虚言癖の家庭環境は?他の虚言癖になる原因も徹底解説!
あなたの身近に「この人嘘つきだな」と感じる相手はいますか?
また、あまりにも嘘ばかり吐く相手だと怒りを覚え、「どんな環境で育ったんだろう」「親の顔が見てみたい」なんて思ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、虚言癖の家庭環境について深掘りしていきます。
また、「家庭環境が原因で嘘つきになってしまった自分を変えたい」と思っている人に向けて治し方なども紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
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虚言癖になる家庭環境とは
ひとりの人間が嘘ばかりつく人になってしまう家庭には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
親の性格に問題があったり、愛情をかけてもらえなかったことなど、様々な要因が虚言癖の大人を作り出してしまうと考えられます。
では、虚言癖になる家庭環境5選を見ていきましょう。
親が嘘つき
虚言癖になる家庭環境としてまず挙げられるのは、親が嘘つきというものです。
実際には決して裕福ではないのにお金に余裕があると見せかけたり、子どもの成績が良いと嘘をつく…そんな見栄っ張りの親も存在します。
そしてそういった親を見て育つと、子ども自身も同じように振る舞ってしまうことは少なくないでしょう。
ただ、中には親を反面教師にして真っ直ぐな性格に育つ人もいます。
必要以上に厳しい
幼少期に親から必要以上に厳しく育てられていると、「いい子でいないといけない」という思いが大人になっても抜けません。
すると誰に対しても自分を大きく見せようと嘘をつく、虚言癖になってしまうのです。
「いい子でいれば人に認めてもらえる」「いい子でいれば責められることはない」という思いが、そうさせてしまうのでしょう。
孤独感が強かった
“親がほとんど家にいなかった”“兄弟がいなくていつもひとりぼっちだった”など、家庭の中で孤独感が強かった人も虚言癖になりやすいと言えるでしょう。
誰でもいいから構ってほしいという思いが膨れ上がると、嘘をついてでも人の気を引こうとしてしまうのです。
人と仲を深めるために知ったかぶりをしたり、時には自分自身を偽って無理に相手に合わせることもあるでしょう。
家庭に対するコンプレックスが強い
虚言癖になる人は、何らかの原因があって子どもの頃から家庭に対するコンプレックスが強い場合もあります。
例えば家が貧乏だったり、片親であるなど、周りからしたら何ともないことに対して劣等感を感じてしまうのです。
本人は「皆に変に思われたくない」という思いから、事実を隠すためだけにつかなくてもいい嘘をつきます。
親の愛情を感じられなかった
どれだけ表面的には子どものためを思った行動をとっていても、子ども自身がそこに愛情を感じられずにいると、性格的に歪みが生じてしまうものです。
また、「愛されたい」という思いが加速すると、多くの人は自分を弱く見せようとしがちです。
体調不良や病気持ちをアピールしたり、人の発言に過剰反応して涙を流すなど、様々な方法で他者の気を引こうとします。
しかしそういった行動は周りから見ると不自然でしかなく、「あの人は虚言癖だ」と言われてしまうのです。
虚言癖にならない家庭環境
では反対に、人が嘘つきな大人になりにくい家庭にはどういった特徴があるのでしょうか。
端的に言うと、健全な家庭で育った人は人間性に歪みが出にくく、真っ直ぐで嘘のない大人になれる可能性が高いでしょう。
では、虚言癖にならない家庭環境3選を紹介していきます。
家庭内が明るく賑やか
常に明るくて賑やかな家庭で育つと、嘘をついて人の気を引こうとするような人間性にはならないものです。
いつも心の中が幸福感で満たされている状態なので、孤独感を感じることは一切ありません。
家庭の中で「寂しい」「辛い」というネガティブな思いを抱えていなければ、虚言癖になったりはしないのです。
親がしっかり愛を注いでいる
親の愛情をしっかりと受けて育った人も、虚言癖になることはまずありません。
とはいえ決して甘やかされて育ったわけではなく、時にはちゃんと叱られて、褒められもしたからこそ、「愛されてる」と痛感することができるのです。
生まれた時からそばにいる一番近い存在の両親からの愛を感じていると、歪んだ性質が形成されにくいのでしょう。
何でも話せる良い関係を築いている
家族の中で何でも話せる良い関係を築いている場合、他人に自分をさらけ出すことに抵抗感を感じなくなります。
そのため、人に良く思われようとして見栄を張ったり、嘘をついてまで自分の凄さをアピールすることはありません。
ありのままの自分を受け入れられる・見せられる人は、虚言癖になることはまずないでしょう。
家庭環境以外で虚言癖になってしまう原因
虚言癖になるのは、家庭環境だけが要因でないと考えられます。
その人のそもそもの性格や思考などが影響して、嘘をつくことが習慣化してしまうケースもあるのです。
では、家庭環境以外で虚言癖になる原因3選を見ていきましょう。
人間関係を構築するのが下手
家庭環境以外で虚言癖になってしまう原因としてまず考えられるのは、そもそも人間関係を構築するのが下手ということです。
他者との関係構築に自信がない人は、嘘をついてまで距離を縮めようとする傾向があります。
人とコミュニケーションをとるには自分が無理をするしかないと考えていて、つい嘘ばかりを吐いてしまうこともあるのです。
基本的に自分に自信がない
根本的に自分に自信がないことも、虚言癖になってしまう原因の1つです。
自己肯定感が著しく低い人は、自分を取り繕うことばかりを考えています。
そもそもが「自分は全然ダメ」と考えているため、嘘をつかないと人から見て魅力的な人間になれないと思っているのでしょう。
トラウマがある
何らかのトラウマが要因となって、虚言癖になるケースも少なくないでしょう。
例えば、素の自分をさらけ出して友達に引かれたり笑われた経験があって、それが心の中に残ってつい嘘をついてしまうようになる…そんなケースは珍しくありません。
ただこの場合、往々にして本人はトラウマを引きずっている自分に嫌気がさしているものです。
家庭環境が原因の虚言癖を治したい人がやるべきこと
家庭環境によって浸みついた自分の思考癖や性格は、なかなか治せないものだと考えている人も少なくないでしょう。
しかし、自分の行動次第で良い方向に変化させていくことは可能です。
ここでは、家庭環境が原因の虚言癖を治したい人がやるべき5つのことを紹介していきます。
過去のトラウマを手放す
家庭環境が原因で嘘つきになってしまった人がすべきなのは、家族が原因で心に抱えたトラウマを手放していくことです。
心の傷を癒すのは簡単ではありませんが、“今この瞬間”に目を向けることを意識しましょう。
今を充実させられるのは自分自身しかいないと考え行動すると、嘘をついて人の気を引こうとしたり、自分を大きくみせようなんてしようとは思わなくなります。
少しずつ自分を解放する
トラウマを手放すと言っても容易ではないので、まずは少しずつでも自分を解放することから始めてみるのも良いでしょう。
自分自身を自由にしてあげるには、人目を気にせず思うままに行動してみるのがポイントです。
始めは勇気が必要でも慣れると「楽しい」と思えるようになり、次第に嘘のない自分でいられるようになります。
友人・知人に悩み事を打ち明けてみる
虚言癖を治すための方法として、友人や知人に悩み事を打ち明けてみるのも効果的です。
大抵の場合嘘をついてしまうのは自分を良く見せたいからですが、悩み事を誰かに話す時はかっこつけてなんていられません。
小さな悩みを思い切って話すことから始めてみれば、案外素の自分をさらけ出すのが「何てことない」と思える可能性はあります。
「完璧な人はいない」と考える
家庭環境が原因で虚言癖になってしまった人の中には、親に「完璧であること」を強要されていたパターンも少なくはないでしょう。
その思考に縛られていると自覚しているのであれば、「完璧な人はいない」と考えるようにしてください。
また、本心からそう思うために、様々な人の弱い部分に目を向けるのも方法の1つです。
「自分も弱くていいんだ」と思えたら、素直な気持ちを見せることにためらいはなくなります。
事実しか言わないことを習慣付ける
虚言癖を治すためには、今後事実しか言わないことを意識し、思考に変化を与えるという手段もあります。
特に何かにつけて嘘をついてしまうという人は、常に「本当のことだけ言う」と自分自身に言い聞かせましょう。
また、「事実を言って引かれても別にいい」と、あえて開き直るのも重要です。
家庭環境が原因で虚言癖になっても自分は変えられる
親があまりにも厳しかったり、家庭の中で常に孤独感を感じていた…そんな人が、「誰かに認めてほしい」「気を引きたい」という思いから、虚言癖になってしまうケースは珍しくないです。
また、幼少期から浸みついている性質は変えられないとも思われがちですが、決してそんなことはありません。
「もう嘘はつきたくない」と思うのであれば、過去の傷は手放し素直な自分を見せるよう努力してみましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。