上司が怖いときの対策9つ
上司が怖い・・・なんて環境にあなたは身を置いていないでしょうか。
上司が怖いといつもビクビクしてしまいがちで、職場の雰囲気も悪くなりがちですし、仕事のやりがいも削がれていってしまうものです。
そこで今回は上司が怖い時の対策方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
上司が怖いときの対策
話しかけられないなら話をする機会をできるだけ増やす
「上司が怖い。できれば避けたい」と思っている人が少なくないでしょう。
人間「怖い」と感じる相手とはなるべく距離をおいたり、関わらないようにしがちです。しかし、同じ職場の上司と部下という関係である以上、毎日顔を合わさないわけにはいきません。
では、どうしたらいいか。
おすすめしたいのは、上司と会話する機会をできるだけ増やし、「慣れる」ということ。上司との距離が縮まれば縮まるほど、上司になれて、怖さは薄れていくのです。
そのためには「報連相」を活用するのがもっとも有効な方法です。積極的に報連相を行うことによって、上司と会話することに慣れ、やがて上司という人間そのものにも慣れることができます。
上司が怖いならアフターファイブでのコミュニケーションを図る
また、仕事を離れたシーンでのコミュニケーションも、「慣れる」ために有効な方法です。
アフターファイブの飲み会や社員旅行、部署内のイベントなどの際に、できるだけ上司の近くに席を取って、直接話す機会を増やすようにしましょう。
特にお酒が入ると、ふだんとはまた別の顔を見せることもありますし、こちらも話しやすくなります。
プライベートの話や、ちょっとした悩みの相談などを持ちかけて、仕事に関係ない話で打ち解けるように図るといいでしょう。
要するに、上司の懐に自分から飛び込むのです。怖い上司は、自分から懐に飛び込んできた部下に対しては、案外親身になって相談に乗ってくれるものなのです。
上司の「人間研究」をしてみる
それでも「怖い」とう感情が消えないようなら、
一度、上司という一人の人間を「研究」してみてはどうでしょうか。
上司の仕事ぶりや仕事を離れた場での言動、行動パターンなどを細かく観察し、どういう人間性を持っているのか、分析してみるのです。
そうすると、「怖い」というのは上司の属性の一つに過ぎないことがわかるはずです。
あらゆるシーンで怖いということは、人間である以上ありえません。
以外に天然なところがあったり、おちゃめな一面を持っていたり、上長に対してはゴマすり部下だったりするものです。
そうした、人間としての多様性を知ることによって、
「そんなに怖がるような相手でもない」という意識に変わることはじゅうぶんにありえます。
上司が怖い原因をしっかりと分析する
上司が怖いと感じている人はあなただけではありません。
その人のパーソナリティーが周囲に反映されて結果「怖い」という印象を植え付けているのです。では、何故怖いとおもうのでしょう。
怒られるから、発言が乱暴だから、モノを蹴飛ばすような乱暴な振る舞い等、怖いと感じさせる理由は様々です。
まず、何故あなたが怖いと思っているのか、周囲の人は何故その上司を怖いと思っているかをよく分析してみましょう。
あなたの上司は、何をすると機嫌が悪くなるのでしょう。何をすると怖くなるのでしょう。24時間365日喜怒哀楽の感情のうち、怒りの感情だけで生きている人はいません。
反対の感情を探る
あなたの上司が怖いと感じているなら、逆に怖くない瞬間を感じたことはありませんか?
その時はどうだったのでしょう。その時のあなたの行動はどうだったのでしょうか。
上司が怖いなら、それ以外の印象を受けた瞬間はなかったのかを考えてみてください。色々なその上司のパーソナリティーが見えてくるはずです。
怒ってばかりの上司は、何に対して怒っているのでしょうか。怒りの原因があなたなのであれば、その原因は何なのでしょうか。また、上司が笑っている時は、何をしている時なのでしょうか。
怒りと反対の感情が出る瞬間を冷静にウオッチしてください。色々と実は誤解している部分が見えてくるかもしれません。
上司のパーソナリティーを理解すること
ボス・コントロールという言葉があります。つまり、自分の上司をあなたの思い通りに動かす手法です。
そのためには上司のパーソナリティーをしっかりと理解することが大事です。
上司はあなたの何に怒っていて、何については笑っているのか。
要するに、上司が嫌う行動や言葉使い、しぐさ等怒りの原因となる要素を上司の前では見せなければ良いのです。また、逆に上司が喜ぶ行動や言葉使い、しぐさは何なのかを研究しましょう。
つまり、上司が喜ぶことを上司の前で意図的にアピールしていけば、怒りの感情はだんだんと消え、笑顔の割合が増えてきます。
次第にお互いにバランスの良い関係になってきたら、お酒の席などでいろいろと話をしてみましょう。また、思わぬパーソナリティーが発見できるはずです。
人間は感情を持つ生き物で、好き嫌いの感情で生きている部分もあります。要はその部分を理解すれば良いのです。
上司が怖いなら無理に仲良くなろうとしない
上司が怖いときの対策として、無理に仲良くなろうとしないという方法があります。
上司と部下という関係は、仕事上だけのものです。仕事以外まで仲良くなる必要はありません。あなたを取り巻く人には、その上司の他にも、家族や友人や近所もたくさんいます。
たくさんの人の一人として、気にしすぎないように付き合いましょう。無理に仲良くなろうとしない、という方法は、上司が怖いときの対策のひとつです。
上司が怖いなら積極的に挨拶をする
上司が怖いときの対策として、積極的に挨拶をするという方法があります。
たいていの上司は、年上で、人生の先輩です。人生の先輩には、敬意を示しましょう。わかりやすい敬意の示し方は、挨拶をすることです。上司に会ったら、こちらから先に、大きく爽やかな声で、挨拶をしてみましょう。
また、少数の上司では、年下の上司も存在します。
彼もまた、自分とは違う経験を持ってきているという点で、人生の先輩として敬うことができます。積極的に挨拶をして、必要なことは話せるような間柄になりましょう。
積極的に挨拶をする、という方法は、上司が怖いときの対策のひとつです。
積極的に相談をする
上司が怖いときの対策として、積極的に相談をするという方法があります。
たいていの上司は、その仕事について、自分より知識を持っています。作業の一つ一つにも知識がありますし、作業をまとめるような大きな見方の仕事にも知識があります。
積極的に相談をして、作業の仕方や解決方法を聞きましょう。
作業にいろいろな段階があるときや、どれくらいの細かさの資料を作ればいいかわからないときは、積極的に相談することは特に有効です。
上司が求めているレベルの作業を、的確に聞き出して無駄なく仕上げることが、上司からの信頼につながります。
また、無駄を省くことで、あなた自身の時間の節約にもなります。
積極的に相談をする、という方法は、上司が怖いときの対策のひとつです。
上司が怖い理由
自分の親と重ねてみてしまっている
上司のことが嫌いなわけではないのに、なぜか怖いという場合は、自分の親と上司を重ねてみてしまっている可能性があります。
幼少期に親が怖いと感じた経験が多いという人、親に嫌われたくないという思いが強い人ほど、理由が明確ではないのになぜか上司が怖いと感じてしまうケースが目立ちます。
上司に叱られるという行為が、自分の親にしかられたときの記憶と重なってしまうからです。
また、上司が怒ることで嫌われるのではないかという感情が芽生え、親に嫌われたくないという感情と重なって、ますます怒られるのが怖くなっていきます。
上司そのものを怖がっているのではなく、過去の経験から親と重ね合わせてしまうせいで、上司が怖いと感じてしまっているのかもしれません。
親と上司は全くの別物だと頭では理解していても、心が整理できていない可能性があります。
出来ない理由を受け止められないから
上司に何か指摘されたり、仕事の面で指図されるだけでも上司が怖いと感じてしまう人が増えています。
自分が出来ていないことを他人から指摘されることに慣れていないからです。
上司が明らかに攻め立てるような態度で毎回指図するのなら話は別ですが、指摘していることが間違っていなかったり、毎回毎回1人だけを責めているわけではないのであれば、受け止め方の問題です。
自分のやったことを認めてもらえないという気持ちから、相手を怖いと感じてしまっている可能性があります。
まずはなぜ怖いのかを知る必要があります。
また、自分が何かをできていないという状態を受け止められない、もしくは認められていないせいで、「相手が不当なことで指図してくる・・・」といった恐怖感が芽生えてしまいやすくなることも理由の1つです。
話し方や発言の表面だけ見ている
上司が怖いと感じる原因の1つが、話し方や発言です。
物言いが怖かったり、声が大きかったりすると、「怖い」と感じやすくなります。
これは感情云々の問題ではなく、人間にもともと備わっている危機管理の機能で、大きな声や怖い物言いには恐怖を感じやすくなってしまうのです。
ですが、話し方がもともと雑な上司、声が大きい上司というのは存在します。
話し方に対して怖いと思ってしまうのはある程度仕方のないことですが、相手が何を言いたいのかを理解すれば、そこまでおびえた感情は芽生えません。
どうしようもないくらいに上司が怖い、話の内容も耳に入らないくらいに怖いというのであれば、「相手が何を言いたいのか」が本質的に理解できていない可能性が高いです。
相手の話の内容を理解できず、相手がただ怒っていると感じてしまうのが原因です。
過去の経験がトラウマになっている
上司が怖くて仕事が手につかない、相手の顔色ばかり見てしまう、しまいには物音も気になる・・・こんな重度の症状が出ている場合は、過去の経験がトラウマになっている可能性があります。
過去に働きすぎてうつ症状を起こしたり、他の上司過多ひどい扱いを受けたりといった、自分の限界を超える出来事を経験していると過去のトラウマから目の前の上司に対して恐怖心を抱いてしまいます。
過去のことだし、もう症状はよくなっていると思われるかもしれませんが、うつの症状はちょっとしたことで再発しやすいものです。
現在の上司が声を荒げたことがきっかけで、以前のトラウマがよみがえってしまうことだってあります。
上司が怖いのは、その上司に問題があるわけではなく、過去のトラウマが引き金で恐怖心を増幅させているのかもしれません。
上司が怖くて萎縮してしまうなら退職も検討しよう
いかがでしょうか。
上司が怖いとどうしても萎縮してしまい本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
それでは仕事に行くのも辛いですし、楽しくもありませんよね。
都合よくその怖い上司が異動になればいいのですが、現実はそういうわけではありません。なので、あなたから行動しないと状況はいつまでも変わらないことを肝に銘じておきましょう。
退職なり、転職することも多くの人が選択している1つの対策方法です。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。