自己評価が高い部下や社員の特徴9つ
あなたには自己評価が高い部下や社員がいるでしょうか。
そして彼らはどのような特徴を持っているのでしょう。
評価と言うのは自分で決めるものではなく、その人の行動をみて、第三者が決めるものですよね。
しかし、中には自分の行動を自分で評価し、それをもとに新しいことをしたがる人がいます。
それが自己評価が高い人と言うわけです。
そこで今回は自己評価が高い部下や社員の特徴をご紹介しますので、あなたの周りの人と比較しながら最後までご覧ください。
自己評価が高い部下や社員
根拠のない自信がある
必要以上に自己評価が高い部下は、根拠のない自信があるということが大きな特徴の1つです。
たとえ、まだ何も実績がなかったとしても、「自分はできる」「自分だったらもっと大きなことをやり遂げることができる」と思い込み、自分を必要以上に高く評価してしまうのです。
又、何かミスをして周りに迷惑をかけたとしても、「へこむ」ということがあまりないのも特徴です。
そんな彼らの口癖は「できます」と「大丈夫です」の2つです。
しかしこの言葉にも裏付けがないので、上司は「では、どんな点がどういう理由で大丈夫なのか」ときちんと問い正さないと、後々仕事に影響してきます。
自己評価が高い部下は他人を見下す傾向がある
自己評価が高い部下は、基本的に「自分が1番」だと思っています。
なので、自分以外の人達は自分より下であると思っており、人を見下す傾向があることが少なくありません。
それがたとえ、上司や目上の人であっても、「この人はどうせ自分より下だから」と内心見下すことが多いため、それが態度に出た時に、人間関係のトラブルを起こします。
ちなみに、自己評価が高い部下の「自分が1番」というものは、自分に実力があるかないかに関わらず、という点がポイントです。
たとえ自分に実力や実績がなかったとしても、「自分が1番。自分はこのまま終わるわけがない」という考えで仕事をしています。
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自己評価が高い部下は自分を積極的にアピールすることが得意
自己評価が高い部下は、基本的に自分に自信を持っているため、自分を売り込むという能力はずば抜けています。
自分の良い所を瞬時に見つけ、それを積極的にアピールするスキルが秀でているのです。
たとえ、その自信に根拠がなかったとしても、それをものともせず、自分をどんどんアピールしていきます。
実力・実績があるなしに関わらず、このスキルを上手に使いこなすことができて、更に地道な努力を重ねさえすれば、本物の成功に繋げていくことも夢ではないかもしれません。
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大きな仕事をやりたがる
自己評価が高い部下というのは、往々にして、実力に見合わない自信を持っています。
例えば、入社したてで右も左も分からないのに、
大きな仕事をやりたがる新入社員。
経験も実績もないのに、なぜか「自分にはこの仕事をやり遂げる能力がある」と信じ込んでいます。
また、仕事ができなくて周りに迷惑をかけているのに、
本人は全く気付いていないというケース。
このような人は、周りの助けでやっと仕事をやり終えても、
助けられたことなどケロッと忘れ、自分ひとりの力でやり遂げたように錯覚します。
そして更に自信を持ち、自己評価を高めていくというわけです。
プライドが高い
この特徴は、自己評価が高いということと表裏一体を成していると言っても良いかもしれません。
自己評価が高いからプライドが高いのか、プライドが高いから自己評価が高いのか…いずれにしても、彼らのプライドは高いがゆえにガラスのように傷つきやすく、貶められることに敏感です。
少しでも彼らのプライドに障ることを口にしようものなら、攻撃対象にされかねませんから、注意が必要です。
空気が読めない
結局は、この特徴があるからこそ、
高い自己評価を維持できるのかもしれません。
彼らは、仕事で失敗をしても、周りから白い目で見られても、意に介することがありません。
そして、驚くほど立ち直りが早いのです。
そのため、反省がないので、ミスを頻発するケースも多く見られます。
普通は、ミスを繰り返せば、上司や同僚の厳しい目を感じて、気を引き締めるものです。
反省していることをアピールするために、
必要以上に落ち込んでみせる人も多いのではないでしょうか。
しかし、自己評価の高い部下の場合は、空気が読めない(読まない?)ので、落ち込んで見せるどころか、「やってしまったミスは仕方ないよね!」などと開き直ってしまうケースすらあります。
上司の方は、まともに取り合っているとストレスを感じてしまうので、ある程度の割り切りが必要となるでしょう。
自己評価が高い部下は仕事のミスを認めない
「自分は仕事ができる」と考える人は、だいたいにおいてプライドが高く、
自分に落ち度があったときに素直に認められない人が多いです。
「自分がミスをするわけがない」と思い、その思い込みがエスカレートすると「自分のせいではない」といった勘違いに繋がっていきます。
自己評価の高い部下にもいろいろなタイプがいます。
人一倍の努力をしてきたので、過去の努力に甘んじているタイプ。
根拠のない自信があり、ほぼ思い込みで自分の評価を吊り上げているタイプなどがいます。
それぞれのタイプに応じて対応策を考えなければなりませんが、
自信家に非を認めさせるのは部下にしろ同僚にしろ非常に苦労します。
ミスを認めず、かと行って責めると挫けてしまう厄介なタイプが多いのが事実です。
自己評価が高い部下は周囲と打ち解けようとしない
「自分は他の人とは違う」と考えて、他の人より自分が有能だと思っているタイプは、知らず知らずのうちに周囲を見下しているような態度を取っていることがあります。
本人がそう思っていれば周囲と打ち解けようとしませんし、周囲にいる人たちもそういうタイプの人に自ら近づこうとはしません。
しかし、仕事をしていく中で一人ではできないことや、お互いが協力すれば効率よく進むようなものもあります。
そういった時に、周囲を見下して協力する体制が整っていないと、仕事に支障がでてさらに孤立を深める大きな原因となってしまいます。
ピンチの時に踏ん張りが利かない
自身の自己評価が高い人によく見られる傾向として、自己中心的な考え方をするということが挙げられます。
「自分がミスをすることはない」と思っているので、実際にミスがあったときに自身の評価が崩れて、次のアクションにスムーズに移ることができない人が多いのです。
その結果、ミスの対応で周囲の人に迷惑を掛けたりすると、「自己中心的で迷惑をかける人」と思われてしまいます。
また、自分のせいではないと考えるタイプは、なかなか起きた問題トラブルに対する問題の原因が見つけられず、素早く解決ができない人がいます。
自己評価が高い部下や社員はデメリットばかりではない
いかがでしょうか。
自己評価が高い部下や社員の特徴として挙げるとなると、たいてい悪いイメージが先行してしまうのです。
確かに、そういう一面もありますが、彼らだからこそできることがたくさんあることを忘れてはいけません。
自己評価が高いということは自信があるということです。
初めから自信がない人に仕事なんて任せたくはないですよね。自信があるからこそ前向きに、そしてひたむきに努力をするのです。
もちろんそれで上手くいかないからといってその仕事を放ってしまうのは論外ですが、ポジティブに仕事に取り組む姿勢は、やる気がなくダラダラと仕事をしている人と比べても、魅力的に映るのではないでしょうか。
このようにさまざまなメリットがあるので、その特徴も把握したうえで、コミュニケーションをとるようにしましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。