不言実行のメリットとデメリット9つ
有言実行をする人もいれば、不言実行を貫く人もいます。
有言実行は自分にプレッシャーをかけて、その目標を何が何でもやり遂げようとする傾向があり、また周りからの協力も得られやすい傾向があります。
しかし、自己主張に近い有言実行をする人はあまり多くないのも事実。
ではその逆の不言実行はどうでしょうか。
そこで今回は不言実行のメリットとデメリットについてご紹介していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
不言実行のメリットとデメリット
メリット1 人の意見や評価を気にしないで実行できる
不言実行は、自分の目標なりテーマなりを人には伝えずに実行することですが、その大きなメリットは「人の意見や評価を気にしないで実行できる」ということでしょう。
有言実行の場合は、何かの目標設定を人に伝えた段階で「そんなことできるはずない」とか、「ハードルが高すぎるのでは?」という雑音が聞こえてくることもあるでしょう。
また、実行できなかった場合「口だけの人間だ」という評価を下されてしまうことも少なくありません。
その点、人には話さずに自己目標に挑む不言実行は、周囲の雑音をまったく気にすることなく前に進むことができ、また、目標達成できなかった場合でも、評価を低めてしまうことはありません。
メリット2 セルフマネジメント能力が鍛えられる
人には話さずに、自己目標やテーマの実践に挑み、それを達成するためには、自分を厳しく律する能力がなければなりません。
高い目標を掲げても途中でくじけてしまったり、かんたんにあきらめたりしたのでは「不言不実行」ということになってしまうでしょう。
「不言実行」をするためには、「必ず目標を達成する。テーマを実践する」といった強い意志が必要になるのです。
そうした強い意志をもち、それを実行するためのセルフマネジメント力を持っていなければ、「不言不実行」を繰り返すだけのことになってしまうでしょう。
ですから、不言実行を経験するうちに、自然にセルフマネジメント能力が鍛えられるものなのです。
この能力がアップすれば、ますます不言実行ができるようになり、さらに自己管理力もアップするという、良い循環が生まれるでしょう。
メリット3 結果を出した時にかっこいい
不言実行の最大のメリットは、結果を出した時に、誰よりもかっこいいということです。
普段はだらけていて、何も努力をしていないような人が、急に大きな結果をだすと、周囲は驚くことでしょう。
そして、みんなに見えないところで、一人でこつこつと努力をしていたんだということを考えると、周囲から尊敬のまなざしで見られます。
やはり、努力というものは一人でこっそりとしたほうが、かっこいいものです。
不言実行の場合は、周囲は何も知らないので、すべて隠しつつ行動することができます。
ですので、成功した際の周囲からの注目も大きいのです。
デメリット1 結果しか評価されない
次に紹介する不言実行のデメリットは、結果しか評価されないということです。
それだけではなく、評価されるのは結果を出したときのみなのです。
目標を掲げてどんなに努力をしていても、周囲の人は何のために頑張っているのか、というのを理解はしてくれません。
そして、もしも結果が出せなかった場合は、自分が頑張っていたことを誰にも知られないまますべてが終わってしまうのです。
失敗しても誰にもばれないという利点もありますが、結果に加えて、その経過も評価してもらいたいのが本音でしょう。
ですが、不言実行ではその経過の部分は誰にも理解されないのです。
デメリット2 周囲からの協力を得られない
不言実行のデメリットは、目標を達成するにあたって誰からの協力も得ることができないということです。
予め、自分はこういう目標を達成したい、ということを周囲に断言しておけば、多くの友人は協力をしてくれますし、家族からの支えもあるでしょう。
しかし、不言実行の場合は、目標を掲げていることする周囲は知らないので、手の貸しようがないのです。
そのため、どんなに難しいことでもすべて自分で解決しなけれいけませんし、心が折れそうになった時も誰にも相談をせずに自分自身で気持ちを立て直さないといけないのです。
デメリット3 他の人からのサポートが得られず、孤立化しやすい
不言実行には、デメリットもあります。
それは「他の人からのサポートが得られず、孤立化しやすい」ということです。
人に話をしないで、自分の力だけで実行しようとするのですから、困ったときやうまく行かない時にも、周囲の力を借りるわけにはいきません。
それが、自立心を高めることにもつながるわけですが、周囲とのチームプレイは欠くことになります。
そのため、どうしても周囲とのコミュニケーションが不足してしまいがちですし、チーム中で孤立化してしまうことも少なくありません。
「あの人はいつでも不言実行だ」というのは良い評価ですが、「あの人はマイペースで、自分勝手なスタンドプレイをする」という良くない評価を生むこともあるのです。
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不言実行でのメリットと向いている人
不言実行のメリットは自分だけで目標や意思を達成するために、頑張ることができるので、周りに流されずにマイペースでできます。
例えば、途中で気持ちが変わってしまったり、やり遂げられなくて挫折をしてしまっても、誰にも文句を言われることがありません。
全て自分の中で処理をしていくので、精神的にも楽だと言えます。
誰かに言われなくても、一人でコツコツと頑張れる人は、不言実行が向いているかもしれません。
逆に、誰かに応援してもらいたい、誰かに叱咤激励をしてもらいたいという人は、有言実行の方が向いているでしょう。
不言実行のデメリットは挫折をしやすい
逆に不言実行のデメリットは誰にも言わずに一人で頑張らなければいけないので、挫折をしてしまいがちです。
どうしても叶えたい目標があるならば、周りの人にも打ち明けて、応援してもらうのも一つの方法です。
しかし、人は自分とは違う感性や考え方を持っているので、必ずしも自分の希望通りの応援をしてもらえるとは限りません。
相手のペースに巻き込まれやすい人は、不言実行で頑張ったほうが成果を出しやすい傾向があります。
一人で行う場合はこれでも良いですが、集団で目標を達成する時は、常に目標を明確にして、進捗状況などを話し合うことが大切です。
状況に応じて、適切な方法を選ぶ
不言実行にはメリットとデメリットがあります。
不言実行が良いかどうかの判断は、個人の性格にもよります。
他の人の意見がプレッシャーに感じる人や、マイペースで行いたい人は不言実行が向いているでしょう。
逆に誰かに言ったほうが、それが程よいプレッシャーになって、やる気が出るという人もいます。
最初は不言実行でも、目標を達成するために、途中から有言実行で行っていくのも一つの方法です。
集団でおこなう場合はコミュニケーションが大切になってきますので、有言実行で行う方が、良い結果を生み出します。
その時々に応じて、適切な方法を選ぶようにすると良いでしょう。
不言実行のメリットとデメリットのまとめ
- メリット1 人の意見や評価を気にしないで実行できる
- メリット2 セルフマネジメント能力が鍛えられる
- メリット3 結果を出した時にかっこいい
- デメリット1 結果しか評価されない
- デメリット2 周囲からの協力を得られない
- デメリット3 他の人からのサポートが得られず、孤立化しやすい
- 不言実行でのメリットと向いている人
- 不言実行のデメリットは挫折をしやすい
- 状況に応じて、適切な方法を選ぶ
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