独りよがりな上司がやりがちな行動5つ
職場を乱す、独りよがりな上司はとても迷惑ですよね。
何かと振り回されますし、仕事の流れにも差し支えが生じてきます。
できればいてほしくはありませんが、そのような上司がいた場合、こちらも対策を立てて、引きずられないようにする必要があります。
では、独りよがりな上司というのは、具体的にはどんな行動をするのでしょうか。
そんな上司の行動についてご紹介しますので、あなたの上司に当てはまるものがあるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
独りよがりな上司
自分の意見に、無理矢理同意を求める
「自分の意見は100%正しい」と思い込んでいるのは、独りよがりな上司の大きな特徴です。
どんな状況に陥っても、頑として自分の考えを曲げることはありません。
そう聞くと、「ある意味、打たれ強い人」というイメージを持つかもしれませんが、独りよがりな上司はその正反対です。
自分の意見を正しいと思い込み、それを貫き通すまでは良いのですが、「自分の意見に対して、自分1人で責任を取る」ということを絶対にしません。
もし、自分の考えで進めたことが間違いだったとしても、「自分だけが悪いんじゃない」とばかりに、周りの人間にも「自分の考えは正しかったよね?」と、半ば強引に同調を求めます。
自分の意見を絶対視して1人で責任を取ってでも貫き覚悟があれば、それは立派な上司ということになりますが、自分1人では自分の意見に自信が持てず、それでも頑固に考えを変えないだけ、というのは独りよがりな上司の典型例です。
他人の意見を一切聞かない
自分の考えを絶対視する独りよがりな上司は、他人の意見を一切聞かないということも大きな特徴です。
独りよがりな上司は、「他人からどんな内容のことを言われたか」に対して憤りを感じるわけではありません。
「この自分に対して意見してきた」という「行為そのもの」に対して憤りを感じるのです。
そうなってしまったら最後、「意地で他人の意見など聞くものか」と意固地になってしまい、たとえ自分の考えが間違っているとわかっていても、絶対に他人の意見を聞かなくなってしまうのです。
このような上司には、よほどの時以外は、余計なひと言を言わない方が賢明でしょう。
自分の美学を部下に語って押し付けてくる
独りよがりな上司ほど、自分の仕事のやり方や生き方に、独自の美学を持っています。
しかし、自分の美学をただ持っているというだけなら良いのですが、部下を巻き込んでくるというのも迷惑な特徴です。
仕事が暇な時・食事や飲み会の時など、何かにつけて自分の美学を得々として長い時間語り続け、「どうだ、いいだろう」とばかり部下に賞賛を求めてきます。
しかも、たいていの場合、同じ話を何度も何度も繰り返すことが多く、聞いている側はどんどんストレスが大きくなっていきます。
又、ただ熱く語って聞かせるだけならまだ良いのですが、自分と同じことを部下に強要する上司もいます。
例えば、自分の仕事美学を散りばめた研修などを、朝礼時などにやたらと開催したがる上司などはこの例です。
説教が長い
独りよがりな上司は、部下が何かしでかした時に、ここぞとばかりに長々と説教を始めます。
その説教内容が、仕事のことと関係があれば良いのですが、話が長引けば長引くほど、どんどん論点はずれていき、しまいには何の関係もない話になってしまうということも、このタイプの上司の大きな特徴です。
独りよがりな上司というのは、本当に部下に対して、愛情をもって間違いを正し、部下の能力を伸ばしてあげようとは思っていないのです。
むしろ、長々と説教の中で自分の正論を朗々と述べるということに快感を感じており、そんな自分に酔ってしまっている状態に近いのです。
まともに聞いていたらどんどんストレスが溜まります。右から左へ聞き流す知恵を身に付けましょう。
やたらと部下を飲みに誘う
上司との飲み会は、たまには良いものですが、頻繁に続くとストレスになりますね。
しかし、独りよがりな人が上司だった場合、残念ながらそれが頻繁に続くことがよくあります。
部下の予定も考えず、何かと飲みに誘ってきますが、その本音は「ただ自分の話を、一方的に部下に聞かせたいから」です。
「いつも頑張っている部下に、たまにはおいしものでも奢ってあげよう」という善意からではありません。
飲み会に誘うことを口実に、部下に対して自分のストレスを発散させたいだけ、自分の話を聞いてほしいだけ、ということがほとんどです。
ある意味、寂しがり屋な人でもあります。
ただ、このような上司に毎回付き合ってしまうと、経済的にも精神的にも大変ですので、理由をつけて断ることも必要です。
独りよがりな上司と仕事をするには対策が必要
独りよがりな上司は、外部からの意見に従わない分、性格を変えてもらうことは難しいでしょう。
あなたが上手に対処する方法を身に付ける以外ないのが、少々厄介なところかもしれません。
このような上司に対しては、「逃げの一手」というしたたかさを身に付けて対処する必要があります。
まともに話を聞き過ぎたり、逆に、真っ向から対立したりすると、かえって逆効果になってしまう可能性が高いですので、注意しましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。