きつい仕事や職業10選
きつい仕事とはいったいどういう仕事を指すのでしょうか。
どんな仕事にも大変な点がありますし、きつい仕事だと感じるのは個人差があるものです。
しかし、いくつかの職種や職業を見てみると、多くの人がきついと感じている仕事がランキングの上位に入ってきたりします。
そこで今回はきつい仕事についてご紹介しますので、ぜひあなたの考えと同じかどうか確認しながら最後までご覧ください。
きつい仕事とは
旅行関係の仕事はきつい
サービス産業の仕事というのは、比較的勤務時間が長くなりがちで大変ですが、特に旅行関係の仕事というのは大変さが増します。
通常の旅行代理店勤務でも、普通の企業と同じように朝は9時から勤務が開始となりますが、夜は早くても19時、遅くまで開いている駅ビル店などでは20時から21時までの営業となります。
また、土日祝日はもちろん営業しているので、普通の人が休みの日にも働かなければなりません。
さらに、国内や海外の旅行のツアーに出る場合は、24時間体制での勤務となります。
建前上は朝8時から夜の20時までの勤務となっていますが、夜間に何かあったら呼び出しがありますから、実質24時間気を抜く事はありません。
そのうえ旅行関係は比較的給料が低いのです。
金融などに比べると、どうしても低めとなっています。
仕事はきついですが、やりがいがあるという点が、この職種のメリットです。
介護関係の仕事
介護関係は、給料面が低い割には勤務時間が長く、勤務先によっては夜勤などもあるので大変な仕事です。
また、日々の業務が介護という事で他人の体を持ち上げたり入浴のケアをしたりする事もあるので、体力も必要です。
気を付けていても、それでも勤務中に腰を痛めるといった形で体にダメージを負う事もあります。
さらに現在介護関係の仕事は全体的に人手不足なので、どうしても休みがとりにくく、働きすぎの傾向にあります。
精神的にも人間関係の仕事ですから、場合によってはストレスがたまる事も多く、介護を受ける本人やその家族との関係と悩む事もあるのです。
介護関係の仕事はこれからの日本に欠かせない大切な職種なのですが、働く環境があまりにもきつすぎるというのが問題となっているのです。
生命保険などノルマのある仕事もきつい
きつい仕事として、やはりノルマのある仕事があげられます。
どのような会社でもノルマの達成は重要となってきますが、特に生命保険などはノルマが厳しく、ノルマが達成できないと上司や社内でのあたりも厳しく、しんどいと感じる事でしょう。
そして、車などの消費物と異なり、保険というのは、そうそうすぐには今かけている保険をやめて、別の保険をかけ直すという事もないので、新規顧客を得るためには相当な努力が必要です。
そのために、お客様となってくれそうな人には何度も電話をかけたりして、アポイントを取らなければなりません。
中には向いている人もいますが、なかなかノルマの達成ができずに苦しむ人も多い仕事といえます。
給料面は比較的良い事が多いですが、向き不向きでかかるプレッシャーはかなり違ってくるでしょう。
終わりが見えない仕事はきつい
例えば,研究者などの仕事があげられるでしょうか。
確かに、今までにない物を世に生み出す、発見するという夢のある仕事です。
しかし、華々しい成功をあげられる保証は誰にでも約束されたものではありません。
彼らは、大きな成功を得られるかの確証の無い中、いつ道が開けるかも分からない、言わば暗闇の中を地道に日々歩き続けなければいけません。
その中で、仕事の行く末、仕事の着地点を明確にし、そこに至る道筋をきちんと立てられない人物は、とても精神的、肉体的にきつい仕事だと感じてしまいます。
また、発見や手柄などの成果は早い者勝ち。
彼らの世界は弱肉強食の世界で、精神的にもタフで、負けん気の強い人物でなければ務まらない仕事であると言えます。
さらに、やっとプロジェクトがうまくいきそうかと思えば、突然プロジェクト自体の中止が言い渡され、今までの苦労が全て水の泡ということも、決して珍しくはないのです
。
いつ終わるとも言えない、いつ終わりを告げられるかもわからない環境での仕事は、きつい仕事そのものです。
変化が無い仕事はきつい
例えば、工場の生産ラインなどでの単純作業の仕事です。
誰にでも出来る、簡単なお仕事というのは、一見楽に思えます。
しかし、毎日毎日ほとんど変わったことなど無く、ひたすら同じ作業の繰り返しというのは、主に精神的にきつい仕事でしょう。
自分の変わりはいくらでもいるので、いつ明日職を失うかわからない。
また、体を使ったきつい仕事であっても給与が少ないことが多く、そのような環境下で働き続けることは、まさに「きつい」と言えるでしょう。
命に接する仕事
例えば、医師、看護師、介護職などの病院職員などです。
彼らは、老若男女、優しい人だろうと、罵声を浴びかけてくるような性格に難のある人であろうと、どんな人物に対しても腰を低くし、へりくだって対応しなければいけません。
また、取扱うのは、患者が持つたった一つの「命」です。
ちょっとしたミスが取り返しのつかないことになるかもしれないという状況下での仕事となります。
常にそのような極限状態にさらされるストレスは、とてもきついと言えます。
また、命に接する仕事は、患者等の血液を見ることや、汚物の世話など、まさに3kの職場での、きつい仕事であると言えます。
昇給が無いと仕事がきついと感じる
仕事がきついと感じる理由の一つに、行動が評価されない点が挙げられます。
これは仕事の内容が高度になり、こなせる仕事量が増えても給料に反映されないことがあるからです。
企業によって昇給や能力の評価制度はまちまちです。
しかし、大手など明らかに収益力が違う企業はともかく、同じレベルの中小企業でも給与が上がらないときついと感じやすくなります。
昇給がなければ将来に対する不安も出てきます。
年齢を重ねれば身体が動かなくなり、いつまで続けられるかという不安も出てくるからです。
昇給という評価がついてくればモチベーションも上がりますが、待遇に反映されなければそれだけ意欲も低下します。
正当な評価を得られない仕事は全体的にきついと感じてしまう原因となるのです。
出世や昇給のための具体的なキャリアパスを示してくれる企業は、仕事をきついと感じる可能性が減るのです。
有給を自由にとれない仕事はきついと感じる
給料などが良くても、休みを取りたいタイミングで有給をとれない企業は仕事をきついと感じがちです。
有給をとるのにやたらと理由を求められるのも、精神的に追い詰まる原因となります。
特にエンジニアなど専門職にありがちですが、会社の都合が優先されて休みが取れなくなってしまうと、私生活とのメリハリがつけられなくなることが多いのです。
休みが自由に取れなければ、意欲や能力が低下するだけでなく私生活が犠牲になります。
私生活が犠牲になれば長期的に仕事を続けることが難しくなることがあります。
そのため、給料が低くてもフリーランスに転向する人や、より自由に働ける企業を目指して転職する人も多いのです。
きつさに見合う給料が支払われても、身体や精神が持たなければ意味が無くなります。
場合によっては待遇の改善を求めるなど、自分を守る努力も必要になるのです。
企業や上司の管理能力が低くても仕事はきつくなる
企業や上司の管理能力の低さもきつさを感じる原因になります。
人員の配置や仕事の取り方によって急に残業が増えるなど現場に負担がかかることも多く、上司が変わって休息に職場の環境が悪くなることもあり得るのです。
理由の一つに、ノルマや売り上げに対する意識があります。
管理職になると売り上げを上げる事を求められることが多く、収益重視の方向に舵を切ることが珍しくないのです。
また、人によって余裕に対する意識も異なります。
人員的な余裕がなければ有給が取りづらくなることや、緊急時のトラブルに対抗できなくなる場合があります。
しかし、余裕を無駄と考え、常に全力で稼働させれば生産性が上がると考える企業や上司も多いのです。
企業の経営方針の変化や、上司の変化は仕事のきつさに直結することがあります。
きつさが増せば割に合わない仕事になることもあるため、労働組合を通じて意見を送ることや、転職を考えるなど、対策も大切になるのです。
下請の仕事
システム開発や会計など、様々な分野でアウトソーシングが進んでいます。
アウトソーシングの利点はコストを下げられることですが、下請けとして仕事を受け始めた場合は利益率の確保に苦労することになります。
問題は、低い報酬が常態化すると待遇の改善が難しいことです。
同じ単価で品質の向上を求められる場合も多く、時間と労力だけがかさんで儲けが増えないということもありがちになります。
大手企業の下請けとして仕事を受ける中小企業も珍しくなく、深刻な低賃金を招く原因ともなっています。
待遇を改善するためのポイントは、きつい仕事を断ることです。
仕事が断れない場合や、待遇の改善を要求できない場合はいつまでも状況が改善されないからです。
内容が良ければもっと高い報酬で依頼をしてくれる企業も出てくるため、取引先を選ぶことも大切になるのです。
評価を報酬で返してくれる取引先を選んだ方が余裕が生まれやすいのです。
きつい仕事ばかりなら辞める
いかがでしょうか。
今回は、きつい仕事について、お伝えしました。
どのような仕事でもきついと感じる部分がありますが、自分がその仕事に向いているか、耐える事が出来そうかという事を、ある程度考えてみるという事も大切だといえるでしょう。
ちょっとやってみて、これはきつい仕事だからもう嫌だ・・・となっていたら、他の仕事も絶対に続くことはありません。
しかし、ある程度慣れるまでやってみて、どうしても仕事にやりがいがない、楽しいとは思えないのであれば、その時は会社を辞めることや転職を検討するべきでしょう。
タイミングが難しいのですが、自分の気持ちに正直になって決断すると、後悔することはありません。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。