生活スタイルを変えられるのを極端に嫌がるような人だと生活を一緒にするのが苦痛に感じるかもしれません。
最初、優しそうだと思っても、ちょっとしたしぐさや行動で相手が気難しいか判断できます。
どこに行こうか予定を立てる時に自分の意思を曲げなかったり、急な予定変更を嫌がったりするのは要注意です。
臨機応変に対応できなかったりすると気難しい場合があります。
結婚前に気難しい人を見抜く術
整理整頓がきちんとできないとイライラするような人も気難しい面を持っていたりします。
出掛ける時は家が綺麗でないと嫌だ、片付けないと出かけられない、床に髪が落ちているのも気になるというような神経質な一面を気難しい人は持っています。
用事を済ませてから掃除をしてもいいのでしょうが、気難しい人は一度決めたルーティンは変えられません。
相手と気まずい雰囲気になってお構いなしです。
自分のやるべき仕事をしてからでないと次の行動をしたくないのです。
所定の場所に同じものが置いていないと嫌がります。
相手に対しても同じことを要求します。
使ったら別の場所に置きっ放しはあり得ません。
喧嘩になることも多々あるでしょう。
ズボラな人とは生活は難しいかもしれません。
お互いがストレスを抱え込んだまま生活することになります。
いつ爆発してもおかしくない状況で生活するのは苦痛です。
何事も完璧でないと済まない
何事もきちんとやらないと気が済まないのが気難しい人の特徴です。
普通の人から見ると、これくらいで十分だと思われるようなことも、気難しい人は完璧でないと気が済みません。
書類作成に関しても、きちんとしすぎてまだるっこしいと相手が感じるかもしれません。
言い回しが長すぎて文章が長文になったりします。
頭が良いということも言えるでしょう。
自分が納得できるまではキチンと済ませたいという責任感が強い面も持っています。
間違ったところは徹底的に追及して正しい回答に持っていくなどという専門的な仕事がピッタリです。
弁護士や医者など頭の良さと責任感が求められる仕事に就くと気難しい性格が活かせるかもしれません。
半面、対するのは人です。気難しくて相手と上手くコミュニケーションが取れないと残念です。
自分にもストイックな気難しい人
気難しい人は自分に対してもストイックです。
相手にばかり強要したりしません。
お酒を飲んで酔いつぶれたり、食べ過ぎて体重オーバーなんて考えられません。
細身で身なりも良く、身だしなみは完璧です。
スマートな外見は見た目的にも神経質そうに見えるかもしれません。
健康第一で、仕事や友達との交友関係も一線を引きます。
もしかすると友達がいない?なんて思われている人は案外気難しかったりします。
よく付き合ってみるといい人なのに見た目や行動で気難しそうに思われて交友関係の範囲が狭まれたりします。
喧嘩するのが大嫌いで周りからはクールに見られがちです。
感情の起伏があまりなく喜怒哀楽を表に出しません。
内に秘めているものはたくさんあるのに、表に出すことを極端に嫌がり、落ち着いた行動をとりがちです。
気難しい人の対応は慣れが必要
いかがでしょうか。
すぐに気難しい人と親しくなったり、深いコミュニケーションをはかれると言ったら、現実はそうではありません。
やはり上手くいかないことの方が多いはずです。
もちろん、職場などではある程度の距離を保ったまま付き合うのも1つの選択ですが、どうせなら上手な付き合いをしていきたいと考えている人もたくさんいます。
そんなあなたは一度や二度の失敗で諦めずに、手を変え品を変えトライしてみましょう。
冒頭でお伝えしたような「ツボ」が見えてくるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。