部下のやる気をなくす上司の特徴や心理と対処法を徹底解説!
仕事のやる気というのは、チームメイトや同僚、上司によって大きく変わります。
上司の対応次第では、仕事のやる気をなくしてしまうこともあるでしょう。
ここでは、部下のやる気をなくす上司の特徴について見ていきたいと思います。
また、対処法やモチベーションを維持する方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
部下のやる気をなくす上司の特徴的な言動
仕事のモチベーションというのは、上司の言動によって大きく変わります。
ある日突然、仕事のやる気をなくすこともあるでしょう。
部下のやる気をなくす上司の言動にはどんなものがあるのか、詳しく紹介します。
優秀な人と比べる
本人は無意識なのかもしれませんが、何においても「人と比べる」人っていますよね。
職場には色々な人がいて、仕事のできる優秀な人もいれば、覚えるまでに時間がかかる人もいるわけです。
自分が後者である場合、上司から常に他の人と比べられる訳ですから、やる気をなくすのも当然だと言えるでしょう。
ダメ出しばかりする
上司の中には、できたところを褒めるのではなく、できなかったところばかり指摘してくる人もいます。
いわゆるダメ出しばかりするタイプですね。
もちろん、ダメなところを指摘してもらえるのはありがたいことなのですが、常にダメ出しばかりされていたら「どうせまた認めてもらえない」と思うのも無理はありません。
褒めない
上司に褒めてもらいたくて仕事をしているわけではないとしても、やはり自分の努力や仕事の成果を認めてほしいと思うもの。
だからこそ、上司が一切褒めてくれないタイプだとやる気をなくしてしまいます。
飴と鞭は必要なものなので、怒られてばかりで認めてもらえないと嫌になってしまいますね。
自分の武勇伝を話す
こちらは男性の上司に多いのですが、事ある毎に自分の話ばかりしてくる人も少なくありません。
自分が新人の頃はどうだった、こんな成果を出したなど仕事の自慢の他、プライベートに関しても自慢してくる人もいるでしょう。
こういう他人の武勇伝ばかり聞かされるのは、ストレスでしかありませんね。
仕事を振らない
そして、上司によっては平等に仕事を割り振らない人もいます。
もちろん人には得手不得手があるため、適性を見極めた結果であるなら問題はありません。
しかし、やる気をなくす上司というのは、仕事のできる人や自分が可愛がっている部下にばかり仕事を回し、それ以外の人には雑用などしか回さない傾向があるでしょう。
部下のやる気をなくす上司の心理
部下のやる気をなくす言動をしてくる上司は、どんなことを考えているのでしょうか。
そんなこと言わなければいいのに…と言われた方は思ってしまいますが、部下のやる気を無くす発言をする上司は、そこまで深く考えていないのかもしれません。
何も考えていない
実は、やる気をなくす言動をしてくる上司の大半は何も考えていません。
自分の言動によって部下がやる気をなくす可能性がある、とは微塵も思っていないのです。
だからこそ、自分の好き勝手に発言したり行動しているのでしょう。
無意識である分、厄介な存在でもありますね。
鼓舞したい
部下のことをあえて褒めなかったりダメ出しばかりしてくる上司は、あなたに頑張ってほしいという期待を込めているというケースもあります。
特に昭和の時代を生きてきた人に多く、叱責される=期待されていると捉えているのでしょう。
自分がそういう風に上司に育てられてきたため、自分の部下にも同じように接しているというわけです。
こんなことでやる気を無くすと思わなかった
感じ方や捉え方というのは人それぞれ違うため、極端な話、同じセリフでも笑える人もいれば傷つく人もいるわけです。
おそらく上司は、この程度のことで部下がやる気をなくすとは思っていなかったのでしょう。
自分の何気ない言動によって部下がやる気をなくしているとは全く思っておらず、上司も戸惑っているのかもしれません。
やる気があるか試したい
社員の多い職場などでは、あえて上司が部下のやる気をなくす言動をしてくるケースもあります。
この場合、上司はあなたに本当にやる気があるのかを見極めようとしているのかもしれません。
本当にやる気のある人であれば、このくらいでめげることなく仕事に向き合ってくれるだろう、と思っているのです。
楽しい
そして、最もタチが悪いタイプとも言えるのが部下のやる気をなくさせることを楽しいと思っている上司でしょう。
自分の発言によって部下が落ち込んだり、悩んだりする様子を見るのが楽しくて仕方がないのです。
この心理の上司は、自分の立場を利用して部下をいじめているだけなので、仕事もできず周りからも嫌われていることが多いでしょう。
部下のやる気をなくす上司への対処法
もし、身近にやる気をなくさせる上司がいたら、どう対応すれば良いのでしょうか。
自分、もしくは同僚などがターゲットにされているときには、以下のような方法で対処していくことをおすすめします。
適当に受け流す
上司からの嫌味ややる気をなくす発言があっても、まともに聞かないのが正解です。
最初のうちは難しいかもしれませんが、適当に聞き流すようにしましょう。
とりあえず返事だけはきちんとしておけば、上司の機嫌を損ねる恐れはありませんからね。
相槌だけ打っておけば、それで問題ありません。
スルースキルを身につける
適当に受け流すことと似ていますが、やる気をなくす上司の発言はスルーしてしまいましょう。
何でもかんでもまともに聞いていたらキリがありませんし、頭がパンクしてしまいます。
真面目な人ほど全てを聞こうとしてしまうのですが、現実的にそれは難しいので、自分の中で必要な情報をふるい分けしていくことが大切です。
自分の仕事に集中する
上司から何を言われても、自分のやるべきことに集中していれば気にならないはず。
目の前の仕事に、しっかりと向き合っていきましょう。
やるべきことが明確になっており、それに集中していれば、たとえ上司に嫌味を言われても気にせずいられるようになるのではないでしょうか。
他の人に相談する
もし、あまりにも上司からの言動をストレスに感じているのであれば、早めに対処しなければなりません。
その上司よりもさらに上の上司に相談したり、同僚など誰でも良いので話を聞いてもらいましょう。
上司の言動によっては、パワハラなどに該当する可能性もありますので、早めの行動が鍵ですよ。
割り切って接する
もし、あなたの心に余裕があるのであれば、「この人はこういう言い方しかできないんだ」「残念な人だな」と割り切ってしまいましょう。
そして、その上司を反面教師として接することをおすすめします。
上司に何を言われても気にしないようにするのが、一番の対処法です。
そうなれば、上司もあなたに色々言ってくるのをやめるのではないでしょうか。
自分のモチベーションを維持するには?
上司の言動によって仕事への意欲が低下しても、簡単には仕事を辞めることはできません。
そういうときでも自分のモチベーションを維持するには、どうすれば良いのでしょうか。
モチベーションを維持するには、適度なリフレッシュが欠かせません。
目標を明確にする
上司に何を言われても、目標がはっきりしていればその信念が揺らぐことはありません。
自分の中で、仕事への目標を明確にしておきましょう。
やるべきことがはっきりしていれば、上司の言動が嫌だなと思ってもモチベーションがなくなることはないはずです。
そのためにも、毎回目標をしっかり決めておくことをおすすめします。
ストレス発散をする
上司からの無意識の嫌味に耐えるのは、自分が思っている以上にストレスが溜まるもの。
ストレスに気づいてからでは遅いこともあるので、定期的にストレス発散を心がけましょう。
自分の好きなことをする時間を作ったり、趣味に没頭するなど自分なりのストレス発散方法を見つけておくと良いですよ。
上司より仕事の成果を出す
そして、上司の言動によってやる気をなくしそうなときこそ、その上司よりも仕事のできる人になりましょう。
仕事ができるようになれば、上司に何を言われても聞き流すことができるようになるもの。
今すぐには難しいかもしれませんが、コツコツと仕事に取り組むことで周りからの評価も上がりますし、仕事もできるようになっていきますよ。
まとめ:部下のやる気をなくす上司の言動に注意
部下のやる気をなくす上司は、自分の言動によって部下がやる気をなくしていることに気づいていないことも少なくありません。
自分はこうだった、自分の頃はこうだった、という話をしているだけ、というケースもあるのです。
上司に対してあれこれ言うのは難しいかもしれませんが、ストレスに感じて辛くなる前に早めに対処していきましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。