反面教師になる上司の特徴とは?人のふり見て我がふり直せ!

あなたの上司は反面教師になるような上司でしょうか。

そんな上司の下で働くとなると部下としては大変です。

しかし勉強になることも実は大変多いのです。

そこで今回は反面教師になる上司の特徴をご紹介していきます。

あなたの上司に当てはまるかどうか確認してみてください。



反面教師の意味とは

反面教師とは、他人振る舞いを見て自分の態度や行動を改めるきっかけになるような物事や人のことです。

例えば、飲食店のウェイターで働いている人が別の飲食店で食事をした時、そのお店の店員の態度が悪かった場合はその店員を反面教師にして自分は態度を良くしようとする、といったことを反面教師と言います。

類語としては、人のふり見て我がふり直せ、があります。

ではそんな上司の特徴を次から見ていきましょう。

反面教師になる上司の特徴

責任を部下に押し付ける

仕事で何かトラブルが起こった時、全てを部下のせいにしてしまうような上司は反面教師になるでしょう。

自分の立場を守る為に「自分は何も悪くない」「全て部下が勝手にやったことだ」と強く主張するのです。

そのトラブルのせいで、自分の進退が問われるようなことになったのでは困るからでしょう。

それを回避する為に、必死で自分は無関係だと責任逃れをするのです。

部下のことなど一切考えていないのです。

たとえそれが本当に部下のせいだったとしても、自分の保身のことだけしか考えていないような言動をされたらどうでしょうか。

一気に上司への不信感が募るはずです。

「部下のミスは自分の責任だ」と当たり前のように言える上司こそ、本当に心から信頼できる上司でしょう。

そんな尊敬できる上司のもとなら、どんな時もどこまでも付いていきたくなるはずです。

自分が上司の立場で部下が同じような状況になった時には、「部下を守れるような存在でいたい」「部下を見捨てるようなことはしたくない」と強く思うはずです。

全ての責任を部下に押し付けるような上司にだけはなりたくないと心に決めるでしょう。


好き嫌いで部下への接し方を変える

人間誰しも好き嫌いがあるのは当然のことです。

しかし、会社の上司という立場でありながら、自分の好き嫌いだけで部下への接し方が違うというのはどうでしょうか。

百歩譲って、同僚という同じ立場の者同士が好き嫌いで接し方を変えるのは仕方ないにしても、上司という立場の人間には絶対にあってはならないことでしょう。

自分が気に入っている部下にだけ声をかけ、食事をご馳走することもあります。

仕事に関してもダメ出しされるようなこともありません。

反対に、自分が少しでも気に入らない部下に対しては、ほんの少しミスをしただけで厳しく責めるのです。

とことん部下を追い詰め、全てを否定するような態度をとるでしょう。

同じミスを自分が気に入っている部下がした場合には、「誰にでもミスはある」などと言って擁護するのです。

相手によってあまりにも態度を変える上司に、部下も呆れているはずです。

自分の個人的感情を仕事に持ち込むなんて「なんて器の小さな人間だ」と軽蔑するでしょう。

自分が上司の立場になった時には、部下に対して中立公平な態度で接したいと反面教師にするはずです。


大きな声で怒鳴る

何かあるとすぐに怒鳴る上司も反面教師になるでしょう。

自分の気に入らないことがあったり部下がミスをしたりすれば、感情的になって大きな声で怒鳴るのです。

きちんと言葉で伝えてくれればいいのですが、頭に血が上ってしまい冷静でいられないのでしょう。

部下がミスをした時には「お前は馬鹿だ」「どうするんだ」などと頭ごなしに部下を責め立てます。

なぜそのようなことになったのか、その経緯を改めて聞こうという気さえありません。

怒鳴る上司は部下を成長させようという気がないのです。

部下は怒鳴られることで萎縮してしまい、他の仕事にも悪い影響が出てくるでしょう。

「今度ミスをしたらまた怒鳴られる」そんな風に思ってしまい、思うように仕事に取り組めなくなるはずです。

自分が上司になった時には、感情的になって部下を怒鳴り散らすようなことは決してしたくないと思うでしょう。

部下が何かミスをした時には「何がいけなかったのか」そのことを一緒に考え、次はうまくできるように指導したいと思うはずです。

部下を怒鳴って萎縮させるのではなく、どんどん成長させられるような上司になろうと心に決めるでしょう。

判断力がない

反面教師になる上司の特徴として、判断力がないということがあげられます。

判断力がない上司は重大な場面で的確な選択が出来ないため、周囲の人間を混乱に陥れたり損害を出してしまいます。

とくに、部下がその尻拭いをさせられることも多いため、判断力がない上司をもつ人は苦労します。

判断力がないというのは、必ずしも頭の良さと相関がある訳ではありません。

勉強や事務的な能力が高い人も少なくないため、むしろ直接関わりのない上司などからの評価は高い場合もあります。

判断力の無さは頑固で聞く耳を持たなかったり、自分のやりたい方法にこだわりをもっていたりと性格に起因する場合もあります。

また、重大な局面でのプレッシャーに弱く、冷静な判断をすることが出来ないということもありますね。

これらが原因で判断力が削がれている場合、部下にはどうすることも出来ないでしょう。

内面的なことを指摘する訳にはいきませんし、上司の判断に対して毎度抗議したり上司の判断や指示を覆すのは困難です。

部下に出来ることは立場を弁えた然り気無いフォローや、損害を最小限にするために水面下で立ち回るなど、限られた選択肢しかないでしょう。

しかし、これらは高度な判断力が問われますから、反面教師にするという意味では効果的です。


必要以上にゴマをする

反面教師になる上司の特徴として、必要以上にゴマをするということがあげられます。

仕事上、誰でも立場というものがあります。

立場を弁えずに上司に対して非礼を働くのは常識から外れています。

しかし、必要以上に上司に媚びたりゴマをするのはあまり良いこととは言えません。

日本ではよくあることですが、立場によって仕事上の意見を言えないなど、本来誰もがもつ権利が侵害されるということはパワハラにあたります。

もちろん、立場によって正当な理由もなく優遇されるのも良いこととは言えません。

正当な理由なく誰かを引き立てたり優遇するということは、正当な理由を持つ人を押し退けているということにもなります。

また、人は必要以上に優遇されると、本来の実力や立場以上に自分の価値を認識するようにもなります。

さらに、ゴマをすられた人は見返りとして仕事の能力や成果とは無関係に人を引き立ててやったり、仕事の優劣をねじ曲げたりすることもあります。

そのようなことが繰り返されれば、部下の士気も下がります。

ゴマをするだけで引き立てられたり、媚びなければ正当な評価がされないのなら、仕事で成果を上げようという人も少なくなってしまいます。

必要以上にゴマをすり上司に媚びることでの二次被害はとても厄介なのです。

このような上司を反面教師にするということは、あくまで常識の範囲で上司に接して仕事の成果で勝負することです。

それは単純に周囲の士気を維持するだけでなく、会社のためにもなるのです。


成果を横取りする

反面教師になる上司の特徴として、成果を横取りするということがあげられます。

仕事で成果を出すというのは、たゆまぬ努力の積み重ねあってこそのことです。

それを横取りするというのは、上司としてはもちろん人としても最低の行動と言っても過言ではないでしょう。

成果を横取りするということは、何の努力もなく成果を手に入れているとも言い換えられます。

日常的に人の成果を横取りしていれば、自分だけで成果を上げるよりも多数の成果を上げているように見えます。

頻繁に成果を上げているように見えるため、その分評価も上がるでしょう。

何の労力もかけずに成果を得るというのは、ある意味では賢い方法と言えますよね。

しかし、人の努力や能力に頼って何の努力もしなければ、どんどん無能になってしまいます。

現代社会は仕事内容や効果的な仕事の仕方などは刻々と変化します。

努力を重ねなければ経験も生かしきれず、いくら賢い人でも常に成果を上げるのは難しいのです。

実力の無さは必ず露呈するものです。

さらに、人の成果を横取りする上司は、部下や同僚の信頼など得られる筈もありませんよね。

成果を横取りする上司を反面教師にすることで、成果を得るために努力を続けることが出来て実力が磨かれ、人からも信頼されます。


反面教師な上司がいたらラッキーだと思う

いかがでしょうか。

反面教師になるような上司から学ぶことは大変多いです。

あなたがその上司のせいで嫌な思いをした経験があるなら、絶対に生かさなければいけません。

俺の上司はこうだったから、自分もそうしようとすると部下はあなたを反面教師にすることでしょう。

上司と部下の関係は時代とともに変化しています。

昔はきっちり上下関係が分かれていましたが、今はフレンドリーな上司が好まれる傾向があり、そんな人の方が結果を出しているのです。

この事実に目を瞑っていてはあなたも成長できませんし、部下からの信頼も失い、仕事への意欲も失われていきます。

今一度、自分と態度を振り返って見る時間を作り、改めることがあるか再確認することがとても重要です。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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