怠惰な人の特徴9選
あなたの周りに怠惰な人はいるでしょうか。
また、あなた自身は怠惰な生活を送っていないでしょうか。
なまけた生活をし続けていると、性格や行動もだらしないものになってしまうものです。
では、怠惰な人というのはどういった人を指すのでしょうか。
そこで今回は怠惰な人の特徴についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
怠惰な人の特徴
- 自分に甘い
- 刹那主義
- 楽観的
- 外見もだらしがない
- 口癖は面倒くさい
- すぐ休みたがる
- 生きがいがない
- 人のせいにする
- 誰かがやるだろうと、いつも思っている
自分に甘い
自分で自分をマネジメントし、コントロールできる人に怠惰な人はいません。
そういう人は自分を律する力が強いので、「怠ける自分」に厳しい目を向け、そうならないよう自律することができるからです。
怠惰な人は、その反対のタイプと考えていいでしょう。
自分をマネジメントできない。
あるいは、マネジメントしようという意志を、もともとまったくもたない。
その結果、無反省に怠惰なふるまいをしてしまうのです。
そして、それを人から指摘されたり、自覚したりしても、「まあ、しょうがないや」と、自分を許してしまうのです。
怠惰な自分に対して甘いからこそ、怠惰であることが改善されません。
ですから、よほどの意識革命が起きない限り、一生怠惰であり続けるということになるでしょう。
刹那主義
長期的に物事を考えることができれば、怠惰は必ず改善されます。
たとえば、朝寝坊なのが怠惰な人の共通点ですが、朝、目覚ましが鳴った時に「眠いけど、今起きたほうがメリットがある」と判断すれば、そこで起きることができます。
あるいは「今、起きないと、学校(会社)に遅刻する。それは自分にとって損になることだ」と考えれば、どんなに眠くても起きることができるでしょう。
しかし、怠惰な人は、「遅刻する危険性があること」と「今、寝ていたい気持ち」を天秤にかけて、「今、寝続けること」を選択するのです。
つまり「後のことより、今が大事」という刹那主義が、怠惰な人の大きな特徴なのです。
楽観的
それと関連しますが、怠惰な人には「楽観的」という特徴もあります。
前項の例でいうと、学校や会社に遅刻するリスクを考えて、多くの人は目覚ましの音で起きます。
それは「遅刻すると評価が下がる」と考えるからであり、そう考えたとたん、眠くても布団の中に居続けることができなくなるからです。
しかし、怠惰な人は「遅刻したとしても、大したデメリットはない」と考えます。
あるいは「ある程度のデメリットがあったとしても、致命的なものにはなりえない」と判断し、布団から出ようとはしないわけです。
そこには「まあ、なんとかなるさ」という楽観的な思考傾向が、常にあるのです。
外見もだらしがない
怠惰な人の特徴というと、怠惰な性質が外見や服装にまで現れています。
身だしなみに気を使うのが面倒、背筋を伸ばすと疲れる、という人から風呂に入るのも面倒、歯を磨くのも面倒、といったレベルの人まで。
表情もぼうっとしており、近づきがたい雰囲気があります。
不潔っぽい、全体がよれよれとしている、と他人に好印象を与えません。
アイロンはかけない、髪の毛は伸ばしっぱなし、洋服に興味が無い、とお洒落に注ぐ気力すらも持ち合わせていません。
怠惰な人の口癖は面倒くさい
怠惰な人は何をするのも面倒くさい、と嫌がります。
怠惰ですので意欲がなく、何事にも消極的。
仕事に行くのが面倒くさい、買い物が面倒くさい、それだけでなく遊ぶことすら面倒くさい、と言い出す人までも。
何事も後回しにしたがり、行動を起こすまでに時間がかかります。
ぎりぎりまで動かないために、他人をやきもきさせる事も。
怠惰な人はすぐ休みたがる
気がつけば座っていたり、横になっている事すらも。
だらっとだらしのない格好で休んでおり、他人を不愉快にさせます。
あぐらをかいたり、背中を曲げて座ってタバコを吸っていたり。
歩くのも遅い、休みながら進むために中々物事が完了しません。
他人が頑張っている傍らで休む人も。
仕事もさぼりたがり、さぼって何をするのかと言うとただ惰眠を貪ったり、無為に過ごすだけ。
自分のエネルギーを使うことを惜しみ、特に他人に搾取されることを嫌います。
怠惰な人は長時間睡眠の人も多いですね。
怠惰な人は生きがいがない
休日は寝ているだけ、もしくはだらだらとゲームをしたりテレビを見ているだけ、と覇気のない生活をしています。
友達と遊ぶ約束をしても、約束の時間直前に面倒くさくなりドタキャンをしたり、と遊ぶことすらも面倒くさがります。
怠惰な人はドタキャンも平気な人が多いです。
ただひたすら楽をしたい、寝ていたい、といった人生であり、生きがいやキラキラとした物を見いだせません。
怠惰な人は、人のせいにする
一見怠惰と関係ないように思えますがあてはまる人物像が「人のせいにする人」です。
例えば仕事や学校のグループプロジェクトで失敗があったとします。
確かにそれはあなたが直接関わっていたわけではありません。
そんな時「〇〇さんがやっていたし自分はよく知らない」
こんな言い訳をしたことがありませんか?
逆に自分が少し関わっていたことが成功したら「XXの部分は自分が担当してそれが成功につながった」と報告したことはありませんか?
実はどちらも怠惰の表れなのです。
同じ分量で関わっていたとしても前者では自分の評価が下がりますが後者では自分の評価が下がります。
だからこそ前者の人は人のせいにしてその後の処理を他の人に任せてしまいます。
実はこれが怠惰の表れなのです。
ネガティブな実績を周りに投げてしまうこと自体が実はあなたが成長することで怠けにつながるのです。
誰かがやるだろうと、いつも思っている
先ほど、お伝えしたように自分が多少関わっても見て見ぬふりをすることも怠惰の現れですが、更に悪いのが誰かがやるだろうと推測して行動を起こさないことです。
一番顕著にみられるのが緊急通報です。
例えば目の前で交通事故が起こった場合あなたはすぐに警察や救急に電話をかけますか?
野次馬の一人になって行動を怠っていませんか?
人数が多いほどその傾向は強まり助かるはずの命が助からず手遅れになることもあります。
命まではいかなくても実生活でも同じです。
誰かがやってくれる…と考えて自分が行動を起こさないことが怠惰につながりあなたの大切なチャンスをつぶしてしまうのです。
怠惰な生活を克服する方法
「朝の日課」を作る
怠惰な生活を送っている人に共通するのが、「朝、ふとんの中でぐずぐずしてしまう」ということです。
朝が苦手で、エンジンがなかなかかからないため、怠惰な生活になってしまうと言うこともできるでしょう。
それを克服するには、朝、できるだけ早起きして、意識的に早くエンジンをかけるようにするのが、有効な方法です。
とは言え、単に「早起きしよう」と思っても、なかなかそれが実践できないのが、怠惰な人ということになるでしょう。
そこでおすすめしたのが、何か朝の日課を作り、早起きして毎日そのことをする習慣を作るというやり方です。
たとえば、これまでよりも30分早起きしてウォーキングをするとか、何かの勉強を始めるとか、ベランダ園芸を始めて毎朝植物の世話をするというような、「毎朝すること」を作りましょう。
特におすすめしたいのが、「朝の掃除」です。
怠惰な生活を送っている人の、もう一つの共通点が「掃除や整理整頓が苦手」ということ。
ですから、朝、その苦手なことを済ませてしまう習慣を、あえて作るのです。
この習慣を作ることができれば、怠惰な生活はまちがいなく改善されるにちがいありません。
休日のスケジュール表を、前日までに作る
休日をだらだら過ごしてしまうのも、怠惰な生活を送っている人の、困った生活習慣と言っていいでしょう。
これを克服するには、休日のスケージュール表を作るのが一番です。
休日の前日までに、タイムスケジュールを作りましょう。
ポイントは、起床時間をふだんと変えないこと。
寝坊をすれば、どうしても起きた後の生活が怠惰なものになってしまいます。
「ほとんど一日中、布団の中にいた」ということさえあるのが、怠惰な生活習慣を持った人の休日なのです。
ですから、休日でも同じ時間に起きて、「いつもの朝の日課」をこなしましょう。
もう1つのポイントは、できるだけ外出するようなスケジュールを作ること。
家にいるからだらけてしまうのです。
友達などと過ごしてもいですし、一人で映画を見に行くというようなプランでもいいでしょう。
趣味のサークルに入ったり、スポーツジムの会員になったり、何かのスクールに通うという方法もおすすめです。
とにかく、休日にはできるだけ外出するようにすれば、怠惰な生活習慣は改まります。
おおまかなスケジュール表でいいですから、「休日にやること」を、その都度決めるようにしましょう。
長期の休暇も同様です。
できるだけ自炊するようにする
怠惰な人にありがちなのが、「食事は外食か、外で買ってきた弁当、デリバリーなどですませる」という食生活です。
料理というのは、手間暇かかるものですから、怠惰な人は「料理するのがめんどくさい」と感じ、どうしても敬遠してしまいがち。
そうした食生活を改めることができなければ、怠惰な生活は克服できません。
それを克服するためにできるだけ自炊するようにしましょう。
最初は、たとえば「ご飯だけ炊く」というようなところから始めてもOK。
おかずは外で買ってきて、家で炊いたご飯を食べるのです。
それに慣れてきたら、できるだけ料理もするようにしましょう。
自分で料理するようになると、「メニューを考える」「食材を買う」「調理する」「食器洗いなどの後片付けをする」というように、やらなければならないことがいろいろでてきます。
つまり、料理をする習慣を持てば、怠惰ではいられなくなるということ。
最初は「めんどう」と感じるかもしれません。
しかし、「試しにやってみよう」というような軽い気持ちで始めてみましょう。
やってみるとわかりますが、料理はなかなか楽しいものです。
料理の楽しさを知り、「料理が趣味」と思えるようになったら、大成功。
家計の節約にもつながりますし、健康的な食生活にもなりますから、良いことずくめと言っていいでしょう。
怠惰な生活を直せば、自然と改善する
いかがでしょうか。
怠惰な人の特徴にあてはまらないようにするためには自分で行動を起こすことが大事です。
オフィスや学校でのちょっとしたことでも率先的にやったり、自分がやったことに責任を取るなど当たり前のことをきちんと行うのです。
一つ一つの行動を丁寧に行うことが怠惰であることから脱却する一番の方法でしょう。
そして、規則正しい生活を心がけるようにするのも効果的です。
人は環境によって左右される生き物なので、内面よりも環境を変えることで、一気に改善していく方法がおススメです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。