消極的な性格を直したい人がやるべき6つのこと
消極的な性格を直したい・・・といった悩みをあなたは抱えていないでしょうか。
明るくて、積極的な人は人望があり、周りからも好かれている印象がある一方で、消極的な人はどこか暗いイメージがあるものです。
それが嫌だという人もいれば、もっと自然とコミュニケーションをとりたいから改善したいと考えている人もいます。
この性格は普段の生活だけでなく、仕事にも大きな影響を及ぼすものですよね。
そこで今回は消極的な性格を直したい人がやるべきことをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
消極的な性格を直したい
消極的な性格を直したいなら他人に褒められた自分の良いところを思い出す
消極的になってしまうのは自分への自信のなさ、自分には価値が無いという思いが大きく関係しています。
そこで、まずは自分に自信を持つことから始めてみましょう。
しかしそうは言われても、元々自信を持ちにくい性質なはずです。
そんな人にとっかかりとしてお勧めなのが、
「他人に褒められたことを洗い出す」という作業です。
これまで褒められたことを思い出してみると、意外な発見があるものです。
自分では短所に思えていたことが、
実は他人にとっては感謝するべきポイントになっていたというケースはよくあります。
例えば、消極的な人の思慮深さや他人への配慮は、自分自身では積極的になれない足枷のように感じるかもしれません。
しかし、あなたに接する人にとっては、その配慮がとてもありがたい長所として映るのです。
このように、これまで褒められた経験を洗い出していくと、自分が元々持っている良い面が分かります。
そして自分を肯定し、自信へと繋げるきっかけになります。
ありのままの自分が他人に与えられるものを知る
他人に褒められた経験を洗い出し、自分の良い面を再確認すると、ありのままの自分でも人に与えるものがあることが分かるはずです。
消極的で自身のない人は、「自分が変わらなければ、自分には価値が無い」と思いがちです。
しかし、ありのままの自分でも他人に価値を与えていることをしっかり確認しましょう。
ありのままの自分を認められるようになると、不思議と人は積極的な気持ちになれます。
自分を消極的な方向へ追いつめているのは、自分の思い込みなのです。
ありのままの自分で良い、自分には価値がある、と思えるようになると、自ずと自分を以前より大事にするようになります。
自分を大事にする気持ちが増してくると、自分の「こうしたい」という気持ちも大事にします。
今まで尻込みしていた消極的な気持ちに変化が訪れ、自分の中から湧き上がる「こうしたい」という気持ちに従いたいという欲求が高まるのです。
消極的な性格を改善するならいつもと反対のことをする
自分の中に積極的な気持ちが湧き上がっても、今までの思考の癖が足かせになって動きにくいことがあります。
そんなときのテクニックとして、「わざと」いつもと反対の決断をするという期間をしばらく設けてみてください。
機械的に、いつも採りがちな選択肢とは違うものを選んでみるのです。
これをしてみることで、いつもと違う行動をすることがそんなに怖いことではないと気が付きます。
その気付きが自分を変えるきっかけになります。
消極的な性格を直したいなら人の目を気にしすぎない
消極的な性格の人は、常に人の目を気にして暮らしています。
「こんなこと言ったら変に思われるだろうか」「こんな行動したらおかしいだろうか」と行動する前からクヨクヨ悩み、結局何も言えなかったり何もできなかったりすることが多いのです。
たとえ行動したとしても「あの時ああすればよかった」とウジウジ悩んでしまいます。
しかし、よく考えてみてください。
周りの人はあなたのことを見ているでしょうか。
みんな自分のことで精一杯で他の人のことなんてそれほど見てもいないのです。
「今言ったこと変だった?」と聞いても「別に」と返されるでしょう。
あまり気にせず、自分の思った通りに行動してみると案外うまくいくこともあるものですよ。
空気読むなんて考えない
一時期「KY」という言葉が流行りました。
空気を読めないと周りから浮いてしまうと思いがちで、消極的な人間ほど必死になって空気を読みます。
その結果何も言えなくなってますます存在感が無くなってしまうこともあります。
周りの人は上手に人付き合いをしているように見えて焦りますが、みんなそれほど空気を読んでいるでしょうか。
周りを観察してみてください。意外と失言が多い人もいますよ。
いつも変わった発言をする人は周りからも「あの人はそういうキャラ」だからと言われているでしょう。
明るく元気な人でも「変なこと言った」と悩んでいることも多いものです。
あなたもあまり悩まず、少しずつ自己主張するところから始めてみてはいかかですか。
おしゃれして前を向く
服装もいつも同じで地味な色の物ばかり選んでいませんか?
人は見た目も大事ですから、自分のイメージとは別のファッションにもチャレンジしてみましょう。
ファッション誌を見たり、家族や店員さんに選んでもらってもいいですね。
今まで着たことのない服は、なんとなく着心地が悪いような気分になるでしょう。
でもファッションを変えるというのは初めは違和感を感じるもの。
そのうち新しい服の自分にも慣れて、前を向いて歩けるようになります。
服装が変わると周りも気付いてくれて「なんかおしゃれになったよね」と声をかけてくれるでしょう。
そこから友達の輪も広がるかもしれません。
消極的な性格の原因
自慢出来る事が何も無いせいで自信が持てない
消極的な性格の人は、シンプルに言えば自慢出来る事が無い人です。
人には誰にでも一つは自慢出来る事があります。
美男美女である事や、頭が良い事、親がお金持ちである事。
スタイルが良かったり、スポーツが得意、手先が器用など様々な特技があります。
何か一つでも自慢出来る事があれば、自分には価値があると思えるのです。
しかし消極的な人は、特に自慢出来る事がありません。
何をしても人並で目立つ事が無いと自分に自信が持てなくなります。
自分以外の人には何か取り柄や認められる事があるのに自分には何も無いと自尊心を失います。
そして目立つ事をおこがましいと思い控えめに振る舞う様になるのです。
これが消極的な性格の原因なのです。
このタイプの人は、何か努力し特技を持つだけで自信が生まれ消極的な性格は改善されます。
子供の頃に親から否定されて育った事が消極的な性格の原因
子供の頃に育った環境は、人格形成に大きく影響を及ぼします。
幼い頃から褒められて大事に愛情を注いで貰った子供は、自分は愛される人間だと実感しながら育ちます。
しかし何をしても褒められなかったり、親が子供に無関心だと消極的な性格になってしまうのです。
また親から日常的にけなされたり、馬鹿にされたりしても子供の性格は消極的になります。
毎日の様に自分には価値が無い、ダメな人間だと言い聞かされて育てばどんな人でも歪んでしまいます。
幼い頃に十分な愛情を受けずにいつも否定されて育った人は、自分は駄目な人間だと思ってしまうのです。
消極的な性格の原因は、幼い頃に育った環境が大きく影響します。
この場合は、簡単に消極的な性格は改善されません。
何年もずっと親から否定され続けた事はそう簡単に拭い去る事は難しいのです。
努力をしても結果を残せないと自信が持てずに消極的な性格になってしまう
人は興味を持つ事や得意な事が見つかれば真剣に取り組みます。
より高みを目指し、ライバルと争ったり知識を磨いたりするのです。
そして結果を出そうと必死に頑張ります。
スポーツでも習い事でも、どんな事でも優勝などの結果を出せた時は最高の気分になります。
努力が実った瞬間ですし、自分の実力を証明された事でもあります。
しかし何年もずっと努力をしているのに全く結果が出せないと、自分は才能が無いのだと落ち込んでしまうでしょう。
結果を出せない原因は本人以外にも様々あります。
とても強いライバルがいるせいで、自分が目立てない事や、環境や道具、周囲の人間に恵まれない事もあります。
しかしどんな理由があるにせよ、結果を出せない自分に絶望してしまうのです。
客観的に見れば価値のある人でも、わかりやすい結果が無いと自信を持つ事が出来ません。
そのせいで消極的な性格になってしまう事も珍しく無いのです。
原因はおしとやかになる様に子供を躾けたり元々消極的な性格である事も
消極的な性格は、生まれつきの性格や親の躾が原因の事もあります。
日本の美徳である大和撫子は、でしゃばった事は美しいとされません。
控えめで大人しい女性が美しいとされます。
昔の価値観ですが、今でもまだ女性は控えめの方が良いと思っている人も多くいます。
元は元気な性格の子供でも、おしとやかな女性に育てたい親も多くいるのです。
おしとやかと消極的は、似て異なる物ですがパッと見は大差無い様に見えます。
だから子供の行動的な事を全て封じて消極的になっただけで満足する親もいるのです。
子供も行動的な事をすれば叱られるし、諦めて何もしない消極的な道を選んでしまうでしょう。
元々大人しい子供が積極性の意義を見いだせずにそのまま育ってしまう事もあります。
自分が積極的に動かなければ、周囲の誰かが代わりにやってくれるのです。
それならば、何も積極的に行動する必要が無いと思ってしまいます。
消極的な性格の原因は、親の躾や育つ家庭で積極性の意義を見いだせなかった事も原因です。
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消極的な性格の原因を知り改善しよう
いかがでしょうか。
消極的な性格を直したいのなら、その原因をすることが最も効果があります。
なぜ消極的な行動になってしまうのか、どんなときに消極的になってしまうのかなどの原因をしっかりと考えてみましょう。
すると、あるパターンが見えてきます。
あなたがどうしても物怖じしてしまう環境とそうでない環境がわかってくるのです。
そうすれば、単純にそのような場面にならないように避ければ自己嫌悪になることもありません。
消極的になってしまう環境でも、再度その原因を考えてみれば、改善策はいくらでも見つかることでしょう。
ポイントは無理やり直すのではなく、そうならないようにするということが大切です。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。