人からなめられる人の6つの特徴や原因とは?
あなたは人からなめられやすい人でしょうか。
なめられる人というのは、つまり人から見下されたり、格下だと思われやすい人ということです。
その状況に満足する人はいないでしょう。
多くの場合は、そんな状況でも人間関係を壊さないために我慢していることがほとんどです。
「なんで自分が・・・」そう感じることもありますが、その人本人がなめられる原因を作っていることも少なくありません。
そこで今回はなめられる人の特徴や原因についてご紹介していきますので、ぜひあなたやあなたの周りの人に当てはまるかどうか確認しながら最後まで御覧ください。
人からなめられる人の特徴や原因
おとなしい性格で自己主張できない
人からなめられる人の特徴としては、まず、「おなしい性格で無口、自己主張できない」ということがあげられます。
会社の会議やミーティングを例に考えてみましょう。
そういう場で、積極的に発言して、議論をリードしていくような人は、ほかの人から一目おかれますから、なめられるということはありません。
周囲からなめられてしまうのは、会議などで自分から発言することはなく、人から意見を求められても、はっきり自分の意見を発表することができない人なのです。
何を聞かれても、自分の意見がないというわけではありません。
それなりの考えは持っていたとしても、おとなしい性格の人は「こんなことを言ったら、人からどう思われるだろう」と臆病になってしまうために、その意見を口にすることがなかなかできないのです。
そうした公の場でなくても、たとえば友達の集まりのようなシーンでも、おとなしい性格の人は自己主張ができません、
かなり親しい人に対しても、つい遠慮してしまい、自らの考えや希望を人に伝えるということをしないのです。
こういう人は、自己主張できないために、他の人の言いなりになりやすいということができるでしょう。
人間は、人の言いなりになるような人を軽く扱うものなのです。
優柔不断で決められない
優柔不断でものごとを自分で決められないというのも、人からなめられる原因になります。
人と話をしている時、それなりに自分の意見や希望を主張することはできても、決めなければならない時に決断できない人は、周囲の人から軽く見られ、軽く扱われてしまうのです。
仕事を左右するような大きな決断であれば、だれしも慎重になって、なかなか決められないということもあるでしょう。
しかし、優柔不断な性格の人は、ほんのささいなこと、それほど迷う必要のないようなことでも、自分で決めることができません。
たとえば、友達数人でいっしょに服を買いに行ったとしましょう。
優柔不断な人は、どの服にしたらいいのか、大いに迷い、なかなか決められません。
それを見ている友達は、「なんてダメな人間なんだ」と思い、その人のことをなめてかかるようになります。
ものごとを決められないというのは、言うまでもなく意志が薄弱だからです。
意志薄弱な人が、周囲からなめられてしまうのは、当然のことと言っていいでしょう。
こういう人は、友達に「この服にしなよ」と勧められると、それに従うことが珍しくありません。
自分の意見に従うタイプの人を、人間はなめてかかるものなのです。
能力が人よりも劣っている
たとえどんなにおとなしく無口だったとしても、仕事ができれば、上司や同僚からなめられるということはないでしょう。
その場合は、おとなしい性格ということさえ、むしろその人の美点のように思われるに違いありません。
その寡黙さが、「仕事ができる」ということによって、プラスに評価されるわけです。
何か性格的な欠点があったとしても、仕事の能力が人よりも優れていれば、周囲から一目置かれますから、なめられないですむのです。
つまり、能力が人よりも劣っているというのが、人からなめられる人の特徴ということになるでしょう。
それは、仕事の能力に限定されるものではありません。
学生であれば、クラスの中で勉強ができない人は、なめられやすくなります。
あるいは、運動神経が鈍く、スポーツの能力が劣っている人も、なめられやすくなると考えていいでしょう。
スポーツは苦手でも、勉強がずば抜けてできれば、なめられないということもありますが、能力の劣った人はそうでない人よりもなめられやすいということは言えるでしょう。
自分より劣っている人に対し、人は優越感を抱き、心理的に上から目線になります。
それが「なめてかかる」ということにつながるわけです。
常識や一般的な知識がない
非常識とまではいかないまでも、常識がなっていない人、一般的で当たり前な知識がない人は、人からなめられてしまう人の特徴です。
常識がない、知識がないことで、「頭が悪そう」というイメージを相手に持たれてしまい、見下されてしまうことからなめられるのです。
例えば出勤した際に挨拶を自分からしない、人に奢ってもらっておきながら「ご馳走様」の一言もないといった人は常識がないとみなされてしまいます。
生活する上で、仕事をする上で、皆がごく当たり前だと思っていることをできないでいたり、分かっていない場合は、人からなめられてしまうのです。
こうした人は、自分のことしか考えていない傾向にあり、周りとの協調性を伸ばそうとしたり、興味がない分野の情報や知識を取りいれようとしません。
周りのことを考えていない、興味のないニュースや話題に目を向けないといったことが原因で、常識や一般的な知識がないのかもしれません。
なめられたくない場合は、基本的な常識を身に着け、今話題となっていることくらいの知識は取りいれるべきです。
周りとの協調性がなく、皆からなめられてしまう存在になれば、孤立したり距離を置かれてしまうことになりかねないのです。
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人のことをすぐに信用する単純なタイプ
人のことをすぐに信用してしまう単純なタイプの人もまた、人からなめられてしまうことがあります。
よく言えばピュアなのかもしれませんが、疑う目や自分で確かめるということがないため、なめられて騙されたり嘘をつかれてしまうことも多々あるでしょう。
「こうだよ」と言われればそのまま信じてしまう、「違うよ」と言われればそのまま受け止め「自分は間違っているんだ」と考えを変えるという単純な人は、人として好かれるものの、どこか見下されてしまうことが多いのです。
性格的に天然と言われる人、素直で純粋と言われる人は、この分類に含まれるでしょう。
人を利用して這い上がろうとしている人や、人を騙して喜ぶタイプの人にとっては、餌食だと思われてしまいます。
少しでも「おかしいな」「納得できないな」と思うことがあれば、疑いまではしなくても確かめるくらいはしたいものです。
「こいつなら騙せる」「こいつなら利用できる」と思われてしまえば、なめられているのと一緒です。
普段から、自分で確認すること、調べること、第三者に聞いてみることが必要となり、もう少し慎重な付き合い方を学んだ方が良いでしょう。
何をしても怒らない
人には限界というものが存在します。
「これだけは言われたくない」「ここだけは譲れない」というものを持っている人が多いですが、なめられてしまう人は、何をされても怒らないという特徴があります。
バカにされたり批判されたり、仕事を押し付けられたりしても笑顔でいたり、「いいよ」と引き受けてしまうのです。
人と人の間にある程度の距離感があると、「こうしたら怒るかな」と探りながら相手とコミュニケーションをとります。
「これ以上言ったら怒るだろう」と想像し、一線を越えないように気を遣いながら関係を続けていきます。
しかし、何を言っても笑っている、何を言っても許してくれるといった相手には、徐々に壁を感じなくなり、また「この人なら何でも言える」という余裕を持たせてしまいます。
それによって、バカにする発言が増えてきたり、自分のすべきことを押し付けてきたりと、図に乗ってきてしまうのです。
なめられている原因が、この「怒らないから」によるものだとしたら、なめられている側にも原因があると言えます。
時に「それだけはできない」と言ったり、表情に出してみるなどして、相手になめられないよう対策を取ることも必要です。
限界がきてしまったら、一度怒ってみるというのも一つの対処法です。
我慢したり笑顔で流すだけではなく、なめられないように怒りの表情や態度を見せてみることも効果的でしょう。
なめられる原因を特定する
いかがでしょうか。
なめられる人には必ず原因があります。
あなたが「まあ別にいいや」と思っているのであれば、とくに対策する必要はないでしょう。
しかし、腹が立ってイライラしたりするのであれば、まずはその原因を究明するのが先決です。
原因は大きく分けて2つのパターンに分けられます。
1つは自分でどうにかできるパターン。
もう1つは自分にはどうにでもできないパターンです。
例えばあなた自身の言い返せない性格であったり、優しすぎて何でも言うとおりにしてしまう性格が原因だとすればすぐに変えることができます。
人間関係が多少ギクシャクするかもしれませんが、言わないと分からない人は数え切れないほどいるので、一度ピシャリと言ってしまいましょう。
大抵の場合、それで改善します。
犬は甘やかしすぎて叱ったり、無視したりしないとどんどんワガママになっていって、最終的には何も言うことを聞かない問題を抱えた犬になります。
人もその点は同様です。
早い段階で「こいつは言ってくるな」と思わせないとどんどん状況は悪くなるので、なるべく気になった時に言うのがベストです。
一方で相手にいくら言い返してもまったく反省しなかったり、エスカレートしていくのであればあなたにはどうすることもできません。
その場合は、あなただけで解決しようとするのではなく第三者に間に入ってもらうことです。
ポイントは関係者ではない人がいいでしょう。
第三者目線で判断してくれますし、冷静に対処してくれます。
仕事で言えば社内の人ではなく労基など。
学校であれば相談センターや教育委員会などですね。
それらの機関に相談する場合はかなり極限にならないといけないと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
相談に乗ってくれるだけで、新しい解決策が見つかることもたくさんあるので、まずは相談してみましょう。
また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。