気分屋な人の性格の長所と短所9つ
あなたの友人にその時の気分や雰囲気で行動をとるような気分屋の友達が居ると言う人も多いでしょう。
もしかしたら、あなたも気分屋と呼ばれるようなタイプかもしれませんね。
気分屋というのは、多くの場合悪い印象を持たれる事が多く、そもそも気分屋という言葉自体良い意味では使われません。
しかし、悪いところがあれば、良いところもあるものです。
そこで今回は、気分屋の長所と短所についてご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながら最後までご覧ください。
気分屋の長所と短所
- オンとオフがはっきりしている
- ノリが良い
- 裏表を持たない
- 物怖じせずハッキリしている
- 空気を読まない
- 敵を作りやすい
気分屋な人はオンとオフがはっきりしている
気分屋の素晴らしい点は、仕事と休憩のオン・オフが、しっかりできていることです。
気分が乗らないときには、やりませんが、気分が乗ったときには徹底します。
行動するのか、しないのかが、はっきりしているのです。
たとえば、気分が乗らないときには、やりません。
気が向かないときは、休憩の時間です。
無理にやろうとすると、精神的に苦しくなります。
その代わり、気分が乗ったときには、徹底します。
気分が乗っているため、気が済むまで徹底して、物事に当たることができるのです。
気が向かないときにサボった分の仕事を、一気に挽回することもできます。
気分屋な人はノリが良い
気分屋の人は自分の心の抑揚に忠実です。
気分が晴れれば明るくなり、気分が沈めば暗くなる、気分を害せば臍を曲げる、
それが気分屋というものです。
そんな彼らは気分を害するような事や気分が沈む要因が無ければ大抵の場合は明るく誰からも好かれる態度を見せるでしょう。
友達とカラオケに行っても、食事をしていてもノリ良く笑顔を振り撒き、
常にムードメーカーとして皆を盛り上げます。
このノリが良い事こそ気分屋さんの最大の長所であり、魅力です。
しかし転じて気分を害することが有れば、長所は短所に変わってしまう面をも内包しているので、
長所と捉えるか短所と捉えるかはその人次第と言えます。
裏表を持たないのは気分屋
気分屋さんは心に忠実で、心の抑揚に伴ってその態度を変えるものです。
従って内面の心と外面の態度はほぼ直結しており、
楽しければ楽み、悲しければ悲しみ、怒れば怒る性格をしていることが多いのです。
自分の気分に合わせて一々態度まで豹変させるその様は一寸は面倒な性格と捉えられがちですが、
一度仲良くなってしまえば裏表を持たない性格は安心されるものです。
しかしこれもまた、長所とも短所とも言える要素ですね。
見る人によっては長所にも短所にも成り得るでしょう。
気分屋は物怖じせずハッキリしている
国際社会に於いて、内気で本音と建て前を使い分ける日本人の性格は一部に於いては主体性が欠けるものとして非難を浴びる事も度々ですが、気分屋の人にとって、日本人特有の本音と建て前は体をなしません、そもそもそんなもの無いからです。
無論、気分屋さんの中には内気な人もいますので、個人差がありますが、多くの場合は気分屋の人は誰に対しても物怖じせずハッキリとした態度で接することができます。
物怖じしない性格は国際社会や議論の場に於いては大変役立つ性格でしょう。
しかし物怖じをしない性格は時として対立を生む恐れを孕んでいます。
自己主張の強いもの同士が一度対立すれば蟠りを生み、決別する可能性もあります。
従ってこの性格も長所とも短所とも取れるでしょう。
空気を読まないのも気分屋の特徴
空気が読めない人の事を「KY」というように表現しますが、場合によっては気分屋の人はKYに属する恐れがあります。
何故なら、気分屋さんの取る態度はその場の空気ではなく、自身の心に依存するものだからです。
つまり気分屋さんにとって、自身の取る態度についての判断基準において、その場の空気など取るに足らないものであるということです。
言い換えるならば協調性に掛ける性格です。
コミュニケーションを重視する現代社会に於いて、協調性の欠落は短所と言わざるをえません。
気分屋の人が自身の気持ちを抑え、常識的に空気を読む性格へと変革できれば、主体性と協調性を兼ね備えた性格へと変わります。
もっとも、自身の心を抑える時点で気分屋とは言えなくなりますが・・・。
気分屋な人は敵を作りやすい
気分屋の人が敵をつくりやすいのは先述に由来します。
余りに自身の心に忠実だと、あらぬ対立を生む可能性も高く、敵を作ってしまう可能性も同時に高いのです。
勿論、万人から受け入れられる性格の人間等いない為、敵を作り易いというのは相対的でしかありませんが、他者の気持ちを匠に汲み取り、他者の言動や行動に常に合わせるような世渡り上手な人に比べると、どちらが敵を作り易いかは明らかです。
しかし敵を作りやすい性格と言うものは一概に短所とは言い切れません。
何故なら、敵を作る事が必ずしも悪ではないからです。
つまり志を同じくしない相手に対し、自身の主張を曲げ、相手に合わせてしまうようでは寧ろそちらの方が短所です。
故に敵を作り易い性格は一概に短所とは言い切れないのです。
ただし、自身の単なる我儘が故に敵を生み出すようでは単なる短所でしかないのは考えるまでもありません。
つまり一口に敵を作ると言っても、その過程が問題なのであり、自身の信念の元に生まれた対立は悪ではないのです。
気分屋な人の性格
自分勝手な性格
気分屋な人の性格は、基本的に自分勝手な性格と言えます。
自分が「こうしたい」と思っていることに対して真逆なことを言われた時、「だったらいいや」と投げ出してしまったり「やっぱりこうする」と意見をコロコロと変えたりと、気分屋な面が出てしまいます。
自分勝手な性格の人は、相手がどうなろうと、相手が何を思おうと、自分の思った通りに事を運びたいと思っており、見方によってはわがままに見えることもあります。
自分の思い通りになると分かれば頑張って取り組むかもしれませんが、思い通りにはならないと分かった瞬間、意見を変えて逃げ出すこともあり、「言っていたことと違う」と周りから批判されることも少なくありません。
ただこのように批判されたところで自分の意思を変えることはなく、あくまで中心は自分であろうとします。
その人の思い通りのこと以外は、気分によって決めてしまう為、周囲との連携が取れなかったり、見放されてしまうことも多々あるでしょう。
また、自分が関わりのないことになれば、興味がない態度を示したり、適当な意見を放ったりと、責任を感じられないことも。
自分勝手な性格の持ち主は、気分屋であるかもしれないと警戒する必要があるでしょう。
飽きっぽい性格
気分屋の人は、持続すること、継続することが苦手な傾向があり、飽きっぽい性格であるとも言えます。
初めはやる気満々だったのにも関わらず、次の日になってみたら「やっぱいいや」となってしまうのは、飽きやすい性格も関係していることでしょう。
そのため長期に渡る仕事や出来事に関しては、その気分屋な面がさく裂し、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
例えば自分から「○○しようよ」と持ち掛けてきたのに、その計画を進めていくうちに「なんか面倒くさそうだね」「なんか違うね」と途中で意見を変えてしまう。
恐らく、初めに「しようよ」と提案した時はやる気が漲っていたものの、飽きっぽい性格が災いして、結果が出る前に気持ちが冷めてしまう。
この気持ちの変化を分からない周囲の人は、気分屋な人という見方をし、「あなたが言い出したことでしょ」と怒りすら感じてしまうかもしれません。
気持ちを持続させることが難しい気分屋な人は、このように何事にも飽きっぽい性格と言えます。
こうした人の発言は真に受けず、「今だけだから」と割り切って対応してあげることで、怒りを感じなくて済むかもしれません。
猫のような性格
気分屋な人は、動物に例えて言うならば猫のような性格です。
エサをくれようとしている人に、愛想よくかけつけたり甘えてみたりしますが、お腹いっぱいに満たされると、「もう用はない」とばかりにその場を去ってしまう。
気分屋な人は、その時自分の利益になる人や得をもたらす人には媚びを売ったり良いことを口にしますが、逆に害をもたらす、被害を被ると思ったらすぐさまその場から逃げてしまうでしょう。
「この人は尊敬できるからついていく」という見方で一緒にいるのではなく、「この人は自分にとって都合がいいからついていく」という損得勘定をします。
都合が悪くなれば、また次に新たなターゲットを探し、得となること、利益になることを追い求めていくのです。
そのため「○○さんってすごいですよね」と言っていたのに、急に態度を変えて陰口を言ったり無視したり。
周りの人は「何があったの?」「急にどうしたの?」と驚きを隠せないことも多いでしょう。
コロコロと変わる態度や姿は、徐々に周りにバレてしまい、信用すらもなくしてしまいます。
まるで猫のような性格の気分屋な人は、自分にとって好都合の人かを見極めているのです。
気分屋な人への対処法
自分のペースで対処する
普通の人は、気分屋な人に対しては、その人に合わせようとしてしまいます。
そのことが、一番良い気分屋な人への対処法だと思っています。
それは、相手に合わせようとする優しさからきています。
しかし、それは無理をしている状態なので、気分屋な人に合わせると疲れてしまいます。
確かに相手の気分に合わせることは、相手からの印象を良くすることになります。
しかし、そのように気分屋の人と関わっていると、精神的に参ってしまいます。
そして、その状態が酷くなると、「もうこの人と関わりたくない」と思ってしまいます。
そのようになると、自分の態度から相手もそのことを感づいてしまい、その人との関係は悪くなってしまいます。
そうならいないためには、マイペースにすることが一番です。
無理に気分屋の相手に合わせる必要はありません。
気分屋の人には好きにしたいようにさせておきましょう。
そして、自分は自分らしい行動をとってください。
相手に合わせないようにするので、会話などが噛み合わなくなることもあるでしょう。
しかしそのことにより、無理をすることがなくなるので、余計なストレスが溜まることは少なくなります。
その結果、気分屋の人とも長い付き合いができるようになります。
気分屋な人の言動を上手にかわして仲良くなる
気分屋な人は、何の予兆もなく自分の気分によって言動を起こすので、とても困ります。
その時の気分によって、いきなり怒り出す人がいれば、いきなりわがままを言いだす人もいます。
そのような言動は、自分だけでなく周りの人も困ってしまうことがあります。
気分屋な人の言動は、基本的にわがままなところからきているので、それに振り回されないようにすることが大切です。
そして、相手の性格を理解し、そのような言動を上手にかわして仲良くなることに努めると良いでしょう。
そうすると、相手も気分を害することなく、自分も色々なことをやりやすくなります。
そのため、「このようにしてと言われたから、このようにしました」みたいなことは言わないほうが良いでしょう。
そのようなことを言うのは、火に油を注ぐようなものです。
また、そのことによって気分屋な人との関係は悪くなっていきます。
以上のようなことから、気分屋な人を悪く言わずに、自分が良いと思ってしたことをアピールすることの方が重要になってきます。
その時に、「相手のアドバイスなどのおかげで、そのことが上手くいった」みたいな表現をするのがベストになります。
先程のように、相手のせいにしたり、自分の意見を貫き通そうとすると、気分屋な人との関係は良くならないので注意しましょう。
気分の波を読むことと、時には相手に自覚させること
気分屋な人というのは、天気のようにコロコロと気持ちが変化します。
そのため、気分屋な人の気持ちを読むことは難しいことになります。
ですから、相手が今何を考えているのか分からず、怯えてしまうこともあるでしょう。
しかし、天気を予報できる人がいるので、相手の気持ちも読めることができるはずです。
そのことに特化した人もいるくらいです。
ですが、完全に相手の気持ちを読めることは不可能なので、相手の気持ちの波くらいは読めるようにしましょう。
そして、相手の気持ちの波を読むことによって、「今、怒っているのかな?」や「不機嫌そうだな」や、「今は機嫌が良さそうだ」など読めると、自分がどのような行動をしたら良いのか分かってきます。
それと、気分屋な人に気分屋だということを自覚させることも時には必要です。
気分屋な人のほとんどは、自分が気分屋だと思っていません。
そのため、とてもたちが悪くなっています。
しかし、長く良い関係のままでいるには、その人に言葉でそのことを伝えることは必要です。
そこで大切なことは、伝え方になります。
ぶっきらぼうに伝えるのは良くないので、優しい気持ちを持って、優しくそのことを伝えて自覚させてあげましょう。
気分屋な人との付き合い方は、良い面をみるようにしよう
いかがでしたでしょうか。
今日では気分屋な性格と聞くと、敬遠されがちですが、見ようによっては長所と捉える事の出来る要素を沢山持っているのです。
中でも裏表を持たないその性格は、相手に安心感を与えることのできる大きな強みと言えます。
しかし、その性格から対立を生むことも多い為、気分屋な性格の人にとっては前途多難ではあります。
とどのつまりは、気分屋といっても「良い気分屋」も居れば「悪い気分屋」もいるのです。
そのどちらの性格にするかは本人の努力次第ですし、また、良い気分屋と捉えるか、悪い気分屋と捉えるかもまた、第三者次第なのです。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。