人を選んで挨拶する人の心理と対処法を徹底解説!
挨拶は本来、誰にでもするのが礼儀です。
立場や年齢、役職などに関係なく挨拶はするものと教わってきた人も多いでしょう。
しかしながら、挨拶をする相手を選んでいる人というのもいますよね。
ここでは、相手を選んで挨拶する人の心理について見ていきたいと思います。
また、そういう人にも挨拶するべきかどうかや対処法、上手な付き合い方についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
人を選んで挨拶する人の心理
人を選んで挨拶する人というのは、言い換えれば人によって挨拶しない人ということ。
上司や好きな人には挨拶するけど、年下や嫌いな人には挨拶しない、というのが典型的なパターンですね。
そんな人を選んで挨拶する人の心理には、以下のようなものが挙げられます。
めんどくさい
挨拶する人を厳選している人の多くは、誰にでも挨拶することがめんどくさくてたまりません。
たとえば自分と直接関係のない人や因縁のある人、苦手な人なども職場内にはいるのでしょう。
そういう人も含め、全員に挨拶するのは骨が折れると感じており、必要のある人にだけ挨拶をしているのです。
メリットがない
挨拶する人を選んでいる人は、自分にとって利益があるかどうかで物事を判断しています。
そもそも挨拶は礼儀であり、見返りを求めて行うものではありません。
しかし、上司にだけは挨拶をするという人などは、仕事のことなどで自分に不利益が生じたら困るため、上司には自ら進んで挨拶をするというわけです。
同じことをしてるだけ
自分にだけ挨拶をしない人や、挨拶をしても返してくれない人がいると、悲しくなったりイラッとしたりしますよね。
だからこそ、同じことをしているだけという人も少なくありません。
相手が挨拶をしてきたら自分もするのに…と考えているのですが、自分から積極的に挨拶をしようという気持ちはないことが多いです。
嫌いな人と喋りたくない
自分の苦手な人や嫌いな人には挨拶をせず、他の人には挨拶をするという、あからさまに人を選んでいる人もいます。
このタイプは頭の中も単純で、嫌いな人と話したくないだけ。
挨拶はマナーであり礼儀でもあるわけですが、嫌いな人に自分から声をかけるというのがとにかく嫌なのでしょう。
自分の本心に従ってるだけ
挨拶をする人を決めている、選んでいる人は、物事をあまり深く考えていないというケースもあるでしょう。
自分の直感や感覚に従って動いているだけなので、挨拶をしたいと思えばするし、したくないと思えばしません。
挨拶をする人としない人を作ることで、この先の人間関係に影響を及ぼすという可能性は、一切頭の中にないのです。
人によって挨拶しない人にも挨拶するべき?
もし、他の人には挨拶をするのに自分には挨拶をしない人がいたら、その人にも挨拶はするべきなのでしょうか。
相手のことが好きではない、生理的に受け付けないタイプ…ということもあると思いますが、挨拶するべき、しなくても良いそれぞれの意見を紹介します。
「挨拶するべき」側の意見
礼儀だから
挨拶というのは、誰にでもするというのがマナーであり礼儀です。
つまり、「するのが当たり前」だということ。
それすらできない人は、社会人としてというよりも、むしろ人として終わっていると言っても過言ではありません。
礼儀はちゃんとするべきことですから、人によって挨拶しない人にも挨拶はするべきだと言えるでしょう。
同レベルに成り下がりたくない
人によって挨拶しない人、自分には挨拶をして来ない人がいるからといって、あなたも同じことをしてしまうと、周りの人はあなたのことも「挨拶のできない人」だと思うようになります。
あなたとその人は同じレベルの人間、似たもの同士だよね、と言われてしまうことでしょう。
挨拶のできない人と同じ括りにされたくないのなら、挨拶はするべきなのです。
自分の評価を下げないため
先程も少し触れましたが、人によって挨拶しない人にあなたが挨拶をしないと、あなたも同じレベルだと思われてしまいます。
たまたまその現場を目撃した人などは、あなたのことを「挨拶もできない非常識な人」だと思うかもしれません。
どんな理由があれ、挨拶をしないことで自分の評価を下げることになるため、それを防ぐためにも挨拶はした方が良いでしょう。
「挨拶しなくてもいい」側の意見
関わりたくないから
人を選んで挨拶する人は、はっきり言ってろくな人ではありません。
そんな人と関わっていても、あなたにとって良いことは何もないでしょう。
そもそも本能的に、そういう人とは関わりたくないと思うもの。
自分がストレスを溜めないことが何よりなので、関わりたくないなら挨拶もしなくて良いという意見です。
同じことをしてるだけだから
向こうが先にあなたに挨拶をしなかった、あなたが挨拶をしたのに無視したという場合、その人には挨拶をしなくても良い(したくない)と思う人は多いです。
なぜなら、相手と同じことをしているだけであり、むしろ相手のやり方に従っている形であるから。
自分がしたことは自分に返ってくるというのが暗黙のルールなので、仕方がないのかもしれません。
無視されるのは悲しいから
あなたが挨拶をしても返ってこないのに、他の人には挨拶をしている所を見てしまうと、自分のことだけ無視しているのは明らかですよね。
いつも無視されているのは悲しいですし、自己肯定感も低下してしまいます。
わざわざ自分を傷つけることをする必要はないので、何度かチャレンジしても相手が変わらないのなら、自分の心を守る意味でも挨拶しなくても良いでしょう。
人を選んで挨拶する人への対処法
身近に人を選んで挨拶する人がいたら、どうするべきなのか迷いますよね。
自分に対してだけ挨拶をしてこないのか、自分以外の特定の人にだけ挨拶をしないのかにもよりますが、以下のような方法で対応していきましょう。
あまり関わらないでおく
人を選んで挨拶をする人は、はっきり言ってろくな人ではなく、常識的にもやや欠けていると言わざるを得ません。
そういう人とは、あまり関わらないでおきましょう。
仕事の話だけ、業務連絡だけは必ずするようにし、それ以外では無関心を貫くことをおすすめします。
関わっても、良いことは何もないからです。
割り切って接する
あなたに挨拶をするかどうかはさておき、人を選んで挨拶をする人とは、先程も触れたようにあまり関わらない方が良いです。
そして、こういう人は周りが何を言っても対応の仕方を変えることはないので、「そういう人だから仕方がない」と割り切りましょう。
自分は同類だと思われないように、自分だけはちゃんとしていれば良いのです。
放っておく
自分の中で挨拶をするに値する人とそうでない人の線引きをしている人は、いつか痛い目を見ます。
たとえそうなっても、自分が蒔いた種なので仕方がありません。
身近にそういう人がいても、気にせず放っておきましょう。
自分まで巻き込まれないようにするため、適度な距離をとっておくことをおすすめします。
人を選んで挨拶する人との上手な付き合い方
同じ職場などの身近に「人を選んで挨拶する人」がいた場合、完全に関わりを断つことはできません。
そういうときには、やはり相手と上手に付き合っていかなければならないわけですが、その方法はこちらを参考にしてみてください。
最低限の関わりにとどめる
人を選んで挨拶をする人と付き合っていかないといけないとしても、深い関わりを持つ必要はありません。
最低限の関わりに留めておけば、それでOK。
おそらく相手も、あなたと深く関わりたいとは思っていないはずなので、「ただの知りたい」くらいのポジションに留めておくと良いでしょう。
大きな声で挨拶をする
人を選んで挨拶をする人があなたに挨拶をしてこないとしても、できるだけ大きな声で挨拶をしてみてください。
明るく大きな声で挨拶をすれば周りにも聞こえますし、周りも「挨拶をしない非常識な人」として相手を見るようになるでしょう。
なるべく周りに人がいる状態で行うと、より効果的なのでおすすめです。
業務連絡以外は話さない
そして、人を選んで挨拶する人とは、本音では一切関わりたくないという人が多いでしょう。
しかし現実的にはなかなかそうはいかないので、必要最低限の会話ができれば良しとしてください。
業務連絡のやり取りさえできていて、自分の仕事に支障が出ないのであれば、そんな人のことなど気にせず放っておけば良いのです。
まとめ:人を選んで挨拶する人は人としてNG!
挨拶というのは、見返りを求めてするものではありません。
つまり、相手を選んで挨拶をする人としない人を決めるということ自体、おかしなことなのです。
挨拶は礼儀であり、最低限のマナー。
だからこそ、挨拶をする人としない人がいるような人と一緒にいると、あなたまで同類だと思われてしまうでしょう。
一度そういう印象を持たれると、そこからそのイメージを払拭するのは至難の業なので、人を選んで挨拶する人との付き合い方は慎重に決めることをおすすめします。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。