部下のモチベーションを下げる上司の特徴9つ

あなたの職場には部下のモチベーションを下げる上司がいるでしょうか。

基本的に上司の役割とは、部下の管理をし、モチベーションを維持しなければいけない立場の人間です。

しかし、真逆のことをしてしまっている上司があまりにも多すぎるのが、大きな問題となっている職場もあります。

どこで今回は部下のモチベーションを下げる上司の特徴をご紹介しますので、あなたの上司と照らし合わせて見ながらぜひ最後までご覧ください。



部下のモチベーションを下げる上司

指示が細かすぎる

部下のモチベーションを下げてしまう上司で、大変に多いのが、仕事の指示が細かすぎるというタイプです。

新しい仕事を部下に与えるときには、当然指示が必要になります。指示を適切にできなければ、マネジメントスタッフとしては失格です。

むずかしい仕事や複雑な内容の作業であれば、ある程度細かい指示も必要でしょう。しかし、細かすぎると、それを任される部下のモチベーションは低下します。

細かいマニュアル通りに仕事をすることを、上司から強いられるわけですから、そこに自主性の入る隙間はありません。部下は、自分がまるで上司のロボットにような気がするでしょう。

仕事のやりがいは自主性によって得られるものです。自分で考え工夫して仕事をし、成果が上げられたときに、人は充足感を抱くことができるのです。

最初から最後まで上司の指示通りに進めるような仕事に、高いモチベーションを持つことは不可能です。

部下のモチベーションを下げる上司は仕事に関する自慢話が多い

たとえば、仕事である成果を上げられたとします。自分では大満足し、周囲も「がんばったね」とほめてくれました。

そうなれば当然、上司の評価も上がるだろうと考えます。

ところが、中には、部下の成果をほめる代わりに自分の自慢話を始める上司もいるのです。

「おれが君ぐらいの年のころには、もっと大きな仕事をしたものだ。大きな契約を取って、社長賞をもらったこともある。あれは確か、今の君より一つか二つ若い頃だったんじゃないかな」

こういう上司は、ことあるごとに自慢話をしたがります。部下をほめずに自分をほめる、こんな上司を持った部下のモチベーションが下がるのは当然でしょう。



部下のモチベーションを下げる上司は説教が長く、しつこい

部下を説教するのも上司の仕事のひとつです。その説教の仕方で、上司としての能力が計れると言ってもいいでしょう。

部下のモチベーションを下げてしまう上司は、往々にして説教が長く、しつこいのです。

説教は短く簡潔にというのが原則です。ところが、部下が「もうわかった!」と叫びたくなるぐらい長々と同じ内容の説教をくりかえす上司が少なくありません。

また、過去のことを蒸し返して、改めて説教を始めるという、超しつこい上司もいます。これでは部下のモチベーションは下がるばかりです。

圧力で部下を押さえつけようとする上司

昔の会社にはたくさんいましたが、「部下=上司の忠実な僕であるべき」という考えを拭い去れない上司が、今もまだまだ存在します。

そのような上司は、部下のモチベーションを下げ、職場全体の雰囲気を悪いものにしてしまいます。

もちろん、仕事はチームで進めていくものであり、会社とは組織ですから、指示する上司の存在なくしては仕事は回りません。

しかしそれはあくまで、「仕事を円滑に進めるための指示」であって、部下は「上司の忠実な僕」ではないのです。

そこを勘違いし、力づくで自分に従わせようとする上司の元では、部下の士気はどんどん下がり、仕事の成果にも影響していく一方です。

部下に残業を強制する上司

「努力・忍耐・根性」を美徳とし、会社や仕事に全面的に身を捧げるタイプの上司は、部下にも同じことを要求する傾向があります。

「仕事をなるべく早く、要領良く終わらせる」ということよりも、会社や仕事に対してどれだけ滅私奉公できるかが、このタイプの上司の美徳基準です。

そのため部下に、無駄な残業を強制してくることが多いのが特徴です。

当然部下は早く帰りたいですから、残業が増えることなど避けたいのです。にも関わらず、「みんなで頑張ろう」を無言の合言葉に、残業を強制される毎日が続けば、部下のモチベーションは下がっていきます。



言動に一貫性のない上司

部下に指示を出す時など、常に思いつきで言葉を発するような上司は、部下からの信用を失い、部下のモチベーションも下がります。

このタイプの上司は、自分の頭に浮かんだことを冷静に分析したり、正しく言葉にして人に伝えるといった論理的行動が苦手なため、一貫性というものがまるでありません。

たった今指示したことも、数分後には「やっぱり違う。こうやって欲しい。」と平気で変えてくるので、部下はどうして良いかわからなくなってしまうのです。

これが毎日続くと、「またか」と部下はうんざりし、仕事そのものに対してもやる気を失う結果になるのです。

部下のモチベーションを下げる上司は「自分は」を連呼する

仕事のやり方は人それぞれ。最終的に行き着く先は一緒でも、そこに向かう過程は様々です。自分なりの「ミスの出にくいやり方」「正確かつ迅速なやり方」があります。

「必ずこういう手順でやってください」という仕事であるならともかく、「とにかくこれを何日までに提出」「とにかくこの作業を終わらせる」といった仕事であれば、上記の「自分流」でやるのが効率が良いはず。

その「自分流」が必要となる現場でよくあるのが、上司の「自分流の押しつけ」です。

「自分は」このやり方でやっている。「自分は」これで結果を出してきた。「自分は」そのやり方はやり辛いので嫌だ。

仕事で必要なのは、正確さです。クライアント、お客様に満足して頂くため、失望させないための正確さ。そして正確であることを前提としたスピード。

これを守るために各々が考案した「自分のやり方」があるのなら、上司はそれを尊重するべきです。

それでミスが連発するなら、そこは上司が注意して改めさせなければいけませんが、それで上手く仕事が回っているのなら、あえて上司が口を挟む必要はありません。

「自分は」と自分のやり方を強制することも、もちろん不要です。

どんなにできる上司のやり方でも、そのやり方が部下にあっていなければ、むしろ余計なミスやタイムロスを生み出しかねませんし、部下としては自分のやり方を否定されたことで、モチベーションは下がってしまいます。



同じ時間帯に仕事をする部下しか評価しない

褒めてもらうために仕事をしているわけではありませんが、やっぱり人間、頑張ったらそれに見合った評価をしてもらいたいと、どうしても思ってしまうものです。

やったこと全てに対して評価を、とはもちろん言いませんが、たまに「見ているよ」と示してもらうだけで、部下としてはやる気を出すというもの。

しかしそれは、同じ時間、同じ場所で働く人間に対してのみ発動されがちです。

確かに、実際に働いているところを見る分、頑張りは映りやすいのでしょう。

けれど、今あなたが持っている書類は、朝いたスタッフが作成したもの。

丁寧な引継ぎのおかげで、面倒な仕事の負担が減った。遠方のスタッフさんの正確な業務連絡のおかげで、本社の上司はその場にいながら遠方支社の様子を細かに知ることができる。

そういうところに気づいて、ちょっと一声かけてくれるかくれないか、ができる上司とそうでない上司の違いです。

どんなに自分の仕事ができる上司も、むしろできる上司こそ、以外に視野が狭く、極端な物の見方しかできません。

部下のモチベーションを下げる上司は口だけで自分はやらない

部下を上手に動かして、大量の仕事を効率よく片付けていくのが上司たる者の役目。ですが、全く何もしない人間に上からあれこれ指示されても、部下としてはやる気は起きません。

「あそこが汚いから掃除してきて」今急ぎの仕事を抱えている部下に指示だけ出して、自分はデスクに戻ってネットサーフィン。

せめて「こっちは自分が変わるから」とかという態度を出してほしいところですよね。

部下としては、指示を出されるのは構わないし、どんなに仕事を抱えていても、上司が言う以上何とかしますが、上司がちょっとでも動いてくれるかくれないかで、同じ仕事でもそれに対する姿勢はかなり変わるものです。

部下のモチベーションを下げる上司の対処法は相手にしないこと

いかがでしょうか。

今回は部下のモチベーションを下げる上司の特徴をご紹介しました。このような上司はどこの職場にもいるものですし、常に関わらなければいけないとなるとしょっちゅうイライラしてしまいます。

もっとも効果的でシンプルな対策方法は話半分で聞いて、相手にせず、自分のやるべきことに専念することです。

やることをやってしっかりと成果を出せば、プロセスは関係ありません。とにかく結果をだして、上司の口をふさいでしまいましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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