愚痴を言う人との上手な付き合い方7つ
by Marc W
あなたの周りにいつも愚痴を言う人はいませんか?
愚痴を言う人というのはマイナス思考なことが多く、プラス思考になろうという気持ちもあまり芽生えません。
そんな愚痴ばかり言う人とずっと一緒にいると、いつの間にかあなたも周りに対して不満ばかり感じたり、周囲から「愚痴しか言わないで自分からは何も行動しない」なんて思われたりすることもあります。
そこで本日は愚痴を言う人との付き合い方をご紹介しますので、今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。
【目次】
・愚痴を言う人との付き合い方
・愚痴の正しい聞き方
・愚痴と悪口の違い
・愚痴を言わない方法
愚痴を言う人との付き合い方
付き合い方にはいくつかのパターンがあります。
- 愚痴聞きに徹する
- 距離をおく
- 相手を変える
ざっくり分けるとこの3つが主なポイントとなるでしょう。
では具体的にどのようにすればいいのか、その方法は以下をご覧ください。
愚痴聞きにはならず、時には反対の意見を言う
いちいち愚痴に反応していると、あなたまでイライラしてしまい余計な事を考えてしまいます。
仕事のミスの原因になりかねません。
そしていちいち愚痴聞きになってしまうと、愚痴っぽい人は聞き手の相手に遠慮がなくなります。
何か行って来たら「あーそう」とか「私はそうは思いませんけど、●●さんはそう思うんですね?私はそれぐらい何でも無いですよ」と言い返す事も大事でしょう。
相手も「あ、この人と私は話が合わない」と思えば話もしなくなります。
愚痴聞きになってしまうと毎回愚痴を聞かされるはめになりかねません。
例えば個人的な人に対する愚痴だった場合、聞いた方も気分が悪くなると感じるものです。
「何か言いました?」と聞いてないふりをするのもポイントです。
基本仕事の話しかしない、側に近寄らない、休憩は別に取る
愚痴っぽい人には仕事の段取りをきちんと伝えておいて、あとはなるべく干渉せずにしておくのも1つの付き合い方でしょう。
休憩時間は一緒に取らないことや、取れない様な状況を作ることも大事です。
「電話しなければいけないところがあるから」とか一緒に合わせて取れない様な言い訳を考えることも必要です。
一緒に取るとヘタすると休憩時間ずっと愚痴を聞かされるはめになりかねません。
せっかく疲れた身体を癒すのが休憩時間です。
疲れて仕事に戻ることを考えると損した気分になります。
愚痴っぽい人は人に話を聞いてもらってスッキリさせていますが、聞き手はそうではありません。
自分の身体を損ねない様にもスルーする能力を付けることも必要です。
愚痴が言えない様な状況を作る
愚痴を言う人の特徴として挙げられるのが、
その愚痴を沢山の人の前で言わないということがあります。
いつも誰か特定の人(数人)を見つけてぐちぐち仕事の悪口、仲間の悪口を言う人がいませんか?
そういう人には2人きりになる状況を作らず、なるべく大人数でいる状況を作ることが大切です。
人数が多いと愚痴が言えなくなりますし、間に入りにくくなるでしょう。
とりあえず愚痴聞きになってあげる
先述では愚痴を言う人とは一線を画す方法をお伝えしましたが、これはその逆です。
毎日毎日だらだらと愚痴を言われるのは、辛いことですね。
内容もだんだん低次元になってくると、聞いている方も逃げ出したくなるものです。
愚痴を聞いて辛いのは、聞いている人自身も普段から我慢して生活しているのに「どうしてあなたは我慢できないのか」という気持ちもどこかであるでしょう。
それでもあなたに愚痴を言ってくるのは、あなたに聞いて欲しい、あなたに甘えたい気持ちがあるからかもしれません。
ここは、あなたがひとつ大人になって愚痴聞きになってあげることが大事です。
愚痴を言う、話す、それだけで心はリセットされ、不満の黒玉が少し小さくなることで話している人は楽になります。
その人があなたにとって大事な人であるなら、ただ聞いてあげてください。
共感してあげる
愚痴ばかり言う人は、不満に対処する術が欲しいわけではなく、ただあなたに共感してほしいだけです。
いつも不満に覆われている自分の心をあなたに理解してほしい、「大変だね」と言って感じてほしいのです。
言葉を多く返す必要はありません。
黙って聞いてあげた後、ひとことだけ「慰めの言葉」をかけてあげてください。
「辛かったね」「大変だったね」「がんばっていて偉いと思うよ」
あなたが疲れているとき、辛いとき、誰かに声をかけてもらったら嬉しいと感じる、その言葉を伝えてあげましょう。
どうしても聞くのに疲れてしまったら、気分を切り替える
それでも、毎日同じ愚痴を繰り返し聞かされるのがどうしても辛いときは、気分を切り替えましょう。
普段はあまり口にしないスイーツを食べに行こうと誘ったり、心が洗われる癒しの空間に連れ出しましょう。
広い公園や、きれいな夜景、女性ならスパでもいいですね。
男性だったらスポーツで体を動かすこともいいでしょう。
時間がない時は、お菓子やペットボトルの飲み物などと一緒に「いつもがんばってる○○へ」と手紙を添えて渡してあげたら、喜んでくれるはず。
自分は誰にも理解されていないと思っていたのに認めてくれる人がいる。
自分の思いを受け止めてくれる人がいる。
そう感じてもらえることが、結局はあなたにとってもプラスになるはずです。
よきアドバイザーになる
愚痴ばかり言う人は、何かに不満を持っている人が大半です。
口を開けば仕事の愚痴ばかり、だけど仕事を辞めるわけでもない・・・、
なんて人がたくさんいますよね。
その人の愚痴を聞いて、何について愚痴っているのか、その問題は何のかあなたなりに分析してみましょう。
分析した結果を、愚痴を言って来た相手に肯定的な言い方で、アドバイスしてあげるのです。
ここでのポイントは相手の愚痴を否定することは避けましょう。
否定するとこちらの話に耳をかさなくなってしまうからです。
「あ~大変なんですね」と言いながら、「試しに○○のようにしてみらどうですか?」と具体的なアドバイスをあげてみてもいいでしょう。
しかしアドバイスを求めているのではなく、ただ愚痴を言いたいだけの相手には効果はありませんので、他の対処法を参考にしましょう。
愚痴の正しい聞き方
女性には共感・男性にはアドバイスを
愚痴をこぼしているのが女性の場合には相手の気持ちに共感をしてあげること、男性の場合には具体的なアドバイスをしてあげること、これが愚痴聞きの基本中の基本姿勢になります。
女性の場合には解決策を求めていない愚痴の場合がほとんどなので冷静になってこうしたほうがいいと指摘しても喜びませんし、「自分の気持ちをわかってもらえない」とガッカリした気持ちにさせてしまいます。
また、男性が相手の時には逆に上辺だけの共感は「適当に愚痴を流されている」と感じさせやすく、愚痴というよりも半ばどうしたらいいのかという相談のような意味合いになっていることがほとんどです。
女性の愚痴には相槌を打ちつつ言いたい全て吐き出させてあげるとすっきりしてもらえますし、男性はよく話を聞いて自分の考えを述べてください。
こうした男女の違いを知っておくと相手に気持ちよくなってもらえます。
あえて根本的な問題を聞きださない
時には愚痴を聞いているこちらではどうすることもできない悩みを話してくる人を相手にしなければならないときもあるでしょう。
悩みごとが大きすぎてしまったり、プライベートに踏み込みすぎてしまうような内容に躊躇してしまうという場合には、愚痴の元になっている根本的な問題を深く聞かないことも配慮のうちです。
相手もそのあたりのボーダーラインを敷いて、他人に話してもいい範囲で愚痴を言っているのかもしれません。
処理することのできない何かを抱えてしまっているからこそ、誰かに話を聞いてもらいたいときということもあります。
そういう雰囲気を感じ取ったら追求はせずにとにかく相手の苦労をねぎらい、頑張っていることを評価し、自信を持たせてあげられる言葉をかけることが大切です。
ポジティブになってもらえるようにきっかけ作りをしてください。
すでに問題を解決する力を持っていることを教える
愚痴をこぼしている相手にすでに解決する力があることを指摘してあげることで、自信を持ってもらうことができます。
大抵愚痴を吐き出す人は自分はダメな人間で何もできないと落ち込んでいますから、誰かにそれを否定してもらって力を認めてもらうことで浮上しやすくなるものです。
そんな時には愚痴を聞いているこちらができないことや持っていない才能で、逆に相手のほうが優れているものを「こんなにあなたは凄いんだ」「自分には真似できない」と教えてあげることが効果的でしょう。
「そんなあなたであれば、愚痴の原因になっていることを解消することができるはずだ」と、失ってしまっている自信を回復させることに努めてください。
沈んでいた気持ちをひたすら引き上げてあげることで、徐々に前向きな考えを持つように誘導させることができるはずです。
愚痴を聞くときには明るくて開けた場所が吉
愚痴を吐く場所が薄暗くて人の目がないところでは、余計に気持ちを落ち込ませてしまいます。
雰囲気に飲まれてしまい、愚痴が止まらなくなって膨れ上がり、暗い気持ちに浸りやすくなってしまうのです。
相手に気持ちよく愚痴を吐き出して前向きになってもらうことを考えているのであれば、可能な限り日中、そして愚痴の内容にもよりますが、オープンである程度人目のある場所で聞いてあげてください。
日の光を浴びているといつまでも愚痴を言い続けて時間を潰してしまうのがもったいないと感じやすくなりますし、公園やオープンカフェなど開けた場所で人が適度にいる場所だと、悩みがちっぽけなものに思えて愚痴が続かなくなるものです。
「ひょっとしたら愚痴るほどのことではないのかも」と捉えかたが前向きになり、気持ちをうまく切り替えてもらいやすくなります。
愚痴と悪口の違い
人を貶めようとしているかどうかが違う
愚痴と悪口の違いで一番大きいものは、人を貶めようとする意志があるかどうかです。
愚痴は、辛い事や苦しい事を吐き出している言葉であり、それに対して悪口は人を悪く言う言葉です。
誰かが嫌いと言う心理が働いていて、それが悪口となって出てきています。
其れに対して愚痴の場合は、仮に誰かに対する愚痴であっても、悪意があるわけでない場合が殆どです。
愚痴も悪口も、聞かされる方は煩わしいですが、人を貶めていない分、まだ愚痴の方がましと言えるでしょう。
悪口は、人の悪い点や問題点を上げて、その人を批判する事でもあります。
一見客観的に判断して意見を言っているようでも、実はかなり主観が入っていたりします。
悪口が高じて、相手の人格や関係ない事まで、文句をつけたりする事もあるのです。
心理的に、相手が嫌いという思いがあるので、必要以上に悪く言いたくなるのです。
話した後に状況が改善するかしないかの違いがある
愚痴も悪口を言われた時、聞く方は両方とも迷惑と感じる事があります。
しかし、愚痴は仕事やプライベートの悩みでもあり、どちらかというと相談に近いです。
愚痴を話してみる事で、周りから思わぬ意見をもらい、改善点が見つかる事もあるでしょう。
さらに愚痴を言うと、心にある不満や不安を吐き出す事ができて、メンタル的にも効果があります。
愚痴は、相手に迷惑をかけない程度なら、人前で話しても差支えがないと言えるでしょう。
それに対して悪口は、人前で話すのは問題があります。
状況を良くしようとしているのではなく、その人を批判するだけのものだからです。
場合によっては、悪口を言われた人の人間性を批判し、その人が偏見の目で見られてしまう事にもなりかねません。
悪口は、話しても何の改善もしないので、無駄な事だと言わざるを得ないでしょう。
周囲に与える影響の大きさが違う
愚痴と悪口は、どちらも聞かされる人には影響を与えます。
しかし、愚痴よりも悪口の方が、より一層与える影響が大きいと言えるでしょう。
愚痴は、比較的自分の気持ちを話す事が多く、聞いている人も励ましの言葉やアドバイスを言う程度ですみます。
聞いた内容は一応周囲には黙っていますが、何かの拍子に愚痴を言っていた事が周囲にばれても、特に問題はありません。
ただ、悪口の場合は、周りにもっと大きな影響を与えてしまいます。
悪口を言われた人が誤解を受けるなどのデメリットがありますし、また職場の人間関係を悪くしてしまったりと、何かと影響があります。
そして、悪口を言った人が相手を嫌っているという事も、聞かされた人間は理解するでしょう。
そうなると、今後気を使わなくてはならなくjなり、精神的に負担となります。
愚痴も悪口もどちらも楽しい話ではないですが、悪口の方が人に与える影響が大きく、場合によっては見過ごせない事もあるのです。
愚痴は問題なくても悪口は名誉棄損になる場合がある
愚痴を話してしまった場合、機密保持に違反さえしなければ、それほど問題はありません。
愚痴と言うのは、自分の現在の状況における不満を述べているので、あくまで対象が自分だからですが、それに対して悪口というのは、自分以外の誰かが対象となっています。
そのため、内容があまりにも悪質だったり、事実と異なる場合など、犯罪になる場合もあるのです。
自分はそれほど深く考えずに話した悪口が、その人のイメージを著しくダウンさせてしまい、大ごととなる事もあります。
内容によっては名誉棄損にあたり、訴えられる事もあるので、悪口を言うのはくれぐれも控えるようにしましょう。
もともと悪口とは、周囲にできる限り聞かせる必要はないのです。
人の悪口を言えば気持ちはすっきりしますが、デメリットの方が大きいので、極力言わないようにしましょう。
愚痴を言わない方法
評価にばかり拘らない
愚痴を言いたくなってしまう場面というのは、頑張ったのに思ったよりも評価をされなかったり、思っても見なかったマイナス評価を受けたときというのが多いです。
そうして人から下された評価にばかり振り回されてしまうことになると、自分の言動に満足も納得もすることができなくなってしまいます。
何をやっても文句や愚痴が口をついて出てくるようになってしまいますから「自分がいいと思ったからそれでいいんだ」と、時には他人の声に耳を塞ぐ努力をしてみてください。
わがままになったり人の意見を受け入れないというのではありません。
重く受け止めすぎないことが大切です。
他人の言葉が深く刺さりすぎてモヤモヤしてしまい、受け入れられないからこそ愚痴を言いたくなる場面というのは多くなるものなのです。
価値観まで揺さぶられることはありません。
自分は自分と割り切ってしまいましょう。
他のことに夢中になる
イライラしたりどうしても何かに文句をいいたくなってしまう場面はどこかで出てきてしまいますが、ただ愚痴を言うだけというのはあまり建設的ではありません。
人の愚痴は聞いてもあまり気持ちがいいものではありませんし、慰めてもらいたい、励ましてもらいたいと友人知人に頼りっぱなしでは相手の負担になってしまいます。
わかっていても、何の解決策にならなくても吐き出してしまいたいというときには、愚痴以外の方法で発散をしてしまうのがおすすめです。
もうへとへとだというくらいに身体を動かして汗をかいたり、夢中になれる趣味にただひたすら没頭をしたり、愚痴の元を心の隅に追いやってしまうくらいに打ち込んでみましょう。
人はいろいろなことを同時に行うには限度があって、何か一つ特出して集中しているものがある時には、他のことが疎かになってしまいがちです。
本やゲームに夢中になって寝食を忘れた、という経験のあるかたも少なくないでしょう。
愚痴に向かいがちな気持ちをそうやって他に向けてみるのです。
素直に物事を受け止める
愚痴を言わない人というのは、基本的にポジティブでとても素直です。
何か自分にとって好ましくない事態が生じてしまっても「失敗してしまった」「だから自分はダメなんだ」とネガティブに捉えることなく、「この程度の失敗でよかった」「まだ挽回できる!」と前向きに捉えて瞬時に行動に切り替えることができるのです。
だからこそ他人から何かを言われても素直に「自分のためにアドバイスしてくれた」と思うことができますし、同じ場面に遭遇してもネガティブな人に比べて愚痴を言いたいと思うことが極端に少なくなります。
簡単なようで難しいことではありますが、要は心の持ちようなのです。
批判を受けてもイライラするのではなく自身の成長に繋げようと考えることができるため、怒ることも落ち込むこともしません。
そんなタイプを参考にして、意識を少し変えてみてください。
明るい性格の人と仲良くする
よく類は友を呼ぶといいますが、愚痴ばかり言っている人の周りには同じく日常的に愚痴ばかり言う人が集まってきます。
そうなると当然「嫌なことがあったら愚痴を言うこと」が当たり前になってしまい、愚痴の連鎖から抜け出せなくなってしまうのです。
集まったら悪口や愚痴や不満ばかり、吐き出したその時はスッキリするかもしれませんが、また何かあったら愚痴を言い合うという悪循環はあまり健全な行為だとは言えません。
愚痴を言わないようにしたいというのであれば、愚痴を言わない明るい人と仲良くすることやコミュニケーションを積極的に取るのがおすすめです。
一緒にいるときに楽しい気持ちになれる人から、元気を分けてもらいましょう。
もし我慢できずにぽろっと愚痴を零してしまっても、気持ちを前向きにしてくれて愚痴を長引かせませんし切り替えさせてもらえます。
そもそも愚痴を言う雰囲気になりませんし、自然と出てくる言葉がポジティブになりやすくなります。
愚痴聞きになると同じグループだと思われる
あなたはまったく愚痴を言わない人かもしれません。
しかし愚痴ばかり言う人とずっと一緒にいると同じように見られてしまうでしょう。
「そんなのは勝手に思わせておけばいい」と感じるのであれば全く問題ありません。
しかし愚痴を聞くことで嫌な気持ちになったり、「そうじゃないだけどなぁ」なんて気持ちもあるのに言えない環境だったりする人はあまり良いことではありません。
加えて、周りからの評判も著しく下がっている・・・、なんてことだと早く対処をしないとどうにもならないことになる可能性すら出てきます。
同じことの繰り返しですが、気にしない人はそのままでいいですが、そうではない人は勇気を出して何らかの行動をしてみてはいかがでしょうか。
今までの世界が一変するかもしれませんよ。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。