小賢しい人の8つの特徴と付き合い方とは?
小賢しいとは、周りから見て生意気だと思われることであったり、その人の言動が利口ぶっていたりすることを表す言葉です。
またこの他にも、抜け目がないような人であったり、ずるい人のことを小賢しい人と言います。
なかなか「こいつは小賢しいな」とおもう機会は少ないかもしれませんが、ずるい人間であったり、生意気な人間はあなたの周りにもたくさんいることでしょう。
そんなときはその人の特徴をしっかりと把握し、適切に対処することが必要不可欠です。
そこで今回は小賢しい人の特徴と付き合い方についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
小賢しい人の特徴
損得勘定ばかりしている
小賢しい人の特徴の一つに、損得勘定ばかりを行うということがあります。
こうした人は常に自分中心のものの考え方をし、自分にとって得か損かだけを重要視して行動をします。
ですから自分に得することがなければ進んで動こうとはしませんし、自分さえ良ければ周囲がどうなろうと知ったこっちゃないといった考え方を持っていることがほとんどです。
そして人間関係や恋愛、仕事などあらゆる場面で損得勘定を行っているのです。
とくに人間関係においてはそれが顕著で、自分に何かしら得るものがある人とは積極的に付き合いますが、そうでない人とはまったく関わろうとしません。
これは自分にとって何の得にもならない人と付き合うことは損をすることになると思っているからで、小賢しい人は自分勝手な物差しでしか他人を測れないのです。
人によってコロコロ態度を変える
小賢しい人は、相手によってコロコロと態度を変えることがよくあります。
目上の人には腰が低くて卑屈なくらい媚びるのに、そうでない人には横柄な態度を取るといったようなことは小賢しい人の典型的な特徴です。
例えば職場で上司の目がある場所でだけ要領よく立ち回る人や、上司の前でだけ素直な態度を取る人がたまにいますよね。
このような人はたいてい、上司の目がないところでは怠けたり横柄な態度を取ったりとしているので身近な周囲からは煙たがれているものです。
また自分のメリットになりそうな人とだけ付きあい、それ以外の他人に対してはまったく関心を持たないというように、付き合う人を選んでいる場合も多々あります。
ですがこうした人は身近にいる人たちからはその本性を見破られているものですし、いずれ化けの皮が剥がれます。
一見、人が良さそうに見える
小賢しい人というのは、人一倍、周囲の視線に敏感です。
何しろ自分のずる賢さや姑息さを周囲に気取られないようにしなければいけないわけですから、一見しただけでは非常に温厚で人好きする雰囲気を持っていることがよくあります。
そんな人の好さそうな外見をして、言葉巧みに他人を操ったり騙したりとするのです。
例えば仕事上で何かミスをした場合に、そのミスを誤魔化したり他人のせいにしたりして要領よく立ち回る人がいますが、人の好さそうな雰囲気を持っているからこそ周囲に信じてもらえるのです。
もしこれがいかにもずる賢そうな外見や表情をしていたら、いくら要領よく立ち回ろうとしても誰からも信頼してもらえませんよね。
ですから小賢しい人は一見すると、とてもそうは見えないような外見や雰囲気を持っていることが多いと言えるでしょう。
隙あらば他人を陥れようとする
小賢しいと言われるような人の中には、隙あらば他人を陥れようという考えの持ち主がいます。
自分を良く見せたい時に一般的な人は、まず努力をし自分を磨くことでステージアップを目指します。
しかし小賢しい人は自分を磨いて成長するのではなく、他人を下に蹴落とすことで自分が優位に立とうとするのです。
ですからこのような人は他人のミスを触れ回ったり、他人の手柄を横取りしてさも自分の手柄のように見せるといったことを平気でやってのけます。
普通であれば良心や羞恥心が邪魔をして、他人に対してそこまでのことは滅多にしないでしょうが、小賢しい人は自分の利益のためなら他人の気持ちなどお構いなしなのです。
ですが結局のところ、他人を蹴落としても自分が成長できるわけではありませんし、そんなことを繰り返していたらただ周囲から疎まれるだけで終わってしまいます。
浅知恵に溺れてしまっている
どこかで聞いたようなことやどこかから仕入れてきたような知恵ばかりをさも自分のテクニックのように使う人がいます。
例えば恋愛において相手を少しぐらい待たせた方が良いという知恵を仕入れたら、わざと遅刻をしたり、仕事においてビジネス本から仕入れてきたような言動ばかりをするというような人です。
このようなタイプは小賢しい人ということができるでしょう。
おまけにこういった知識がしっかり身についていればまだしも、小賢しい人というのは大抵の場合、上辺だけを真似するだけでまったくそれが身についていません。
これはその本質を理解せず、上辺だけを掬い取っているからで結局のところ、その浅知恵やテクニックに溺れてしまっているのです。
ですから浅いテクニックばかり駆使しようとする人は小賢しい人と判断しても良いでしょう。
口先ばかりで中身が伴っていない
言うことだけは一人前で、中身がまったく伴っていない人というのがたまにいます。
これは小賢しい人の特徴の一つで、口先だけで相手を丸め込もうとしたり、上辺だけ相手に合わせようとしたりするからどうしても軽々しい言葉になってしまうのです。
分かりやすく例えるなら、誰かを慰めるために「元気出して」などと口では励ましの言葉をかけていても感情がまったくこもっていない人や、口では努力すると言っておきながらいつまで経っても頑張ることをしない人などです。
このように言っていることは決して間違ってはいないものの、心が籠っていなかったり本心とは逆の言葉ばかり口にする人のことを小賢しいと言うのです。
もちろん人は誰しも本音と建て前を知らず知らずに使い分けてはいるものですが、小賢しい人は人間的に未熟なため、周囲から見ればあなたに偉そうに言われる筋合いはないと感じてしまうというわけです。
見え見えの嘘を平気でつく
口から出まかせばかり言ったり、その場しのぎの嘘ばかりつくような人が世の中には少なからずいます。
ですがこういったタイプは自分の嘘が周囲にバレているとは思ってもいません。
それどころか自分では上手にその場を凌げた、またはうまいこと切り抜けたなどと思っていることがよくあります。
とはいえもちろん周囲にいつまでもそんな出まかせやその場しのぎが通用するはずもなく、すぐに化けの皮は剝がれてしまいます。
ただ小賢しい人はたとえ化けの皮が剥がれても、それで懲りることはありませんし、反省することもほとんどありません。
いや、反省する振りをすることはあるのですが、結局は心から反省しているわけではないため、またしばらく経ったら同じことを繰り返してしまうのです。
ですから小賢しい人はすぐバレるような策を弄する人ということになります。
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言っていることが終始一貫していない
小賢しい人というのは基本的に芯が一本通っておらず、すぐに考えがブレる傾向にあります。
ですから昨日と言っていることが違うとかついさっきと言っていることが逆だというようなことがよくあります。
ですが本人はその場その場では本心を言ったつもりでいるのです。
ただはっきりと考えを持っていないために、言っていることが終始一貫しません。
また本人だけが得意になって、正しいことを行っているつもりでいることもあります。
ですが肝心の中身が伴っていないために、周囲は誰も後には続きませんし、相手にもしません。
結局のところ、このように小賢しい人の言葉は誰も信用しませんし、耳を傾けてくれることもないのです。
何しろ昨日と今日とじゃ言っていることが違うのですから、真剣に耳を傾けるだけ無駄ということになってしまうからです。
小賢しい人との付き合い方
自分が振りまわされないように気を付ける
小賢しい人は、自分にとって有利なようにことを進めようとするところがあります。
それに対して、いちいち目くじらを立てたり、自分が利用される立ち位置にいると、振り回されっぱなしになるということがあります。
それで、自分自身が疲れなければいいのですが、小賢しい人のために、そこまですることがばかばかしいと感じるときがあるはずです。
小賢しい人は、自分のペースでものごとを進めるのが上手で、自分も日ごろから、つい操られるようなことになっていたり、口車に乗せられたり、と言うことが多くあることに気づくはずです。
そういったことばかりだと、自分のための時間も無くなりがちで、あとあと小賢しい人のせいで犠牲になったと、恨むことにもなってしまいます。
そうならないように、普段から、自分が小賢しい人に振り回されないように、自分の意思を貫くことも大事なのです。
持ちつ持たれつで、自分が頼りにするときは甘える
小賢しい人は、憎たらしい面を考えるときりがないということが言えます。
しかし、そういった人を自分の味方につけたとき、膨大な力を持った見方を手に入れたという、見方もできるのです。
そう考えると、小賢しいからと言って、はじめから自分にとって不利な人間であり、敵であるという考え方を改めることが必要となります。
そんな人だからこそ、自分が利用し返すというような感覚にすると、警戒していた自分自身も気が楽になるものです。
よって、自分がどう立ち回るかは難しいところかもしれませんが、まずは、その人のいいようにしてあげることも、時として、良好な関係を保つコツとなります。
そして、持ちつ持たれつと自分自身に言い聞かせ、第三者の嫌な人が現れた時等、時が来たときには、小賢しい人を見方につけ、不利な状況を抜け出すよう、小賢しい人を利用するのです。
そういった人は、自分にとって嫌な相手を蹴散らすのに、力を発揮してくれることもあるはずです。
信用し過ぎないで距離を置く
小賢しい人は、人間関係において、自分にとってあらゆる人との間で、有利な関係を保つことが上手です。
自分にとって有利な人ほどそばに置いておきたがるし、自分にとって都合が悪い人ほど距離を持とうとします。
そんな、小賢しい人との人間関係における距離は、自分から測った方が、むだに労力を使わずに済むということもあります。
自分が距離を置かれていると感じたら、自分の主張がその人にとって、都合の悪いものだったのだというときもあるのでしょう。
しかし、その主張を変えてまで付き合う必要が無いと思うのなら、自分から距離を置けば、傷つくこともありませんし、お互いにとってそれ相応の関係が成り立つのです。
小賢しい人は、それだけ頭がきれる人ですから、そういった人の気持ちもある程度読むこともでき、その距離感を崩すことは無いでしょう。
自分が素直になりすぎると、バカを見ることもあるため、そういった距離感を測り、距離を置く付き合いも必要でしょう。
言葉を鵜呑みにして付き合わない
小賢しい人は、その場しのぎの言葉が大得意です。
そのまま、うのみにして信じてしまうと、うっかりだまされるというようなこともあります。
小賢しい人とは言え、良好な人間関係を築きたいという気持ちから、ある程度、本音で話したくなるような魅力のある相手もいるでしょう。
しかし、本音で話すということは、その人にとって、有利なことになるよう自分が利用されるようなことになりかねません。
小賢しい人は、直接、自分の感情を人にぶつけることが無くても、人を利用して、誰かを攻撃することも上手です。
そんなときに、悪者になる人間が出てくるということなのですが、そういったときに、自分がうのみにした言葉により、そういう立ち位置に利用されることもあるのです。
素直な人ほど、そんなふうに悪者にされやすいので、小賢しい人の他人への悪口等は、特に、うのみにして聞かないで、三割くらいの気持ちで聞いた方が無難かもしれませんね。
時々威圧するぐらいでちょうどよい
小賢しい人というのは、多くの人にとってたいへん鬱陶しい存在ですよね。
どうでもよい知識をすぐにひけらかしたりするクセがありますし、どこか人を小バカにしたような態度を取ることが多いのも、その主な原因です。
そんな小賢しい人と上手に付き合っていくためには、「時々威圧するぐらいでちょうどよい」という意識を持つことが重要になります。
たとえ根は悪くなくても、小賢しい人というのは調子に乗せるとこれ以上ないぐらいウザいため、要所要所で黙らせる必要があるのです。
ですから、もしも小賢しい人があなたに対してウザい態度を取り始めたら、すぐに怒気を含んだ表情でにらみつけるようにしてください。
小賢しい人というのはだいたい気が弱いものですので、そういった威圧をタイミングよくかけることでおとなしくさせられますし、ストレスを感じずに付き合っていけるようにもなるでしょう。
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味方に引き入れて上手く利用する
小賢しい人とは心底かかわりたくない…
そんな風に考えている人は、想像以上にたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、身近にいる人が小賢しいからといって無視するわけにもいきませんし、その思いはあまり現実的とはいえません。
そこでおすすめしたいのは、小賢しい人を「味方に引き入れて上手く利用する」という方法です。
小賢しい人というのは、決してバカではありません。
つまり、能力はそれなりに持っているのですが、どこか嫌味ったらしいところがあるといった点に問題があるだけなのです。
それならかかわらないようにするのではなく、むしろ積極的に味方にすることで自分の利益に変えてしまおうというのが、この方法になります。
この方法を使うときはもちろん、小賢しい人を本気で仲間だと思う必要などありません。
あくまで表面上だけ合わせるようにし、自分の都合のよいようにどんどん利用してしまいましょう。
あえて見下した態度を取る
小賢しい人は、実はそれほど強いメンタルを持っていないことをご存知でしょうか?
確かに頭もそれなりにキレますし、プライドもそこそこ高いのですが、非常に打たれ弱いという弱点を持っているのです。
ですから、小賢しい人と上手く付き合っていくためには、「あえて見下した態度を取る」という方法がたいへん有効になります。
小賢しい人というのは、こちらが下手に出れば出るほど増長するものです。
そして一度増長させてしまうと、主導権を完全に握られてしまうため、非常に付き合いにくくなってしまいます。
したがって小賢しい人を増長させないためには、基本的に見下した態度を取ることがベターな選択になるのです。
小賢しい人は、他人から見下されることでショックを受け、さらに「自分を見下すぐらいだからこの人はすごいのだろう」と勝手に思い込んでくれますので、この方法は付き合っていく上で非常に楽な方法だといえるでしょう。
言いたいことを言わせて放っておく
あなたは、小賢しい人の言葉に思わず納得してしまったことがないでしょうか?
小賢しい人というのは、「演説」がたいへん得意です。
実は大したことを言っていないにもかかわらず、周りにいる人が思わず納得してしまう背景には、そういった特徴が間違いなく関係しています。
しかし、小賢しい人の言葉に納得してしまうのは、やっぱり癪に障りますよね。
そこでぜひともおすすめしたいのが、「言いたいことを言わせて放っておく」という付き合い方です。
たとえば小賢しい人が偉そうに演説を始めたとき。
その内容を真剣に聞く必要もありませんし、わざわざ肯定したり、否定したりする必要もありません。
小賢しい人は、相手が自分の話を聞いてくれているかどうかに興味を持っているのではなく、あくまで「賢い自分に酔いしれているだけ」だからです。
ですからそういった点を踏まえて、小賢しい人とは付き合っていくべきでしょう。
小賢しい人にはならないようにしよう
いかがでしょうか。
実際に小賢しい人に出会ってしまったら、あなたの生活のペースを乱さないためにも、上手に付き合っていく必要があります。
放置することができるのであれば、それが確実でかつノンストレスなのは間違いありません。
そしてあなた自身が小賢しい人間だと思われないようにするためにも、今回ご紹介した特徴を理解しておきましょう。
注意するべき点を怠らなければ、よりよい人間関係が築けるはずです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。