ダメな上司との付き合い方や特徴・口癖

あなたにはダメな上司と呼ばれるような人はいるでしょうか。

ダメな上司と一言でいっても、そのタイプは様々です。しかしその付き合い方や対処の仕方に関してはそれほど大きな違いがあるわけではないので、応用が効くものばかりです。

そこで今回はダメな上司との付き合い方をご紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。



ダメな上司との付き合い方

優柔不断なダメな上司は逃げ道を用意する

会話例の場合、新しい企画を打ち出すにあたって、前例がないだけに、うまく行かなかったときの恐怖が頭をよぎります。

責任者としての評価が問われる事態なだけになかなかゴーサインを出せません。

こういう人たちは急かすとたいてい怒りだします。

気持ちを安定させたいために決断を避けているのですから、無理に決断させると心を乱して反発します。

不安と恐怖に襲われるのです。

優柔不断な上司には決断を急かすのでなく「逃げ道」を作ってあげることが対処法になります。
出典 優柔不断な上司の対処法・上手な付き合い方と話し方

上司というのは責任者であり、監督者でもあります。

その人間がなかなか決断できないようであれば、明らかにダメ上司と言わざるを得ないでしょう。

そんな優柔不断な上司に対しては、第2、第3のプランを用意して、

たとえ失敗しても何となるような状態にしておくことが必要不可欠になります。

優柔不断な人間というのは己の失敗を恐れてしまうがゆえに、そうなってしまうので、

安全策を確保しておくことが重要になってくるというわけです。



丸投げなダメ上司には丸投げさせない

「丸投げ上司」とは、「丸投げ」を「権限移譲」だと思いこんでいる上司です。

このタイプに仕事を任されたら、任された段階でアウトプットのイメージを上司と一緒に考え、確認するようにしましょう。

そうでないと「じゃあ、あとはよろしく」のセリフと共に丸投げが確定してしまいます。
出典 「ダメ上司」5つのタイプと対処法

「これやっといて」なんて言葉は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。

何もわからないままやらされる人も決して少なくないでしょう。そして上司に聞いても、「それはお前が調べろ」と自分は関わらないことを決めているような素振りをすることもしばしば。

このようなダメ上司には、とにかく関与させることが大切です。

ダメ上司には肯定も否定もしない

■とにかく話を聞く
もしかしたら、誰にも話を聞かれたことがないのかもしれません。その人に関心を示し、その人を理解しようとしていることを知らせます。

■理解しても同意しない
理解することイコール同意とは限りません。同意したら最後、あなたにも不平不満に参画させるよう働きかけます。「あなたの言うとおり」という言い方は避け、「そう思ってるんですね」「そう思っていることはわかりました」などと伝えることです。

■他の選択肢を示す
優柔不断な傾向があるので、選択肢が少ないと決めることができません。できるだけ多くの可能性を示し、たくさんの選択肢を示して選ばせることが大事です。
出典 「困った」人との上手な付き合い方

ダメ上司を肯定してしまうと、これでいいのだ!と言わんばかりに暴走し始めるものです。

だからといって否定すると、とてつもなく機嫌が悪くなったり、烈火のごとく怒りだしたりするので、始末に置けません。

そんなときはダメ上司の話をしっかりと聞いて、相手の意向を汲むような相槌を心がけましょう。



ダメ上司だけど上下関係はしっかりさせる

上司の中には、意味もなく威張ったり、いきなり怒鳴り出す人がいます。

最近は“パワハラ”の事例がよく紹介されますが、言われた部下本人だけではなく、組織全体を萎縮させるという意味で、やはりかなり問題があります。

こういう人には、概して自意識・自尊心がきわめて強いという特徴があります。

自分に対する言動に過剰に反応するタイプ、と言い換えることもできるでしょう。

そこでまず気をつけるべきは、部下としての態度や話し方。怒鳴る上司を批判する前に、言葉づかいや勤務態度など、怒鳴られても仕方のないような言動は慎む必要があります。
出典 タイプ別・上司とうまくつきあう方法

ダメ上司をダメ上司だと思っている人はあなただけではありませんよね。

そこらくその部署ではダメな上司ということで有名になっており、色んな人がその上司の影口や悪口を言っていることが一般的なケースです。

そのような状態が続くとどうしても上司に対して、失礼な態度をとったり、雑に扱ったりしがちです。

いくらダメ上司と言えど、それはマナー違反。

そのあたりの態度はきちんとするべきでしょう。

ダメ上司を踏み台にする

馬鹿を踏み台にすると言う考え方は、馬鹿の上と繋がって、その繋がりを太くし、馬鹿上司に握られた人事権などと対抗出来る体制を作ると言うコトです。

「会社組織は、しょせんは権限の奪い合いである」と言う意識を持っていれば、こう言う発想が出来るので、問題解決とか、直ちに問題が解決出来なくても、自分の中での折り合いの付け方には役立ちますからね。

それと何より、馬鹿上司ごときに意識を取られちゃダメです。自分のレベルが下がってしまいます。

物事を考えたり判断する時は、「もしオレがこの会社の社長ならどうするか?」くらいの意識・視点で考えて下さい。
出典 馬鹿な上司とのつきあい方

ダメ上司にイライラするのであれば、ダメ上司より上にいくことが何よりも対処法です。もしくは上司の上司と仲良くなることも1つの方法でしょう。

ダメな上司というのは基本的に自分のことしか考えてないので、会社から見ればいざというときにはリストラ対象になる人材です。

そのような人材を追い越すのは簡単です。つまり会社がどのような人を求めているのかを理解して、その通りに行動することです。

これさえできれば、ダメ上司などはあっという間に追い越すことができるでしょう。



いざというときのために準備をしておく

・仲間を増やすこと。1人で戦っても討ち死にする確率が高い。部署内や同僚にひとりでも多くの理解者を得ておく。

 ・意見具申や提案としてできるだけ多くの証拠を残す。例えば、口頭での指摘のほかにメールや報告書を書く。バカ上司の上司にもCCをする。

 ・外堀を埋める。例えば、バカ上司の上司に機会があるときに問題点を伝えておく。上司の上司も結構バカ上司の問題点を知っているもの。
出典 バカ上司その傾向と対策

ダメ上司の振る舞いがあまりにも目に余るようであれば、あなたが何かしらの行動をしなければいけなくなるかもしれません。

そんな時に、あなた一人で不平不満を伝えたとしても、そこまで強い影響力があるわけではないので、結局何も変わらずに終わってしまうことは目に見えています。

せっかくあげた声を無駄にしないためにも、仲間を集い、ダメな証拠を集めて、いざというときに備えておきましょう。

いざというときが来なくても、準備をしている、いつでも行動できるようになっていれば、心に余裕が生まれるものです。

ダメな上司の特徴

自分が言ったことを覚えていない

上司というと、管理職であるひとが多いと思います。

そのため、部下を一人ではなく数人抱えている人がほとんどだと思いますが、ダメな上司の特徴として、それぞれの人に自分が何を言ったのか、自分が何を指示したのか全く覚えていないという特徴があります。

その時の気分や思い付きでものを言ったり、誰かの受け売りであまり本質を理解せずに偉そうに部下に語った結果、それを言ったこと自体を忘れてしまうのです。

当然、言われた部下はその指示通りに業務をこなそうと一生懸命やるものの、いざ、完了報告をすると上司から急に「頼んだことと全然違う、もっとこうしてほしかった」とか「もっとこういうことが出来るようにならなければだめだ」とNGをくらい、驚いてしまうシーンが多々あります。

ダメな上司は、自分がどのように支持をしたのかすら覚えていないので、部下はそれに振り回される一方なのです。



部下を否定的に見ている

自分もかつては、当時の上司から色んなことを教えてもらい、学び、上司という立場になったことを忘れてしまった人は多くいます。

そういった人は、一人で会社人として育ってきたかのように、自分の仕事の学びの過程は棚に上げて、「あの部下は努力が足りない」「あの部下は何をやっても器用にこなせない」などと、常に人を否定的に見る特徴があります。

そのため、部下にとって成功のチャンスであるような仕事であっても、「あいつはどうせできないから」とチャンスを与えず、本来するべきでない自分がして終わらせてしまったり、と言った「若手の芽を摘む」行動に出るのです。

自ら成長のチャンスを奪っておきながら、「あいつは成長しない」と周りに豪語し、「自分は大変な部下を持っている」アピールをする人は山ほどいます。

ただ、たいていの場合は、周りはこの人自身がダメな上司であると見抜いていることも多いでしょう。

部下の成長を喜べない

上司の立場になると、部下を育てることに尽力を注いでくれたらそれでいいのですが、中にはその部下が成功した時にも一緒になって喜んでくれない上司もいます。

会社での立場が上になればなるほど、褒められる機会というのは減っていきます。

これは仕方がないことで、ある意味成長してきた証でもあるのですが、中には、仕事を覚えてこなせたら褒めてもらえた頃が忘れられず、部下に対して「お前はいいよな、当たり前のことをこなすだけで褒められるんだから」と嫉妬のような言動をする上司もいます。

こういった人は、立場上は上司であっても、上司になりきれておらず、いつまでも自分が一番下で周りから可愛がってもらいたい、常に言葉に出して認めてもらいたいという願望が強いことが特徴です。

そのため、こういった上司を相手にしてしまうと、目に見える成果を出せば出すほど、付き合いがしづらくなることでしょう。



部下が育たないのは部下のせいだと思っている

「子は親の鏡」という言葉があるように、本来、自分の部下がいつまでたっても仕事を上手くこなせるようになれないのは実は指導する側、つまりは上司側に原因があることが多いです。

しかし、ダメな上司はその基本的なことすら分かっておらず、いつまでたっても仕事をこなせない部下に対して、「向いていない」「努力が足りない」と考え、部下自身のせいにしようとする特徴があります。

この手の上司の場合は、端から「自分の指導方法に問題があるかも知れない」と言った発想は有りませんので、なかなか付き合いに苦戦を強いられます。

この部下にはどんなスキルが足りないのか、どんな経験をしたらそのスキルを身に着けられるのか、それをどう伝えればいいのか、等、よくできた上司は常に部下の性格やタイプに合わせて思考をしています。

逆に、ダメな上司は自分のやり方だけを押し付けて、成長しないのは部下自身の努力が足りないせいだと自分の責任を認めないのです。

ダメな上司の口癖

「昔は~だった」「私の時代は~だった」が口癖

いつまで昔の栄光を引きずっているのかと疑いたくなるような上司というのがたまにいます。

「自分が新人の頃はこうだった」「私の若い頃は今よりずっと厳しかった」などと、とにかく一事が万事そんな調子でいかに自分の若い頃は苦労したかを語るのです。

いわゆる苦労自慢とでもいうのか、苦労をしたというわりには今現在それが身についていない上司は、部下にとってかなり目障りな相手です。

今と昔とでは状況も違いますし、実際にそれだけ大変な思いをしたのかどうかを部下は確かめようもありません。

にもかかわらず今と昔を比べられてばかりでは、いい加減にしろと言いたくなります。

でもこのように過去の栄光をいつまでも引きずる人というのは世の中に案外多いのです。

そしてそうした人に共通して言えるのは、過去が輝いていたとしても現状には満足していないということです。

現状に満足できていないからこそ、過去の栄光にすがるのです。



「~だから、できないんだ」が口癖

「君はまだ独身だからダメなんだ」とか「良い学校を出ていないからできないんだ」「ゆとり世代はこれだからダメなんだ」などと何でもかんでも決めつけてかかる上司は世の中にたくさん存在しています。

こうした言葉の裏には、結婚して家庭を持ち、立派な学校を出ている自分は誰からも文句のつけられようがないだろうといった気持を持っています。

ですが部下からしたらそれこそ余計なお世話で、仕事と関係のないプライベートなことまで上司に言われる筋合いはないと非常に腹立たしい思いをすることでしょう。

さらにこうした口癖の上司というのは得てして押しつけがましく、自分のことは棚に上げて部下をねちねちと責める傾向にあります。

はっきり言えば他人のあら探しは得意でも、自分の欠点は全く見えていないことが多いのです。

「それでは上が納得しない」が口癖

まず会社というものは、経営陣や上の立場の人が決めたことを下に伝えていき、仕事をしていきます。

そしてこの上からの指示を部下に伝えるのがリーダーであり上司の役割でもあります。

ですがより上からの指示をただ部下に伝えるだけなら上司でなくてもできることですし、それではただの伝令役にしかすぎません。

上司たるもの経営陣と部下の間に立ち、自分なりに仕事に納得してそれを部下に伝え、指導していかなければなりません。

ですから部下に対してさらに上の立場にいるものを引き合いに出すのは間違いです。

例えば「上が決めたことなんだから」「それでは上が納得しないよ」などと自分の責任を放棄して、すべてを経営陣に押し付けるようでは無責任極まりありません。

そんな態度では決して部下はこの上司について行こうとは思えないでしょう。



「なぜ、こんなこともできないんだ」が口癖

「なぜ、できないんだ」という上司ほど、部下に対してしっかりと教育ができていません。

部下は分からないことがあるからこそ上司に教えを請うのですから、それをまともに教えることもせず、ただ部下を責めているだけでは決して良い上司とは言えないのです。

まずは上司たるもの、一人前に仕事ができるよう部下を指導するのが当たり前のことですし、できないことを責めるよりもどうすればできるようになるかを考える方が先決です。

ですから仮に仕事のできない部下であっても、そのすべてが部下の責任にあるのではなく、その直属の上司にも責任の一端はあるのかもしれないのです。

そしてこういった言葉が口癖の上司に限って、部下への指導をすることもなく、その責任を負うこともしません。

このようにただ部下を責めてばかりいる上司は、上司失格だと言えるでしょう。

ダメな上司の付き合い方の基本は定期的なコミュニケーション

「いやな上司」のあまりに不愉快な言動には、「私のような者が申し上げるのはどうかと思いますが」「私が言うのもおこがましいのですが」といった枕詞を付けてから、その旨をはっきりと指摘する。

「ダメ上司」には日頃から積極的に話しかけコミュニケーションを円滑にして、案件については1度だけでなく2度3度繰り返し説明するなど手間ひまをかける。
出典 バカにしか見えない上司の下でどう働くか

いかがでしょうか。

いくらダメな上司と言えども相手はあなたと同じ人間です。

コミュニケーションをとってお互いを知ることができれば、譲歩しあうこともありますし、助け合うことにもなります。

ダメな上司だからと言って、相手も見ずに決めつけてしまうのは少し早急かもしれませんので、まずは一度歩み寄ってみましょう。

また、もしあなたの仕事が上手くいっていなかったり、職場での悩みがあるのであれば「仕事ができない人の特徴とその対処法9つ」もあわせて読んでみましょう。

きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができるはずですよ。



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