姑息な人の16の特徴と対処法とは?
姑息とは一時的な間に合わせだったり、その場しのぎという意味があります。
つまり、姑息な人とは自分にとって不都合なことがあると、自分を偽ってでもその場しのぎのために誰かの責任にしたりするような人のことです。
こう言われるとあなたの周りにも必ずと言っていいほど姑息な人間は存在するでしょう。
ではそういった姑息な人は具体的にどのような特徴を持っているのか。
そして姑息な人が身近にいた場合はどうやって付き合っていけばいいのか。
今回は、姑息な人の特徴と対処法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
姑息な人の特徴
表の顔と裏の顔がある
姑息な人は、自分が姑息な手段を使っていることを周りには悟られないように、ターゲットにだけ集中的に攻撃をする傾向にあります。
そのため、周りの人への「いい人」の顔と、ターゲットに向けた「姑息な人」の顔を上手に使い分ける特徴があります。
観察力のある人は、それをも見抜いていたりしますが、職場など、あまり自分をさらけ出さないような場面での付き合いでは気づかれにくいことが多く、ターゲットになってしまった人だけが辛い思いをして、他の人は想像すらしていないというケースも多くあります。
意を決して他の人に相談しようものならば、「え、あのひとすごく良い人じゃない?勘違いじゃないの?」と自分が悪者になりかねない環境を作ってきます。
そういった周りへの印象づくり、それ自体も姑息な手段と言えるでしょう。
粘着質なところがある
姑息な人は、一度その手が上手くいけば自分のためなら、何度でもします。
でも、誰にでも同じ方法を使って相手を蹴落とす、自分がのし上がるといったことが出来るとは限りませんよね。
そのため、一度まんまと罠にはまってしまって、周りにも相談できず、ただ耐えているだけのターゲットが表れると、執拗にその人ばかりを狙う傾向にあります。
このように、一度ターゲットになってしまうと、その後続くということも割と多いケースです。
ターゲットになってしまった人のストレスはどんどん溜まる一方ですよね。
でも、姑息な手段を使ってくる人は、相手が自分の思い通りに蹴落とされていくのを見て、イライラしていたり困っていたりしているのを見るのが好きという特徴もあります。
そのため、悔しい悲しいイライラするなどの感情をあらわにするとさらにエスカレートする傾向があります。
長いものには必ず巻かれる
姑息な人は、常に自分を安全な位置に置き、自分の立ち位置や地位が脅かされることの無いように過ごしたがる特徴があります。
そのため、長いものに巻かれるタイプで、何か議論になった時でも、立場が上の人の方に賛成する、もしくは多数決に従うなどといった傾向があります。
このように、自分の居場所をしっかり守りたいという特徴が強いため、誰かがミスをしたときなどでも自分は知らんふりをしているケースが多いです。
もしくは、わざと皆にアピールしながら、「いい人」を演じてミスの穴埋めを手伝う、等といった行動をとる特徴があります。
基本的に自分の利益と居場所確保を最優先に考えるので、自分の同僚や後輩のことは見下し、上司やその会社の中で発言権のある人には媚を売る、気に入られようとするなどといった傾向があります。
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自分ではなく、他人にやらせる
中には、自分の手は汚さず、他人にやらせて、誰かを陥れたり、自分を優位に立たせるように仕向けるという人もいます。
かなり重症なタイプの姑息な人間ですが、こういった特徴を持つ姑息な人間もいるということを知っておいた方がいいでしょう。
例えば、誰かを陥れたいと思った時、その陥れたいと思っている人と仕事を密にしている人に、わざと仕事をミスするように仕込み、結果、陥れたいと思っている人の重大なミスを発覚させる、といったような手法があります。
この場合、相手は反論の余地もなく、また、本当は誰の仕業なのかということも気付きにくく、周りも分かりづらいことから、ターゲットにされた人が泣き寝入りしてしまうケース多くなっています。
姑息な人は、このように、人をそそのかしたり、悪い方向に人を操ることが上手だということも特徴の一つです。
他人の足を引っ張ることで自分がのし上がろうとする
姑息な人には、「他人の足を引っ張ることで自分がのし上がろうとする」といった大きな特徴があります。
つまり自分の実力だけでは勝負せず、常に他人を陥れる算段を立てているのです。
ただし、誤解してはいけない部分もあります。
それは、「姑息な人だからといって必ずしも無能だとは限らない」という点です。
たとえ十分な能力を持っていたとしても、根が姑息である人は他人の足を引っ張ろうとします。
つまり、姑息な人が他人の足を引っ張ろうとするのは自身の能力とは関係なく、「常に他人が脅威だと感じている」からなのです。
本来ならそんなことをしなくても十分に実力だけで勝負できる人も多いのですが、残念ながら姑息であるため、自分の実力を過小評価してしまっています。
もしもあなたが姑息な自分から脱したいと考えているのなら、まずは自分自身を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
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ウソをつくのが悪いことだと思っていない
姑息な人というのは、目的のためには手段を選びません。
ですから、いわゆるモラルの面についての意識などは、他の人たちと比べると相当低いといえます。
そしてそこでクローズアップされるのが、「ウソをつくのが悪いことだと思っていない」という特徴です。
姑息な人は、他人を貶めたり陥れたりすることに躊躇がありません。
ですから、平気な顔をして信じられないようなウソをつきますし、そのウソが自分に有利に働くなら、むしろそれが当たり前だとさえ思っています。
もしもあなたの近くに一度でも信じられないようなウソをついたことのある人がいるなら、決して信用しないようにしてください。
なぜならそういう人は、姑息な人である可能性が極めて高いからです。
信用した挙句裏切られて損をするのはあなた自身ですので、姑息な人の動向には常に注意を向けておくようにしましょう。
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利用できるものは何でも利用する
あなたは、姑息な人が最も重視していることが何なのかをご存知でしょうか?
それはズバリ、「楽をすること」です。
姑息な人は、自分が楽をするためなら手段を選びません。
つまり、「利用できるものは何でも利用する」という大きな特徴を持っているのです。
ですから、当然他人を平気で利用して切り捨てるといったこともやってのけますし、さらにひどい場合には、家族や恋人といったより身近な人たちまでをも食い物にします。
さらに姑息な人は言い訳をすることにも慣れていますので、たとえ利用された人が怒って詰め寄ったとしても、そんな追求の手をいとも簡単にかわしてしまうのです。
そういった姑息な人に対処するためには、とにかく関わらないようにするしかありません。
もし少しでも「この人は楽をしたがってるな…」と感じたら、決して近寄らないようにしておきましょう。
とにかく友達が少ない
世の中のほぼ全ての人は、姑息な人が嫌いなのではないでしょうか。
そのやり方に腹を立てている人も多いでしょうし、人として信じられないと感じている人も少なくはないでしょう。
姑息な人というのは周囲からそういった目で見られているわけですから、当然のことながら「とにかく友達が少ない」という特徴を持っています。
わざわざ姑息な人と友達になりたいと思うような人はいないでしょうから、それはある意味必然だともいえるでしょう。
もちろん堂々とした人でも友達が少ないことはありますから、単に友達が少なければ必ず姑息な人だということはできません。
しかし、自分の態度をハッキリさせず、なおかつ友達も少ないといった人の場合は、姑息な人である可能性がより高いといえるでしょう。
友達が多いか少ないかぐらいはすぐにわかりますので、姑息な人を見抜くための判断材料にしてください。
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姑息な人の対処法
相手にしないで無視をする
姑息な人の対処法としては、基本的にはまともに相手をしないで無視をした方が良いでしょう。
姑息な人の多くはまともにやり合っても、すぐに姑息な手段ですり抜けようとします。
まともにやり合うだけ無駄だと思えてしまうでしょう。
姑息な人はその場しのぎでの言動や行動が多いので、とにかくその場をしのぐために何でもします。
いくらこちらがまともにやり合おうとしても、姑息な手段でその場を何とか切り抜けてしまうでしょう。
姑息な人は自分が悪者になるのを嫌います。
そのため自分では何もしないでまわりの人を使ったり、自分が悪者にならないような作戦を考えています。
姑息な人とやり合おうととしても、相手はしっかりと対策を立てているので、なかなかまともにやり合うことが難しいでしょう。
姑息な人だと思ったら、相手を無視して相手にするのを止めましょう。
まわりの人を自分の味方につける
姑息な人は自分が悪者になりたくないと思っています。
そのため自分が追い詰められそうになると、どんな手を使ってもその場しのぎですり抜けようとするでしょう。
しかし自分以外にもまわりにいる人の助けを借りれば、相手は一時しのぎをすることも難しくなります。
姑息な人を相手にするなら、まともにやり合おう吐するのは止めた方が無難です。
一時しのぎの作戦は豊富なので、きっとまともにやり合ってもバカらしく思えてくるでしょう。
自分一人ではやり合うことができなくても、まわりにいる人が味方になってくれればやり合うことができるかもしれません。
姑息な人は自分を良く見せようとするので、自分の評価をなるべく下げないような行動をします。
そのためまわりの人が相手の見方だと分かると、相手と戦おうとせずに大人しくなります。
はっきり嫌な部分を相手に伝える
姑息な人は何をやっても姑息な手段を取ってきます。
そんな人とまともにやり合っても、バカを見るのは自分です。
自分を良く見せようとしたり、悪いことをする時でも自分ではやらずに、他の人にやらせたりするのも平気です。
とにかく自分の評価が落ちたりトラブルに巻き込まれるのがいやなので、一時的にでもその場しのぎで乗り切ろうとfします。
そんな時は遠回しに相手に言うのではなく、嫌なことをはっきりと相手に伝えましょう。
一時しのぎでその場を乗り切れたとしても、相手から嫌われることが嫌なので不安に思うはずです。
姑息な手段を使って攻撃してきたとしてもはっきり嫌だと伝えれば、見破られていると焦ってしまいます。
姑息な人はいろいろな攻撃や回避方法を持っているものです。
自分のまわりに姑息な人がいれば、はっきりと自分の気持ちを伝えることで、自然と自分から離れていくでしょう。
論理的に話して逃げ道を無くして追い詰める
姑息な人と戦うには、姑息な人の習性を利用するしかありません。
姑息な人の対処法としては、相手が一時しのぎができないほど追い詰めることです。
自分の身を守るのが上手いので、攻撃する時もされた時も姑息な手段を容赦なく使ってきます。
普通ならまともに相手をしない方がいいのですが、どうしても相手が許せない時にはとことん追い詰めることも必要です。
姑息な人はその場しのぎの発言や行動が多いので、言葉の揚げ足をとったり、倫理的に相手を追い詰めて逃げ道を無くしていきましょう。
一時しのぎはその言葉通り、一時的に相手の攻撃をしのぐだけに力しかありません。
相手が一時しのぎができないほど追い詰めるなければ、戦うことができないでしょう。
姑息な人の対処法としては、相手が一時しのぎできないほどに追い詰めてやりましょう。
巻き込まれないようにする
姑息な人は自分がきっかけで何かことが起きた場合には、自分には非がないように振る舞います。
そして、いつの間にかまるで周りの人達に非があるような状況に仕立てあげることに長けています。
まずは、その非が自分に降りかかってこないよう気をつけましょう。
姑息な人は常に計算高く、まず第一に自分の立場を守るために動きますし、できるだけ自分の都合の良い有利な方向へ持っていこうとします。
また、姑息な人はなるべく自分が楽をして成果をあげようとするので正しい方法をとらず勝手なやり方をすることもあり、トラブルに発展することも少なくありません。
気付いたら相手に利用されていた、なんていうことにもなりかねません。
できるだけ姑息な人との距離を保ち、関わらなくてもよいところは自ら近寄ることがないようにしましょう。
足元をすくわれないようにする
姑息な人と接する際は、挨拶やお礼を忘れずにしておきましょう。
これは、何かあった時のターゲットにされないためでもあり、相手の機嫌を損ねないためでもあります。
また、会話をする機会がある時は、決して他の人の悪口や噂話をしてはいけません。
一緒になって悪口を言ったり、つい噂話をしてしまうことで情報源とされ、「○○さんが言ってたんだけど、」などと周りの人達に告げ口されてしまう可能性があるからです。
また、その人の前で自分の失敗を隠したり、仕事で手抜きをしたりすることも要注意です。
こちらの弱みを見せてしまうと、ともするとつけ込まれてしまい利用されてしまう可能性があるからです。
姑息な人とは必要最小限のお付き合いで、接する際は足元をすくわれないよう正々堂々と、また丁寧に対応しておくことが大切です。
証拠を残しておく
姑息な人は常に自分に非が無いように振る舞います。
例えば、そんな姑息な人に仕事を頼まれ、指示されたままに作業をしたら上司に怒られてしまった、なんてことがあったらどうしますか?
その人はまずすぐに自分は悪くないことを主張するでしょう。
そしてその責任は結局自分がかぶることになってしまいます。
こんなことが度々あったのでは辛すぎますよね。
今後は姑息な人の指示で動く時、また一緒に何かをする時などは、後からきちんと説明できるように何かしらの証拠を残しておきましょう。
その人からの指示のメモがあればそれをとっておいても良いでしょう。
後から「このメモに従って作業しました」と上司に説明することができます。
もし何も無ければ自分で作ってその人にも確認してもらい、相互に了承を得てから作業を始めるのも良いでしょう。
自分を守るために、自分の正当性を説明できる状況を作っていくことも大切です。
責任の所在を明らかにしておく
姑息な人と一緒に仕事をしていて、いつの間にか責任をなすりつけられているということもあります。
自分は常に楽をしたいということが根本にあり、責任もとりたくないわけです。
その姑息は相手が同期や後輩であれば、自分の責任だけを全うして進めていくこともできるでしょう。
しかし、姑息な相手が先輩だとするとその指示に従わざるを得ず、難しい立場になってしまいます。
そんな時は、上司を巻き込みましょう。
仕事を進めていく方向性や手順など進む過程において上司にも報告しておけば、最終的に全責任を負わされることもありませんし、作業を全否定されるようなことは回避できます。
姑息な態度は上司にもわかっていて欲しいところですし、それをわかった上で職位者として管理して欲しいものです。
なるべく早い段階で進捗状況を報告しておくことは一つの手段です。
姑息な人かどうか見分けよう
いかがでしょうか。
姑息な人はパッと見ただけはわかりにくいものです。
だからこそ相手の言動をしっかりとチェックし、見極めないとあなた自身が痛い目にあってしまうでしょう。
もし、その人が姑息な人だと判明したら、上記にあるような対処をしていけば問題ありません。
大切なのはあなたがその人のペースに巻き込まれて、乱されないことです。
あなたのペースが一定であれば、相手が姑息な人であろうが冷静に対処できますし、イライラしたり悩まされることはないでしょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。