ブラック企業の特徴11選
ブラック企業の特徴にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
可能であれば、ブラック企業には勤めたくはないものですよね。
では、具体的にはどういった会社をブラック企業と呼ぶのでしょうか。
そこで今回はブラック企業の特徴についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブラック企業の特徴とは
ブラック企業の特徴1.残業代が出ない
ブラック企業の特徴としてよく知られているのが、残業代が出ないということです。
どれだけ深夜まで仕事を続けていても給料が上乗せされるということはなく、サービス残業として扱われてしまいます。
働いた分だけ給料をもらう。
こんな当たり前のことが、ブラック企業には一切通用しません。
労働基準を無視した時間を仕事に費やし、社員は精神的にも肉体的にも疲弊し、ボロボロになっていきます。
また、職業安定所などに出ている求人には残業は月にどれくらいか、実際のものよりもかなり少ない時間が記載している場合があります。
求人内容として記載されている労働時間が本当であるか、見極めることが重要なのです。
ブラック企業の特徴2.常に社員の募集をしている
常に職業安定所や新聞の社員募集欄などに社名が載っている企業は要注意。
求人を出すということは、社員が足りないということです。
つまり、常に社員を募集しているのはそれだけ社員が辞めているということを見分けるポイントとなります。
一度求人欄から消えたのに、それほど時間を経たずして再び求人をかけている。
せっかく入社した社員が何人もすぐに辞めてしまうのは、企業の方に問題がある証拠なのです。
募集内容を見ただけでは、それがブラック企業か見分けにくいと思う方もいるでしょう。
しかし、このように求人をかけている回数を見るだけで気づくことができる場合もあります。
就職活動をする時に、ブラック企業にひっかからない目安となりますね。
ブラック企業の特徴3.休みが取れない
ブラック企業は社員を道具のように扱い、ボロボロになるまで働かせるという傾向にあります。
そのためブラック企業に入社してしまった社員は、なかなか休みを取ることも難しいのです。
たくさん残っている有給を使おうにも、上司がそれを許してくれずにただの休みとして処理され、給料を減らされてしまうケースも存在します。
しかし給料が少なくなっても休みを取ることができるならまだいい方です。
中には全く休みを取ることを許されずに毎日働かされて、その結果過労死してしまう場合も。
ブラック企業はとにかく利益が優先。
そのため社員に決められた休息を与えず、ロボットのように働かせます。
ブラック企業の特徴4.ボランティア精神等の都合のいい言葉を多用する
上司に突然休日出勤や残業を頼まれて、「その日は都合があるので、体調が悪いので」等理由があって断わると、「お前にはボランティア精神がないのか、お前より年配の先輩も頑張ってるんだぞ」と言って自分の都合のいいように言葉の解釈を変え、人を良いようにコキを使うケースが多々あります。
そして、一度OKしてしまうと何度も頼まれてしまい断ると文句を言われてしまうのです。
ブラック企業の特徴5.一部の人間だけ異様に残業時間が多い
特定の人間に仕事が集中し、上司から「残業が多い、もっとうまく仕事を割り振って効率よくやるんだ」と言われるものですが、人員不足でほかの社員も経験の少ない若手よりも知識のあるベテランに頼ってしまう傾向があるので、結局自分の負担はあまり減らないことが一般的です。
そのためにあまり新人が育たず、その人が体調を崩して欠勤となると業務に大きな支障をきたしてしまうので、無理をしてでも出勤しなければならないことが通常です。
ブラック企業の特徴6.契約・派遣社員は使い捨て可能な道具のように扱う
工場や現場作業に多く見られると思いますが、正社員は有給等をちゃんと取れて、残業も少ないのに、契約・派遣社員は有給を取ろうとすると「仕事が忙しい」等文句を言われ休暇が思うように取れず、残業時間、休日出勤も正社員より多く、体調を崩して退職してしまっても代わりがいるという考えなのか人使いがとてもひどいものです。
実際人が辞めてしまっても、「情けない、根性がない、ゆとりが」の簡単な一言で済ませてしまい、一切反省しようとしないこともしばしば。
ブラック企業の特徴7.「信用・信頼」と言っている企業ほど内部は人間関係が荒れている
信用・信頼を大事にしている会社というと外部からは「クリーンな企業」というイメージをもたれがちですが、実際内部は人間関係がギスギスしていて、上司から無茶な注文をされて断ると「俺のことが信用できないのか」と無茶なことを言われてしまい、それで失敗をしても「言ったとおりにやらないお前が悪い」と批判を受けてしまうのがブラック企業の特徴でしょう。
ブラック企業の特徴8.拘束時間が長い
ブラック企業にとって従業員を働かせるだけ働かせることはもはや基本です。
たとえ歩合制であったとしても達成困難なノルマや、通常の企業ではありえないほどのタスクを丸投げされる場合もります。
ゆえに長時間はたらかざるおえない状況に追い込むのです。
上層部が、終わらない仕事を押し付けるということは本来なら上が無能か確信犯です。
終わらないのは社員のせいという風潮がいまだに日本の全体の雰囲気に残っているのは解決しなければならない社会の課題です。
ブラック企業の特徴9.薄給・給料が安い
労働時間の割に明らかにバイトの方が条件がいい所さえあります。
残業代もつけない等の決まりごとを守らないことも拍車をかけています。
決まり事も守れないような企業は福利厚生も当然望めません。
企業側は「この給料で出来ないなら辞めてもいいんだぞ」と、いうメッセージも込められています。
非正規雇用が増えている現代は正社員になりたい人が多いので、いくらでも替えがきくと考えているのでしょう。
ブラック企業の特徴10.離職率が高い
薄給な上に拘束時間も長く、法律を守っているのかも怪しい。
当然気づいてやめる人が多いので常に人材不足です。そうなるとまた個々の仕事量が増えて人がやめていく悪循環に陥っています。
人がすぐ欲しいので求人票にも都合のいいことや嘘ばかりかいているのも現実です。
ブラック企業の特徴11.体育会系のような社風
長時間労働でへばることを根性が足りないとかたづけ、暴言という叱る行為によって社員が伸びると勘違いしている社風の職場、「自分ができたからこいつもできるはずだ!自分がこれだけ苦労したのだからこいつも苦労をするべきだ」等、実際の企業でも牛丼店が調査の結果こういった証言があったことも記憶に新しいです。
社内で根性論を振りかざされ、精神的に追い詰められた従業員がうつ病を発症したり自殺をするほど追いつめられる例が数多いこともブラックである特徴の一つです。
そして日本の働き過ぎを表した言葉「KAROUSHI」は世界共通の言語となりつつあります。
意味はそのままです。
ブラック企業の特徴のまとめ
- 残業代が出ない
- 常に社員の募集をしている
- 休みが取れない
- ボランティア精神等の都合のいい言葉を多用する
- 一部の人間だけ異様に残業時間が多い
- 契約・派遣社員は使い捨て可能な道具のように扱う
- 「信用・信頼」と言っている企業ほど内部は人間関係が荒れている
- 拘束時間が長い
- 薄給
- 離職率が高い
- 体育会系のような社風
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。